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From the back garden このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-11-20 「海角七号」の魏徳聖監督、花蓮に来る このエントリーを含むブックマーク

日本でも公開された「海角七号魏徳聖監督が待望の新作「セデック・バレ」(「賽徳克巴莱Seediq Bale」)を撮り終わり、大学で講座を行った。タイトル大師講座】「有夢最美 築夢成真」から分かるように、夢を叶えた監督に学んでほしい、というのが企画側の意図

あるとき誰かに、「スターも、言葉中国語英語じゃないってこと)も、予算もないんじゃ無理」と言われて、じゃあまず、そのどれもない映画で成功してやる!と「海角七号」を撮って台湾映画史上空前の大ヒット。で、その評価を元に念願の「セデック・バレ」を撮ったというわけ。

このはなし、前にもしたっけか?

(重複を避けるため、映画についてはannoncitaさんの日記http://d.hatena.ne.jp/annoncita/20090929#tbでどうぞ)

新作「セデック・バレ」公式サイト

http://www.wretch.cc/blog/seediq1930&category_id=12974550中国語

http://ameblo.jp/seediqbale日本語


監督映画撮影という過酷な肉体労働バリバリこなす人には見えず、(ちょっと周防正行監督みたい)ひょろっとした色白お兄さん。非常に現実的な面とプレッシャーをはねのける、飄々とした感じを同時に備えている。学生の質問にユーモアを交えて上手に答えるところも、話の上手さよりも自然な佇まいが信頼を集めて、途中で「えー、ちょっとトイレ行って来てもいいかな?」って言って余計好かれちゃう、みたいな(これ本当)。


以下、印象に残った部分の思い出しまとめ。

自分原住民映画を撮っているという学生漢族原住民を撮ることで、彼らを"消費"してる、って言われない?」(よくあるテンプレ批判に対して)

監督「公開してからもっと言われるだろうから、心の準備はできてるけど(笑)ぼくは自分のすべてを賭けて映画を撮っているわけだから、"消費"?って何?映画がこけたらいくら借金背負うか知ってるかって、言いたいよ。」

原住民だから撮るんじゃない、この物語とその精神が大事だから撮る」

学生「どうやったらいい映画が撮れますか?」(おいおい)

監督「まず、まじめに生活することだね(笑)。ちゃんと本読んで、勉強するの。あとは自分が本当に面白い、感動したことを撮らないと、人も感動しないんじゃないかな。」

学生「どうやったら、そんな風に自信が持てますか。」

監督「全くスポンサーが集まらなくて落ち込んでいた時、シャワー浴びながら"オレなんか悪いことしたっけ?"と考えたら、してなかった。ギャラもはらうし、人を傷つけるわけでなし。毎日準備もするけど、必ず問題が起きて、それが解決するのを待って、の繰り返し。自分が間違ったことをしてないと信じてればいい。」

監督を目指したことはないんだ。でも撮りたいものがあって、それを撮り終わったらそれで終わりでもいいかな、って。」


質問の答えはどれも当たり前、といえば当たり前なのだが、諦めずに成功して、また挑戦するプロ監督が言うと説得力がある。公開が楽しみだ。映画そのものも期待できるけれど、色んな意味で本当に台湾映画史をまた塗り替えてほしい。

annoncitaannoncita 2010/11/26 22:24 わー、せっかくトラバを打ってくださってたのに、承認が遅れてしまってごめんなさい。しかも、私の大好物(笑)にして尊敬する、魏徳聖監督のお話をじかに聞かれたのですね!!なんてうらやましい……

今度はヒットしたがゆえにか、やいのやいの言われることも増えた監督ですが、相変わらず自分のリズムで、自分のやりたいことに信念をもって突き進んでいる様子に、なんだかほっとしました。完成までにまた資金が云々あるようですが、ほんと、無事公開までこぎつけられますように。

子ども預けてでも見に行っちゃいますよ!