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きっぷメモ。

2017年5月8日

後払の普通回数券

とある駅と広島との間の普通回数券です。券面には[後払]の押印があります。
この回数券は見せて頂いたもので、私が購入したものではありません。

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[後払]は西日本旅客鉄道株式会社 旅客営業規則(以下、規則)第188条第1項第3号に規定される「旅客運賃・料金を後払とするもの」に表示される記号です。
規則第4条では運賃・料金は前払いを原則としつつ、旅客会社が認めた場合は後払いとすることもできるとしています。後払いの例としては規則第13条ただし書きにある降車時に旅客運賃・料金を支払うワンマン列車のケースが知られていますが、乗車券類を後払いで購入というケースもあります。

どのような理由で後払いの回数券が発売されるのかというと、これは広島市の行っている高齢者公共交通機関利用助成の一環で、高齢者(70歳以上)の社会参加を目的に6000円を上限とした市内のバス・電車の利用に対し助成を行っています。
JR回数券はいくつかある助成メニューのうちの一つです。

具体的な金額はわからないのですが、広島市から送付された申込書を駅出札窓口に持っていくことで高齢者の一部自己負担で安価に回数券を購入でき、差額は後日JR西日本から広島市へ請求されることになっているようです。
購入時点では全額がJR西日本へ支払われていないためか、[後払]が押印されるようです。また高齢者向け助成の一環という性質上、無記名券ではありますが本人以外の利用が認められていません。自己負担額より払戻額の方が多くなるため全券片未使用・一部使用済に関わらず払い戻しも出来ないとのことでした。
[後払]はそういう「訳ありきっぷ」であることを示す意図があるのかもしれません。
なお、回数乗車券ですので乗車変更(乗車券類変更・区間変更)もできません。

[後払]券の現物を目にしたのはこの時が初めてです。
広島市以外の自治体にもこういう制度があるのかもしれませんね。

(運賃・料金前払の原則)
第4条 旅客の運送等の契約の申込を行おうとする場合、旅客等は、現金をもって、所定の運賃・料金を提供するものとする。ただし、当社において特に認めた場合は、後払とすることができる。
(以下略)

(乗車券類の購入及び所持)
第13条 列車に乗車する旅客は、その乗車する旅客車に有効な乗車券を購入し、これを所持しなければならない。ただし、当社において特に指定する列車の場合で、乗車後乗務員の請求に応じて所定の旅客運賃及び料金を支払うときは、この限りでない。
(以下略)

(旅客運賃・料金の割引等に対する表示)
第188条 旅客運賃・料金の割引等を行う乗車券類には、その証として、関係券片の表面(第8号に規定する記号については表面)に、ゴム印の押なつにより、次の各号に定める記号等の表示を行う。ただし、特に設備する乗車券類、第8号に規定する記号については、これと異なる表示方をし、又はこの表示を省略することがある。
(1)(2)略
(3)旅客運賃・料金を後払とするもの [後払]
(以下略)

2017年5月6日

山陽本線普通369M列車

岡山から下関への片道乗車券です。
経由は「山陽」とあります。

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2017年3月3日まで山陽本線には369M列車という岡山から下関を7時間36分かけて運行する日本最長の普通列車が存在していました(※)。
※始発駅から終着駅までの所要時間では根室本線普通列車2427D滝川釧路行きが8時間19分でこちらの方が長いですが、2016年8月の台風の影響で室蘭本線東鹿越〜新得間が不通となっており、現在も運転されていません。なお滝川から釧路への根室本線経由の営業キロは308.4kmです。

岡山から下関への山陽本線経由の営業キロは384.7kmです。幹線384.7kmに対する運賃は6480円ですが、岩国櫛ヶ浜間は東日本旅客鉄道株式会社 旅客営業規則(以下、規則)第69条第1項第9号に規定される経路特定区間ですので山陽本線経由であっても短い岩徳線経由で運賃・料金を計算します。従って369Mの運行経路通り、全区間山陽本線経由の乗車券というものは購入できないことになります。なお規則第158条第1項の規定により、規則第69条第1項第9号により岩徳線経由で運賃計算された乗車券は、山陽本線経由での迂回乗車も可能です。

運賃計算上の営業キロは岩徳線経由で363.0km、運賃計算キロは367.4km、運賃は6260円です。
有効日数は営業キロ363.0kmで計算し3日間、途中下車も可能です。


