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2016-05-21 「『チャパクア』に似るかな?」 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

「粋な夜電波」第260回放送はフリースタイル

渦中の都知事ワインセレクトにアドバイスするなど、意外な話題も飛び出す中、今週も他ではなかなか聞けない隠れた名盤を紹介。

フィールド・レコーディング音源に合わせて、菊地先生がサックスを重ねてみたという実験的な音源もオンエアされました。その紹介部分を文字起こししてみました。

D

あ、うまく次の音源に繋がりましたねぇ。

スター・ウォーズ」のロケ地は、今や観光地と化しているのですね。モロッコですね。

ワタシ、モロッコ行った事あります。なんと驚くべきことにはですね(笑)…マネージャーの長沼も同行してました、その時にはね。モロッコにね。

全部のタジンと、全部の串焼きの羊と、全部の食後のチョコレートケーキに、が入っているという凄い国ですけどね、モロッコはね(笑)。

えーと…何の話だったっけ?…つまりモロッコに音楽の着想を得に、取材旅行に行ったんですね。

モロッコに着想を得に行った人間はワタシだけではありませんで、日本人だったらロバート・ハリスさんなんかね、もうモロッコ専門ですけどもね。

まあ…いろんな人が行きました。作家の中で有名なのは、やっぱポール・ボウルズでしょうね。「シェルタリング・スカイ」。

ポール・ボウルズってね、あんまり知られてないんだけど、音楽家くずれなんですよね。音楽家になりたかったの。まあ、実際アマチュアとして演奏もしてた人なんですけど。

ポール・ボウルズが、1956年にフィールド・レコーディングしてるんですよ、モロッコで。ポール・ボウルズっつったらモロッコですからね。

その、ポール・ボウルズの録音したモロッコのフィールド・レコーディング集が、なんと…失礼…59年でした…59年…それだって相当古いですよね、59年の録音物が、まあなんと2016年…今年ですね(笑)…に、4枚組のCDになって売り出されまして。ワタシ、早速買ってみました。

まあ〜まあ〜…美しいですよねえ。箱が。

箱物いっぱいありますけど、ワタシもずいぶん箱物持ってますけど、これが一番美しい…っていうか、美術的な価値があるんじゃないかなっていうぐらい綺麗な…。

タイトルはさっぱりしてて、「MUSIC OF MOROCCO:RECORDED BY PAUL BOWLES, 1959」と書いてありますけども。

ここにフィールド・レコーディングされているわけですよね。4枚組だから、相当音数入ってます。

で、同じようにモロッコの音楽に取り憑かれたジャズミュージシャンに、オーネット・コールマンがいます。

最近亡くなりましたね。1年前だか2年前だかですよね。オーネットも長寿だったんですけどね。

で、まあ…オーネット・コールマンが…これはジャズファンなら誰でも知ってる、もうモロッコの話してオーネット・コールマンっつったら、「あ、チャパカの話すんだな。」って、ジャズファンは…すれっからしの方は思うと思うんですけど。

「チャパクア組曲」っていう有名なアルバム出してるんですよ。

これは、すごい簡単なレコーディングで、あの…モロッコに行って、街はちょっとわかんないんですけど、モロッコって大体どこの街行っても、そういうその…何っつったら…旅芸人みたいな人も、民族音楽の人も、もう手当たり次第演奏してんの。まあ、アフリカだからね。言ってみりゃ。モロッコたれども、アフリカなり…といったところで。そこら中で演ってるんですよ。

で、その人たちの演奏に…その人たちに幾らか握らせて、その前で自分でサックスを吹くわけ。オーネット・コールマンはアルトサックス奏者ですから。

サックス吹いて…で、共演ですよね(笑)。共演っていうか何て言うか。

まあ、道端で演ってる人にお金払って、その前でサックス吹いて、一緒に録っちゃって、そいで…それをアルバム2枚組にしたの。

それは何のために作られたアルバムかっていうと、映画のね…サントラのために作ったんですよ。

ところが、納品したところね、監督に突っ返されまして(笑)。「こんなもん使えるわけねぇだろ!」っつって、突っ返されまして。

しょうがねえから音だけでも出そうっていうんで、映画音楽としての側面は切り離されまして、純粋にアルバムとして…音楽作品として、「チャパクア組曲」っていう名前で、残ってんですよね。

