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きっぷメモ。

2017年3月9日

京王多摩センター駅のハローキティ無効印

東京から京王多摩センターへの片道乗車券です。

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経路は東京(東北本線)神田(中央本線)代々木(山手線)新宿(京王線)調布(相模原線)京王多摩センターです。
JR線10.3km 200円、京王線29.2km 340円で発売額は540円です。

京王多摩センター駅はサンリオピューロランドとのコラボレーションにより駅全体がサンリオキャラクターで装飾されていますが、このように無効印にハローキティが使用されています。通常の様式の無効印もあり、持ち帰りを申し出たところなぜか2つ押印されました。ハローキティ無効印には駅名の表示がないためでしょうか。

マルスシステムには京王電鉄の接続各駅からの社線運賃が登録されていないようす。連絡乗車券を発売するには金額入力操作が必要で、120mm券で発売されます。自・社区間の場合、接続駅コード「4646(新宿)」、社線営業キロ「29.2km」、社線運賃「340円」です。

京王線の券売機で発売する一般的な乗車券では小さいため無効印は字に被ってしまうでしょう。マルス券の120mm連絡乗車券なら余白は多いですが印影が非常に掠れやすいのが難点です。
特別補充券であれば余白や掠れの心配は少なくなりますが、京王電鉄が使用済み補充券の持ち帰りを認めているかどうかは不明のためなんとも言えません。

新宿を接続駅とするJR東日本と京王電鉄の連絡範囲は以下の通りです。
JR東日本:東海道本線、山手線、赤羽線南武線鶴見線武蔵野線横浜線根岸線横須賀線相模線伊東線、中央本線 東京〜小淵沢間、青梅線五日市線八高線、東北本線 東京〜宇都宮間・尾久北赤羽北与野間、常磐線 日暮里水戸間、川越線高崎線両毛線水戸線総武本線京葉線外房線内房線成田線
京王電鉄:京王線、競馬場線動物園線高尾線 北野〜狭間間、相模原線、井の頭線

相模原線内の各駅を連絡範囲とするのは新宿・渋谷接続に限られます。分倍河原高尾吉祥寺接続の場合、相模原線の連絡範囲は京王多摩川のみです。京王多摩センター発着の乗車券は発売できません。

2017年3月7日

小田急電鉄の日付印

小田急電鉄は近年まで改札鋏が現役で使用されていましたが、昨年末にかけて各駅にチケッター(日付印)が設置され、12月1日以降改札鋏は使用されなくなったようです。

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立川新宿の往復乗車券です。
「(小田急線)新宿」とあります。登戸を接続駅とするJR東日本と小田急電鉄の連絡乗車券です。

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経路は立川(南武線)登戸(小田原線)新宿営業キロ・運賃はJR線18.2km 310円、小田急線15.2km 250円で片道560円、往復で1120円です。
小田急線は接続各駅からほとんどの区間の社線運賃がマルスシステムに登録されていますが、新宿接続小田急線登戸、登戸接続小田急線新宿については運賃登録がなく、金額入力操作が必要となります。今回の場合は接続駅コード4635(登戸)、社線営業キロ18.2km、社線運賃250円です。金額入力で発売したため120mm券で発券されました。

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チケッターは「○小 新宿駅/2.21/入鋏済」とあります。
インクの色は新宿駅は赤色ですが、駅によって異なるようです。


小田急電鉄で自動改札機に対応していない乗車券はあまりありません。
申し出れば磁気券でもチケッターで入鋏して頂けるようですが、元箱根案内所や松田駅(JR東海)の硬券、特別補充券、JR連絡の120mm券などは自動改札機を通過できないため、必ずチケッターが使用されます。今回は社線発の乗車券とするため、金額入力の連絡乗車券を往復で購入したものを使用しました。


登戸を接続駅とするJR東日本と小田急電鉄の連絡範囲は以下のとおりです。
JR東日本:東海道本線山手線赤羽線、南武線、鶴見線武蔵野線横浜線根岸線横須賀線相模線伊東線中央本線 東京〜塩山間、東北本線 東京〜宇都宮間・尾久北赤羽北与野間、常磐線 日暮里友部間、高崎線総武本線 東京〜八日市場間・秋葉原錦糸町間、京葉線外房線 千葉蘇我間、成田線 佐倉成田空港
小田急電鉄:小田原線、江ノ島線

2017年2月12日

新幹線経由の別線往復乗車券


下関〜博多の往復乗車券です。

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この乗車券は別線往復乗車券で、往路と復路で別扱いの線路である山陽新幹線山陽本線鹿児島本線を経由しています。
往路は新下関(山陽新幹線)小倉(鹿児島本線)博多、復路は博多(山陽新幹線)小倉(鹿児島本線)門司(山陽本線)新下関です。
別線往復乗車券については過去に何度か取り上げたため、規定などの詳細は省略します。

別線往復はどちらか一方が新幹線経由、他方が在来線経由で発売するのがほとんどのように思いますが、規定上は「往路と復路の経路が異なる場合であつても、その異なる経路が第16条の3に掲げる左欄及び右欄の経路相互である場合」です(東日本旅客鉄道株式会社 旅客営業規則第26条第2号)。従って往路、復路とも新幹線を経由する別線往復乗車券は発売可能で、結果として両方の幹在表示が「・・・・・・・・■■■■」と同じ表示になっています。
券面の表示は全区間在来線経由で「□□□□」、区間内で一区間でも新幹線を利用すると「■■■■」です。従って別線往復において往片・復片の両方が「■■■■」となることはあっても、両方が「□□□□」となることはありません。

新下関・博多間は営業キロ86.2kmです。新下関・小倉間を新幹線、小倉・博多間を在来線利用の場合は1640円、新下関・小倉間を在来線、小倉・博多間を新幹線で利用すると1530円です。合わせて3170円が発売額となります。
なお、全区間新幹線で往復すると片道1490円の2倍で2980円、在来線で往復すると片道1640円の2倍で3280円です。

(普通乗車券の発売)
第26条 旅客が、列車に乗車する場合は、次の各号に定めるところにより、片道乗車券、往復乗車券又は連続乗車券を発売する。
(1)片道乗車券
普通旅客運賃計算経路の連続した区間を片道1回乗車(以下「片道乗車」という。)する場合に発売する。ただし、第68条第4項の規定により営業キロ、擬制キロ又は運賃計算キロを打ち切つて計算する場合は、当該打切りとなる駅までの区間のものに限り発売する。
(2)往復乗車券
往路又は復路とも片道乗車券を発売できる区間であつて、往路と復路の区間及び経路が同じ区間を往復1回乗車(以下「往復乗車」という。)する場合に発売する。ただし、往路と復路の経路が異なる場合であつても、その異なる経路が第16条の3に掲げる左欄及び右欄の経路相互である場合は往復乗車券を発売する。
(3)連続乗車券
前各号の乗車券を発売できない連続した区間(当該区間が2区間のものに限る。)をそれぞれ1回乗車(以下「連続乗車」という。)する場合に発売する。

2017年2月1日

旅客営業規則・旅客連絡運輸規則改正(2)


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前回の続きです。
今回は旅客連絡運輸規則の改正内容を見てみます。

かなりの規模であった旅客営業規則改正と比べると、連絡運輸規則の改正はあまりありません。

JR九州:運送約款(抜粋)
 旅客営業規則改正
 旅客連絡運輸規則改正

JR東海:運送約款の改正履歴
 旅客営業規則改正
 旅客連絡運輸規則改正


【旅客連絡運輸規則】
現行改正
(乗車券類の発売範囲)
第14条 乗車券類を発売する範囲は、別表に定めるとおりとする。
2 駅において発売する乗車券類は、その駅から有効なものに限って発売する。ただし、次の各号に掲げる場合で、その発着区間が別に定める旅客の連絡運輸区域であるときは、他駅から有効な乗車券類(当社と連絡運輸の取扱いを行う連絡会社線の駅着又は発となるものに限る。)を発売することがある。
(1)急行券、特別車両券及び座席指定券を発売する場合
(中略)
(4) 旅客会社線の駅で次の連絡会社線の駅発となる第2号及び第3号に規定する普通乗車券以外の普通乗車券を発売する場合
 道南いさりび鉄道株式会社
 IGRいわて銀河鉄道株式会社線(盛岡を発駅とし、青い森鉄道線を経由して青森以遠(油川方面)まで乗車する場合に限る。)
 伊豆急行株式会社線
 えちごトキめき鉄道株式会社線


 伊勢鉄道株式会社線
 IRいしかわ鉄道株式会社線
 WILLER TRAINS株式会社(京都丹後鉄道)線
 土佐くろしお鉄道株式会社線
(中略)
(乗車券類の発売範囲)
第14条 乗車券類を発売する範囲は、別表に定めるとおりとする。
2 駅において発売する乗車券類は、その駅から有効なものに限って発売する。ただし、次の各号に掲げる場合で、その発着区間が別に定める旅客の連絡運輸区域であるときは、他駅から有効な乗車券類(当社と連絡運輸の取扱いを行う連絡会社線の駅着又は発となるものに限る。)を発売することがある。
(1)急行券、特別車両券及び座席指定券を発売する場合
(中略)
(4)旅客会社線の駅で次の連絡会社線の駅発となる第2号及び第3号に規定する普通乗車券以外の普通乗車券を発売する場合
 道南いさりび鉄道株式会社線
 IGRいわて銀河鉄道株式会社線(盛岡を発駅とし、青い森鉄道線を経由して青森以遠(油川方面)まで乗車する場合に限る。)
 えちごトキめき鉄道株式会社線
 伊豆急行株式会社線
 富士急行株式会社線
 伊豆箱根鉄道株式会社線
 伊勢鉄道株式会社線
 IRいしかわ鉄道株式会社線
 WILLER TRAINS株式会社(京都丹後鉄道)線
 土佐くろしお鉄道株式会社線
(中略)

社線発のJR連絡乗車券を単独で発売する会社線に富士急行と伊豆箱根鉄道が追加されました。どちらもJR線直通の特急又は指定席連結列車を運転している関係でしょうか。
ただし、北越急行(臨時列車)、東武鉄道(日光スペーシア等)、小田急電鉄(あさぎり)、しなの鉄道(ろくもん、おいこっと)、智頭急行(スーパーはくとスーパーいなば)など、JR直通の指定席連結列車を運行していても対象となっていない会社線もあります。
一方で道南いさりび鉄道はJR直通の指定席連結列車の運転はありませんが対象になっています。線内が基本的に無人駅であることの救済措置なのでしょうか。基準についてはよくわかりません。
あと、会社線を列挙する順番が入れ替えられています。条文としてはそのこと自体に特に意味はありませんが、旅客連絡運輸規則別表における連絡会社線の掲載順に合わせたものと思われます

【参考】
改正前:(101) 道南いさりび鉄道、(201)の2 IGRいわて銀河鉄道、(244) 伊豆急行、(214) えちごトキめき鉄道、(311) 伊勢鉄道、(403) IRいしかわ鉄道、(419)の2 WILLER TRAINS、(501)の2 土佐くろしお鉄道
改正後:(101) 道南いさりび鉄道、(201)の2 IGRいわて銀河鉄道、(214) えちごトキめき鉄道、(244) 伊豆急行、(245) 富士急行、(301) 伊豆箱根鉄道、(311) 伊勢鉄道、(403) IRいしかわ鉄道、(419)の2 WILLER TRAINS、(501)の2 土佐くろしお鉄道

