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きっぷメモ。

2017年1月7日

猿橋から鳥沢への乗車券

猿橋から鳥沢への片道乗車券です。
中央本線の隣の駅で営業キロ4.1km、運賃は190円です。
※この乗車券はJR西日本広島駅で購入しました。同じJR西日本でも広島支社、岡山支社、米子支社などは他駅発の乗車券の単独発売に寛容なようです。管内に無人駅が多いことも影響しているのでしょうか。

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猿から鳥への乗車券です。
初乗り運賃ではありませんが、隣駅どうしで干支の動物名を含むのは珍しいように思います。

猿橋駅鳥沢駅どちらも由来は地名で、猿橋は桂川に橋を架ける工事に難航しているとき、猿が連なって橋になる様子にヒントを得た甲斐の猿橋から取ったとの説、鳥沢は犬目と猿橋の間にあることから鳥沢となったとの説があります。鳥沢は本当に干支が由来ということになります。

(おまけ)
十二支の文字で始まる駅名を探してみました。他にもあるかもしれません。

【鼠】鼠ヶ関(羽越本線)
※「子」では子安(京急本線)、子供の国(日南線東急田園都市線横浜高速鉄道こどもの国線は「こどもの国」)、子守唄の里高屋(井原鉄道井原線)、子吉(由利高原鉄道鳥海山ろく線)。

【牛】牛久(常磐線)、牛込神楽坂(大江戸線)ほか多数
※「丑」は無し

【虎】虎ノ門(銀座線)、虎姫(北陸本線)、虎杖浜(室蘭本線)
※「寅」は無し

【卯】卯之町(予讃線)
※「兎」は無し

【辰】辰巳(有楽町線)、辰野(中央本線、飯田線)
※「竜」では竜王(中央本線)、竜ヶ崎(関東鉄道竜ヶ崎線)ほか多数

【蛇】蛇田(仙石線)
※「巳」は無し

【馬】馬喰町(総武本線)、馬喰横山(新宿線)ほか多数
※「午」は無し

【未(羊)】無し

【猿】猿投(名鉄三河線)、猿橋(中央本線)、猿和田(磐越西線)、猿猴橋町(広島電鉄本線)、猿田(総武本線)
※「未」は無し

【鳥】鳥取(山陰本線因美線)、鳥栖(鹿児島本線長崎本線)ほか多数
※「酉」は無し

【犬】犬山(名鉄犬山線広見線小牧線)、犬吠(銚子電鉄線)ほか多数
※「戌」は無し

【猪】猪名寺(福知山線)、猪苗代(磐越西線)、猪田道(伊賀鉄道伊賀線)、猪谷(高山本線)
※「亥」は無し

2017年1月1日

恭賀新年

恭しく新年をお祝い申し上げます。

2016年12月23日

コミックマーケット91でコピー本を頒布します


2016年12月31日(土)、コミックマーケット91 3日目に当ブログのコピー本の総集編をサークルJさん(東2 S44b)に委託して頒布します。

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今までのコピー本1〜5をほぼそのまま再録しましたので、コピー本でありながら58ページという異様なボリュームです。
「きっぷメモEXTRA1-5総集編」、頒布価格300円です。


2016/12/31 12:12追記
完売しました。ありがとうございました。

2016年12月21日

他駅発の乗車券(京都駅発売)

桂川(※1)から新大阪への片道乗車券です。
発行箇所は「京都駅@31」です。在来線改札内みどりの窓口で購入しました。

※1 桂川駅東海道本線の他に函館本線筑豊本線(福北ゆたか線)にもあるため「(東)桂川」となっています。函館本線は「(函)桂川」です。筑豊本線には線名の記号が付きません。東海道本線と函館本線は桂川かつらがわ、筑豊本線は桂川けいせんです。