それは今言ったような、非常にイージーであり、シンプルでもある録音方法で録られたんですけど。

ワタシもまあ、せっかく…今日ね、リハの帰りで、ちょうどサックス持ってたのね。で、今日モロッコのフィールド・レコーディング流すっていうのは決めてたんで、せっかくだから、オーネット追悼…とは言いませんけどね、そんな大それた事は言いませんが。

ちょっと実際に、オーネットと同じように、金こそ渡してないですけど(笑)、そっちはそっちの都合で演ってるモロッコの、土地のミュージシャンの人の演奏の傍らで、勝手にフリージャズのサックスを吹いたら、「チャパクア」に似るかな?…っていう実験を、今TBSのスタジオの中でおこなったわけですね。ええ。

本来だったら、こういう実験ってのはNHKのスタジオの中でおこなうべきだと思うんですけど(笑)。TBSのスタジオでおこなってみました。

はい、ちょっと聞いてみていただきたいと思いますね。

はい、ポール・ボウルズが1959年に、自らフィールド・レコーディングしたものが、2016年にCD化された、その中の1曲と、共演してみました。お聞きください。

(曲)

Music of Morocco: Recorded By

Music of Morocco: Recorded By

…はい、まあ…結果的に言うと、我ながら…あまりにもオーネット・コールマンの「チャパカ」とのそっくりさにビックリですけどね(笑)。

やっぱ同じ方法を使うと、同じ結果が得られるんだ…という、化学だか数学だかみたいなことになりましたけどね。

ワタシとオーネットは全然似てないんですけど(笑)。聞き口はかなり…似てますね。

シェルタリング・スカイ (新潮文庫)

シェルタリング・スカイ (新潮文庫)

2016-05-14 「結局、『フリースタイルダンジョン』でしょ?」 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

「粋な夜電波」第259回放送は、ヒップホップ特集「4H(ホーリー・ヒップホップ・アワー)」。

Moe and ghosts ×空間現代として久々の新譜をリリースされたMoeさんと、SIMI LABのOMSBをゲストに迎えて、ヒップホップの現在について語り合う恒例企画。

この御三方が、アカデミックな雑誌の誌面にも登場したというニュースから語られた、トークの一部を文字起こししてみました。

RAP PHENOMENON

RAP PHENOMENON

D

N/K はい、どうも。「菊地成孔の粋な夜電波」です。ジャズミュージシャンの菊地成孔がTBSラジオをキーステーションに全国にお送りしております。今週は「4H」。「Holy Hip-Hop Hour」ということで、SIMI LABの特攻隊長(笑)…OMSB…OMSBeats…

OMSB あ、ブッ込みです。どうも(笑)。

N/K ブッ込みです、はい。そして…とうとう新譜が…ま、Moe and ghosts 単独名義ではないのですが、それは後で解説するとして、はい。Moeさんをゲストにお迎えして、お送りいたします。

Moe はい。よろしくお願いします。

N/K よろしくお願いします。はい、えーとですね、今日は多分…音源がいっぱいあるんで。紹介してるうちに終わってしまうと思うんでですね(笑)。

OMSB (笑)。

N/K そこで…細かい話は「ユリイカ」を読んでくれっていう…

Moe ああ〜。それ間違いないですね。

N/K (笑)。

OMSB たしかに。

N/K そうですね。あのね…「ユリイカ」っていう雑誌があるんですよね。これは何と言うか…まあ、サブカルとも呼べない、もっとほんとに…メインカルチャーに近い、アカデミズムに近い…元々、詩の雑誌だったんですけど。最近は何でもやりますけどね。「ユリイカ」も軟派になって。「ユリイカ」が「日本語ヒップホップ特集」をやるんだっつって。ええ。で…原稿の依頼が来まして。で、「ううーん…。」っていろいろ考えたんですけど(笑)、他のコンテンツなんか読んでも、こう…ね。大先輩…や、あと逆に学者の人ね、言語学者とか。

