ストラップ

今日は友達の家に遊びに行きます。
彼女はメソポタミア考古学の授業で一緒になった学生さん。
高校の時、日本人の男の子がクラスに留学してきていた
とかで、日本人のドイツ語の下手さをよーく理解してくれて
いる彼女。「R」と「L」の発音の区別がよくできていない
ぶたのドイツ語にも根気よく付き合ってくれ、しかも
直してくれます。
個人レッスンしてくれているようなもんだよね。感謝感謝。


さて。彼女のおうちは19区にあります。ぶたのいる学生寮とは
まったく反対方面。遠い!!と思ったけど、30分ぐらいで
最寄の地下鉄の駅、U4のHeiligenstadtへ。早っ。
ウィーンの小ささを改めて実感。端から端まで行っても
この時間なんだぁ。
そこからバスに乗って行くのですが、ぶたはここ、ウィーンでも
方向音痴っぷりを発揮。みごとに反対方面へ行くバスに乗り
込んでしまいました。すまん、遅れる・・・とメール。


彼女のおうちの近所は、学生寮の周りともちょっと違う雰囲気の
住宅街です。でも春ですねぇ。とってもきれい。


おうちについて、一緒にご飯を食べました。彼女が料理して
くれたのはパスタ。Paradeiserのソースと共にいただきます。
der Paradeiserはオーストリア語。トマトのことです。


ぶたは、お土産で買ってきたストラップを渡しました。
彼女は宮崎駿の『もののけ姫』が好きだと言っていたので
駿アニメのストラップを探したんですが、行ったお店に売っていた
のはトトロのストラップ。中でもコスモスを持った
かわいいやつをチョイスして買ってきました。
彼女はトトロは見たことがないけど、知っているといって
いて、とても気に入ってくれた様子。
ただ。


「これ、どうやって使うの?」


そうだよね。こっちの人ってストラップを使ってる人ほとんど
いないのです。携帯にもつける場所がないケースも多い。
そこでぶたはストラップのお話を。根付の話もしたらとても
おもしろがっていました。
「たまに、特に若い人の中には、携帯自体よりも重く
なるぐらいストラップをつけている人がいるんだよ」って言ったら
爆笑していました。いません?そういう人。
ぶたの担当していたクラスには、携帯にも筆箱にも
たくさんのストラップをつけていた男の子がいましたよ。


結局、彼女は筆箱につけることに決めました。
彼女の筆箱は黒くて地味だったので、トトロがとても可愛く映えて
見えます。
「いいねぇ。ここ!」と二人で一致。


来週の考古学の時間にまた会う約束をして、おうちを後にしました。
お楽しみの後は勉強かなぁ・・・と思いつつ、何にもしていません。
はぁ。これからやるってばぁ。