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思索の海 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

歯切れが悪いのは仕様です。


2006-11-06

[]ちょっと難しいMirage系1

 ここ数日の私生活は研究&語学一辺倒でしたが、まあブログの更新ぐらい…ということで、Mirage系もそろそろ一区切りに近づいています。今日からはちょっと難しいのなので、一つずつ…↓

 ミラ→パラアラのコンボです。これ、TOKUさんとかとも話しましたが、難しいです。クロオバからのコンボの場合、個人的にはクロアラよりパラアラの方が簡単だと思いますが、ミラからだとパラアラの方が難しいです。動画でもかなりぎりぎりですし、dexがかなり浅いです。

 多分、爪先跳ね上げだと跳ね上げてからその足でまたぎにいかないといけないのでタイミングが厳しいんですよね。その割には上げられるボールの高さには限界がありますし。まあでもミラをdexが速い方を軸足にしてできる人はもっと簡単にできるのかもしれません。僕はdexが速い足とミラの跳ね上げが得意な足が逆なので…

 多分もうちょっとMirageで粘ります(笑)

[]英語学会@本郷二日目

 二日目は頑張って早起きして一本目の発表(9:30〜)に間に合いました。やはりつくばエクスプレスは偉大だ…というわけで、午前中の研究発表四本+午後のシンポジウムで三本、全部Hard Syntaxな発表を聞いてきました(笑)いや〜楽しかったけど前日に輪をかけて疲れました…朝早かったですしね〜

 というわけで、詳しくコメントするのは何本かにします。なので今回はちゃんとタイトル+発表者も書いておきます。

 下から始まるレポはまあ物好きな人には読んでもらうとして(笑)学会で良いところは、最前線で活躍している研究者の最新の研究と議論が聞け、論文を読んでいるだけでは得られない発想や研究の傾向、雰囲気が得られるところですね。あと、学会でしか会えないような方々とのちょっとした議論も楽しいです。

では!

◆研究発表

1.福本陽介 "英語の主題句・Wh句連鎖における容認度の多様性について"

 結論の半分はもう去年ぐらいにシン君が発表したのとかぶってる気がしました。Specのinner/outerの区別で制限をかけるっていうのは厳密にはderivationalなアプローチと相容れないのではないのかちょっと疑問。

2.黒木隆善 "寄生空所構文における認可の違い"

 NunesのSideward Movement分析は知ってたけどNissenbaumのは読んだこと無かったので勉強になりました。

3.佐藤英志 "派生とコピーについて"

 発想としてはすごく面白かったけど、質疑を聞いてたら経験的な問題が結構ある感じ。あと、copyもtraceも無い空のterminal nodeって結構問題な気がする。

4.UCHISHIBA, Shin'ya "A (More Radically) Derivational Approach to the Reconstruction Effect of Japanese Scrambling"

 前日でもちょっと触れたけど、奇しくもこれが「Reconstructionなんて操作は無い!」っていうかなり強い主張。Reconstructionの証拠として上がってる現象をderivationalismを徹底することによって捉えようとするものだった。理論も論理も非常に明快だったけど、Reconstructionの大きな証拠の一つであるscopeに関する議論が無かったのが気になる…

◆シンポジウム:"Empirical Issues in Minimalist Theorizing"

 本当は複合動詞の方に参加すべきだったのかもしれないけど、そっちはhandout見たら大体分かってしまったので、読んでも分からなかったこっちへ(笑)

5.Masashi Nomura "Nominative Case lisenced by non-finite T"

 Chomskyが"On Phases"で提案したAGREEに関するメカニズムは様々な言語のことを考えると、どうも問題ありそう、っていうお話。Nomの認可には結局Tが重要でphase headであるCはあまり関係無い、っていう話といい、質疑であった移動はやっぱり比較的freeなんじゃないか、っていう可能性といい、なんかGBへの回帰っていう傾向があるのかもしれないと感じた。non-finite TもNomを認可できるってことになると、むしろ英語なんかが特殊なんだ、という。この点に関しては日本語からも色々提言できそう。

6.Hisatsugu Kitahara "'Conflicting' Relations and the Derivational Model"

 前半はEpstein & Seelyなんかを引いてMinimalismの基本的な哲学や道具立ての整理。基本的なお話だったけど、自分の疑問に思ってたようなところの確認もできたので良かった。後半はparasitic gapを中心に、そこにBinding Condition B&C、NPI、whが絡んだシンプルかつ非常に難しそうなpuzzleの解決試案について。ここでは、Chomskyの"On Phases"のアプローチが有効かも、という方向で話が終わった。新たな疑問:probeがやる素性のsearchってきちんとformalizeされてるの?

7.Daiko Takahashi "Ellipsis and the Theory of Movement"

 自分の研究についての発想が突然降りてきたのでTakahashi先生のオリジナルになる後半をちゃんと聞いてませんでした…ゴメンナサイ…