現行改正
(旅客会社線と伊豆急行株式会社線、WILLER TRAINS株式会社(京都丹後鉄道)線、井原鉄道株式会社線又は北越急行株式会社線とにまたがり直通運転する列車の座席指定料金)
第72条の2 第37条から第39条までの規定により座席指定券を発売する場合で、旅客会社線各駅と伊豆急行株式会社線各駅、WILLER TRAINS株式会社(京都丹後鉄道)線各駅、井原鉄道株式会社線各駅又は北越急行株式会社線各駅との相互間発着となるときの座席指定料金は、前2条の規定にかかわらず次の各号に定める額とする。
(1)大人座席指定料金
 旅客規則定める旅客会社線区間の座席指定料金と伊豆急行株式会社線区間、WILLER TRAINS株式会社(京都丹後鉄道)線区間、井原鉄道株式会社線区間又は北越急行株式会社線区間の座席指定料金100円を併算した額
(2)小児座席指定料金
 旅客会社線区間の大人座席指定料金を折半し、端数整理した額と伊豆急行株式会社線区間、WILLER TRAINS株式会社(京都丹後鉄道)線区間又は北越急行株式会社線区間の大人座席指定料金を折半し、10円未満の端数を10円に切り上げた額(井原鉄道株式会社線区間にあっては大人座席指定料金と同額)を併算した額
(中略)
(旅客会社線と伊豆急行株式会社線、富士急行株式会社線、WILLER TRAINS株式会社(京都丹後鉄道)線、井原鉄道株式会社線又は北越急行株式会社線とにまたがり直通運転する列車の座席指定料金)
第72条の2 第37条から第39条までの規定により座席指定券を発売する場合で、旅客会社線各駅と伊豆急行株式会社線各駅、富士急行株式会社線各駅、WILLER TRAINS株式会社(京都丹後鉄道)線各駅、井原鉄道株式会社線各駅又は北越急行株式会社線各駅との相互間発着となるときの座席指定料金は、前2条の規定にかかわらず次の各号に定める額とする。
(1)大人座席指定料金
旅客規則に定める旅客会社線区間の座席指定料金と伊豆急行株式会社線区間、WILLER TRAINS株式会社(京都丹後鉄道)線区間、井原鉄道株式会社線区間又は北越急行株式会社線区間の座席指定料金100円(富士急行株式会社線区間にあっては座席指定料金200円)を併算した額
(2)小児座席指定料金
旅客会社線区間の大人座席指定料金を折半し、端数整理した額と伊豆急行株式会社線区間、WILLER TRAINS株式会社(京都丹後鉄道)線区間又は北越急行株式会社線区間の大人座席指定料金を折半し、10円未満の端数を10円に切り上げた額(富士急行株式会社線区間及び井原鉄道株式会社線区間にあっては大人座席指定料金と同額)を併算した額

富士急行は3月4日以降、JR線直通の列車において自社線内の指定席料金を新たに設定することになりました。それに対応した改正です。
井原鉄道は規定上は社線指定席料金100円(小児同額)が設定されています。神辺接続でJR線福山直通の列車の運転がありますが、指定席を連結した直通列車の運転はなく、規定上のみの存在です。



現行改正
(乗車券の有効期間)
第75条 乗車券の有効期間は、別に定める場合を除いて、次の各号による。
(1)普通乗車券
イ 片道乗車券
(イ)一般の場合
(中略)
(ロ)東京大阪福岡新潟又は仙台付近旅客会社線大都市近郊区間と、この区間に接続する連絡会社線との場合
東京、大阪、福岡、新潟又は仙台付近旅客会社線大都市近郊区間と、この区間で接続する次に掲げる連絡会社線との相互間に発着する場合の有効期間は、(イ)の規定にかかわらず、1日とする。
a 東京付近東日本旅客鉄道株式会社線大都市近郊区間に接続する連絡会社線
秩父鉄道株式会社線
上信電鉄株式会社線
わたらせ渓谷鐵道株式会社線
ひたちなか海浜鉄道株式会社線
関東鉄道株式会社線
真岡鐵道株式会社線
銚子電気鉄道株式会社線
鹿島鉄道株式会社線
鹿島臨海鉄道株式会社線
小湊鉄道株式会社線
東葉高速鉄道株式会社線
流鉄株式会社線
新京成電鉄株式会社線
東武鉄道株式会社線
京成電鉄株式会社線
西武鉄道株式会社線
東京地下鉄株式会社線
東京臨海高速鉄道株式会社線
東京モノレール株式会社線
小田急電鉄株式会社線
京王電鉄株式会社線
東京急行電鉄株式会社線
京浜急行電鉄株式会社線
相模鉄道株式会社線
江ノ島電鉄株式会社線
箱根登山鉄道株式会社線
伊豆急行株式会社線
富士急行株式会社線
アルピコ交通株式会社線
伊豆箱根鉄道株式会社線
(中略)
e 仙台付近東日本旅客鉄道株式会社線大都市近郊区間に接続する連絡会社線
仙台空港鉄道株式会社線
福島交通株式会社線
阿武隈急行鉄道株式会社線
山形鉄道株式会社線
(以下略)
(乗車券の有効期間)
第75条 乗車券の有効期間は、別に定める場合を除いて、次の各号による。
(1)普通乗車券
イ 片道乗車券
(イ)一般の場合
(中略)
(ロ)東京、大阪、福岡、新潟又は仙台付近旅客会社線大都市近郊区間と、この区間に接続する連絡会社線との場合
東京、大阪、福岡、新潟又は仙台付近旅客会社線大都市近郊区間と、この区間で接続する次に掲げる連絡会社線との相互間に発着する場合の有効期間は、(イ)の規定にかかわらず、1日とする。
a 東京付近東日本旅客鉄道株式会社線大都市近郊区間に接続する連絡会社線
秩父鉄道株式会社線

わたらせ渓谷鐵道株式会社線
ひたちなか海浜鉄道株式会社線
関東鉄道株式会社線
真岡鐵道株式会社線
銚子電気鉄道株式会社線

鹿島臨海鉄道株式会社線
小湊鉄道株式会社線
東葉高速鉄道株式会社線

新京成電鉄株式会社線
東武鉄道株式会社線
京成電鉄株式会社線
西武鉄道株式会社線
東京地下鉄株式会社線
東京臨海高速鉄道株式会社線
東京モノレール株式会社線
小田急電鉄株式会社線
京王電鉄株式会社線
東京急行電鉄株式会社線
京浜急行電鉄株式会社線
相模鉄道株式会社線

箱根登山鉄道株式会社線
伊豆急行株式会社線
富士急行株式会社線
アルピコ交通株式会社線
伊豆箱根鉄道株式会社線
(中略)
e 仙台付近東日本旅客鉄道株式会社線大都市近郊区間に接続する連絡会社線
仙台空港鉄道株式会社線

阿武隈急行鉄道株式会社線
山形鉄道株式会社線
(以下略)

大都市近郊区間に接続する連絡会社線の一覧から上信電鉄株式会社線、鹿島鉄道株式会社線、流鉄株式会社線、江ノ島電鉄株式会社線、福島交通株式会社線が削除されました。過去の例からすると、これはJR線との普通乗車券における連絡運輸を廃止することと同義です。例えば湘南モノレール株式会社線は平成25年7月でJR東日本線との連絡運輸を廃止し、連絡運輸規則第75条の大都市近郊区間に接続する連絡会社線からも削除されています。
JR九州の連絡運輸規則改正では、なぜか上信電鉄株式会社線、鹿島鉄道株式会社線に関する記載がありません。理由はわかりません。

なお、今回の改正で上信電鉄株式会社線と鹿島鉄道株式会社線も合わせて削除されています。
上信電鉄連絡は2005年に廃止され、鹿島鉄道については2007年に路線自体が廃止されています(会社は不動産会社として存続)。今まで削除されていなかったのは何か理由があるのかとも思いましたが、今回削除されたことによりどうやら連絡運輸廃止時、単純に削除し忘れていただけのようです。

JR東海の連絡運輸規則改正の附則には「上信電鉄株式会社線に係る改正は平成17年7月3日から適用し、鹿島鉄道株式会社線に係る改正は平成19年4月1日から適用」と記載されています。10年以上豪快に遡って規則を改正するようです。


鉄道営業法第3条の規定では、運送条件は関係停車場に公告した後でないと実施できないとしています。
今回10年以上遡っての改正ですが、これは実際に連絡運輸が行われておらず、この改正で旅客が不利になることはないから……との判断なのでしょうか。

第三条  運賃其ノ他ノ運送条件ハ関係停車場ニ公告シタル後ニ非サレハ之ヲ実施スルコトヲ得ス
○2 運賃其ノ他ノ運送条件ノ加重ヲ為サムトスル場合ニ於テハ前項ノ公告ハ七日以上之ヲ為スコトヲ要ス







なお、今回の改正においても連絡運輸規則第46条注2のニに含まれる京都接続の西日本ジェイアールバス株式会社 高雄・京北線は削除されず残っています。同連絡運輸は2016年3月に廃止されましたが、連絡運輸規則上はまだ京都市内に接続する連絡会社線として扱われています。なお、西日本旅客鉄道株式会社 旅客連絡運輸規則別表及び同 旅客連絡運輸取扱基準規程別表における(432)の2 西日本ジェイアールバス株式会社線からは京都接続の高雄・京北線は既に削除されています。規則本文だけ削除が漏れているものと思われます。

そもそも、連絡会社線を列挙しているこの注釈は何のためにあるのかもよくわかりません。連絡運輸規則第47条では東京山手線内に関連する規定がありますが、「東京山手線内にある旅客会社線の駅に接続する連絡会社線及びその接続駅」という一覧はありません。
東京都区内を例にしても中野接続東葉高速鉄道株式会社線(東京メトロ経由3社連絡)、中野・綾瀬北千住西日暮里市ヶ谷新木場接続東京地下鉄株式会社線、大崎接続東京臨海高速鉄道株式会社線、浜松町接続東京モノレール株式会社線が含まれていません。
池袋接続の西武鉄道株式会社線は西武有楽町線への連絡乗車券も発売できますが、記載がありません。小田急電鉄株式会社線の小田原線渋谷が接続駅になっていますが、これは普通乗車券としては既に廃止されたJR-京王-小田急(渋谷・下北沢経由)の3社連絡の場合の接続駅です。改廃が反映されておらず、抜けもあるように思われます。

例えば浜松町接続の東京モノレール株式会社線への連絡乗車券は、東京都区内の運賃計算を適用しないのでしょうか。そうは思えないですよね……。

(特定都区市内にある旅客会社線駅又はこれに接続する連絡会社線駅発着旅客に対する旅客会社線区間の片道普通旅客運賃の計算方)
第46条 東京都区内、横浜市内(川崎駅尻手駅八丁畷駅及び川崎新町駅並びに鶴見線各駅を含む。)、名古屋市内、京都市内、大阪市内(新加美駅を除く。)、神戸市内(道場駅を除く。)、広島市内(海田市駅及び向洋駅を含む。)、北九州市内、福岡市内(姪浜駅下山門駅今宿駅九大学研都市駅及び周船寺駅を除く。)、仙台市内又は札幌市内(以下これらを「特定都区市内」という。)にある旅客会社線の駅又はその駅に接続する連絡会社線の駅を発駅又は着駅とする場合であって、旅客規則第86条に規定する当該特定都区市内の中心駅(以下「中心駅」という。)から、旅客会社線の営業キロが片道200キロメートルを超える区間内にある駅との場合の旅客会社線区間の片道普通旅客運賃は、当該中心駅を起点又は終点とした営業キロ又は運賃計算キロによって計算する。ただし、特定都区市内にある駅又はその駅に接続する連絡会社線の駅を発駅とする場合で、普通旅客運賃の計算経路が、その特定都区市内の外を経て、再び同じ特定都区市内を通過するとき、若しくは特定都区市内にある駅又はその駅から接続する連絡会社の駅を着駅とする場合で、発駅からの普通旅客運賃の計算経路が、その特定都区市内を通過して、その特定都区市内の外を経るときを除く。
(注1)「特定都区市内にある旅客会社線の駅」とは、旅客規則第86条に規定する駅をいう。
(注2)この条に関係のある特定都区市内にある旅客会社線の駅に接続する連絡会社線及びその接続駅は、次のとおりである。
イ 東京都区内
  東武鉄道株式会社
   東上線            池袋
   その他の線          亀戸、北千住
  京成電鉄株式会社線       日暮里
  西武鉄道株式会社
   池袋線国分寺線拝島線
   西武秩父線新宿線      池袋、高田馬場
   多摩湖線           高田馬場
  小田急電鉄株式会社
   小田原線           新宿、渋谷
   江ノ島線           新宿
  京王電鉄株式会社線       新宿、渋谷
  東京急行電鉄株式会社線     大井町蒲田五反田目黒、渋谷
  京浜急行電鉄株式会社線     品川
ロ 横浜市内
  東京急行電鉄株式会社線     横浜、菊名長津田
  京浜急行電鉄株式会社線     横浜、八丁畷
  相模鉄道株式会社線       横浜
ハ 名古屋市内
  近畿日本鉄道株式会社
   山田線鳥羽線名古屋線   名古屋
ニ 京都市内
  京阪電気鉄道株式会社
   中之島線京阪本線
   鴨東線宇治線        東福寺
  近畿日本鉄道株式会社
   奈良線天理線京都線    京都
  西日本ジェイアールバス株式会社
   高雄・京北線         京都
ホ 大阪市内
  京阪電気鉄道株式会社
   中之島線、京阪本線、
   鴨東線、宇治線        京橋
  阪急電鉄株式会社
   神戸本線伊丹線今津線
   宝塚本線箕面線       大阪
  近畿日本鉄道株式会社
   難波線大阪線信貴線
   山田線、奈良線、天理線    鶴橋
   南大阪線長野線       天王寺
  阪神電気鉄道株式会社
   本線             大阪、北新地
  南海電気鉄道株式会社
   南海本線高師浜線加太線
   和歌山港線高野線鋼索線  新今宮
  西日本ジェイアールバス株式会社
   中国高速線          大阪、新大阪
ヘ 神戸市内
  阪急電鉄株式会社
   神戸本線、伊丹線、今津線、
   宝塚本線、箕面線       三ノ宮
  阪神電気鉄道株式会社
   本線、阪神なんば線      三ノ宮
ト 福岡市内
  福岡市交通局高速鉄道線     博多



