陸前高田みんなの家へ寝具を寄贈していただきました

震災から2年が経過しました。


あの恐怖感と絶望感と無力感を忘れることなく、
これからも自分に出来ることをやっていきたいと思います。


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昨年末、南三陸町にボランティアに出かけた際、陸前高田市のみんなの家を訪ねました。
伊東豊雄さんが呼びかけ、乾久美子さん、藤本壮介さん、平田晃久さんが設計した集会所で、
昨年のグッドデザイン賞金賞、そして、ヴェネツィアビエンナーレで金獅子賞(最高賞)を受賞したことで話題となった建築です。


みんなの家の設計プロセスについて語られるとき、必ず名前が挙がるのが
現地のリーダー的存在で、現在はみんなの家の「管理人」の菅原みき子さん。
私が訪問したときも菅原さんが色々な話を聞かせてくれました。
その菅原さんが「里帰りした子供たちやボランティアの人が泊まれるように2階にふとんを置こうかと思っている」とおっしゃっていたので、
それならば良い寝具をお送りします!と勝手に約束をして来ました。


そして、先日、西川産業株式会社から、私のデザインした寝具を寄贈していただきました。


扱いやすい素材で、「金」獅子賞、グッドデザイン賞「金」賞にちなんで
ゴールドっぽい色(要はベージュ…)のものを選びました。


宿ではなく、あくまでも集会所ですので、とりあえず2セットずつお贈りしました。
もし陸前高田へ行くことがあったら、みんなの家に寄ってみて下さい。
菅原さんの笑顔から元気をもらえますよ!


みんなの家については、乃木坂のTOTOギャラリー・間で2013年3月23日(土)まで
「ここに、建築は、可能か:第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館帰国展」が開催中です。
http://www.toto.co.jp/gallerma/ex130118/index.htm
入場無料ですので、こちらも是非。
東日本大震災復興支援「つくることが生きること」東京展よりも見応えあると思います。