普通列車369Mで2分以上停車時間のある駅は以下の通りでした。これは休日ダイヤです。
平日は海田市でも停車時間があり、代わりに広島の停車時間が若干短くなっています。

    着  発
岡山 ---- 1617
福山 1715 1717
糸崎 1744 1748
広島 1905 1913
岩国 2006 2014
由宇 2030 2035
徳山 2127 2200
下関 2350 ----


下関では1分の待ち合わせで23:51発、山陽本線・鹿児島本線経由、門司停車・小倉行最終列車5239Mに接続しています。
5239Mは門司に23:58に着きます。ギリギリ当日中に九州入りが可能ということになります。さらに5239Mは小倉に0:04着、1分の待ち合わせで0:05発、日豊本線普通柳ヶ浦行2591Mにも接続しています。
小倉では鹿児島本線下り列車が終了しているため、博多方面への乗継はありません。


2017年3月4日のダイヤ改正により369Mの時間帯の列車は普通列車371M岡山発緑井行き(平日)・岩国行き(休日)及び普通列車369M糸崎発下関行きに系統が分断されました。371Mから369Mへは乗継ができませんが、後続の373M(平日)・671M(休日)が徳山で369Mに追いつきます。

   369M 平371M 休371M 平373M 休671M
岡山 ----   1617   1617   ----   ----
福山 ----   1726   1726   ----   ----
糸崎 1746   1801   1801   1829   ----
広   ||   ||   ||   ||   1847
広島 1914   1935   1931   1953   1955
緑井  ||   2001   ||   ||   ||
岩国 2014   ----   2030   2050   2050
由宇 2035   ----   ----   2106   2106
徳山 2159   ----   ----   2157   2157
下関 2350   ----   ----   ----   ----



長距離の普通列車ですので青春18きっぷとの相性が非常によく、実際に18きっぷシーズンに乗り通した例はいくつもあるようですが、普通乗車券で乗り通したという事例は見たことがありません。
18きっぷ1日あたり2370円の区間を正規運賃6260円で乗り通すような物好きはさすがに居なかったようです。ので試してみましたが、直通運転自体がとりやめられてしまいました。

(特定区間における旅客運賃・料金計算の営業キロ又は運賃計算キロ)
第69条 第67条の規定にかかわらず、次の各号に掲げる区間の普通旅客運賃・料金は、その旅客運賃・料金計算経路が当該各号末尾のかっこ内の両線路にまたがる場合を除いて、○印の経路の営業キロ(第9号については運賃計算キロ。ただし、岩国・櫛ヶ浜間相互発着の場合にあっては営業キロ)によって計算する。この場合、各号の区間内については、経路の指定を行わない。
(1)〜(8)略
(9)岩国以遠(和木方面)の各駅と、櫛ヶ浜以遠(徳山方面)の各駅との相互間
 山陽本線
○岩徳線
(以下略)

(特定区間におけるう回乗車)
第158条 第69条の規定により発売した乗車券を所持する旅客は、同条第1項各号の規定の末尾に記載されたかっこ内の○印のない経路をう回して乗車することができる。
(以下略)

2017年4月20日

S-TRAIN指定券


西武鉄道2017年3月25日から40000系電車を使用した全席指定列車「S-TRAIN」の運行を開始しました。平日は所沢豊洲間、休日は西武秩父元町・中華街間と日によって運行ルートが異なっています。

休日は西武鉄道・東京メトロ東京急行電鉄横浜高速鉄道の4社にまたがる運行であり、指定券も各社で発売しています。
券面の様式などから、横浜高速東急、メトロと西武で同じような様式となっています。
発売できる区間は限定されており、平日は西武線内・東京メトロ線内完結の指定券が、休日は東京メトロ線内・横浜高速鉄道線内完結の指定券がそれぞれ発売できません。

今回は同一列車で4社の指定券を購入してみました。
自社線完結の指定券を発売しない社があるため、どの区間で区切るかは少々工夫が必要です。

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横浜高速鉄道みなとみらい駅発売の元町・中華街から自由が丘への列車指定券です。
みなとみらい線では各駅の自動券売機で発売しています。停車駅であるみなとみらいと元町・中華街では駅窓口でも発売しています。
指定料金は東急線完結と同額の350円(※)です。
※横浜高速鉄道連絡の場合の東急線内の指定料金は通常料金から100円を引いた額とされています(東京急行電鉄株式会社 旅客営業規則第139条の2)。つまり東急線250円、みなとみらい線100円です。
なお、元町・中華街行きのS-TRAINで横浜〜元町・中華街間のみが運休となった場合、指定料金の払い戻しはありません