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西日本旅客鉄道株式会社 旅客営業規則(以下、規則)第20条では駅で発売する乗車券類について、その駅から有効となるものを原則としつつ他の駅から有効となる乗車券類を発売するケースとして以下の5つを定めています。普通乗車券については(1)〜(3)です。
(1)指定券と同時に使用する乗車券
(2)通学定期券以外の所持する乗車券に繋がる乗車券
(3)無人駅発の乗車券(普通乗車券、定期券、回数券)を隣接する有人駅で発売する場合
(4)団体乗車券、貸切乗車券
(5)急行券、特別車両券、寝台券、コンパートメント券、座席指定券。立席・特定特急券は発売駅を限定する場合がある。

JR西日本関西圏は他駅発の乗車券の扱いについて厳しい方で、無人駅発や指定券との同時発売などでないと原則は発売不可とするようです。
ネット上などの情報ではJR西日本の京都駅みどりの窓口は特に厳しく、上記条件を満たす場合でも不可とするケースがあるようですが(※2)、今回は京都市内のJR線フリー乗車券を呈示することで桂川を発駅とする乗車券を購入できました。規則第20条第1項第2号の規定による他駅発の乗車券の発売ということになります。
※2 規則第20条において、自駅発の乗車券は「発売する」と断言していますが、他駅発については「発売することがある」です。条件を満たすケースでも発売するかどうかは駅の判断であり、発売しないことが即規定に反するわけではありません。


これらの条件に合わない他駅発の乗車券は規則上は単独で発売出来ないのですが、実際は西日本旅客鉄道株式会社 旅客営業取扱基準規程第27条第1項第1号の規定により、駅長の判断により緩和できるとされています(西日本以外のJRでも同様)。JR他社の窓口や指定席券売機が他駅発の乗車券を発売するのは「駅長が承認している」とのことなのでしょう。

【旅客営業規則】
(乗車券類の発売範囲)
第20条 駅において発売する乗車券類は、その駅から有効なものに限つて発売する。ただし、次の各号に掲げる場合は、他駅から有効な乗車券類を発売することがある。
(1)指定券と同時に使用する普通乗車券を発売する場合。
(2)乗車券(通学定期乗車券を除く。)を所持する旅客に対して、その券面の未使用区間の駅(着駅以外の駅については、途中下車のできる駅に限る。)を発駅とする普通乗車券を発売する場合。
(3)駅員無配置駅から有効となる普通乗車券、定期乗車券又は普通回数乗車券を、その駅員無配置駅に隣接する駅員配置駅において発売する場合。
(4)団体乗車券又は貸切乗車券を発売する場合。
(5)急行券、特別車両券、寝台券、コンパートメント券及び座席指定券を発売する場合。ただし、立席特急券及び特定特急券にあつては、別に定める駅からのものに限つて発売することがある。
(以下略)

【旅客営業取扱基準規程】
(乗車券類の発売範囲の特例)
第27条 次の各号に掲げる乗車券類は、規則第20条第1項の規定にかかわらず、他駅から有効となるものを発売することができる。
(1) 普通乗車券
 駅長において特に必要と認めたとき
(2) 定期乗車券
ア 列車に乗継ぎのため、その乗継駅において全区間の定期乗車券を購入の申出があつたとき
イ 第58条の規定により定期乗車券の一括購入の申出があつたとき
ウ 第61条の4の規定により新たな区間の定期乗車券を発売するとき
エ 第55条から第57条までの規定による場合で、その区間内にある事業所(事業所に準ずる箇所及び指定学校以外の学校を含む。以下同じ。)、指定学校又は居住地もより駅において全区間の定期乗車券を購入の申出があつたとき
オ その他支社長が特に必要があると認めたとき
(3) 普通回数乗車券
 駅長において特に必要があると認めたとき。
(以下略)