2017年3月10日追記
この他にも連絡運輸関連はいくつかの改廃がありました。
津軽鉄道弘南鉄道(※)とJR東日本の連絡運輸の廃止、角館接続の秋田内陸縦貫鉄道とJR東日本の連絡運輸の廃止及び鷹ノ巣接続の連絡運輸範囲の縮小、阿武隈急行・山形鉄道とJR東日本の通過連絡運輸の廃止及び連絡運輸範囲の縮小、岳南電車とJR東海の連絡運輸範囲の縮小、などがあります。
※弘南鉄道においては社でのJR連絡乗車券は2016/3/31で発売を終了しており、JRからの片発売のみとなっていました。今回は連絡運輸自体の廃止です。

2017年1月31日

旅客営業規則・旅客連絡運輸規則改正(1)


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2017年3月4日のダイヤ改正に合わせて、JR各社の運送約款が改正されることとなりました。
JR九州は1月25日、JR東海は1月26日に内容を公開しています。その他のJR各社は現在のところ公開されたものはありません。

JR九州:運送約款(抜粋)
 旅客営業規則改正
 旅客連絡運輸規則改正

JR東海:運送約款の改正履歴
 旅客営業規則改正
 旅客連絡運輸規則改正

基本的に内容は同じですが、JR東海は差分を掲載しておりJR九州よりは見やすくなっています。挿入・修正・削除全てを文章で説明するJR九州の方式は規則本文と照らし合わせながらでないと理解するのは難しいですね。

分量が多いため2回に分けて記事にします。まずは旅客営業規則の改正です。

【旅客営業規則】
現行改正
(期間の計算方)
9条 期間の計算をする場合は、その初日は時間の長短にかかわらず、1日として計算する。一時預り品の引渡しの日についてもまた同じ。
(期間の計算方)
第9条 期間の計算をする場合は、その初日を算入して計算する。
2 期間の初日は、時間の長短にかかわらず、1日として計算する。
(注)期間の始期及び終期の例を示せば、次のとおりである。
(例1)3月20日から1日間とは、3月20日のみである。
(例2)6月1日から1箇月間とは、6月30日までである。
(例3)11月30日から3箇月間とは、2月末日(平年の場合は2月28日、閏年の場合は2月29日)までである。このように、月の期間を計算する場合、最後の月に応当日がないときは、その月の末日が終期となる。

規則自体に変更はありません。1日の定義を明確にしています。第2項に例示されている内容は旅客営業取扱基準規程(JR東海では旅客営業取扱細則)第15条の内容とほぼ同じです。内規である基準規程から規則に昇格された形となりました。

(期間の計算方)
第15条 規則第9条に規定する期間の計算を行う場合の期間の始期及び終期は、次の例による。
(1)〜(2)略
(3) 月単位の場合
ア 11月1日(初日)から1箇月間とは11月30日(月の末日)まで
イ 4月15日から1箇月間とは5月14日まで
ウ 1箇月(暦月)とは、月の初日から当月の末日まで
エ 11月30日から3箇月間とは、2月28日(平年の場合)又は2月29日(閏年の場合)まで
(注) 月の期間を計算する場合、最後の月に応答日がないときは、その月の末日が終期となる。




現行改正
(急行券の発売)
第57条 旅客が、急行列車に乗車する場合は、次の各号に定めるところにより、急行列車ごとに特別急行券又は普通急行券を発売する。
(中略)
2 前項本文の規定にかかわらず、次の各号に定めるところにより急行列車に乗車するときは、1個の急行列車とみなして1枚の急行券を発売する。
(1)東京新函館北斗間、大宮新潟間及び高崎金沢間の新幹線の2個以上の特別急行列車に乗車する場合であって、駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、大宮駅又は高崎駅で乗継ぎとなる場合であって別に定めるときを除く。
(急行券の発売)
第57条 旅客が、急行列車に乗車する場合は、次の各号に定めるところにより、急行列車ごとに特別急行券又は普通急行券を発売する。
(中略)
2 前項本文の規定にかかわらず、次の各号に定めるところにより急行列車に乗車するときは、1個の急行列車とみなして1枚の急行券を発売する。
(1)東京・新函館北斗間、大宮・新潟間及び高崎・金沢間の新幹線の2個以上の特別急行列車に乗車する場合であって、駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、大宮駅で乗継ぎとなる場合であって、小山以遠(宇都宮方面)の新幹線停車駅と熊谷以遠(本庄早稲田方面)の新幹線停車駅との相互間を利用するときを除き、また、高崎駅で乗継ぎとなる場合であって、上毛高原以遠(越後湯沢方面)の新幹線停車駅と安中榛名以遠(軽井沢方面)の新幹線停車駅との相互間を利用するときを除く。
(2)岡山宇和島間及び高松・宇和島間の特別急行列車の停車駅相互間を乗車する場合であって、宇多津駅丸亀駅多度津駅又は松山駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、岡山・宇多津間の特別急行列車の停車駅と高松・宇多津間の特別急行列車の停車駅相互間を利用する場合を除く。
(3)岡山・窪川間及び高松・窪川間の特別急行列車の停車駅相互間を乗車する場合であって、宇多津駅、丸亀駅、多度津駅又は高知駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、岡山・宇多津間の特別急行列車の停車駅と高松・宇多津間の特別急行列車の停車駅相互間を利用する場合を除く。
(2)岡山・宇和島間及び高松・宇和島間の特別急行列車の停車駅相互間を乗車する場合であって、宇多津駅、丸亀駅、多度津駅又は松山駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、岡山・宇多津間の特別急行列車の停車駅と高松・宇多津間の特別急行列車の停車駅との相互間を利用する場合を除く。
(3)岡山・窪川間及び高松・窪川間の特別急行列車の停車駅相互間を乗車する場合であって、宇多津駅、丸亀駅、多度津駅又は高知駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、岡山・宇多津間の特別急行列車の停車駅と高松・宇多津間の特別急行列車の停車駅との相互間を利用する場合を除き、また、特別急行列車四国まんなか千年ものがたり号に乗車する場合における当該列車に乗車する区間を除く。
(4)〜(6)略
(7)京都鳥取間及び新大阪・鳥取間の特別急行列車の停車駅相互間を乗車する場合であって、福知山駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、京都・福知山間の特別急行列車の停車駅と新大阪・福知山間の特別急行列車の停車駅相互間を利用する場合を除く。
(8)略
(中略)
(4)〜(6)略
(7)京都・鳥取間及び新大阪・鳥取間の特別急行列車の停車駅相互間を乗車する場合であって、福知山駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、京都・福知山間の特別急行列車の停車駅と新大阪・福知山間の特別急行列車の停車駅との相互間を利用する場合を除く。
(8)略
(9)札幌網走間及び札幌・稚内間の特別急行列車の停車駅相互間を乗車する場合であって、旭川駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、旭川・網走間の特別急行列車の停車駅と旭川・稚内間の特別急行列車の停車駅との相互間を利用する場合を除く。
(中略)
8 第2項第1号の規定により、旅客が東京・新函館北斗間を運転する特別急行列車はやぶさ号又は東京・盛岡間を運転する特別急行列車こまち号(以下これらを「はやぶさ号等」という。)とはやぶさ号等以外の新幹線の特別急行列車とを乗り継いで乗車する場合は、大宮駅で乗継ぎとなる場合であって別に定めるときを除き、駅において出場しない限り、全区間に対して別に定める特別急行料金により1枚の特別急行券を発売する。
8 第2項第1号の規定により、旅客が東京・新函館北斗間を運転する特別急行列車はやぶさ号又は東京・盛岡間を運転する特別急行列車こまち号(以下これらを「はやぶさ号等」という。)とはやぶさ号等以外の新幹線の特別急行列車とを乗り継いで乗車する場合は、大宮駅で乗継ぎとなる場合であって、小山以遠(宇都宮方面)の新幹線停車駅と熊谷以遠(本庄早稲田方面)の新幹線停車駅との相互間を利用するときを除き、駅において出場しない限り、全区間に対して別に定める特別急行料金により1枚の特別急行券を発売する。
9 急行列車と普通列車とが直通して運転する列車の指定席に、急行列車と普通列車を相互に連続して乗車する場合は、1個の列車とみなして、1枚の急行券を発売することがある。
9 急行列車と普通列車とが直通して運転する列車又は次の各号に掲げる一部区間を普通列車として運転する急行列車の指定席に、急行列車と普通列車を相互に連続して乗車する場合は、1個の列車とみなして、1枚の急行券を発売することがある。
(1)宮崎・宮崎空港間を普通列車として運転する特別急行列車にちりん号、にちりんシーガイア号、ひゅうが号、きりしま号及び海幸山幸号。
(2)人吉・吉松間を普通列車として運転する特別急行列車いさぶろう号及びしんぺい号
(3)吉塚博多間を普通列車として運転する特別急行列車有明号及びかもめ号。
(4)前各号以外で、旅客鉄道会社が特に定めた一部区間を普通列車として運転する急行列車。

10 特別急行列車四国まんなか千年ものがたり号に乗車する場合に発売する指定席特急券は、大歩危駅を発駅又は着駅とするものに限って発売する。

今回の規則改正の特徴でもある文言の言い換え、基準規程からの昇格がここでもされています。
新幹線の改札内乗継で料金を通算しない「別に定める」ケースをここで定めています。元々は基準規程第96条の2第1項に規定されていました。

(急行券の発売の特例)
第96条の2 新幹線の2個以上の特別急行列車に対して特別急行券を発売する場合で、次の各号の1に該当するときは、大宮駅又は高崎駅において出場しない場合であつても、1個の特別急行列車とみなさないで特別急行券を発売する。
(1)東北本線(新幹線)の特別急行列車(上り列車)と高崎線(新幹線)、上越線(新幹線)及び信越本線(新幹線)の特別急行列車(下り列車)とを大宮駅において乗継ぎをする場合
(2)高崎線(新幹線)、上越線(新幹線)及び信越本線(新幹線)の特別急行列車(上り列車)と東北本線(新幹線)の特別急行列車(下り列車)とを大宮駅において乗継ぎをする場合
(3)上越線(新幹線)及び信越本線(新幹線)の特別急行列車(上り列車)と北陸新幹線高崎・金沢間の特別急行列車(下り列車)とを高崎駅において乗継ぎをする場合
(4)北陸新幹線長野・金沢間の特別急行列車(上り列車)と上越線(新幹線)及び信越本線(新幹線)の特別急行列車(下り列車)とを高崎駅において乗継ぎをする場合