(座席指定料金)
第139条の2 第61条の規定によって発売する座席指定料金は、次のとおりとする。
大人350円
小児180円
ただし、東横線と横浜高速鉄道線を同一の列車で乗車する場合は、上記で定めた座席指定料金から大人100円、小児50円を差し引いた額とする。


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東京急行電鉄渋谷駅発売の自由が丘から新宿三丁目への列車指定券です。
指定料金は東急線350円と東京メトロ線210円の合計で560円です。
東急では東横線各駅の券売機で発売しています。停車駅である渋谷・自由が丘・横浜では駅窓口及び改札内の指定券券売機でも発売します。

券面に[乗変]の印字があります。
S-TRAIN指定券は1回のみ別の列車への変更が可能で、東急以外でも同じ扱いです。



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東京メトロ新宿三丁目駅発売の新宿三丁目から石神井公園への列車指定券です。
指定料金は東京メトロ線210円と西武線300円の合計で510円です。
副都心線での発売は新宿三丁目のみです。渋谷は東急の管理、池袋は降車専用のため券売機・窓口とも取扱がありません。
有楽町線では飯田橋有楽町・豊洲で発売します。池袋では同じく取扱いません。


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西武鉄道国分寺駅発売の石神井公園から所沢への列車指定券です。指定料金は300円です。
西武鉄道は池袋線池袋・練馬と石神井公園から西武秩父までの各駅、狭山線下山口・西武球場前、新宿線西武新宿高田馬場田無本川越間各駅、拝島線玉川上水・拝島、国分寺線国分寺の駅窓口で発売します。
指定券券売機はS-TRAIN停車駅の石神井公園・保谷・所沢・入間市飯能・西武秩父のみ設置です。

西武鉄道の指定券のみ発売額に「合計」「料金」の欄があります。西武鉄道の出札端末は特急券乗車券を一葉で発売できるためこのような表記になっているのだと思いますが、S-TRAIN指定券と乗車券の一葉券が発売できるかどうかはよくわかりません。
西武〜東京メトロ〜東急〜みなとみらいは通しの連絡乗車券を発売していないため、一葉券では発売できないように思います。

なお、元町・中華街〜所沢の指定料金は通しで購入すると860円です。今回は4枚合計で1720円ですのでちょうど2倍です。
このような購入は通常考えられませんね。



S-TRAIN指定券は端末券・券売機券だけでなく車内でも発売しますが、車内では通常の料金に200円を加算して発売(東急の場合、旅客営業規則第139条の2第2項)となります。
このため事前に購入することを強く勧めています。通常は購入することはないでしょう。なお加算は複数の社に跨る場合でも1回のみです。

(座席指定料金)
第139条の2 略
2 第61条第3項の規定により、係員の承諾を得ないで乗車した旅客に対し、車内で座席指定券を発売する場合は、当社線または当社線と連絡会社線を通じ、旅客1人につき前項に定める料金に200円を加算した額とする。


以下は車内で購入した「車内列車指定券」です。各社とも地紋の色以外、同じ様式です。
座席は完全におまかせでしたので指定されたりされなかったりしています。旅客営業規則上では、車内で指定券を購入する場合は座席が指定されない場合がある、としています(例:東京急行電鉄株式会社 旅客営業規則第61条第3項)。

(座席指定券の発売)
第61条 座席指定券は、座席指定列車に乗車する旅客に対して、乗車日、列車、号車、座席、乗車駅および乗車区間を指定し、かつ、旅客が乗車する前に発売する。
2 団体旅客に対する座席指定券は、団体用座席指定券兼補充団体乗車券によって発売する。
3 座席指定列車に、座席指定券を事前に購入しないで乗車した旅客に対しては、当該列車の車内で、座席、乗車駅及び乗車区間を指定した座席指定券を発売する。この場合、座席割当、もしくは旅客が座席を指定することができない場合がある。


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車内で発売する場合は、本来発売できない東京メトロ線・みなとみらい線内完結の指定券も発売できます(東京メトロの場合、東京地下鉄株式会社 旅客営業規程第41条)。
渋谷から新宿三丁目の指定券という事前購入では発売できない区間も車内であれば発売可能です。もちろん200円が加算された料金での発売です。