2016年11月8日

現美新幹線の立席券

越後湯沢から新潟の現美新幹線とき453号の立席特急券です。

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現美新幹線は運行当初、全車指定席で自由席なしでしたが、2016/5/21から2016/6/26の期間は指定席が満席の場合、立席特急券を発売していました。現在の現美新幹線は自由席の設定があるため、立席特急券は発売されません。
現美新幹線は座席配置が通常のとき号と異なるため、マルスシステム上でも列車名「現美新幹線とき」となり、とき号とは別の列車として扱われます。「とき453号」で要求すると該当列車がないためエラーとなります。マルスシステムでは列車名「現美新幹線とき」(カナ:ケントキ)、号数「453」号、設備「立席/定員」(ME形)又は「普通定員」(MR形)で発売可能です。


大宮から越後湯沢まで自由席、越後湯沢から新潟まで現美新幹線立席という利用も可能でした。現美新幹線指定席が満席の場合に限ります。
この場合、全区間の立席特急券+立席区間(越後湯沢→新潟)の立席券の2枚で発売となっていました。現在は全区間の自由席特急券が発売されます。

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このような一部自由・一部立席の特急券が発売が出来る規定上の根拠東日本旅客鉄道株式会社 旅客営業規則(以下、規則)第57条第5項です。
全区間で立席特急券を発売し、一部区間(今回の場合、大宮→越後湯沢)で乗車列車を指定しないで発売することがある、と規定しています。乗車列車を指定する区間(今回の場合、越後湯沢→新潟の現美新幹線とき453号)に対しては立席券が発券されます。
立席券は指定券であってこれ自体は特急券ではないのですが、券面には「立席特急券では着席できません」と印字されています。システム上、立席の特急券と指定券で同じ印字を使っているようです。

このような場合の特急料金は規則第125条第1項第1号のイの(ロ)のaにより、別表第2号ラに規定される大宮〜新潟間の指定席特急料金4740円から520円を減じた4220円です。

(急行券の発売)
第57条 旅客が、急行列車に乗車する場合は、次の各号に定めるところにより、急行列車ごとに特別急行券又は普通急行券を発売する。
 (1)特別急行券
  イ 指定席特急券
  (略)
  ロ 立席特急券
  別に定める特別急行列車の特別車両以外の座席車又は第13条第3項の規定によりB寝台を設備した寝台車に乗車する場合に、乗車する日、列車及び乗車区間を指定し、座席の使用を条件としないで発売する。ただし、乗車する列車を限定しないで発売することがある。
 (中略)
2 前項本文の規定にかかわらず、次の各号に定めるところにより急行列車に乗車するときは、1個の急行列車とみなして1枚の急行券を発売する。
 (1)東京新函館北斗間、大宮・新潟間及び高崎金沢間の新幹線の2個以上の特別急行列車に乗車する場合であつて、駅において出場しないで乗継ぎとなるとき。ただし、大宮駅又は高崎駅で乗継ぎとなる場合であつて別に定めるときを除く。
 (以下略)
3〜4 略
5 新幹線の2個以上の特別急行列車を駅において出場しないで乗り継ぐ旅客に対し、第1項第1号ロ及び第2項の規定により立席特急券を発売する場合は、別に定めるところによりその一部区間について乗車する列車を指定しないで発売することがある。
(以下略)

(大人急行料金)
第125条 大人急行料金は、次の各号に定めるとおりとする。
 (1)特別急行料金
  イ 新幹線
   (イ)指定席特急料金(特別車両以外の個室に乗車する場合は、1人当りの料金とする。)
    略
   (ロ)立席特急料金
    a b、c、d、e、f及びg以外の立席特急料金
     別表第2号ツ、ネ、ナ、ナの2、ラ、ム、ウ及びノに定める料金から520円を低減した額とする。
(以下略)



東京(都区内)〜新潟の新幹線回数券です。回数券の指定席枠で立席券の交付を受けることも可能でした。

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新幹線回数券は普通車指定席が利用可能で6枚綴り58620円、1枚あたり9770円です。
通常期の運賃・特急料金合計が10570円ですので割引額は800円、7.5%引です。

新幹線回数券は新幹線区間を1個列車の指定席で利用するのが基本ではありますが、改札を出ない限りは乗り継いでも新幹線特急料金が通算されるのと同じように、回数券での指定席についても改札を出ない乗り換えであれば2個列車以上の指定を取ることが可能です。