「停車駅相互間」を「停車駅との相互間」に修正する意図は良くわかりませんが、例えば第2項第2号において「岡山・宇多津間の特別急行列車の停車駅と高松・宇多津間の特別急行列車の停車駅相互間を利用する場合」が、「停車駅」と「停車駅相互間」の利用、という対比が取れていない状態を修正したのでしょうか。いずれにしても通し料金の規定自体が変更となったわけではありません。

第2項第3号で、JR四国内で運転される四国まんなか千年ものがたり号特急料金通算の対象から除外されています。
第2項第9号では旭川での一部特急の系統分割に伴い、札幌〜網走・稚内間の特急を旭川で乗り換える場合の特急料金通算が新たに設定されることになりました。
第9項では末端区間が普通列車になる特急列車について、具体的な列車名を挙げています。「急行列車と普通列車とが直通して運転する列車」と今回追加された「一部区間を普通列車として運転する急行列車」が具体的にどう違うのかはよくわかりません。なお今回改正から、鹿児島本線肥薩線吉都線の普通列車のうち「いさぶろう1号」「しんぺい4号」が、熊本・人吉間で特急列車、人吉・吉松間で普通列車に変更となります。
第10項は四国まんなか千年ものがたり号の指定席特急券は大歩危発着に限り発売するという規定です。乗降車場所を限定するのは高速バスでは一般的ですが、JRの旅客営業規則に従って発売される列車では珍しいように思います。



現行改正
(特定の特別急行券の発売)
第57条の3 第57条第1項第1号イの規定により指定席特急券を発売する場合で、次の各号に掲げる期間内の日に特別車両及びコンパートメント個室以外の座席車に乗車するときは、特定の特別急行料金によって指定席特急券を発売する。ただし、乗車する列車を限定して発売することがある。
(1)旅客の乗車する日が、次に掲げる期間内の日(金曜日、土曜日及び日曜日並びに国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に定める休日及び同日の前日を除く。)であるとき。ただし、北海道旅客鉄道会社線の新幹線以外の線区の停車駅相互間、特別急行列車「あそぼーい!号」の展望席及び白いくろちゃんシート並びに別表第1号の2第1項に定める列車群に含まれる列車に乗車する場合を除く。
1月16日から2月末日まで
6月1日から同月30日まで
9月1日から同月30日まで
11月1日から12月20日まで
(中略)
(特定の特別急行券の発売)
第57条の3 第57条第1項第1号イの規定により指定席特急券を発売する場合で、次の各号に掲げる期間内の日に特別車両及びコンパートメント個室以外の座席車に乗車するときは、特定の特別急行料金によって指定席特急券を発売する。ただし、乗車する列車を限定して発売することがある。
(1)旅客の乗車する日が、次に掲げる期間内の日(金曜日、土曜日及び日曜日並びに国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に定める休日及び同日の前日を除く。)であるとき。ただし、北海道旅客鉄道会社線の新幹線以外の線区及び九州旅客鉄道会社線の新幹線以外の線区の停車駅相互間並びに別表第1号の2第1項に定める列車群に含まれる列車に乗車する場合を除く。
1月16日から2月末日まで
6月1日から同月30日まで
9月1日から同月30日まで
11月1日から12月20日まで
(中略)

今回の改正でJR九州は在来線における閑散期の設定を廃止しました。JR北海道と同じく、通年通常期のみとなります。



現行改正
(特別車両券の発売)
第58条 旅客が、特別車両に乗車する場合は、次の各号に定めるところにより、特別車両に乗車する列車ごとに、特別車両券を発売する。
(中略)
2 前項本文の規定にかかわらず、次の各号に定めるところにより急行列車の特別車両に乗車するときは、1個の急行列車とみなして1枚の特別車両券を発売する。
(1) 東京・新函館北斗間、大宮・新潟間及び高崎・金沢間の新幹線の2個以上の特別急行列車の特別車両(個室を除く。)に乗車する場合であって、駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、大宮駅又は高崎駅で乗継ぎとなる場合であって別に定めるときを除く。
(特別車両券の発売)
第58条 旅客が、特別車両に乗車する場合は、次の各号に定めるところにより、特別車両に乗車する列車ごとに、特別車両券を発売する。
(中略)
2 前項本文の規定にかかわらず、次の各号に定めるところにより急行列車の特別車両に乗車するときは、1個の急行列車とみなして1枚の特別車両券を発売する。
(1)東京・新函館北斗間、大宮・新潟間及び高崎・金沢間の新幹線の2個以上の特別急行列車の特別車両(個室を除く。)に乗車する場合であって、駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、大宮駅で乗継ぎとなる場合であって、小山以遠(宇都宮方面)の新幹線停車駅と熊谷以遠(本庄早稲田方面)の新幹線停車駅との相互間を利用するときを除き、また、高崎駅で乗継ぎとなる場合であって、上毛高原以遠(越後湯沢方面)の新幹線停車駅と安中榛名以遠(軽井沢方面)の新幹線停車駅との相互間を利用するときを除く。
(2)岡山・宇和島間及び高松・宇和島間の特別急行列車の停車駅相互間を特別車両に乗車する場合であって、宇多津駅、丸亀駅、多度津駅又は松山駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、岡山・宇多津間の特別急行列車の停車駅と高松・宇多津間の特別急行列車の停車駅相互間を利用する場合を除く
(3)岡山・窪川間及び高松・窪川間の特別急行列車の停車駅相互間を特別車両に乗車する場合であって、宇多津駅、丸亀駅、多度津駅又は高知駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、岡山・宇多津間の特別急行列車の停車駅と高松・宇多津間の特別急行列車の停車駅相互間を利用する場合を除く。
(2)岡山・宇和島間及び高松・宇和島間の特別急行列車の停車駅相互間を特別車両に乗車する場合であって、宇多津駅、丸亀駅、多度津駅又は松山駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、岡山・宇多津間の特別急行列車の停車駅と高松・宇多津間の特別急行列車の停車駅との相互間を利用する場合を除く。
(3)岡山・窪川間及び高松・窪川間の特別急行列車の停車駅相互間を特別車両に乗車する場合であって、宇多津駅、丸亀駅、多度津駅又は高知駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、岡山・宇多津間の特別急行列車の停車駅と高松・宇多津間の特別急行列車の停車駅との相互間を利用する場合を除き、また、特別急行列車四国まんなか千年ものがたり号に乗車する場合における当該列車に乗車する区間を除く。
(4)〜(6)略
(7)京都・鳥取間及び新大阪・鳥取間の特別急行列車の停車駅相互間を特別車両に乗車する場合であって、福知山駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、京都・福知山間の特別急行列車の停車駅と新大阪・福知山間の特別急行列車の停車駅相互間を利用する場合を除く。
(4)〜(6)略
(7)京都・鳥取間及び新大阪・鳥取間の特別急行列車の停車駅相互間を特別車両に乗車する場合であって、福知山駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、京都・福知山間の特別急行列車の停車駅と新大阪・福知山間の特別急行列車の停車駅との相互間を利用する場合を除く。
(8)略(8)略
(9)札幌・網走間及び札幌・稚内間の特別急行列車の停車駅相互間を特別車両に乗車する場合であって、旭川駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、旭川・網走間の特別急行列車の停車駅と旭川・稚内間の特別急行列車の停車駅との相互間を利用する場合を除く。
3 前項第1号の規定により、1個の急行列車とみなして特別車両券を発売する場合であって、旅客が新幹線の特別急行列車の特別車両グランクラス(以下「グランクラス」という。)を次の各号に定めるところにより乗り継いで乗車するときは、大宮駅で乗継ぎとなる場合であって別に定めるときを除き、駅において出場しない限り、全区間に対して別に定める特別車両料金により1枚の特別車両券を発売する。
(中略)
3 前項第1号の規定により、1個の急行列車とみなして特別車両券を発売する場合であって、旅客が新幹線の特別急行列車の特別車両グランクラス(以下「グランクラス」という。)を次の各号に定めるところにより乗り継いで乗車するときは、大宮駅で乗継ぎとなる場合であって、小山以遠(宇都宮方面)の新幹線停車駅と熊谷以遠(本庄早稲田方面)の新幹線停車駅との相互間を利用するときを除き、駅において出場しない限り、全区間に対して別に定める特別車両料金により1枚の特別車両券を発売する。
(中略)
5 第1項の規定にかかわらず、急行列車と普通列車とが直通して運転する列車の特別車両にまたがって乗車する旅客に対しては、全区間に対して、1枚の特別車両券(A)を発売する。
(中略)
5 第1項の規定にかかわらず、急行列車と普通列車とが直通して運転する列車又は第57条第9項の各号に規定する一部区間を普通列車として運転する急行列車の特別車両にまたがって乗車する旅客に対しては、全区間に対して、1枚の特別車両券(A)を発売する。
(中略)
10 特別急行列車四国まんなか千年ものがたり号に乗車する場合に発売する特別車両券は、大歩危駅を発駅又は着駅とするものに限って発売する。

特別車両券発売の規定も、基本的には特急券発売と同じ修正です。新幹線で通算しないパターン、旭川乗換、末端区間が普通列車になる特急列車、四国まんなか千年ものがたり号の特別車両券の発売区間限定などです。



現行改正
(特定区間における旅客運賃・料金計算の営業キロ又は運賃計算キロ)
第69条 第67条の規定にかかわらず、次の各号に掲げる区間の普通旅客運賃・料金は、その旅客運賃・料金計算経路が当該各号末尾のかっこ内の両線路にまたがる場合を除いて、○印の経路の営業キロ(第9号については運賃計算キロ。ただし、岩国櫛ケ浜間相互発着の場合にあっては営業キロ)によって計算する。この場合、各号の区間内については、経路の指定を行わない。
(1)大沼以遠(仁山方面)の各駅と、森以遠(桂川方面)の各駅との相互間
  東森駅経由函館本線
 ○大沼公園駅経由函館本線
(特定区間における旅客運賃・料金計算の営業キロ又は運賃計算キロ)
第69条 第67条の規定にかかわらず、次の各号に掲げる区間の普通旅客運賃・料金は、その旅客運賃・料金計算経路が当該各号末尾のかっこ内の両線路にまたがる場合を除いて、○印の経路の営業キロ(第9号については運賃計算キロ。ただし、岩国・櫛ケ浜間相互発着の場合にあっては営業キロ)によって計算する。この場合、各号の区間内については、経路の指定を行わない。
(1)大沼以遠(仁山方面)の各駅と、森以遠(石谷方面)の各駅との相互間
  東森駅経由函館本線
 ○大沼公園駅経由函館本線

函館本線桂川駅は2017年3月3日で廃止されるため、森駅の隣駅が桂川から石谷に変更となります。



現行改正
(割引の旅客運賃・料金)
第74条の2 割引の旅客運賃・料金は、別に定める場合を除き、大人の無割引の旅客運賃・料金又は小児の無割引の旅客運賃・料金から割引額を差し引いて、は数整理した額とする。
(中略)
6 第1項の規定にかかわらず、東京・七戸十和田間の新幹線停車駅と奥津軽いまべつ・新函館北斗間の新幹線停車駅との相互間を乗車する場合に発
売する特別車両券(第58条第2項第1号の規定により発売するものを含む。)に対する割引の特別車両料金は、東京・新青森間及び新青森・新函館北斗間の乗車区間に対する無割引の特別車両料金からそれぞれ割引額を差し引いて、は数整理した額を合計した額とする。
(割引の旅客運賃・料金)
第74条の2 割引の旅客運賃・料金は、別に定める場合を除き、大人の無割引の旅客運賃・料金又は小児の無割引の旅客運賃・料金から割引額を差し引いて、は数整理した額とする。
(中略)
6 第1項の規定にかかわらず、東京・七戸十和田間の新幹線停車駅と奥津軽いまべつ・新函館北斗間の新幹線停車駅との相互間を乗車する場合に発
売する特別車両券(第58条第2項第1号の規定により発売するものを含む。)に対する割引の特別車両料金は、東京・新青森間及び新青森・新函館北斗間の乗車区間に対する無割引の特別車両料金からそれぞれ割引額を差し引いて、は数整理した額を合計した額とする。
7 第1項の規定にかかわらず、東京・飯山間の新幹線停車駅と糸魚川・金沢間の新幹線停車駅との相互間を乗車する場合に発売する特別車両券(第58条第2項第1号の規定により発売するものを含む。)に対する割引の特別車両料金は、東京・上越妙高間及び上越妙高・金沢間の乗車区間に対する無割引の特別車両料金からそれぞれ割引額を差し引いて、は数整理した額を合計した額とする。

