/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

プレビュー:長い一日

最近、普段は5時台に起きて22時台に寝る、みたいな状況が続いている(台、の部分が多少前後する)。シゴトバの(通常での)勤務開始時刻が、以前であれば想像もしえなかった8時半というところで、だんだんからだが慣れてきた…
んだが、休日だというのに、土曜日は更に早い4時台に目が覚めて、前日の春高予選しゃしんをまとめてみたりしていた。見事なまでに旭実と尚志が多かった。割と何も押さえずに現地に行ったので、今の尚志のことを全然把握出来ていなかった*1のだが、現地で見ていてぐっと惹かれたのだった。第1セットから「これはあるぞ」という手応えはあって、そこからぐぐっと力がこもった。如何に「事前に前評判をすり込んで『これを見に行くぞ』で見る」のが危険か、というのを実感してしまった。そりゃ「いいところまでいく」は想定していても「ひっくり返る」ところまでは想定出来ていなかったのだが。→2014春の高校バレー北海道予選 | Flickr

春高予選のしゃしんを見た後、この2月くらいからのしゃしんを振り返っていた。1週空いてのV・チャレンジリーグもこの週末にはあるのだった。なんか見ていたら魅入ったりいろいろ思い出したりしてて、家を出るのが少々遅くなった(^_^;)のだが、土日で開催される道央大会を、ことしも見に北大へ向かったわけである。
道央大会というのは、例年11月下旬(勤労に感謝する日の付近)におこなわれる、主に審判育成を目的とした大会で、出場各チームは監督等が帯同しないことが多く、各チーム和やかに試合が進むことが多い。例年会場は北大で、東海札幌は出場しないが、札大北海学園、北翔、北大、小樽商大…というあたりが顔をそろえている。
ことしの北海学園は2シーズンぶりの2チーム出しで、Aが1-2年、Bが3-4年という風情。どちらも人数ぎりぎりで、つまりリベロがスパイクを打ったり、誰がトスを上げるんだだったり、いろいろおもしろいことがある。AとBの試合順はもろかぶりで、この日は主にBの試合を見ていた(なぜならば、Bは土曜のみだから)。真っ白のユニフォームに身を包んだという第1試合には間に合わなかったが、2試合目はじっくり拝見した。主にリザーブ陣メインの北翔と熱く戦い、フルセット*2で勝って優勝した。

…というのが実は12時過ぎ。この試合が終わって、Aの試合を…と思ってメインコートに向かったら、ちょうど試合が終わったところであった。何故か、きょうは北大の学食でお昼にするぞーと息巻いていた(ほんとに、何故か、だ)ので、体育館至近の北部食堂に初めておじゃました。そこでしていたことは、お昼ご飯を食べることと、11時に始まっていたV・チャレンジリーグエア観戦することだった。エア観戦といえど、プレミアのようにライブスコアやニコニコ生放送(今季から全試合対応…なのだが、見る時間がないぞ)があるわけではないので、ついったーでフォローしている方のついーとが頼り。スコアの速報に一喜一憂しながら、結局はタチアガレマセンな状況になってしまった。「いいところまでいく」は想定していても「ひっくり返る」ところまでは想定出来ていなかった、が、前日目の前で見たものに続いて、再び。
ヴェルディは7年ぶりにサンガイアに勝った、というのがついーとで流れていたが、結局いつだっけー、というのを確認出来たのは、帰宅してからだった。シーズンでいえば8シーズンぶりだった。2006/07、つまりサンガイアのV・チャレンジリーグ初年度(というかV・チャレンジリーグとなった最初の年)、最終日のカピオで、ヴェルディが3-0で勝っていた。そのときの記録が別館に残っていた。そのときもこの日も、ヴェルディは奥田がトスを上げていたのだなぁ、と。いろいろ懐かしい名前が並ぶ、当時のチームの顔を紐解くと、こちら側のセッターは19歳新人でカラーページに載っていた。この日の試合、なんかすげぇ奥村ラッシュで凄まじい決定率をもあげていて、これは暫く打数に困らない(そもそも困らない)なぁなどとぽーっとしているが、結局のところ、見なきゃ何もわからないし、まけたときほど見たいと思うわけだし、何もわからないと普段以上にことばが出ないなぁと、その後しみじみ夜まで何度かに分けて考え込んでいた。日曜日も応援していますと小さな声で呟くだけだ。

…などとぐるぐるしながら腰を上げて北大キャンパスを抜けて、一路千歳へ。ダイナックスアリーナでNBLレバンガ北海道-つくばロボッツの試合を見る。いろいろタイミングが難しくて、今季開幕以来初めての観戦となった。
ダイナックスアリーナは、実は9月に天皇杯ブロックラウンドでお邪魔したところ。2階スタンドを囲んでけっこう高さのあるガラスの衝立があって、スタンドからの見晴らしが難しい(リンク先のしゃしんのアングルが曲がっているのは、そういう事情もあってのことだった…からだを曲げて入り込んだというのもあるんだが)。一瞬アリーナでの観戦も考えたのだが、(いつもの感覚でいうと)けっこうお値段が張るので自由席に収まって、なるべくガラスの影響を受けない上から見ることにした。
ロボッツはここまで勝ち星がなく、レバンガも連敗中。なんというかどよんとした感じで試合が進んだのだが、第2ピリオド*3残り0.6秒、31-31からの折茂の3Pで一気に目覚めた(その後インターバルはあったのだが)感があった。この0.6秒を巡って、両チームが立て続けにタイムアウトを取り、その後に鮮やかに突き刺さったシュートが非常に心地よかった。以降は割とレバンガが主導権を握るケースが多く、81-60、連敗をストップさせる快勝。


#しかしどう考えても麦とホップインパクトがすごいよなぁ。実際のボールよりもボールをあしらった広告の方がインパクトあるとか絵としてどうなんだろうとか思ったし。でも、これだけいろいろ定着して、割と小ぶりな会場だがちゃんと1000人越えてきてて、「いい夫婦の日」だから夫婦で撮影するスペースがあってチームのSNSで公開したら自由席プレゼントとか、いろいろ趣向を凝らしているのがありがたいことだ。リーグがふたつあるとか強いとか弱いとかプロだとか企業だとか…そういうのはぴんとこないのだ。おもしろそうだと見に行っておもしろいといって帰ってきている自分にとっては。

試合終了後、千歳からは、自宅の近くを通る長い自動車で(ちょうど時間が合ったから)、ごとごと1時間半くらい揺られて帰宅。長い1日だったが、その余韻はぐわんぐわんとしばらく多重になっていた。

*1:高校シーズン自体を追えていないので、見られるのは天皇杯に出てくる両校くらいで

*2:3セットマッチ、ただし最終セットは15点というレギュレーション

*3:いつもピリオドかクオーターか迷う。NBLではピリオドと呼ぶらしい