Moe へえ〜。

N/K そういう人たちがいっぱい出てきて。

OMSB はい。

N/K これはひょっとすると…よくあるインテリが不良の文化を語りたガール(笑)…みたいなパターンだったらクソだなと思って。

OMSB (笑)。

N/K まあ、原稿を書くのを止めて…提案したんですよ、編集部に。

Moe ふん。

N/K 「あの〜ラジオをやってて…」って。ま、編集部も当然聞いているんですけど。

OMSB はい。

N/K 「あの3人で鼎談して…3人とも、ある意味現状のヒップホップ界から言うとボーダーライナーというか、どこにも属さない所で力を生み出しているっていうタイプだと思うんで、その3人の鼎談なんかどうですか?」っつったら…もう大喜びで、「えっ、集まっていただけるんですか?」って感じでですね(笑)。

Moe おお〜。

OMSB (笑)。

N/K え〜…「ユリイカ」で鼎談しております。

Moe イエーィ!

N/K はい。結構、長く喋り…ましたよね。

OMSB はい。

Moe そうですね。

N/K 話のテーマはあっちゃこっちゃ随分話したけど…

Moe うん。

N/K まずはとにかく…「ユリイカ」とか言ってるけど…「フリースタイルダンジョン」でしょ?(笑)っていうことでですね。

OMSB (笑)。

Moe なんで、そもそも…ね。

N/K そうそうそう(笑)。「フリースタイルダンジョン」だろ?…っていう。そんなアカデミズムの雑誌が「TV Bros.」みたいなことをしていいのかな?って(笑)。

Moe (笑)。

N/K という、問いかけから始まってですね。ま…今はね、この「4H」…その前の「日本語ラップ特集」?…

OMSB はい。

N/K …から勘定したら3〜4年…

Moe そうですよね。

N/K 経ちますよね?

Moe 確か日本語ラップ特集は2014年とか。2年前か?

N/K そうですね。

Moe ずいぶん…変わりましたね。

OMSB うーん。

N/K 変わりましたね。あの時の状況っていうのは、Moeさんが全然まだ…「新譜…出してくださいよぉ。」「出しますよ!」

Moe はい。

OMSB (笑)。

N/K でも、これ絶対出さねえだろうな…っていう(笑)。

Moe そう(笑)。もう、お決まりのね…問答でしたね、あん時。

OMSB そう考えると早いんだか…っていう気がしますね。

Moe 2年やでぇ。

OMSB そうッスね。

N/K 2年…ですからね。ほいでもって、まあ…時代の趨勢としては、なんかあの頃、ちょうど「文化系ヒップホップ」みたいなのが。まあ…あの本を書いたのは…共著の本だけど、主筆っていうか、大和田君っていう私の学生ですけどね。

Moe ふうん。

N/K ていうか…私の学生と言いながら、大変な…世界中飛び回っている、メルヴィルの研究家の米国文学者ですけども。

OMSB へえ。

N/K まあ…あの時はギャングスタラップ vs 文化系ラップ」っていうのが、こう…ひとつの…何ての?…二大勢力として、これからこう…しのぎを削っていくのかな?…と思われていた、前号までのあらすじだったんですけど(笑)。

Moe (笑)。

N/K 実際フタ開けてみたら、この2年…全然そんなことにならなくて。で、何が起こったかっていうと、「フリースタイルダンジョン」の…前口上でも言いましたけど、関係者全員の予想を超えるヒットですよね。

OMSB うーん。

N/K うん。そいでもう…何て言うか、今までDQNとかGラップとか、なんかすごい…「怖い」もしくは「嫌い」もしくは「ダサい」とか思っていた人たちが、みんなR指定さんの神業に触れて…(笑)。

D

Moe うん。

N/K すっかり、サーファーならぬネット不良みたいなのが…

OMSB (笑)。

N/K 何万人か生まれたんじゃねえかな…っていう。

OMSB ああ〜。

N/K まあまあ、それはいいことでもあるけど…とか何とかっていう話を…「ユリイカ」で散々3人でしております。

OMSB そうです。

N/K …ので、5月27日にその「ユリイカ」が出ます。我々のページだけでも相当読み応えがあると思うんですけど、他にも相当なメンツ…ZEEBRAさんから。下はオレ達だけど。

