大切なのはノイズじゃなくて、ダイナミックレンジ、あるいは撮影方法、心がけ

寒空に鳥二羽。
K-7はよくノイズが強めだという意見があるが、確かにそうなのかもしれない。でも、ノイズってそんなに重要じゃない場合のほうが多い。写真を撮るときに気になるのは、ノイズよりもむしろダイナミックレンジだ。特にデジカメは白飛びに弱い。
広角レンズだとどうしても空の割合が増えてしまうパターンが多いのだが、太陽の位置を考慮しないと、写真にならない場合がある。写真を撮ってみるとわかるけど、人間の目ってのは性能がいいというか、都合がいい。明るい場所と暗い場所が混在していても、それなりに補正して一つの絵にまとめて認識している。なので肉眼では写真になっているつもりでも、撮影してみると渋いっていうパターンがある。そういう時は思い切って地上を捨てるか、空を大幅に捨てたりする。あるいは別の日に撮影しなおしたほうがいい。
ノイズというのは素子の性能のひとつではあるし、少ないに越したことはない。でも、ノイズが少し多いからといって写真がダメになることはない。ノイズが多いとダメになる写真があるとするなら、そんな写真は撮らなければいい。
写真撮影の心がけの第一歩は「撮れないものを撮ろうとしない」。これで無駄な出費を抑えることができる。これは単焦点レンズを使うときの心構えでもある。手段の自由度をあえて狭めることで見えてくる自由があるから不思議なものだ。それは気楽さという自由かもしれない。どうせ撮影するなら、楽しいほうがいい。
余計なことを考えず、かつ、余計なことをいっぱい考えて、自由に被写体にレンズを向け、シャッターを押せば、自分だけの視線が記録される。他人からそれがどう見えるかってのは、ある意味邪念だと思う。コンテスト的なウケ狙いばかりをする必要はない。とはいえ、そこの煩悩は強いよなぁ。

仕事始め

仕事場は元工場だった場所の機械をとっぱらった場所に机や測定機を並べた場所なんだけど、だだっ広い上に暖房が古くて効きが悪い。今日はMAX16℃にしかならなかった。さすがにこの室温でデスクワークはきつい。オイルヒーターに抱きついている時間のほうが長いような感じだった。寒い日は身体動かして実験した方がいいな。うーむ。

WindowsからMacに移行した人の感想

【保存版】WindowsからMacへ3日で完全移行して1年、TIPSや環境を再まとめ! : MacBank -Mac App Storeのおすすめアプリ-
自分はWindowsに移行したわけではないが、今は結果としてメインマシンがMacからWindowsになっている。
人生で初めてに触ったパソコンはMSX(30年近く前の話)だが、GUIのパソコンで最初に触ったのは研究室のMac(IIfxをはじめ、II cx, II ci, Quadra840AVなど多数のMacがあった, Classicも現役で使ってたよ)だ。それ以来10年以上Macを使い続けてきたが、途中からWindowsを併用していた。最初Windowsを使ったときは、あまりにMacと違いすぎるためにスムーズに使うことが出来ずにイライラしていた(Windows Meがダメすぎだったということもある。ちなみに最初に購入したPowerBook5300csそのものとそれにインストールされていた漢字トーク7.5.2も相当ダメだったが)。
最近はWindowsもだいぶ良くなってきたし、慣れたということもあり、ほとんど違和感は感じなくなっている。特にWindows7は便利な機能が多いため、Macよりも便利かもって思うことも少なくない。正直、自分がやっている程度のことならMacWindowsもほとんど差は感じないというのが最近の感想かな。特にOS Xになってからそう感じることが増えた。
この記事を見ると、Macの新しい操作感が新鮮なんだと思うが、使い勝手の差はほとんどないんじゃないかなと思う。自分の場合、エクスポゼやクイックロック(という言葉さえ意識してなかったが)をほとんど使っていなかったからかもしれない。
ただ、見た目はMacのほうがきれいな場合が多いし、ハードウェアもMacのほうが好きだ。いつかMacのノートパソコンでもまた手に入れたいと考えている。
MacWindowsだって、わざわざ分けて考えることはないんじゃないかな。

DA35AL, DA35 Macro, FA31の比較

比較:3つの30ミリ台のレンズ
Comparison: Three 30-Something Lenses - Ned's Photo Journal
DA35ALとDA35 Macroの違いが興味があったのだが、ちょうどいいブログ記事がアップロードされていた。ちなみに、時々紹介しているこのブログの筆者NedさんはPentax Imaging USAの社長だ。
この比較の結果に関しては本人はコメントしていない。

If interested, check out these Lifeguard Stand and Canyon comparisons, and let me know what you see.
もし興味があったら、ライフガードスタンドとキャニオンの比較写真を確認して、どう感じたかをわたしに教えてください。

ということらしい。
自分は詳しいことはよくわからないけど、まず、ライフガードスタンドの写真に関しては、FA31の写真が色温度が低めで(暖色系)、コントラストが低く、シャープネスが低い。一番やわらかい印象だ。FA31の画質がいいと評判だが、なんとなくわかる気がする。一番好きかも。
DA35ALとDA35Macroは非常によく似た傾向だ。詳細に見ると少し違いがあるが、この二つの写真を見分ける自信はない。若干DA35Macroの方が解像度が高いように見えるかな。
キャニオンの方も色傾向は上と同様だ。FA31っていいな。
こっちの場合、DA35ALとDA35Macroは結構違っていて、DA35ALがコントラストが高く、シャープに見える。DA35Macroの写真はちょっとブレてるんじゃないかな。色傾向は似ている。

ちなみに、価格コムの値段を書くと:
DA35AL 21280円
DA35Macro 42578円
FA31 114580円

FA31は別格として、DA35ALはお買い得だと思う。マクロが必要ないなら、DA35ALで十分だろう。ただ、DA35Macroは等倍のマクロができる上に、標準レンズとしても十分使えるポテンシャルを持っている便利なレンズなので、余裕があればMacroの方がいいと思う。ただし、DA35ALは124グラムと非常に軽量だが、DA35Macroは215グラムと若干重い。

写真

あと、2枚。

写真とはあまり関係ないけど、というか、自転車に乗って戯れる高校生を見て、昔の自分を思い出したわけだが。
ニートって言葉が流行っていた時期があるが、アレってわからなくはないんだよね。それほど長い期間ではなかったけれど、自分もなにもしたくない時期というのはあった。正確にはなにをしていいかわからない時期だったのかもしれない。どうしても先に進めなくて迷っているだけの人ってのも多いような気がする。周りがニートだなんだっていうもんだから、そういう概念の都合の良い殻に閉じこもってしまう側面もあるのではないだろうか。批判する前に導いてやらなければいけないよなぁ。ホントはそれくらいは自分でなんとかしなきゃいけないんだろうがなぁ。
今でも休みの日に写真を撮っていたりすると、このまま好き勝手に写真を撮りながら暮らせたららくちんなのになぁと思うことはある。でも、金を稼がねば何事も始まらないし、飯のための仕事もやればそれなりにおもしろいものだ。
自分はある意味恵まれた環境で育ってきたと思うけれど、中学を卒業したときに、生まれ育った家は出た。また、気がつくと生まれ育った場所以外で生きている時間が長くなってしまった。縁もゆかりもない場所で生きていくことはそれなりの試練がある。ある種のハングリー精神がなければやってられない。
このまま休みたいのぉと思うことはあるが、やらねばならぬ。というわけで、明日から仕事か〜。

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