業務用ディフューザー比較主要6社

空港のラウンジ、アパレルショップ、JRのお手洗い、ホテル、美容室、
生活シーンのあちこちで香りのする空間には四角い香りが出る機械が置いてあります。

気になったので、主要6社の業務用ディフューザーをまとめました。

〈2019.10.23 更新〉

アロマ系　　　　：　アロマシーン、アットアロマ、Air Aroma、アロマスター
フレグランス系　：　Prolitec、Scent Air

※アロマ系は天然香料を主にしているブランド

その① Scent Air / Scent Wave, Scent Direct, ScentStream

ﾌﾞﾗﾝﾄﾞ：　　https://www.le-bain.com/scentair/

本社：　　　アメリカ / 設立：1994年
特長：　　　フレグランス・フレーバーの種類が豊富。フレーバーを探しているなら、Scent Airが最適。商品棚に設置する香りのPOPとして使える電池駆動のScent Waveから、広い空間に対応したScent Directまで扱っている。Scent Waveは香りをゲル化させ、気化した香りをファンでとばすもので、 Scent Directはフレグランスの液体を微粒子化する。スーパー、食料品（カレー、アイス、チョコレートなど）の実績多数。日本の輸入代理店はリライアンス、スターフレグランス。
香りの種類：200種類（機種によって異なる）
ｵﾘｼﾞﾅﾙ：　　対応している。低ロットでの作成も可能なようだ。
価格：　　　 不明

その② Prolitec / AirQ

ﾌﾞﾗﾝﾄﾞ：　　Prolitec

本社：　　　アメリカ / 設立：2005年(日本での販売は2009年から)
特長：　　　フレグランスをナノ化する技術で特許を取得している。広い空間を香らせることに強みあり。また、消臭剤がフレグランスに入っているので、消臭力が売り。フレグランスはIFF、Firmenichといった大手香料会社が調香している。アロマ系、フレーバーは少ない。パチンコ、アパレルの実績多数。ディフューザーの色は白と黒のみ。日本の総代理店はアントレックス。
香りの種類：39種類
ｵﾘｼﾞﾅﾙ：　　対応している。開発期間に約3～6カ月。開発ロットがまとまらないと厳しい。
価格：　　　 15750円/月～（レンタル）

その③ Air Aroma

ﾌﾞﾗﾝﾄﾞ：　　Air Aroma

本社：　　　オーストラリア / 設立：2000年(日本法人は2011年から)
特長：　　　オリジナル調香に強み。低ロットでオリジナルを作るなら、強みあり。個人向けから業務用まで幅広いディフューザーを揃えている。ホテル、ブティック、病院、フィットネスクラブでの実績多数。
香りの種類：
ｵﾘｼﾞﾅﾙ：　　対応している。実績多数。
価格：　　　1年から5年のレンタル期間により価格が異なる。

その④ ＠aroma

ﾌﾞﾗﾝﾄﾞ：　　アットアロマ

本社：　　　日本 / 設立：1998年
特長：　　　Air Aromaの元総代理店。2001年からAir Aroma社の総代理店になる。2011年にAir Aroma社の主力商品、Aroscent Portableとほぼ同機能でコンパクトな製品を独自で開発。個人向けディフューザー、アロマグッズなど派生商品多数。身近な場所だと、都内のＪＲ駅のお手洗いやルミネ、マルイなどの入り口、
SHIPSやスーツカンパニーで導入。原宿、福岡市に直営店も展開している。
香りの種類：
ｵﾘｼﾞﾅﾙ：　　対応している。実績多数。
価格：　　　29,4000円(買取)、15,750円/月(1年リース、別途2万円前後～アロマの購入必要あり。)

その⑤ アロマスター

ﾌﾞﾗﾝﾄﾞ：　　アロマスター

本社：　　　日本 / 設立：2004年
特長：　　　医療、歯科、介護などの分野に導入実績が多い。個人向けに、アロミック・ミニというオリジナルディフューザーや1本500円～のアロマスプレーを販売している。
香りの種類：　24
ｵﾘｼﾞﾅﾙ：　　不明
価格：　　　3,800円/月(本体5年リース）＋15750円~26250円（アロマ250ml）

その⑥ アロマシーン

ﾌﾞﾗﾝﾄﾞ：　　アロマシーンAromaScene

本社：　　　日本
特長：　 ディフューザーが約5kgと重いが、見た目はコンパクト。対応面積が200坪とかなり広い。噴霧時に少し高い音がするが、それほど気にはならない。
ホテルなどでの実績が多い。
香りの種類： 11種類
ｵﾘｼﾞﾅﾙ：　　対応している。オイルコーディネート料別途必要。
価格：　　　375,900円

総括

アロマ系：
・気軽にオリジナルアロマを制作してもらい、店内で香らせたい場合は、アットアロマかAir Aroma。既成のアロマの種類が多い。アットアロマ、AirAromaは大人向けな店舗や幅広い年齢層が訪れる商業施設にお勧め。
・最初からオリジナルアロマを考えているなら、アロマシーンもお勧め。ディフューザーのスペックは他社製よりも優れている部分が多くあり、コンパクト。既成のアロマの種類はアットアロマ、Air Aromaより少ない。
・歯科や医療系分野ではアロマスターの実績が多い。

フレグランス系：
・広い空間で香らせたり、消臭力を期待するなら、Prolitecがお勧め。Prolitecはフレグランスが中心なので、若者向けの店舗（アパレル、カーディーラー）や消臭効果を期待するパチンコ店などに比較的多い。アパレルではアバクロ、アルマーニ、Azul by Moussyなど。　　　　
・フレーバーならScent Airが強い。広い空間にも対応しているScent Stream，Scent Directという機種にも力を入れている。国内ではリッツカールトン、ウェスティンホテル。アメリカではHugo Boss、United Colors of Benettonなどのアパレルでも実績あり。

ミニタイプの業務用ディフューザーをまとめました。

小スペースをカバーする業務用ディフューザーが増えてきたので、まとめました。

ブランド　：　Scent Air
商品名　　：　セントCube
対応面積　：　40平米
拡散方式　：　気化＋ファン
消費電力　：　5W/8W
香り種類　：　7　/　固形フレグランス
価格　　　：　本体13,650円（税込）/カートリッジ　5,775円（税込）
持続期間　：　1日8時間の使用で約1ヶ月使用可能

ブランド　：　カオリメゾン
商品名　　：　スピンディフューザー
対応面積　：　20平米
拡散方式　：　気化
消費電力　：　なし
香り種類　：　5　/　ゲル状フレグランス
価格　　　：　レンタル　1,620円（税込）/月（カートリッジ毎月交換）
持続期間　：　約1ヶ月使用可能

ブランド　：　アロマスター
商品名　　：　アロミック・エアー
対応面積　：　10〜66平米
拡散方式　：　気化＋ファン
消費電力　：　2W
香り種類　：　12　/　液体アロマ
価格　　　：　本体13,824円（税込）/カートリッジ　4,800円（税込）
持続期間　：　不明

総括：　30平米〜の店舗、例えば歯科、ネイル、エステなどではセントCube、アロミック・エアーあたりがスペック的に使い勝手が良いかもしれない。
　　　　ホテルなど20平米程度の部屋がたくさんある場合は、コストを抑えられるスピンディフューザーが良さそうだ。