グッドデザイン

毎年 この時期にグッドデザインの発表がある。今年のベスト15にはエコをテーマにしたデザインが多い。これも 時勢であるのだろう。本当のグッドデザインは 長い年月を経て 評価が定まるものと思うから [たとえば 椅子ではハンス.ウェグナーのYチェアとか] ほんの 少しの疑問がないではない。

でも 今年のグッドデザインをインターネットでみるのは とても楽しい。いろいろな創意工夫の結果、過程がかいまみれて、感心する。個人的に良いとおもったのは 竹で組んだビニールハウス、実現するにはいろいろ問題を解決しないといけないと思うが、厄介ものの竹を利用した良いアイデアと良いデザインと思う。ハイブリッドカーが二台とも入っているが 形はトテモ平凡で 時代の先端を感じない。選外作で良い形と思うのは 株式会社イェローの防災用ヘルメット 折り紙をイメージしたフォルムが斬新である。

建築作品も多数の応募があったが どれも つまらない! これこそ 時の経過を経ないと 評価できないと思う。

地方でも デザインに関する動きは活発で たとえば 北海道では札幌スタイルとか 山形では山形工房なる動きがある。 しかし なかなか これはというデザインには出会わない。これはとおもうのは 一人一生一作品なのかもしれない。それくらい デザインは難しい物と思う。

でも このようなグッドデザイン賞ができて 日本のデザインもずいぶん進化した。 毎年毎年 この賞が権威とか?とは無縁で さらに より良いデザインの発展へと成長をしてゆくことを希望する。

閑話 お金のこととなると 全く判らなくなる。自分が把握できる 最も大きい金額は数十万円くらいまでで それ以上になると 理解不可能である。 東京都がオリンピックの招致活動に150億円くらい 使ったらしい、石原慎太郎が 大した金額ではないといっていたが、毎年 ユニセフに五千円寄付する我が身からすれば トンデモナイことと思う。この金があれば 世界で困っている子供たちをいったいいくらぐらい 助けることが出来るだろうか? お金の価値に疎い私でも解る。 知事も77才らしいが 晩年になって 物事の判断ができなくなって ただのバカになってしまった。過去の栄光や経歴やしがらみだけて 生きている政治家の多いことに怒りを覚える。

閑話 突然 おもいついて 行動を起こさないこと。