北陸新幹線の割引グリーン料金の計算方法の規定です。
東海道・山陽新幹線九州新幹線東北新幹線北海道新幹線は特急料金、グリーン料金とも分かれており、博多と新青森の境界駅でそれぞれを合算ですが、北陸新幹線については特急料金は通し、グリーン料金(グランクラス料金含む)のみは上越妙高で打ち切って合算としています。その際の計算方法を、今までは通算料金に割引適用+端数整理だったのを東日本区間、西日本区間それぞれで割引適用+端数整理に改めています。
特急料金は通算ですが、グリーン料金は2社分ですので端数整理のやり方で合計額が異なることがあるケースへの対応でしょう。

本改正は非常に分かり辛いので、実例を挙げて見てみます。
北陸新幹線の上田〜糸魚川間の特急・グリーン料金とその割引料金を例とします。

まず、無割引の料金を計算します。
特急料金が上田〜糸魚川の通常期指定席特急料金3760円から指定料金相当額の520円を引き3240円、グリーン料金が東日本区間(上田〜上越妙高)92.7kmに対応する1030円と、西日本区間(上越妙高〜糸魚川)37.0kmに対応する1030円の合算で2060円、合わせて5300円です。

これに新幹線グリーン車を含めて料金券が1割引となるレール&レンタカー割引を適用したと想定します。5300円の1割引で4770円ではなく、特急料金とグリーン料金それぞれに割引を適用します。
現行の規定では割引特急料金が3240円の1割引で2916円、端数整理(10円未満切り捨て)で2910円です。割引グリーン料金が2060円の1割引で1854円、同じく端数整理(10円未満切り捨て)で1850円です。合わせて4760円、これが割引特急料金・グリーン料金です。
新規定で計算してみます。割引特急料金は変わらず2910円、割引グリーン料金は会社ごとに割引し端数整理し、合算に変更となります。東日本区間は1030円の1割引で927円、端数整理で920円です。西日本区間も同額ですので920円、合わせて1840円、特急料金と合わせて4750円で、新規定では10円安価になります。
これは現行規定が端数整理1回(合算・割引・端数整理の順)なのに対し、新規定では端数整理2回(それぞれ割引・端数整理し、合算)であるためです。もちろん差が出ない区間もあります。端数整理の回数が増える方向への変更ですので、新規定は現行規定より高くなることはなく、必ず同額または安くなります。
なぜこのような変更を行うのか理由までは分かりませんが、理由としては東海道山陽九州東北北海道の割引グリーン料金の計算方法と単に揃えたかっただけなのかもしれません。

なお、本改正は2017年4月1日から適用です。



現行改正
(特別急行列車の個室を占有使用する場合の旅客運賃・料金)
第74条の4 第57条第1項第1号イの(イ)ただし書及び第58条第1項第1号イただし書の規定にかかわらず、新幹線の特別急行列車の設備定員が複数の個室に、設備定員に満たない人員の旅客が当該個室を占有使用して乗車することを認めるときは、別に定める場合を除き、実際乗車人員に対する所定の旅客運賃及び料金を収受するほか、不足人員分について、次の各号(特別車両以外の個室については第1号及び第2号)に定める額を収受する。
(1)個室乗車区間に対する無割引の大人片道普通旅客運賃の半額(10円未満の端数がある場合は、端数整理した額)
(2)個室乗車区間に対する無割引の大人特別急行料金の半額(10円未満の端数がある場合は、端数整理した額)
(3)個室乗車区間に対する無割引の特別車両料金
(中略)
3 前項の規定にかかわらず、東日本旅客鉄道会社線又は九州旅客鉄道会社線内相互発着となる場合で、新幹線以外の線区の特別急行列車の特別車両の設備定員が複数の個室に、設備定員に満たない人員の旅客が当該個室を占有使用して乗車することを認めるときは、実際乗車人員に対する旅客運賃及び特別急行料金を収受するほか、当該個室に適用する1室当りの特別車両料金を収受する。この場合、乗車券を所持する6才以上の旅客に随伴される幼児又は乳児の旅客運賃及び特別急行料金については、次の各号により取り扱うものとする。
(中略)
(特別急行列車の個室を占有使用する場合の旅客運賃・料金)
第74条の4 第57条第1項第1号イの(イ)ただし書及び第58条第1項第1号イただし書の規定にかかわらず、新幹線の特別急行列車の設備定員が複数の個室に、設備定員に満たない人員の旅客が当該個室を占有使用して乗車することを認めるときは、別に定める場合を除き、実際乗車人員に対する所定の旅客運賃及び料金を収受するほか、不足人員分について、次の各号(特別車両以外の個室については第1号及び第2号)に定める額を収受する。
(1)個室乗車区間に対する無割引の大人片道普通旅客運賃の半額(10円未満の端数がある場合は、端数整理した額)
(2)個室乗車区間に対する無割引の大人特別急行料金の半額(10円未満の端数がある場合は、端数整理した額)
(3)個室乗車区間に対する無割引の特別車両料金
(中略)
3 前項の規定にかかわらず、東日本旅客鉄道会社線又は九州旅客鉄道会社線内相互発着となる場合で、新幹線以外の線区の特別急行列車(「トランスイート四季島号」を除く。)の特別車両の設備定員が複数の個室に、設備定員に満たない人員の旅客が当該個室を占有使用して乗車することを認めるときは、実際乗車人員に対する旅客運賃及び特別急行料金を収受するほか、当該個室に適用する1室当りの特別車両料金を収受する。この場合、乗車券を所持する6才以上の旅客に随伴される幼児又は乳児の旅客運賃及び特別急行料金については、次の各号により取り扱うものとする。
(中略)

トランスイート四季島号に関連する規定です。旅行商品として発売されるツアー専用列車であり、旅客営業規則に従って発売されることはないと思いますが、念のための規定でしょうか。
JR東日本とJR九州の在来線特急列車のグリーン個室においては、実際に乗車する人数分の特急料金と個室1室あたりのグリーン料金が必要、と定めています。例えばスーパービュー踊り子号、スペーシア日光号、スペーシアきぬがわ号、有明号の個室が該当します。
トランスイート四季島号はルートによってはJR東日本完結となりますが、この規定を適用しないとしています。

なお、本改正は2017年4月1日から適用です。


現行改正
(特定都区市内にある駅に関連する片道普通旅客運賃の計算方)
第86条 次の各号の図に掲げる東京都区内、横浜市内(川崎駅尻手駅、八丁畷駅、川崎新町駅及び小田栄駅並びに鶴見線各駅を含む。)、名古屋市内、京都市内、大阪市内(新加美駅を除く。)、神戸市内(道場駅を除く。)、広島市内(海田市駅及び向洋駅を含む。)、北九州市内、福岡市内(姪浜駅下山門駅今宿駅九大学研都市駅及び周船寺駅を除く。)、仙台市内又は札幌市内(以下これらを「特定都区市内」という。)にある駅と、当該各号に掲げる当該特定都区市内の◎印の駅(以下「中心駅」という。)から片道の営業キロが200キロメートルを超える区間内にある駅との相互間の片道普通旅客運賃は、当該中心駅を起点又は終点とした営業キロ又は運賃計算キロによって計算する。ただし、特定都区市内にある駅を発駅とする場合で、普通旅客運賃の計算経路が、その特定都区市内の外を経て、再び同じ特定都区市内を通過するとき、又は特定都区市内にある駅を着駅とする場合で、発駅からの普通旅客運賃の計算経路が、その特定都区市内を通過して、その特定都区市内の外を経るときを除く。
(1)〜(6)略
(7)広島市内 (図は略)
(中略)
(特定都区市内にある駅に関連する片道普通旅客運賃の計算方)
第86条 次の各号の図に掲げる東京都区内、横浜市内(川崎駅、尻手駅、八丁畷駅、川崎新町駅及び小田栄駅並びに鶴見線各駅を含む。)、名古屋市内、京都市内、大阪市内(新加美駅を除く。)、神戸市内(道場駅を除く。)、広島市内(海田市駅及び向洋駅を含む。)、北九州市内、福岡市内(姪浜駅、下山門駅、今宿駅、九大学研都市駅及び周船寺駅を除く。)、仙台市内又は札幌市内(以下これらを「特定都区市内」という。)にある駅と、当該各号に掲げる当該特定都区市内の◎印の駅(以下「中心駅」という。)から片道の営業キロが200キロメートルを超える区間内にある駅との相互間の片道普通旅客運賃は、当該中心駅を起点又は終点とした営業キロ又は運賃計算キロによって計算する。ただし、特定都区市内にある駅を発駅とする場合で、普通旅客運賃の計算経路が、その特定都区市内の外を経て、再び同じ特定都区市内を通過するとき、又は特定都区市内にある駅を着駅とする場合で、発駅からの普通旅客運賃の計算経路が、その特定都区市内を通過して、その特定都区市内の外を経るときを除く。
(1)〜(6)略
(7)広島市内 (図は略、河戸帆待川駅あき亀山駅を追加
(中略)

可部線延伸により新たに2駅が広島市内に含まれる駅に追加されました。
なお、河戸帆待川駅は広島市安佐北区亀山二丁目、あき亀山駅は広島市安佐北区亀山南二丁目です。計画時はそれぞれ「新可部」、「新河戸」でした。



現行改正
(他の旅客鉄道会社線を連続して乗車する場合の定期旅客運賃)
第99条の2 次の各号に掲げる旅客鉄道会社線内発又は着若しくは通過となる場合で、他の旅客鉄道会社線を連続して乗車するときの定期旅客運賃は、発着区間の営業キロ又は運賃計算キロに基づき、第95条、第96条、第97条若しくは第98条に規定した額又は第103条第1号若しくは第2号の規定により計算した額に、次により当該旅客鉄道会社線ごとに計算した額(以下「定期旅客運賃の加算額」という。)を合計した額とする。
(1) 北海道旅客鉄道会社線
北海道旅客鉄道会社線内の乗車区間に対して、次により計算した額
イ 大人通勤定期旅客運賃の加算額


 (イ)地方交通線内相互発着となる場合
  第95条の2 第1号ロに規定する額から第95条第1号ロに規定する額を差し引いた額
 (ロ)幹線と地方交通線を連続して乗車する場合
  第96条の2第2号イに規定する額から第96条第2号イに規定する額を差し引いた額
ロ 小児通勤定期旅客運賃の加算額


 (イ)地方交通線内相互発着となる場合
  第95条の2第1号ロに規定する額を折半し、は数整理した額から第98条第2号に規定する額を差し引いた額
 (ロ)幹線と地方交通線を連続して乗車する場合
  第96条の2第2号イに規定する額を折半し、は数整理した額から第98条第3号ロに規定する額を差し引いた額
ハ 大人通学定期旅客運賃の加算額


 (イ)地方交通線内相互発着となる場合
  第95条の2第2号ロに規定する額から第95条第2号ロに規定する額を差し引いた額
 (ロ)幹線と地方交通線を連続して乗車する場合
  第96条の2第2号ロに規定する額から第96条第2号ロに規定する額を差し引いた額
ニ 高校生等通学定期旅客運賃の加算額


 (イ)地方交通線内相互発着となる場合
  第104条第3号イの(ロ)に規定する額から第103条第2号の規定により計算した額を差し引いた額
 (ロ)幹線と地方交通線を連続して乗車する場合
  第104条第3号イの(ハ)に規定する額から第103条第2号の規定により計算した額を差し引いた額
ホ 中学生等通学定期旅客運賃の加算額