(特別急行券及び座席指定券の発売範囲の制限)
第41条 当社線内各駅間相互を有効区間とする特別急行券及び座席指定券は発売しない。ただし、第40条第4項に規定する車内特別急行券及び前条第3項に規定する車内座席指定券については、この限りでない。


各社乗務員は境界駅で交代しています。みなとみらい線内は東急の乗務員が通しで乗務しているようで、横浜高速鉄道の車内列車指定券というものは存在しないのかもしれません。


なお、各社とも旅客営業規則上は指定券の特別補充券(※)が規定されていますが、どのような状況で使われるのかはわかりません。
※例えば、東京急行電鉄は旅客営業規則第221条の2「座席指定特別補充券」、東京メトロは旅客営業規程第110条の2「座席指定列車専用特別補充券」

2017年4月1日

由比ヶ浜から由比への片道乗車券

由比ヶ浜から由比への片道乗車券です。

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鎌倉を接続駅とするシエノ島電鉄とJяの連絡乗車券です。由比ヶ浜から由比です。結衣ではありません。
経路は由比ヶ浜(シエノ島電鉄線)鎌倉(横須賀線)大船(東海道本線)由比です。

営業キロと運賃は社線1.1km190円、Jя線が116.4km1940円で合計117.5km、2130円です。
片道100kmを超えており、かつ大都市近郊区間とそれに接続する連絡会社線相互の乗車券ではないため2日間有効で途中下車も可能です。
シエノ島電鉄とJяの連絡運輸2017年3月4日の連絡運輸縮小に伴い廃止されましたが、2017/4/1から再び連絡運輸が再開されました。Jя束日本だけでなく、かつては連絡範囲外であったJя倒壊との連絡運輸も行われています。


なお、この連絡運輸は2017/4/1で廃止となりました。

2017年3月9日

京王多摩センター駅のハローキティ無効印

東京から京王多摩センターへの片道乗車券です。

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経路は東京(東北本線)神田(中央本線)代々木(山手線)新宿(京王線)調布(相模原線)京王多摩センターです。
JR線10.3km 200円、京王線29.2km 340円で発売額は540円です。

京王多摩センター駅はサンリオピューロランドとのコラボレーションにより駅全体がサンリオキャラクターで装飾されていますが、このように無効印にハローキティが使用されています。通常の様式の無効印もあり、持ち帰りを申し出たところなぜか2つ押印されました。ハローキティ無効印には駅名の表示がないためでしょうか。

マルスシステムには京王電鉄の接続各駅からの社線運賃が登録されていないようす。連絡乗車券を発売するには金額入力操作が必要で、120mm券で発売されます。自・社区間の場合、接続駅コード「4646(新宿)」、社線営業キロ「29.2km」、社線運賃「340円」です。

京王線の券売機で発売する一般的な乗車券では小さいため無効印は字に被ってしまうでしょう。マルス券の120mm連絡乗車券なら余白は多いですが印影が非常に掠れやすいのが難点です。
特別補充券であれば余白や掠れの心配は少なくなりますが、京王電鉄が使用済み補充券の持ち帰りを認めているかどうかは不明のためなんとも言えません。

新宿を接続駅とするJR東日本と京王電鉄の連絡範囲は以下の通りです。
JR東日本:東海道本線、山手線、赤羽線南武線鶴見線武蔵野線横浜線根岸線横須賀線相模線伊東線、中央本線 東京〜小淵沢間、青梅線五日市線八高線、東北本線 東京〜宇都宮間・尾久北赤羽北与野間、常磐線 日暮里水戸間、川越線高崎線両毛線水戸線総武本線京葉線外房線内房線成田線
京王電鉄:京王線、競馬場線動物園線高尾線 北野〜狭間間、相模原線、井の頭線

相模原線内の各駅を連絡範囲とするのは新宿・渋谷接続に限られます。分倍河原高尾吉祥寺接続の場合、相模原線の連絡範囲は京王多摩川のみです。京王多摩センター発着の乗車券は発売できません。

2017年3月7日

小田急電鉄の日付印

小田急電鉄は近年まで改札鋏が現役で使用されていましたが、昨年末にかけて各駅にチケッター(日付印)が設置され、12月1日以降改札鋏は使用されなくなったようです。

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立川新宿の往復乗車券です。
「(小田急線)新宿」とあります。登戸を接続駅とするJR東日本と小田急電鉄の連絡乗車券です。