Moe (笑)。

N/K 下は…っていうか、横はオレ達…みたいな(笑)。

OMSB 斜めぐらい?。

N/K 斜め横がオレ達みたいな感じするけど。

Moe 境界ですよね。はい(笑)。

N/K 若い方だとどなたが…

Moe あ、KOHH、KOHH。

N/K あ、KOHHさんね。まあでも…KOHHさんも既にもう中堅と言っていい…年齢こそ若いですけどね。

Moe ほーう。

N/K という状況…ですので、最近あの番組でヒップホップを知ったという方や、この番組のリスナーの方なんかは、確かに…非常に面白いと思いますので、是非チェックしていただくとして。何はともあれMoeさんがですね、有言実行…

Moe はい(笑)。

N/K さすが関西の女は有言実行!…関西関係ないか(笑)。

Moe はい(笑)。

OMSB ギャーサスです。

N/K (笑)。え〜…「RAP PHENOMENON」。

Moe はい。

N/K これは「ラップ現象」…

Moe 「ラップ現象」、はい。

N/K 「ラップ現象」ってのは…昔はね、ラップって言葉は、こんな音楽用語じゃなくて。

Moe はい。オカルト…

N/K オカルトですよね。

Moe ポルターガイスト

OMSB パチパチ…

N/K 霊的な残滓のある建物で寝ると、夜中にパチパチいったり。

Moe 霊が怒ってるぞ、と。

N/K その音のことを「ラップ現象」っつったんですね。それが転じて、音楽のラップに…劇的に変わったわけですけど。

Moe うーん。

N/K ま、その原点に戻ろうっていうか。まあ、もうすでに…これリリースしてどのぐらいですか。

Moe あ、えっとね…4月の6日発売やから、1ヶ月ぐらいか…経ちましたね。

N/K ひと月経ってますね。

Moe はい、はい。

N/K なので、ヘッズの間には届いてると…ヘッズっつっても出してる「HEADZ」じゃなくて(笑)。

OMSB レーベルの。

Moe ややこしいですね(笑)。ヒップホップ・ヘッズ…

N/K そう。ヒップホップのヘッズの人たちには、もう行き渡っていると思うんですが。

OMSB うん。

N/K Moe and ghosts単体ではありませんで、「空間現代」…

Moe そうなんです。

N/K これは、まあ…何て言うか…ヘッズが誇る文科系ロック…といいましょうか。

Moe はい、はい。エクスペリメンタルバンド?…ですかね。

N/K そうですね。

OMSB エクスペ…っすね。

N/K エスクペですよね。ま、ま、ま…聞けば解りますけど、いろんなリズムを出していく…っていう(笑)。

Moe はい、はい(笑)。

N/K エクスペの事をそんなに簡単にまとめていいのかっていう。

OMSB (笑)。

N/K いろんなリズムを出していく!

OMSB 出していく!