 (イ)地方交通線内相互発着となる場合
  第104条第1号イの(ロ)に規定する額から第103条第1号の規定により計算した額を差し引いた額
 (ロ)幹線と地方交通線を連続して乗車する場合
  第104条第1号イの(ハ)に規定する額から第103条第1号の規定により計算した額を差し引いた額
ヘ 小学生等通学定期旅客運賃の加算額


 (イ)地方交通線内相互発着となる場合
  第104条第2号イの(ロ)に規定する額から第103条第1号の規定により計算した額を差し引いた額
 (ロ)幹線と地方交通線を連続して乗車する場合
  第104条第2号イの(ハ)に規定する額から第103条第1号の規定により計算した額を差し引いた額
(中略)
(他の旅客鉄道会社線を連続して乗車する場合の定期旅客運賃)
第99条の2 次の各号に掲げる旅客鉄道会社線内発又は着若しくは通過となる場合で、他の旅客鉄道会社線を連続して乗車するときの定期旅客運賃は、発着区間の営業キロ又は運賃計算キロに基づき、第95条、第96条、第97条若しくは第98条に規定した額又は第103条第1号若しくは第2号の規定により計算した額に、次により当該旅客鉄道会社線ごとに計算した額(以下「定期旅客運賃の加算額」という。)を合計した額とする。
(1) 北海道旅客鉄道会社線
北海道旅客鉄道会社線内の乗車区間に対して、次により計算した額
イ 大人通勤定期旅客運賃の加算額
 (イ)幹線内相互発着となる場合
  第95条の2第1号イに規定する額から第95条第1号イに規定する額を差し引いた額

 (ロ)地方交通線内相互発着となる場合
  第95条の2第1号ロに規定する額から第95条第1号ロに規定する額を差し引いた額
 (ハ)幹線と地方交通線を連続して乗車する場合
  第96条の2第2号イに規定する額から第96条第2号イに規定する額を差し引いた額
ロ 小児通勤定期旅客運賃の加算額
 (イ)幹線内相互発着となる場合
  第95条の2第1号イに規定する額を折半し、は数整理した額から第98条第1号に規定する額を差し引いた額

 (ロ)地方交通線内相互発着となる場合
  第95条の2第1号ロに規定する額を折半し、は数整理した額から第98条第2号に規定する額を差し引いた額
 (ハ)幹線と地方交通線を連続して乗車する場合
  第96条の2第2号イに規定する額を折半し、は数整理した額から第98条第3号ロに規定する額を差し引いた額
ハ 大人通学定期旅客運賃の加算額
 (イ)幹線内相互発着となる場合
  第95条の2第2号イに規定する額から第95条第2号イに規定する額を差し引いた額

 (ロ)地方交通線内相互発着となる場合
  第95条の2第2号ロに規定する額から第95条第2号ロに規定する額を差し引いた額
 (ハ)幹線と地方交通線を連続して乗車する場合
  第96条の2第2号ロに規定する額から第96条第2号ロに規定する額を差し引いた額
ニ 高校生等通学定期旅客運賃の加算額
 (イ)幹線内相互発着となる場合
  第104条第3号イの(イ)に規定する額から第103条第2号の規定により計算した額を差し引いた額

 (ロ)地方交通線内相互発着となる場合
  第104条第3号イの(ロ)に規定する額から第103条第2号の規定により計算した額を差し引いた額
 (ハ)幹線と地方交通線を連続して乗車する場合
  第104条第3号イの(ハ)に規定する額から第103条第2号の規定により計算した額を差し引いた額
ホ 中学生等通学定期旅客運賃の加算額
 (イ)幹線内相互発着となる場合
  第104条第1号イの(イ)に規定する額から第103条第1号の規定により計算した額を差し引いた額

 (ロ)地方交通線内相互発着となる場合
  第104条第1号イの(ロ)に規定する額から第103条第1号の規定により計算した額を差し引いた額
 (ハ)幹線と地方交通線を連続して乗車する場合
  第104条第1号イの(ハ)に規定する額から第103条第1号の規定により計算した額を差し引いた額
ヘ 小学生等通学定期旅客運賃の加算額
 (イ)幹線内相互発着となる場合
  第104条第2号イの(イ)に規定する額から第103条第1号の規定により計算した額を差し引いた額

 (ロ)地方交通線内相互発着となる場合
  第104条第2号イの(ロ)に規定する額から第103条第1号の規定により計算した額を差し引いた額
 (ハ)幹線と地方交通線を連続して乗車する場合
  第104条第2号イの(ハ)に規定する額から第103条第1号の規定により計算した額を差し引いた額
(中略)

JR北海道と他のJR(現在はJR東日本のみ)との間の定期旅客運賃の計算方法を規定しています。
JR北海道とJR東日本の接続路線は地方交通線の海峡線(定期旅客列車の運転はありません)に加え、2016年3月26日以降幹線の北海道新幹線が追加されました。
JR北海道区間は地方交通線相互、幹線・地方交通線の連続乗車に加え、幹線相互のパターンが追加されました。本来は北海道新幹線開業と同時に改正されるものと思いますが、修正が漏れており今になって改正されたのでしょうか。
本改正は2016年3月26日乗車となるものから適用で、遡っての適用としています。




現行改正
(大人急行料金)
第125条 大人急行料金は、次の各号に定めるとおりとする。
(1)特別急行料金
イ 新幹線
(中略)
ロ 新幹線以外の線区
(イ) (ロ)、(ハ)、(ニ)及び(ホ)以外の特別急行料金
(中略)
(ホ) 第57条の3第2項の規定により発売する場合で、当該区間が九州旅客鉄道会社線内相互発着となる場合の特別急行料金
a b以外の特別急行料金
(a)指定席特急料金
 次表に定める料金とする。ただし、第57条の3第1項第1号の規定により発売するものにあっては、同表に定める料金から200円を、同条第3項の規定により発売するものにあっては、同表に定める料金から510円をそれぞれ低減した額とする。
営業キロ
地帯
25キロ
メートルまで
50キロ
メートルまで
75キロ
メートルまで
100キロ
メートルまで
150キロ
メートルまで
料金8101,1301,3301,4401,740
営業キロ
地帯
200キロ
メートルまで
300キロ
メートルまで
301キロ
メートル以上
料金1,8902,0002,160

(b)立席特急料金及び自由席特急料金
 (a)の表に定める料金から510円を低減した額とする。
b 特別急行列車「あそぼーい!号」の展望席及び白いくろちゃんシートに対して適用する指定席特急料金
営業キロ
地帯
25キロ
メートルまで
50キロ
メートルまで
75キロ
メートルまで
100キロ
メートルまで
150キロ
メートルまで
料金1,0201,3401,5401,6501,950
営業キロ
地帯
200キロ
メートルまで
300キロ
メートルまで
301キロ
メートル以上
料金2,1002,2102,370

(中略)
第126条 削除
(大人急行料金)
第125条 大人急行料金は、次の各号に定めるとおりとする。
(1)特別急行料金
イ 新幹線
(中略)
ロ 新幹線以外の線区
(イ) (ロ)、(ハ)、(ニ)及び(ホ)以外の特別急行料金
(中略)
(ホ) 第57条の3第2項の規定により発売する場合で、当該区間が九州旅客鉄道会社線内相互発着となる場合の特別急行料金
a b以外の特別急行料金
(a)指定席特急料金
 次表に定める料金とする。ただし、第57条の3第3項の規定により発売するものにあっては、同表に定める料金から520円をそれぞれ低減した額とする。
営業キロ
地帯
25キロ
メートルまで
50キロ
メートルまで
75キロ
メートルまで
100キロ
メートルまで
150キロ
メートルまで
料金8201,1401,3401,4501,750
営業キロ
地帯
200キロ
メートルまで
300キロ
メートルまで
301キロ
メートル以上
料金1,9002,0102,170

(b)立席特急料金及び自由席特急料金
 (a)の表に定める料金から520円を低減した額とする。
b 特別急行列車「あそぼーい!号」の展望席及び白いくろちゃんシート並びに特別急行列車「かわせみ やませみ号」のやませみベンチシートに対して適用する指定席特急料金
営業キロ
地帯
25キロ
メートルまで
50キロ
メートルまで
75キロ
メートルまで
100キロ
メートルまで
150キロ
メートルまで
料金1,0201,3401,5401,6501,950
営業キロ
地帯
200キロ
メートルまで
300キロ
メートルまで
301キロ
メートル以上
料金2,1002,2102,370

(中略)
(急行列車と普通列車とが直通運転する場合の急行料金)
第126条 第57条第9項の規定により急行券を発売する場合の急行料金は、急行列車の乗車区間に対する急行料金とする。
急行料金はJR九州に関連する改定が行われています。
JR九州管内の在来線では閑散期の設定がなくなることから閑散期の指定席特急料金減額が削除されました。また、指定席料金510円が520円になることからグリーン席、寝台、コンパートメントを利用する場合の減額が520円となり、指定席特急料金も10円値上げされています。特別な特急料金を適用する列車に新しい観光列車「かわせみ やませみ号」のやませみベンチシートが追加されました。
末端が普通列車となる急行列車(規定上は全て特急列車)の急行料金は、急行列車の乗車区間に対する料金とするという規定が追加されています。この条文はJR北海道の特急スーパーカムイ快速エアポートの直通運転廃止時に規定ごと削除されましたが、末端が普通列車化する特急列車はJR九州管内の宮崎空港線に当時から存在していました。なんとなく先走って消してしまったのを戻したような印象です。



現行改正
(特別車両料金)
第130条 特別車両料金は、次の各号に定めるとおりとする。
(1)特別車両料金(A)
イ ロ以外の特別車両料金(A)
(中略)
ロ 新幹線の特別急行列車及び新幹線以外の線区の別に定める特別急行列車の個室に対して適用する特別車両料金(A)
(イ) (ロ)及び(ハ)以外の個室に対して適用する特別車両料金(A)
(中略)
(ロ) 東日本旅客鉄道会社線内相互発着となる場合の特別車両料金(A)
(中略)
(特別車両料金)
第130条 特別車両料金は、次の各号に定めるとおりとする。
(1)特別車両料金(A)
イ ロ以外の特別車両料金(A)
(中略)
ロ 新幹線の特別急行列車及び新幹線以外の線区の別に定める特別急行列車の個室に対して適用する特別車両料金(A)
(イ) (ロ)、(ハ)、(ニ)及び(ホ)以外の個室に対して適用する特別車両料金(A)
(中略)
(ロ) 東日本旅客鉄道会社線内相互発着となる場合の特別車両料金(A)
(中略)
(ハ) (ロ)の規定にかかわらず、特別急行列車「トランスイート四季島号」の個室に対して適用する特別車両料金(A)
a b以外の特別車両料金(A)
イの(イ)に定める額とする。
b 東日本旅客鉄道会社線内(ただし、蟹田中小国間を除く。)の乗車区間に対する特別車両料金(A)
(a)スイート
2人用個室
料金15,000円
(注)1人当りの料金とする。
(b)DXスイート(四季島スイート、デラックススイート)
2人用個室
料金25,000円
(注)1人当りの料金とする。
(ハ) 九州旅客鉄道会社線内相互発着となる場合の特別車両料金(A)
(中略)
(ニ) 九州旅客鉄道会社線内相互発着となる場合の特別車両料金(A)
(中略)
(ホ) 特別急行列車「TWILIGHT EXPRESS瑞風号」の個室に対して適用する特別車両料金(A)(1人当りの料金とする。)
a ロイヤルシングル
1人用個室
料金135,000円

b ロイヤルツイン
2人用個室
料金90,000円

c ザ・スイート
2人用個室
料金360,000円

d 前aに規定する個室に対して1名を超えて利用する場合、その超える人員(最大1名)ごとに35,000円とする。
e 前cに規定する個室に対して2名を超えて利用する場合、その超える人員(最大2名)ごとに94,000円とする。

