最後の一滴

同じ募集広告を見て、同じ試験を受けて、同じ面接を経て入社した“同期”が恐らく1年以内ぐらいで辞める意思が固いことが判明しました。

理由は、彼女の先輩同僚(30代オトコ)。この先輩同僚、一言で人となりを表すならば「意地悪」だそうです。いぢわる…。大人になってから久しく聞かない言葉ですが、まあ居るよね、意地悪な人って。その人を中心に磁場が狂ってる感じの人。その人の周辺には、意地悪から逃れようにも妙な磁場のせいでコンパス(正常な感覚)が狂ってしまって逃れるに逃れられない被害者が1人か2人さまよってたりする感じの。私の同期はしっかりしたコンパスを持ち、なおかつ思い切りのよいチャキチャキっ娘なので、スッパリ「長居はしない」と決意したようです。

表面張力さながらに、ぐっと我慢して我慢して仕事のことを考えて頑張っていたところに、最後の一滴(仕事の支障、というか妨害?)が注がれて溢れた、という状況らしく…。できれば辞めてほしくはないけれど、「仕方ない」と思えてしまう私もいます。だって、仕事に支障があるって何だか勤めている意味を考え直しちゃいますよねえ…。普通、サラリーマンをしている限り、ぃゃ、仕事をしている人間である限り、個人的なわだかまりがあったとしても仕事を最優先に考えるものですが、時に自分の気持ち(意地悪心や野心、縄張り意識)を満たすことを仕事より優先させ、その結果、仕事を滞らせる人間がいるのです。何しに会社に通ってるんだか…。学校か何かと勘違いしてるんですかね?

こういったヤバい奴の見分け方として、土日に意味なく職場に来すぎている、という点をみるとよい気がします。特に急ぎの仕事はないけれど何となく土日来るような人間は公私混同してるところがあって、仕事と自分を一体化しすぎてるきらいがあるのは確か。つまり、仕事との距離が近すぎて職場を職場と思えてない。だから公私混同しちゃうんでしょう。忙しくて仕方なく土日来てる人と全く違うので見分ける際は注意。

それにしても、意地悪なあまり周囲の同僚から浮きまくり、部の飲み会でも1人ポツンとしている人間を放置する会社も会社です。同期はそこらへんもすごく感じているようで、「会社として信用できない」と言っていました。分かる…分かりすぎる…。嗚呼、世の中、憎まれっ子が世にはばかるというけれど、先人たちはどうやって乗り越えてきたのかしら? ぃゃ、乗り越えなくてもいいから、どうやって対処してきたわけ? やっぱ女優魂? 会社は舞台、私は女優よってヤツ? 演じる才能がなさそうな私はどうすればよかとですか。。。