N/K そりゃ、みんなそうじゃん!(笑)。

Moe 広いなぁ〜(笑)。

N/K 「この映画のテーマは、人間がどうやって生きていくか、ということです!」って、全部の映画がそうじゃん!っていう(笑)。

OMSB (笑)。

N/K それと同じですけども。え〜…Moe and ghosts、空間現代がコラボした…という事でよろしいですか。

Moe はい、そうです。

N/K 演奏は空間現代。

Moe そうです。

N/K が演奏して、ラップはすべてMoeさんがやっていらっしゃるということで。

Moe やっております、はい。

N/K ので、何と言うか…パッと聞き、Ft.のラッパーがいっぱいいるわけじゃないから、Moeさんのアルバムみたいに聞こえますよね。

Moe あー。そうですね。

OMSB うん。

Moe で、あの…これから聞いてもらうのもそうなんですけど、空間現代がMoe and ghostsの曲をカバーしてるのとかもあるんですよ。

N/K 「新々世紀レディ」とかね。

Moe そうそうそう。だから、多分そこで初めて4拍子の曲を演ったんちゃうかな、彼等?…みたいな感じですけど。

N/K なるほど。ま…とにかく変拍子のバンドですよね、空間現代って(笑)。

Moe そうそう。変拍子とか、なんか…変な拍子。はい。

N/K そうですよね。いわゆるプリミティブなポリリズムとか、J・ディラ以降…とかいうんじゃなくて…

OMSB ああ〜。

N/K もっとこう…何つったらいいんだろうな…

OMSB バグを再現してるっていうか。

Moe ああ〜。うん。

N/K バグの再現と、ザッパ的な物と…あと、敢えて噛んでいくっていう。

OMSB ああ。

N/K 「噛み」はダメなんだけど。その噛んだり、つんのめったりっていう事を表現にしていく…というような。

Moe そうですね。

N/K 一番高級に言うと、そういうことですよね。その彼等の…つまり、一筋縄ではいかない演奏、それにMoeさんのラップがのっている、と。これはもう必聴…番組…「粋な夜電波・4H」推薦盤ですので。

Moe やったー、貰えたー。

N/K 是非買って下さい。ゴールドディスクという事で。

OMSB イェィイェィ!

フリースタイルダンジョン ORIGINAL SOUND TRACK

フリースタイルダンジョン ORIGINAL SOUND TRACK

2016-05-07 「90’sに対してどういう態度をとるか?」 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

「粋な夜電波」第258回放送は、不定期好評企画「韓流最高会議」。おなじみのお二人…社会学者の韓東賢(ハン・トンヒョン)さんと音楽ブロガーのヴィヴィアンさんをお迎えして、最新の韓国の音楽を紹介しつつ、なぜかオリラジとベッキーについての言及が飛び出すなど、幅広い話題について語られました。

韓国に限らず、今世界中の最新の音楽が、90年代という黄金期に対してどういう態度をとるか?という課題に直面しているという事について指摘されていた部分を、文字起こししてみました。

D

菊地 え〜、「菊地成孔の粋な夜電波」、本日は「韓流最高会議」第十一次。11回目になりましたね。

 フフ…。

菊地 韓流的にはテレビドラマ、そして映画専門になってまいりました菊地成孔と…

 (笑)。

菊地 アイドルは、さすがの疲労によって引退して、自分の青春時代であるインディーロックに戻りつつある、社会学者の韓東賢さん…

 (笑)。

菊地 そして、オタク体質によって、K-HIPHOP界をさらなる邁進しておりますヴィヴィアンさんをお迎えしてお送りしております。

ヴィヴィアン はい(笑)。

菊地 じゃあ、そんな中…そうですね…この5曲目聞いてみましょうか。

ヴィヴィアン はい。

菊地 今日はまあ…アイドルのR&B系の曲から始まって、ちょっとK-HIPHOP・R&Bの流れが、期せずしてできた感じですけども。アーティストを紹介していただけますか。

ヴィヴィアン はい。今、韓国で一番アツいと言っても過言ではない、DEAN(ディーン)っていう人なんですけど。

菊地 はい。

ヴィヴィアン 今、めちゃくちゃグイグイきてて…

菊地 DEANね。

 名前だけ聞くと、すごい過去な感じがして(笑)。

ヴィヴィアン 昔の日本バンドじゃなくて(笑)。まだ二十歳そこそこなんですけど、もともと作曲家チームにいたそうで。

菊地 はいはい。

ヴィヴィアン EXOにも曲を提供したことがあるっていうのが売りなんですよ。EXOの「アンフェア」って曲、知ってます?

 ……。

ヴィヴィアン …を、作詞作曲したらしいんですが。

 うんうんうん。

菊地 ち、ちょっと待って(笑)。今の韓さんの…「知らない。」っていう回答でいいんですか?

