我が家の鉢植えのバラです。
もうずいぶん前に買ったバラで花の名前も忘れてしまったのですが、真夏に懸命に咲いています。
名前も忘れて申し訳なく思っています。
「我はけさ うひにぞ見つる 花の色を
あだなる物と いふべかりけり」
意訳:私は今朝初めて見たけれど、この花の色を見ての感想は、移ろいやすく、はかないものと言うべきものだった。
「さうび」すなわち薔薇バラという詞書ことばがきがつけられた一首です。
「けさうひに」の中にもさうひの三文字を巧みに詠みこんでいます。
紀貫之は、ほんとうに初めて見たのかどうかはわかりませんが、バラを詠み込んだ和歌としては初出ということなので、当時は珍しい花であったことは間違いないようです。
以下の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USMをCanon EOS 7D Mark II に装着し手持ち撮影しました。