特別車両料金の規定です。「トランスイート四季島号」と「TWILIGHT EXPRESS瑞風号」は寝台列車ではありますが、料金制度上は寝台料金ではなく特別車両料金が設定されています。
どちらも旅行商品専用列車であり窓口で発売されることは無いと思いますが、ツアー料金を算出する根拠として旅客営業規則の規定が基準となるのでしょうか。
トランスイート四季島号は個室料金15,000円と25,000円に2種類、TWILIGHT EXPRESS瑞風号は90,000円から360,000円の3種類と料金設定が全く異なっています(いずれも1人あたり)。会社ごとの考え方の違いなのでしょうか。



現行改正
(大人座席指定料金の特定)
第139条の3 第62条の規定によって発売する座席指定券の大人座席指定料金は、次の各号に定める額とする。
(1)北海道旅客鉄道会社線内の別に定める列車に対して発売する場合は、820円とする。
(2)東日本旅客鉄道会社線内の別に定める列車に対して発売する場合は、820円とする。
(3)西日本旅客鉄道会社線及び四国旅客鉄道会社線内の別に定める列車に対して発売する場合は、320円とする。
(4)九州旅客鉄道会社線内各駅相互発着となる区間にあっては310円とする。ただし、別に定める場合は、510円又は820円とする。
(5)前各号以外で、第57条の3第1項第1号の規定により発売する場合は、別に定める場合を除き320円とする。
(中略)
(大人座席指定料金の特定)
第139条の3 第62条の規定によって発売する座席指定券の大人座席指定料金は、次の各号に定める額とする。
(1)北海道旅客鉄道会社線内の別に定める列車に対して発売する場合は、820円とする。
(2)東日本旅客鉄道会社線内の別に定める列車に対して発売する場合は、820円とする。
(3)西日本旅客鉄道会社線及び四国旅客鉄道会社線内の別に定める列車に対して発売する場合は、320円とする。
(4)九州旅客鉄道会社線内の別に定める列車に対して発売する場合は、820円とする。
(5)前各号以外で、第57条の3第1項第1号の規定により発売する場合は、別に定める場合を除き320円とする。
(中略)

JR九州の指定席料金は310円(閑散期)、510円(通常期)、820円(SL人吉号でSLが牽引する場合)の3種類でしたが、これを通年520円、SL人吉号でSLが牽引する場合は820円の2通りに改めました。
なお、規則第139条の3第3号においてはJR西日本とJR四国でも指定席料金を320円とするケースが現在も規定されていますが、これに該当する列車は今のところありません。



現行改正
(小児用乗車券類の効力の特例)
第152条 小児用の乗車券類(定期乗車券及び普通回数乗車券を除く。)は、その有効期間中に、使用旅客の年齢が12才に達した場合であっても、第147条の規定にかかわらず、これを使用することができる。
(中略)
(小児用乗車券類の効力の特例)
第152条 小児用の乗車券類(定期乗車券及び普通回数乗車券を除く。)は、その有効期間中に、使用旅客の年齢が12才に達した場合であっても、第147条の規定にかかわらず、これを使用することができる。
2 前項の規定により小児用の普通乗車券を使用する旅客は、その乗車券と同時に使用する場合に限り、第147条の規定にかかわらず、小児用の急行券又は座席指定券を使用することができる。
(中略)

有効期間中に小児でなくなった場合も、乗車券については有効とする規定について、その乗車券と併用する急行券、座席指定券は小児用のものを使用できるとする規定が追加されました。旅客が12才になる前にあらかじめ購入しておいたものだけでなく、12才になった後に購入する場合もその乗車券と併用する場合は有効です。これは基準規程第140条第1項に似た規定があり、規則本文に移動した形となりました。
基準規程は「小児用の乗車券類」、規則本文は「急行券又は座席指定券」と、緩和される乗車券類が微妙に異なっていますが、例えばグリーン券、寝台券、コンパートメント券は大人と小児で同額であり、この規定で十分なのかもしれません。
なお、本特例においても定期券と回数券は除外されていますが、基準規程第140条第2項においては12才以上13才未満の小学生の児童に限ってはこれを使用できると緩和しています。

(小児用乗車券類の効力の特例)
第140条 小学校を卒業する児童に対してその学年の終期までの日を有効期間の開始日として発売した乗車券(定期乗車券及び普通回数乗車券を除く。)は、その有効期間中に旅客が小学校を卒業した場合であつても、規則第147条の規定にかかわらず、これを使用することができる。また、当該乗車券を所持する旅客は、その乗車券と同時に使用する場合に限り、小児用の乗車券類を使用することができる。
2 小児用の定期乗車券又は普通回数乗車券については、その有効期間中に、使用旅客の年齢が12才に達した場合であつても、規則第152条の規定にかかわらず、12才以上13才未満の小学校の児童は、これを使用することができる。





現行改正
(選択乗車)
第157条 旅客は、次の各号に掲げる各駅相互間(略図中の====線区間以遠の駅と━━線区間以遠の駅若しくは◎印駅相互間)を、普通乗車券又は普通回数乗車券(いずれも併用となるものを含む。)によって旅行する場合は、その所持する乗車券の券面に表示された経路にかかわらず、各号の末尾に記載した同一かっこ内の区間又は経路のいずれか一方を選択して乗車することができる。ただし、2枚以上の普通乗車券又は普通回数乗車券を併用して使用する場合は、他方の経路の乗車中においては途中下車をすることができない。
(1)〜(37)略
(38)三原以遠(糸崎又は須波方面)の各駅と、東広島又は西条以遠(八本松方面)の各駅との相互間(三原・西条間、三原・東広島間) (図は略)
(中略)
(選択乗車)
第157条 旅客は、次の各号に掲げる各駅相互間(略図中の====線区間以遠の駅と━━線区間以遠の駅若しくは◎印駅相互間)を、普通乗車券又は普通回数乗車券(いずれも併用となるものを含む。)によって旅行する場合は、その所持する乗車券の券面に表示された経路にかかわらず、各号の末尾に記載した同一かっこ内の区間又は経路のいずれか一方を選択して乗車することができる。ただし、2枚以上の普通乗車券又は普通回数乗車券を併用して使用する場合は、他方の経路の乗車中においては途中下車をすることができない。
(1)〜(37)略
(38)三原以遠(糸崎又は須波方面)の各駅と、東広島又は西条以遠(寺家方面)の各駅との相互間(三原・西条間、三原・東広島間) (図は略、西条の隣を寺家に変更
(中略)

山陽本線の西条・八本松間に寺家駅が開業することに合わせて、西条駅広島方の隣駅が変更となることに対応しました。選択乗車自体に変更はありません。




現行改正
(定期乗車券以外の乗車券が無効となる場合)
第167条 定期乗車券以外の乗車券は、次の各号の1に該当する場合は、その全券片を無効として回収する。
(1)〜(10)略
(11)大人が小児用の乗車券を使用したとき。ただし、第152条に規定する場合を除く。
(中略)
(定期乗車券以外の乗車券が無効となる場合)
第167条 定期乗車券以外の乗車券は、次の各号の1に該当する場合は、その全券片を無効として回収する。
(1)〜(10)略
(11)大人が小児用の乗車券を使用したとき。ただし、第152条第1項に規定する場合を除く。
(中略)

規則第152条に第2項が追加されたため、大人が小児の乗車券を使用できるケースは第152条第1項に変更となっています。




現行改正
(急行券の効力)
第172条 指定急行券を所持する旅客は、その券面に指定された急行列車(未指定特急券にあっては、券面に指定された列車群に含まれる1個の特別急行列車)に限って、券面に区間又は営業キロ地帯が表示されているときは、当該区間又は当該営業キロ地帯内の最遠の停車駅まで乗車することができる。
(中略)
(急行券の効力)
第172条 指定急行券を所持する旅客は、その券面に指定された乗車日、急行列車(未指定特急券にあっては、券面に指定された列車群に含まれる1個の特別急行列車)、旅客車、座席及び乗車区間(営業キロ地帯が表示されているときは、当該営業キロ地帯内の最遠の停車駅まで)に限って乗車することができる。
(中略)

効力を明確にしています。規定の要旨が変更となったわけではありません。ところで、JR東海の差分では現行の赤字箇所が抜けているように思います。



現行改正
(急行券が無効となる場合)
第174条 急行券は、次の各号の1に該当する場合は、無効として回収する。
(1)〜(7)略
(8)大人が小児の急行券を使用したとき
(9)指定急行券を指定以外の急行列車(未指定特急券にあっては、その券面に指定された列車群に含まれない特別急行列車)に使用したとき
(中略)
(急行券が無効となる場合)
第174条 急行券は、次の各号の1に該当する場合は、無効として回収する。
(1)〜(7)略
(8)大人が小児の急行券を使用したとき。ただし、第152条第1項及び第2項に規定する場合を除く。
(9)指定急行券を指定以外の急行列車(未指定特急券にあっては、その券面に指定された列車群に含まれない特別急行列車)、旅客車又は座席に使用したとき
(中略)

この条文も効力を明確にしています。解釈が別れるような規定が修正されているイメージです。




現行改正
(特殊指定共通券の様式)
第223条 特殊指定共通券は、普通乗車券、普通回数乗車券(第4種に限る。)、定期乗車券(第6種に限る。)、団体乗車券(第2種及び第5種に限る。)、指定券(急行・指定席特別車両券(A) 、急行・寝台券、急行・コンパートメント券及び急行・座席指定券を含む。以下この条において同じ。)、自由席特急券、特定特急券、普通急行券若しくは別に定める乗車券類又は普通乗車券と指定券として発売するものとし、その様式は、次のとおりとする。
(1)〜(3)略
(4)第4種 
      乗 車 券  (幹)
 [区] 東 京 都 区 内 → [名] 名 古 屋 市 内
 経由:新幹線
  月 日から3日間有効      ¥ 何
 券面表示の都区市内各駅下車前途無効

  2.12.28 東海営業本部M4発行
 50019-01 (3−タ)    C00   経1
(以下略)
(特殊指定共通券の様式)
第223条 特殊指定共通券は、普通乗車券、普通回数乗車券(第4種に限る。)、定期乗車券(第6種に限る。)、団体乗車券(第2種及び第5種に限る。)、指定券(急行・指定席特別車両券(A) 、急行・寝台券、急行・コンパートメント券及び急行・座席指定券を含む。以下この条において同じ。)、自由席特急券、特定特急券、普通急行券若しくは別に定める乗車券類又は普通乗車券と指定券として発売するものとし、その様式は、次のとおりとする。
(1)〜(3)略
(4)第4種 
      乗 車 券
 [山] 東 京 山 手 線 内 →  伊  東
 経由:東海道
  月 日当日限り有効     ¥ 何
     下車前途無効
 29.-4.-1     東京駅発行
 20072ー02      (2− )
(以下略)

特殊指定共通券第4種、すなわち85mmマルス券の様式例が今回変更されています。変更前は東京都区内から名古屋市内への新幹線乗車券、変更後は東京山手線内から伊東への在来線の乗車券が様式例として挙げられています。具体的にどう変更されたのかがよくわかりません。
[山]東京山手線内→伊東の場合、運賃計算経路は東京(東海道本線)熱海(伊東線)伊東ですので経由欄は「東海道」ではなく「東海道・伊東線」となるはずですが、これを様式変更として挙げたいわけではないでしょう。また、新様式ではCに続く2桁の番号のC符号が印字されなくなっています。C符号廃止なのでしょうか。これも考えにくいですが。

推測ですが、様式が変更される箇所は有効期間の「 月 日 当日限り有効」の印字ではないかと思っています。現在、マルス券は当日限りの乗車券でも「 月 日から 1日間有効」と印字しています。
自動券売機で発売される近距離乗車券、規則上は「常備片道乗車券の一般式大人小児用、乗車券類発売機用」ですが有効期間は「当日限り有効」となっています(規則第189条第1号ロ)。マルス券の有効期間の表示もこれに合わせるのでしょうか。なお規則第223条は2017年4月1日に改正されます。

なおこの改正はJR九州の規則改正にのみ記載されており、JR東海では記載がありません。
マルス券の様式はJR6社で共通だと思うのですが、なぜ記載の有無が分かれているのでしょうか。