 いや!…アルバムの曲とかだとタイトル覚えてないんですよ。

菊地 (笑)。

 聞いてても、シングル曲じゃないと…タイトルだけだと、ちょっとわかんないですね。

菊地 それ、EXOペンの人が槍持って「ワーッ!」って後ろから追っかけて来ますよ。「裏切り者〜!」って(笑)。

 いやいや…大丈夫、もうアタシなんか相手にされないんで。大丈夫です。

ヴィヴィアン (笑)。

菊地 ほんとですか。わかりました。

ヴィヴィアン それが…話題作りだと思うんですけど、まず去年の夏にアメリカで先にデビューしたんですよ。

菊地 はいはいはい。

ヴィヴィアン 所属しているレコード会社がすごく大きいところなんで。

 ある時期の日本みたいだね。アメリカで先にデビューさせるとか。

ヴィヴィアン そうですね。で、かつクリス・ブラウン周りのプロデューサーとやたら一緒にやって、すごいコストかかってるんですよ。

菊地 逆輸入的にね。

ヴィヴィアン そう。で、「秋に韓国でデビュー!」みたいな。「ついに本国上陸!」みたいな感じでデビューして。

菊地 はいはい。

ヴィヴィアン そのアメリカでデビューした時のシングルを紹介したいんですけど。「I’m Not Sorry」って曲で、例によってクリス・ブラウンのプロデューサーとしても知られているエリックベリジャーっていう方とデュエットしてる曲なんですけど。

菊地 はい。

ヴィヴィアン けっこう今風の曲で、電子音ビュンビュン系で、なんかあと「フゥーッ!」とか言ってたりして…

菊地 はいはい。

ヴィヴィアン それも今流行ってるじゃないですか。

菊地 流行ってますね。

ヴィヴィアン もう「フゥ!」とか(笑)…

菊地 R&Bがね、もうそんなにスロウダウンじゃなくなってきたっていう。

 うーん。

ヴィヴィアン そうなんですよ。すごく今風のサウンドを楽しめる曲なので。DEANとEric Bellingerの「I’m Not Sorry」。

(曲)

D

菊地 この人どういうルックスの人なんですか?

ヴィヴィアン なんか…韓国人なんですけど、すっごい西洋風の顔立ちの…イケメンなんですけど。

菊地 ああ。

ヴィヴィアン なんか…スタイリストが悪いんですけど、全体的にちょっとダサいんですよね。

 (笑)。

ヴィヴィアン でも、顔はすごくイケメンで、それ活かせば相当ファンも付きそうな

菊地 なるほど。その…エリック・ベリンジャーと並んで歌った時のルックスがどうなのかな?と。

ヴィヴィアン あ、イケてますよ。結構。

菊地 あ、ほんとに?…(笑)。ま、今のR&Bも停滞したと言われてますけど、少しずつの進化っていうかね。

ヴィヴィアン はい。

菊地 トレンドがみんな入ってますよね。三連符とかね。「タタタ、タタタタ、タタタタタタ…フゥ!」ってのが、やたら入ってると。

ヴィヴィアン うんうん。

菊地 まあ…トレンドだっていう感じですね。

ヴィヴィアン はい。

菊地 韓さん、どうですか。全然、こういうの…

 今の?

菊地 ええ。今の。

 えっ…なんか…言ってよければ…古臭い感じするんですよ。

菊地 (笑)。

ヴィヴィアン ああ〜、逆に?

 どうなんでしょうか。なんかね…昔の番組の主題歌とかみたいな感じ。

ヴィヴィアン (笑)。

菊地 そうね。

 …なんだけど、わかります?…歌い上げてる感じ

菊地 よくわかります、よくわかります。

ヴィヴィアン ああ〜。

 日本の昔の…「歌い上げ感」が、なんかちょっとアナクロニズムを感じたんですけど。どうなんですかね。

ヴィヴィアン うんうん。

菊地 やっぱり…R&B特にそうなんだけど、ノスタルジックにいこうと…

 ああ〜。

菊地 なんか懐かしいし、アレだよね?…っていう

ヴィヴィアン うんうん。

菊地 まあ、今…結局…ゴールデンエイジって言われてるの、結局90年代なんですよ。

ヴィヴィアン そうですね。

菊地 90年代なの。

 うんうん。

菊地 で、ナインティーズに対して、どういう対処をとるかっていうのが…

 うんうん。

菊地 これはもう、「韓流最高会議」もなんもなく、世界中の音楽が、90’sに対してどういう態度をとりましょうか?…っていう事ね。

 うんうん。

ヴィヴィアン でも、DEAN…実際ちょっと90’sっぽい感じですよ。うん。

菊地 その態度のとり方が、もうモロの人と…

 うん。

菊地 あるいは、どこの…何をして90’sとするか?