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経路は立川(南武線)登戸(小田原線)新宿営業キロ・運賃はJR線18.2km 310円、小田急線15.2km 250円で片道560円、往復で1120円です。
小田急線は接続各駅からほとんどの区間の社線運賃がマルスシステムに登録されていますが、新宿接続小田急線登戸、登戸接続小田急線新宿については運賃登録がなく、金額入力操作が必要となります。今回の場合は接続駅コード4635(登戸)、社線営業キロ18.2km、社線運賃250円です。金額入力で発売したため120mm券で発券されました。

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チケッターは「○小 新宿駅/2.21/入鋏済」とあります。
インクの色は新宿駅は赤色ですが、駅によって異なるようです。


小田急電鉄で自動改札機に対応していない乗車券はあまりありません。
申し出れば磁気券でもチケッターで入鋏して頂けるようですが、元箱根案内所や松田駅(JR東海)の硬券、特別補充券、JR連絡の120mm券などは自動改札機を通過できないため、必ずチケッターが使用されます。今回は社線発の乗車券とするため、金額入力の連絡乗車券を往復で購入したものを使用しました。


登戸を接続駅とするJR東日本と小田急電鉄の連絡範囲は以下のとおりです。
JR東日本:東海道本線山手線赤羽線、南武線、鶴見線武蔵野線横浜線根岸線横須賀線相模線伊東線中央本線 東京〜塩山間、東北本線 東京〜宇都宮間・尾久北赤羽北与野間、常磐線 日暮里友部間、高崎線総武本線 東京〜八日市場間・秋葉原錦糸町間、京葉線外房線 千葉蘇我間、成田線 佐倉成田空港
小田急電鉄:小田原線、江ノ島線

2017年2月12日

新幹線経由の別線往復乗車券


下関〜博多の往復乗車券です。

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この乗車券は別線往復乗車券で、往路と復路で別扱いの線路である山陽新幹線山陽本線鹿児島本線を経由しています。
往路は新下関(山陽新幹線)小倉(鹿児島本線)博多、復路は博多(山陽新幹線)小倉(鹿児島本線)門司(山陽本線)新下関です。
別線往復乗車券については過去に何度か取り上げたため、規定などの詳細は省略します。

別線往復はどちらか一方が新幹線経由、他方が在来線経由で発売するのがほとんどのように思いますが、規定上は「往路と復路の経路が異なる場合であつても、その異なる経路が第16条の3に掲げる左欄及び右欄の経路相互である場合」です(東日本旅客鉄道株式会社 旅客営業規則第26条第2号)。従って往路、復路とも新幹線を経由する別線往復乗車券は発売可能で、結果として両方の幹在表示が「・・・・・・・・■■■■」と同じ表示になっています。
券面の表示は全区間在来線経由で「□□□□」、区間内で一区間でも新幹線を利用すると「■■■■」です。従って別線往復において往片・復片の両方が「■■■■」となることはあっても、両方が「□□□□」となることはありません。

新下関・博多間は営業キロ86.2kmです。新下関・小倉間を新幹線、小倉・博多間を在来線利用の場合は1640円、新下関・小倉間を在来線、小倉・博多間を新幹線で利用すると1530円です。合わせて3170円が発売額となります。
なお、全区間新幹線で往復すると片道1490円の2倍で2980円、在来線で往復すると片道1640円の2倍で3280円です。

(普通乗車券の発売)
第26条 旅客が、列車に乗車する場合は、次の各号に定めるところにより、片道乗車券、往復乗車券又は連続乗車券を発売する。
(1)片道乗車券
普通旅客運賃計算経路の連続した区間を片道1回乗車(以下「片道乗車」という。)する場合に発売する。ただし、第68条第4項の規定により営業キロ、擬制キロ又は運賃計算キロを打ち切つて計算する場合は、当該打切りとなる駅までの区間のものに限り発売する。
(2)往復乗車券
往路又は復路とも片道乗車券を発売できる区間であつて、往路と復路の区間及び経路が同じ区間を往復1回乗車(以下「往復乗車」という。)する場合に発売する。ただし、往路と復路の経路が異なる場合であつても、その異なる経路が第16条の3に掲げる左欄及び右欄の経路相互である場合は往復乗車券を発売する。
(3)連続乗車券
前各号の乗車券を発売できない連続した区間(当該区間が2区間のものに限る。)をそれぞれ1回乗車(以下「連続乗車」という。)する場合に発売する。