現行改正
別表第1号(第3条)地方交通線の線名及び区間
(中略)
鹿島線 香取・鹿島サッカースタジアム
可部線 横川可部
釜石線 花巻釜石
(中略)
別表第1号(第3条)地方交通線の線名及び区間
(中略)
鹿島線 香取・鹿島サッカースタジアム
可部線 横川・あき亀山
釜石線 花巻・釜石
(中略)

最後に規則別表の改正です。地方交通線である可部線延伸に伴い、別表第1号に規定される地方交通線の区間が変更になりました。

2017年1月24日

3日間有効の往復乗車券

門司鳥栖の往復乗車券です。12月30日から3日間有効とあります。

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往復乗車券の有効日数は東日本旅客鉄道株式会社 旅客営業規則(以下、規則)第154条第1項第1号ロの規定により片道の2倍とするのが基本ですので、普通乗車券の往復で奇数の有効日数というのは通常は存在しないはずです。

この乗車券はどのようなものか見てみます。
まず、規則第16条の2において新下関博多間の山陽新幹線山陽本線鹿児島本線は同一扱いする線路となっておらず、別の線路です。
往復乗車券は往復で同じ経路でなければならないため、新下関・博多間で往路在来線、復路新幹線という往復乗車券の発売は本来できませんが、規則第16条の3第26条第2号で新下関・博多間の新幹線と在来線を利用する場合は往復乗車券を発売するとも定められています。

このような規則上は別の区間であっても往復として発売される乗車券を「別線往復乗車券」と呼び、マルス端末の乗車券メニューにも別線往復のボタンがあります。

この乗車券の経路は往路が門司(鹿児島本線)鳥栖、復路が鳥栖(鹿児島本線)博多(山陽新幹線)小倉(鹿児島本線)門司です。

往路・復路どちらも営業キロは101.3kmです。
営業キロは同じですがJR九州JR西日本では運賃が異なるため発売額も異なっています。通常の往復乗車券の発売額は規則第90条第1号の規定により片道の2倍ですが、別線往復乗車券の場合は同ただし書きにより往路と復路の片道運賃の合算です。
往路は2010円、復路は2130円、合わせて4140円です。

別線往復乗車券の有効日数は規則第154条第1項第1号ロのただし書きの規定により、往路と復路を片道乗車券で発売した場合の有効日数の合算とされています。
片道として見たとき、規則第154条第1項第1号イの規定により往路は営業キロは100kmを超えてはいますが大都市近郊区間内相互の乗車券であるため、営業キロに関わらず有効日数は1日です。復路は大都市近郊区間外の山陽新幹線を経由しているため、片道の有効日数は営業キロに応じた2日です。
往路1日と復路2日の合算により3日間有効となります。
途中下車可否に関しても規則第156条第2号により、往路は大都市近郊区間内相互なので下車前途無効、復路は大都市近郊区間外経由かつ片道100kmを超えているため途中下車可です。
有効日数、途中下車可否とも考え方としては連続乗車券に近いです。
この乗車券の往路は大都市近郊区間内相互ですので、マルスシステムは自動的に最安経路の門司(鹿児島本線)折尾(筑豊本線)原田(鹿児島本線)鳥栖に置換えてしまいます。往復乗車券として発売する場合、往路の経路に「補正禁止」を指定する必要があります。


なお、連続1:門司(鹿児島本線)折尾(筑豊本線)原田(鹿児島本線)鳥栖、連続2:鳥栖(鹿児島本線)博多(山陽新幹線)小倉(鹿児島本線)門司の連続乗車券を発売し、連続1について規則第157条第2項に規定される大都市近郊区間相互の乗車券の選択乗車により門司(鹿児島本線)鳥栖と乗車することも可能です。

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連続乗車券で購入した場合、規則第90条第2号の規定によりそれぞれを片道で計算した運賃の合算です。連続1は営業キロ88.8km(運賃計算キロ94.3km) 1820円、連続2は前述の復路と変わらず営業キロ101.3km 2130円、合計3950円です。
往復乗車券ではなく連続乗車券として購入する方が運賃は安くなります。

(東海道本線(新幹線)、山陽本線(新幹線)、東北本線(新幹線)、高崎線(新幹線)、上越線(新幹線)、信越本線(新幹線)及び鹿児島本線(新幹線)に対する取扱い)
第16条の2 次の各号の左欄に掲げる線区と当該右欄に掲げる線区とは、同一の線路としての取扱いをする。
(1)東海道本線、山陽本線中神戸・新下関間東海道本線(新幹線)及び山陽本線(新幹線)中新神戸・新下関間
(2)東北本線東北本線(新幹線)
(3)高崎線、上越線及び信越本線高崎線(新幹線)、上越線(新幹線)及び信越本線(新幹線)
(4)鹿児島本線中博多・新八代間及び川内鹿児島中央鹿児島本線(新幹線)中博多・新八代間及び川内・鹿児島中央間
2 略

(新幹線と新幹線以外の線区の取扱いの特例)
第16条の3 次の左欄に掲げる線区と当該右欄に掲げる線区に関し、第26条第1号ただし書、第2号ただし書及び第3号にそれぞれ規定する普通乗車券の発売、第68条第4項に規定する旅客運賃計算上の営業キロ等の計算方並びに第242条第2項に規定する区間変更の取扱いにおける旅客運賃・料金の通算方又は打切方については、前条第1項の規定を準用する。
山陽本線中新下関・門司間及び鹿児島本線中門司・博多間山陽本線(新幹線)中新下関・小倉間及び鹿児島本線(新幹線)中小倉・博多間


(普通乗車券の発売)
第26条 旅客が、列車に乗車する場合は、次の各号に定めるところにより、片道乗車券、往復乗車券又は連続乗車券を発売する。
(1)片道乗車券
 普通旅客運賃計算経路の連続した区間を片道1回乗車(以下「片道乗車」という。)する場合に発売する。ただし、第68条第4項の規定により営業キロ、擬制キロ又は運賃計算キロを打ち切つて計算する場合は、当該打切りとなる駅までの区間のものに限り発売する。
(2)往復乗車券
 往路又は復路とも片道乗車券を発売できる区間であつて、往路と復路の区間及び経路が同じ区間を往復1回乗車(以下「往復乗車」という。)する場合に発売する。ただし、往路と復路の経路が異なる場合であつても、その異なる経路が第16条の3に掲げる左欄及び右欄の経路相互である場合は往復乗車券を発売する。
(以下略)

(往復普通旅客運賃又は連続普通旅客運賃)
第90条 往復普通旅客運賃又は連続普通旅客運賃は、次の各号に定めるとおりとする。
(1)往復普通旅客運賃は、片道普通旅客運賃を2倍した額とする。ただし、第26条第2号ただし書に規定する場合にあつては、往路及び復路の区間ごとに計算した片道普通旅客運賃を合計した額とする。
(2)連続普通旅客運賃は、各区間ごとに計算した片道普通旅客運賃を合計した額とする。

(有効期間)
第154条 乗車券の有効期間は、別に定める場合の外、次の各号による。
(1)普通乗車券
 イ 片道乗車券
  営業キロが100キロメートルまでのときは1日、100キロメートルを超え200キロメートルまでのときは2日とし、200キロメートルを超えるものは、200キロメートルまでを増すごとに、200キロメートルに対する有効期間に1日を加えたものとする。ただし、第156条第2号に規定する大都市近郊区間内各駅相互発着の乗車券の有効期間は、1日とする。
 ロ 往復乗車券
  片道乗車券の有効期間の2倍とする。ただし、第26条第2号ただし書に規定する場合は、往路及び復路の区間ごとに片道乗車券の計算方法によつて計算した有効期間を合計した期間とする。
(以下略)

(途中下車)
第156条 旅客は、旅行開始後、その所持する乗車券によつて、その券面に表示された発着区間内の着駅(旅客運賃が同額のため2駅以上を共通の着駅とした乗車券については、最終着駅)以外の駅に下車して出場した後、再び列車に乗り継いで旅行することができる。ただし、次の各号に定める駅を除く。
(1) 略
(2)次にかかげる区間(以下「大都市近郊区間」という。)内の駅相互発着の普通乗車券を使用する場合は、その区間内の駅
 イ〜ロ 略
 ハ 福岡附近にあつては、鹿児島本線中門司港・鳥栖間(鹿児島本線(新幹線)小倉・博多間を除く。)、香椎線篠栗線日豊本線中小倉・行橋間、日田彦山線中城野・今山間、筑豊本線、後藤寺線及び博多南線(以下これらの区間を「福岡近郊区間」という。)
(以下略)

(選択乗車)

第157条 旅客は、次の各号に掲げる各駅相互間(略図中の〓線区間以遠の駅と━線区間以遠の駅若しくは◎印駅相互間)を、普通乗車券又は普通回数乗車券(いずれも併用となるものを含む。)によつて旅行する場合は、その所持する乗車券の券面に表示された経路にかかわらず、各号の末尾に記載した同一かつこ内の区間又は経路のいずれか一方を選択して乗車することができる。ただし、2枚以上の普通乗車券又は普通回数乗車券を併用して使用する場合は、他方の経路の乗車中においては途中下車をすることができない。
(中略)
2 大都市近郊区間内相互発着の普通乗車券及び普通回数乗車券(併用となるものを含む。)を所持する旅客は、その区間内においては、その乗車券の券面に表示された経路にかかわらず、同区間内の他の経路を選択して乗車することができる。
(以下略)

2017年1月7日

猿橋から鳥沢への乗車券

猿橋から鳥沢への片道乗車券です。
中央本線の隣の駅で営業キロ4.1km、運賃は190円です。
※この乗車券はJR西日本広島駅で購入しました。同じJR西日本でも広島支社、岡山支社、米子支社などは他駅発の乗車券の単独発売に寛容なようです。管内に無人駅が多いことも影響しているのでしょうか。

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猿から鳥への乗車券です。
初乗り運賃ではありませんが、隣駅どうしで干支の動物名を含むのは珍しいように思います。

猿橋駅鳥沢駅どちらも由来は地名で、猿橋は桂川に橋を架ける工事に難航しているとき、猿が連なって橋になる様子にヒントを得た甲斐の猿橋から取ったとの説、鳥沢は犬目と猿橋の間にあることから鳥沢となったとの説があります。鳥沢は本当に干支が由来ということになります。

(おまけ)
十二支の文字で始まる駅名を探してみました。他にもあるかもしれません。

【鼠】鼠ヶ関(羽越本線)
※「子」では子安(京急本線)、子供の国(日南線東急田園都市線横浜高速鉄道こどもの国線は「こどもの国」)、子守唄の里高屋(井原鉄道井原線)、子吉(由利高原鉄道鳥海山ろく線)。

【牛】牛久(常磐線)、牛込神楽坂(大江戸線)ほか多数
※「丑」は無し

【虎】虎ノ門(銀座線)、虎姫(北陸本線)、虎杖浜(室蘭本線)
※「寅」は無し

【卯】卯之町(予讃線)
※「兎」は無し

【辰】辰巳(有楽町線)、辰野(中央本線、飯田線)
※「竜」では竜王(中央本線)、竜ヶ崎(関東鉄道竜ヶ崎線)ほか多数

【蛇】蛇田(仙石線)
※「巳」は無し

【馬】馬喰町(総武本線)、馬喰横山(新宿線)ほか多数
※「午」は無し

【未(羊)】無し

【猿】猿投(名鉄三河線)、猿橋(中央本線)、猿和田(磐越西線)、猿猴橋町(広島電鉄本線)、猿田(総武本線)
※「未」は無し

【鳥】鳥取(山陰本線因美線)、鳥栖(鹿児島本線長崎本線)ほか多数
※「酉」は無し

【犬】犬山(名鉄犬山線広見線小牧線)、犬吠(銚子電鉄線)ほか多数
※「戌」は無し

【猪】猪名寺(福知山線)、猪苗代(磐越西線)、猪田道(伊賀鉄道伊賀線)、猪谷(高山本線)
※「亥」は無し