誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

そういえば例の本とついに対面

日本人の脳に主語はいらない (講談社選書メチエ 410)

日本人の脳に主語はいらない (講談社選書メチエ 410)

 書籍部に置いてあるのを見かけました。中身を読んでしまうとまたレビューを書きたくなってしまうかと思ったので、頑張って自重。ところが今度は帯が気になりました。そこに書いてあったのは…

  • 「内田樹氏のブログで絶賛!」

という煽り文句。こういう学術系のものに関しては珍しいんじゃないか、と思ってちょっとびっくりしました。
 というか内田先生のブログとこの本に関してはこんなエントリを書いたりしたのですが著者の方はああいう絶賛のされ方(あのエントリの内容)でOKなんですかね…しかし前から疑問に思ってるんですがこの内田樹氏って専門の方では評価が高い方なんでしょうか。時々言語(言葉)に関する記事は読むんですがなんというか結構アレなことを書いてることが多いように思えるので…TAKESANさんも武術関係のエントリに関して批判を上げてたような。専門外のことに関して思い切りが良すぎる、というだけなのかしら。ま、あまり邪推ばかりするのは良くないですかね。
 

博論執筆記2:時には観察者として

 書くこと自体はやっぱりしんどい。
 でも、書くことによってこれまでの自分の分析や思考がまとまっていったり思わぬところでつながりはじめたりという、理論や分析の自己運動を見るのが楽しい。まあ自分でそうなるタネを仕掛けているにも関わらず、それに気付けてないっていう実力不足によるところが大きいんでしょうけど。
 しかしやっぱり音韻論関係のパートは筆の進みが遅い…分析は楽しいんだけどなあ。syntax-phonology interfaceの詳しい話は今回は見送りにして良かった。そこまでやろうとすると時間と枚数が全然足りないっす(本当は今一番面白いところなんだけど><