穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

春の催し事 其の2

其の1に続いて、穴ぼこ生活で恒例化しつつある近所の桜の花見を更新しようと思ってた矢先に熊本で大地震が発生(汗)
そんな訳で、いくら能天気な穴ぼこブログとはいえ、九州地方が震災に見舞われている最中に能天気な花見の話もどうかと思い更新をためらっていたものの、さすがに時間が経ってしまうと、それはそれで、今更、桜?的な気分にもなってしまい、いやはやどうにもタイミングを逸してしまった。
まぁ、そうはいっても、日陰で細々と更新しているようなブログが炎上するはずもないので、気ままに更新すりゃいいんだけども、何と言うか、まるで魚の小骨が喉に引っかかってるかのように、こういう時の社会と個人の関わり方の難しさをどうにも感じてしまう次第。

思うに、他人事と自分事との境界線てのは人それぞれで違うだろうし、それこそ、立場が違えば、そもそも線引き自体が意味を成さない場合もあるだろうし、でもって、引っかかっている小骨が一体何なのか、自分でもよく判然としていなかったり。
例えば、現実の世界であれば、物理的に他者との距離が介在するので、自ずと境界線が引かれることになるのだろうけど、一方で、ネットの世界だと、そもそも境界線なぞ存在しえないボーダーレスな世界だけに、個人と社会とを繋ぐモラルのような物が効力を失い、社会や他者との距離感が掴めなくなってしまうんじゃないのかなぁと思ってみたり。
そう考えると、ネット炎上と呼ばれる大半の出来事は、そんな距離感の受け手と送り手のギャップが、もたらしているようにも思えるのだけど、果たしてどうなのだろうね?

そういや、カメラや音楽の世界でも、人間的な表現の領域にデジタル化が進むことによる戸惑いを穴ぼこブログ*1 *2にも書いたばっかりだけど、デジタル技術が生んだヴァーチャルな世界がリアルな世界を侵食し始めている訳で、これまた現実と虚像の境界が曖昧になってきたことを感じずにはいられない。
それこそ、80年代にサイバーパンクと呼ばれてコアな人気を博したSF小説の世界があったけども、もはやフィクションではなくて、ノンフィクションとして読むべき時代になったということなのかもしれませんな。

http://ecx.images-amazon.com/images/I/61QRNS8QASL.jpg

そんな訳で、えらい前置きが長くなっちゃったけど、要は桜の写真を撮ったんだけど、実は、ちょと画像加工を施してアップしてまっせという言い訳の前フリでしかないんだな、これが(笑)
なんせ、花見の季節に入った途端、天候不順の日が続くようになって、その合間を縫うようにして、曇天の日に花見へ行ってきたんだけど、どうにも桜と曇り空が被って白飛びしちゃったりで、納得のいく写真があまり取れなかったんだよね(泣)
それこそ、よくある事だと思うのだけど、実際に目で見て綺麗だと感じた光景が、カメラに収めた画像で見てみると、思ってた以上に再現性が低かったり。
加えて、穴ぼこデジカメの機能を完全に使いこなせていないので、最適な設定を逃して撮ってしまっていたりと。
で、そういう時は、画像処理ソフトで補正してやることで、実際に見た感じを再現してみようとするのだけど...
う〜ん、でもそれって、真実へと近づこうとすることなのか、それとも遠ざかっていくことなのか?(汗)

なんか、色んな境界線がぼやけて仕方がない今日この頃。
あっ!でも、今年も恩田川の桜が綺麗だったのは真実です!(笑)




豪華な回廊のように、川沿いに咲く桜。ちなみに、後ろを振り返ってみると...





同じような景色が(爆)




そんな桜の回廊を歩く穴ぼこ嫁




雲の切れ間から、一瞬だけ青空が覗いて...たはずなんだけど、あんまり青空っぽく写ってない(笑)




 
 

*1:おいらはドラマー http://d.hatena.ne.jp/divot/20160409/p1

*2:デジカメは未来を写せるのか? http://d.hatena.ne.jp/divot/20160220/p1