東京から越後湯沢のとき363号指定券(※)と、現美新幹線とき453号の立席券です。
※東京→越後湯沢の指定券に越後湯沢駅の無効印が押印されているのは、越後湯沢駅で払い戻しを行った際のものです。新幹線改札にみどりの窓口がないため一時的に出場を認めて頂けました。

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このときは越後湯沢→新潟間で現美新幹線を利用したく、越後湯沢まではとき号指定席、越後湯沢からは現美新幹線の立席を利用しました。新幹線回数券では普通車指定席を利用できますが、この日の現美新幹線は満席であったために立席での利用となりました。


現美新む幹線の座席設備の変遷は以下の通りです。
徐々に緩和されていく様が見て取れます。運行開始直後の混雑を避けるための措置だったのでしょう。立席券が発売されていたのは5月21日から6月26日までの約1ヶ月というわずかな期間でした。
2016/4/29〜2016/5/15:11号車指定席、12〜16号車旅行商品専用
2016/5/21〜2016/6/26:11号車指定席、12〜16号車旅行商品専用(立席特急券で12〜16号車利用可能)
2016/7/2以降:11号車指定席、12〜16号車自由席(旅行商品は12〜16号車を利用)

運行開始以降一貫してみどりの窓口・指定席券売機等で購入できる指定席は1両しかないため座席が確保しづらい傾向にありますが、現在は自由席特急券でも利用できますので特に問題はないでしょう。


最後に、「立席特急券」は一般的に「たちせきとっきゅうけん」と読まれ、実際に出札係員や自動放送もそのように案内しますが、規則第223条第3号(特殊指定共通券)裏面様式に示される名称は「リッセキトッキュウケン」です。
※第3号の特殊指定共通券はK型マルス端末で発券されるものを規定しています。現存しませんが、規定上は今も現役です。

2016年11月4日

海老名への乗車券

立川から海老名への片道乗車券です。
着駅は相模鉄道海老名駅で、JR東日本→相模鉄道の連絡乗車券です。

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経路は立川(中央本線)西国分寺(武蔵野線)武蔵浦和(東北本線[埼京線])赤羽(東北本線)上野(東北新幹線)東京(東海道本線)横浜(相鉄本線)海老名です。
横浜接続の相鉄線海老名は運賃がマルスシステムに登録されており、自動改札機に対応した85mm券での発売が可能です。
ただし相鉄線各駅の運賃が登録されているわけではないようで、横浜からの運賃が同額となる駅のうち、最遠の駅のみ登録されているようです。

経由欄には「中央東・武蔵野北赤羽・上野・新幹線・東京・東海・横浜」とあります。

営業キロ、運賃はJR線が83.2km 1380円、相鉄線が24.6km 300円で合計107.8km 1680円となります。現在の運賃はJR線1420円、相鉄線310円で合計1730円です。
片道100kmを超えており、新幹線経由で大都市近郊区間内相互発着の乗車券でないため、2日間有効で途中下車可となります。

海老名駅は相鉄線海老名、JR線海老名、小田急線海老名の3駅全てにおいてマルスシステムの印字が「海老名」となっており、(相鉄線)のように連絡会社名を示すものは印字されません。
この乗車券の券面には相鉄線という表記が一切なく、JR線完結の乗車券のように見えてしまいます。「横浜」の印字も「横浜駅接続の相鉄線」よりも「横浜線相模線の印字が省略されて横浜だけになった」を意味するように取れてしまいます。
つまりはこの乗車券は一見したところ連絡乗車券のようには見えないため、実際に利用する際は経由欄に「相鉄線」と追記頂いた方が無難かもしれません。

海老名駅において相鉄小田急は普通乗車券での連絡運輸を行っていますが、JR東日本と相鉄・小田急の駅はやや離れているためか連絡運輸は定期乗車券に限られています。かつてはJR線、厚木、小田急線、海老名、相鉄線の3社連絡も行われていましたが平成20年頃に廃止されています。