ヴィヴィアン うーん。

菊地 まあ、韓国にも韓国の90年代があるでしょうし、日本には日本の「渋谷系」っていう特殊な90年代がありましたし。

 うん、うん。

菊地 80年代に対する態度は、みんな決まってんの。だいたい。

 はいはい。わかります、わかります。

菊地 それは…「80年代ってこういうことよね?」、で…「ちょっと入れてみたよね。」

 共通のね…

菊地 そうそう。で、「マイケル・ジャクソンの曲、カバーするよね。」

ヴィヴィアン うんうん。

菊地 みたいな感じで、80年代に対しての…何て言うか…プランニングはね、散らばってないんですよ。

ヴィヴィアン うんうん。

菊地 だけど、90年代に対しては、とにかく行かなきゃいけないんだけど、どういうプランで行くか?って事がバラバラで…

 まだ共有されてないんですね。

ヴィヴィアン ああ〜。

菊地 共有されてないの。とはいえ、リリースはしなきゃいけないから(笑)。

 はいはいはい。

菊地 どんどんどんどん締め切りはやってくるじゃないですか。

 (笑)。

菊地 だから…「とりあえず、ベタでやっとけ!」っつって処理しちゃうと、古臭い感じになってしまうという…

 なるほどね。

菊地 すごいリスクがありますよね。

ヴィヴィアン ああ〜。

菊地 でね、聞いた事ないような音楽狙って、結構キテレツなエレクトロみたいなのにすると、00年代に聞こえるの、今度。

 はいはい。わかります、わかります。

ヴィヴィアン ああ〜。

菊地 レイ・ハラカミさんが出てきたばっかりの頃とか…に聞こえる可能性があって。

 うんうん。

菊地 ポップミュージックどうなんのかな?って、今すごい曲がり角で。

 うーん。

菊地 21世紀も15年経って、すごい…何て言うんですかね…それこそタイムラグじゃないけど…

 うんうんうん。

菊地 21世紀も15年目にして、相当大きく変わるんじゃないかな?っていうのは…言われてるんですけどね。

ヴィヴィアン うーん。

Go Hard (2CD) (韓国盤)

Go Hard (2CD) (韓国盤)

2016-05-06 「ゴールデン・サーフ・ウィーク」 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

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また2ヶ月ぐらい海行かないでいたので、この連休中にはなるべく行こうと。

4/30と5/4・6の三回波乗りに行きました。

ただし天候にはなかなか恵まれず。

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とにかく風が強い日が続いていて。

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4/30は波のサイズがあって、アウトに出れずじまい。ひたすらスープを食らって、ほとんど何もできずに帰ってきました。

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5/4はいつもお世話になっているキィオラサーフィンスクールではなく、個人的に友人が車を出してくれて、早朝だけパッと行って午前中に帰ってこようと。

4時起きで向かったはいいのだが、この日は朝から大雨。風も相当強い予想。ほとんどのポイントクローズの中、なんとか風をかわせるところで、とりあえず入ってみた。そしたら意外に波は良くて、雨の中、なんとか楽しめました。

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そして、海からあがった時にはすっかり雨も止み、むしろ快晴。でも波は良くなくなっていて…難しいものです。

5/6はほとんど波がなく、海に着いた時がちょうど干きいっぱいだったので、浅いし水の量はないし。

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ただ大潮だったので上げてくればそのうち良くなるのではと期待して、なんとか風波に乗ろうともがいていました。

午後3時ぐらいから、時々セットが届くようになってきて、テトラポッドとの間の狭いポイントでしたが、そこそこ数は乗れて楽しめました。

さすがに疲れで、連休明けて出勤するのがだるく感じたけど、なかなか充実したゴールデンウィークになりました。

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2016-05-05 「鶏パイタン。」 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

