ドキュメント映画 「ラーメンヘッズ」

このドキュメント映画を見ると無性にラーメンを食べたくなってしまうと思うが、とにかくラーメンをテーマにしたドキュメント映画である。
ラーメンって中国の食べ物と思いがちだが、日本のラーメンはもはや日本食であり、もはや日本の文化だ。

私も、以前上海でラーメンを食べたが日本のラーメンからうまみを抜いた塩ラーメンような味でどってことなかった。逆に北京では札幌ラーメンという日本のラーメン屋に行列ができていたのを覚えている。何千年もの歴史があって味を進化させられない中国ってなんだよ、、て正直思った。

さて、映画はつけ麺とみ田にフォーカスして話が進む。日本一の名店であるが、オーナーは強烈なラーメンバカだった、ストイックにトイレにもいかずに一日中ラーメンを作り、日本一になった今も日々精進している男だった。

理由はラーメン信者は相当なラーメンバカ、、そのバカを納得させるにはその上をいかなくてはいけない、、という持論だった。寝床の枕元にはラーメン関連の雑誌、休みの日も最近はやっているラーメン屋3軒を回るという熱心さ。酒もタバコもやらないのでそういった時間さえずっとラーメンの事を考えているようだ。
ラーメン屋学という学問があったら教授という域であろう。

何かで日本一を勝ち取るにはこのレベルでないとダメ、、というのがよく分かった。
そういう意味でこの映画はおすすめできる。

ちなみにとみ田は年商10億円だとか、、早朝から並んで整理券もらう客がいるってすごいわ。