海老名から海老名への片道乗車券です。

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経路は海老名(相模線)厚木(小田原線)海老名、JR線1.7km 140円、小田急線 1.6km 120円で合計3.3km 260円です。現在の運賃はJR線140円、小田急線130円で合計270円です。
小田急線の方が運賃が安く本数も多いため、趣味目的でも無い限り小田急線で往復利用するのが一般的でしょう。
初乗り区間同士の連絡乗車券ですが、乗継割引は設定されていません。

小田急線海老名についても、駅名の印字は「海老名」のみで、(小田急線)は付与されません。JR線完結の一周乗車券に見えてしまいます。
こちらは経由に「小田急線」とありますので、かろうじて小田急線連絡乗車券であることがわかります。



同じく海老名から海老名の厚木接続の連絡の往復乗車券です。小田急電鉄MSR端末で発券されました。
海老名(小田急線)厚木(相模線)海老名の経路で、JRで購入した乗車券の逆経路です。

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これは増税後に購入したものですので片道270円(小田急130円、JR140円)、往復540円です。
MSR端末は乗継割引の適用されている区間や大都市近郊区間外かつ片道100kmを超えるものでない場合、片道乗車券を「海老名→小田急線130円区間」(連絡乗車券の場合「海老名から厚木→JR東日本線140円区間」)のように金額式で発売します。往復乗車券で購入すれば近距離であっても区間式で発売されます。
MSR端末においてもJRと小田急の海老名は券面上区別されていません。MSR端末の経由欄は原則的に接続駅しか印字されませんので、マルス券の乗車券のように経由印字から区別することも出来ません(※)。この券面では逆向きに使ってしまっても気が付かないかもしれません。もっともこのような区間が一般的に発売されるとは考えにくく、逆向きで使えば自動改札機も通過できないでしょう。
※駅名に英語が付与されているのが小田急側の駅を指します。また、券面右上の番号のうち上8桁はMSR上の発着駅を示します。0037は小田急線海老名、2386はJR線海老名です。区別する方法は実はあるのですが、一般的な情報ではありません。

JR東日本と相模鉄道の連絡範囲は以下のとおりです。
JR東日本:東海道本線(※)、南武線、横浜線、横須賀線、相模線、伊東線、中央本線 吉祥寺甲府間、青梅線五日市線、東北本線 川口〜小山間・戸田公園北与野間、常磐線 松戸水戸間、高崎線総武本線京葉線外房線内房線成田線
相模鉄道:各駅

立川→海老名の連絡乗車券が発売された当時の厚木を接続駅とするJR東日本と小田急電鉄の連絡範囲は以下のとおりです。
JR東日本:東海道本線(※)、南武線、武蔵野線、横浜線、横須賀線、相模線、伊東線、中央本線 吉祥寺〜韮崎間、青梅線、五日市線、東北本線 川口〜宇都宮間・戸田公園〜北与野間、常磐線 松戸〜水戸間、川越線、高崎線、両毛線水戸線、総武本線、京葉線、外房線、内房線、成田線
小田急電鉄:小田原線、江ノ島線
東京都区内、横浜市内の各駅を含む。

2014/4/1以降、JR東日本側の連絡範囲は以下の通り縮小されました。小田急側は変更ありません。
JR東日本:東海道本線、山手線赤羽線、南武線、鶴見線、武蔵野線、横浜線、根岸線、横須賀線、相模線、伊東線、中央本線 東京〜塩山間、東北本線 東京〜宇都宮間・尾久・北赤羽〜北与野間、常磐線 日暮里友部間、 高崎線、総武本線 東京〜八日市場間・秋葉原錦糸町間、京葉線、外房線 千葉蘇我間、成田線 佐倉成田間・成田〜成田空港

2016年10月24日

折尾→博多の区間変更券(新幹線経由)

折尾から博多への区間変更券です。
この区間変更券は「[区]東京都区内→[九]北九州市内、新幹線・小倉経由」の乗車券を原券に新幹線車内で博多までの乗り越しを申し出た際に発行されました。