銀座 篝 Echika fit 銀座店

食べログ銀座 篝 Echika fit 銀座店

ラーメンばっかし食ってるんだが、ここ1〜2年ぐらいは鶏白湯がマイブーム。

実際、最近の流行りなのか、鶏白湯系のお店が増えてきてるような気がする。

よく行くのは神宮球場帰りに「麺屋こいけ」なんだが、たまたま雑誌で見て行きたいと思ったのが、「銀座 篝(かがり)」のEchica店。

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以前行った時はまだ寒い時期だったので、普通の鶏白湯SOBAを食べたのだが、今回はつけSOBAの方を食べてみた。

濃厚でクリーミーなスープが美味い。30分ぐらい並んだけど、その甲斐あった。

鶏ハムとか、具材も食べて美味いだけでなく、上品で色どりもきれいだし。

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鶏白湯の流行りっていろいろなとこに派生してるのかな。

市販のうどんつゆまで。

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セブンイレブンのサラダチキンを切ってのせ、棒棒鶏風にして食ってみたが、なかなか美味かった。

2016-05-01 「アウトレット、無印、Right-on。」 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

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衣替えを前に、いろいろ買い物に。

たいがい三井のアウトレットパークでまとめ買いしてくる。

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フレッドペリーが入っているのが横浜だけなので、久しぶりに横浜ベイサイド店まで遠出。

ポロシャツとかが欲しかったのだけど、フレッドペリーもラコステも元値が高いので、安くなってるとはいえ、あまりお買い得感がなく。

せっかく来たのに収穫無しではさびしいので、BEAMSで安いサングラスとハットを買って、ちょっと夏気分。

あと、リーボックのB級品のワゴンの中から、昔のポンプフューリーを掘り出してきた。3800円だったので、これはラッキー。

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普段使いのシャツなどは、結局無印良品で買うことに。

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やっぱり有楽町店が一番品揃えがよく。

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最近ジーンズは穿かなくなっていたのだが、無印のジーンズが3900円なのに、良い出来。伸び縮みするので、着心地がいい。

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近所のRight-onでTシャツなどをちょっと買い足して、いちおう今年の夏着る物の補充は完了。

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なんだかんだで、結構お金遣ってしまった。

2016-04-29 「SPRING TOUR 2016 幸福」 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

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楽しみにしていた岡村ちゃんのライブ。

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祝日なので早めに会場に行って、グッズ先行販売に並ぶ。

しかし目当ての「幸福袋」は直前に売り切れ(泣)。

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開場時間まで時間の潰しようもなく…どこ行っても混んでるし。

どえらく風の強い中、仕方が無いので芝生で昼寝。

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ダイバーシティの建物内でも、靖幸マーク入りのTシャツやパーカーを着た、妙齢の方々を数多く見かけたが。

開場前から長蛇の列。そんなに待てないぐらいなのか。

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前回の「将来の夢」ツアーも素晴らしかったが、今回はなんといってもオリジナルの新アルバムを引っさげてのツアーなので、さらにセットリストが充実。

1曲目はアルバムと同じ「できるだけ純情でいたい」でスタート。

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2曲目で、おそらくアースの曲。モーリス・ホワイト哀悼の意を込めてだろう。

新作からの曲ももちろん最高だが、過去の曲もアレンジをガラッと変えて、さらにアダルトな感じに。

今回はとにかく、より大人っぽいファンクネスを強調。お客さんの年齢とともにより成熟したステージになっていて見事だった。

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2度もアンコールに応えてくれて、最も敬愛するプリンスに捧げるカバー曲の弾き語り

そうか、この大人っぽいファンクの感じ…今の岡村ちゃんは「日本ディアンジェロ」的な立ち位置なのかも。

もちろん、誰にも真似できない唯一無二の存在ではあるけれども。

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スマホリングひとつだけお土産に買ってきた。

今回のステージ、自分の中ではまたさらに過去最高のパフォーマンスだった。素晴らしすぎる。

どうかこの岡村ちゃん全盛期が長く続きますように。

幸福

幸福