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過去にご紹介した博多→折尾(新幹線経由)の乗車券の逆パターンですが、前回は手持ちの乗車券に繋がる乗車券を追加で購入したのに対し、今回は区間変更です。「収受・変更区間 折尾→博多、経由:折尾・新幹線・博多」と、博多→折尾(新幹線経由)の乗車券と同様に折尾駅が新幹線の駅であるような券面になっています。

[区]東京都区内→[九]北九州市内の乗車券で博多まで乗り越す場合、着駅を超える方向に変更ですので東日本旅客鉄道株式会社 旅客営業規則(以下、規則)第249条第1項第1号に規定される区間変更となり、同条第2項第1号(イ)により「変更区間に対する普通旅客運賃」が必要です。

新下関〜博多間の山陽新幹線山陽本線鹿児島本線規則第16条の2に規定される新幹線と在来線の同一扱いの路線に含まれていません。このため小倉→博多間の山陽新幹線経由と鹿児島本線経由は別の乗車券です。
さらに規則第86条第8号の規定から北九州市内の山陽新幹線の出入口駅は小倉ですので、北九州市内着の乗車券で博多まで乗り越す場合は小倉→博多(山陽新幹線経由)、JR西日本幹線営業キロ67.2kmに対する運賃1140円が本来は必要となります。

しかしながら北九州市内着の乗車券で新幹線を経由し博多(博多より先も含む。以下同)へ乗り越す場合、鹿児島本線における北九州市内の出入口駅である折尾から博多までの営業キロ(48.1km)をJR西日本の賃率で計算した840円(※)で区間変更を行うと言う取扱い、いわば山陽新幹線上に折尾駅が仮想的に存在するとみなした取扱いを行っています。
JR九州の幹線48.1kmに対する運賃は940円です。

この取扱いの根拠はよくわかりませんが、西日本旅客鉄道株式会社 旅客営業取扱基準規程(以下、基準規程)第275条第1号で特定都区市内・東京山手線内着の乗車券で区間変更する場合、それぞれの出口駅を着駅とみなすと定め、さらに(例)において「小倉・博多間を新幹線に乗車する区間変更の取扱いを申し出たときは、北九州市内又は福岡市内の出口の駅からの営業キロ又は運賃計算キロによつて普通旅客運賃を計算するものとする。」としています。北九州市内から博多方面の場合、「出口の駅」は小倉とも折尾とも解釈できますが、具体的な規定はありません。
ここから「新幹線乗車時は折尾→博多をJR西日本の賃率で計算する」という実際の扱いは読み取れませんが、基準規程でわざわざ定めているということは、小倉→博多(新幹線経由)の精算が必要という本来の扱いを何らかの形で緩和する意図があるということなのでしょうか。


なお、かつてこの区間変更を申し出た際は車内ではできないので駅での精算、とのことでした。結局は博多駅の精算所で折尾を起点とする精算が可能でした。
今回は車内で変更できましたが、当時の車内補充券発行機が対応していなかったのかどうかは今となってはわかりません。

旅客営業規則
(東海道本線(新幹線)、山陽本線(新幹線)、東北本線(新幹線)、高崎線(新幹線)、上越線(新幹線)、信越本線(新幹線)及び鹿児島本線(新幹線)に対する取扱い)
第16条の2 次の各号の左欄に掲げる線区と当該右欄に掲げる線区とは、同一の線路としての取扱いをする。

(1)東海道本線、山陽本線中神戸・新下関間東海道本線(新幹線)及び山陽本線(新幹線)中新神戸・新下関間
(2)東北本線東北本線(新幹線)
(3)高崎線、上越線及び信越本線高崎線(新幹線)、上越線(新幹線)及び信越本線(新幹線)
(4)鹿児島本線中博多・新八代間及び川内鹿児島中央鹿児島本線(新幹線)中博多・新八代間及び川内・鹿児島中央間

(以下略)

(特定都区市内にある駅に関連する片道普通旅客運賃の計算方)
第86条 次の各号の図に掲げる東京都区内、横浜市内(川崎駅尻手駅、八丁畷駅及び川崎新町駅並びに鶴見線各駅を含む。)、名古屋市内、京都市内、大阪市内(新加美駅を除く。)、神戸市内(道場駅を除く。)、広島市内(海田市駅及び向洋駅を含む。)、北九州市内、福岡市内(姪浜駅下山門駅今宿駅九大学研都市駅及び周船寺駅を除く。)、仙台市内又は札幌市内(以下これらを「特定都区市内」という。)にある駅と、当該各号に掲げる当該特定都区市内の◎印の駅(以下「中心駅」という。)から片道の営業キロが200キロメートルを超える区間内にある駅との相互間の片道普通旅客運賃は、当該中心駅を起点又は終点とした営業キロ又は運賃計算キロによつて計算する。ただし、特定都区市内にある駅を発駅とする場合で、普通旅客運賃の計算経路が、その特定都区市内の外を経て、再び同じ特定都区市内を通過するとき、又は特定都区市内にある駅を着駅とする場合で、発駅からの普通旅客運賃の計算経路が、その特定都区市内を通過して、その特定都区市内の外を経るときを除く。
(以下略)

(区間変更)
第249条 普通乗車券、自由席特急券、特定特急券、普通急行券又は自由席特別車両券を所持する旅客は、旅行開始後又は使用開始後に、あらかじめ係員に申し出て、その承諾を受け、当該乗車券類に表示された着駅、営業キロ又は経路について、次の各号に定める変更(この変更を「区間変更」という。)をすることができる。
(1)着駅又は営業キロを、当該着駅を超えた駅又は当該営業キロを超えた営業キロへの変更
(2)着駅を、当該着駅と異なる方向の駅への変更
(3)経路を、当該経路と異なる経路への変更
2 区間変更の取扱いをする場合は、次の各号に定めるところにより取り扱う。
(1)普通乗車券
 イ 次により取り扱う。この場合、原乗車券が割引普通乗車券(学生割引普通乗車券を除く。)であつて、その割引が実際に乗車する区間に対しても適用のあるものであるときは、変更区間及び不乗区間に対する旅客運賃を原乗車券に適用した割引率による割引の普通旅客運賃によつて計算する。
  (イ)前項第1号に規定する場合は、変更区間に対する普通旅客運賃を収受する。
  (ロ)前項第2号及び第3号に規定する場合は、変更区間(変更区間が2区間以上ある場合で、その変更区間の間に原乗車券の区間があるときは、これを変更区間とみなす。以下同じ。)に対する普通旅客運賃と、原乗車券の不乗区間に対する普通旅客運賃とを比較し、不足額は収受し、過剰額は払いもどしをしない。
(以下略)

【旅客営業取扱基準規程】
(特定都区市内等に関連する乗車券で区間変更をする場合の旅客運賃の計算方)
第275条 特定都区市内又は東京山手線内着若しくは発の乗車券を所持する旅客が、区間変更の取扱いを申し出た場合は、次の各号に定めるところにより旅客運賃を計算するものとする。
(1)規則第249条第1項第1号に規定する区間変更の取扱いをする場合は、変更する着駅の方向の駅に関連するそれぞれの特定都区市内又は東京山手線内の出口となる駅着のものとして取り扱う。
(例)仙台発横浜市内着の乗車券を所持する旅客が、豊橋まで区間変更を申し出たときは、戸塚(横浜市内の出口の駅)・豊橋間(普通旅客運賃は規則第86条の規定により横浜・豊橋間)の普通旅客運賃を収受する。この場合、北九州市内又は福岡市内着の乗車券を所持する旅客が、小倉・博多間を新幹線に乗車する区間変更の取扱いを申し出たときは、北九州市内又は福岡市内の出口の駅からの営業キロ又は運賃計算キロによつて普通旅客運賃を計算するものとする。
(以下略)