第121回 KAANA「Dear Sweet Love (Dawn Sky Version)」

Dear Sweet Love?夜明けと落日に?

Dear Sweet Love?夜明けと落日に?


前回(id:dmworldhh:20051013)紹介した「NITRO MICROPHONE UNDERGROUND」に登場する順番に紹介していきます。というわけで、GORE-TEXが最初です。


GORE-TEXはなかなかインパクトある声質で、いわゆる”ダミ声”です。一回聴いたら忘れないと思います。意外にキャリアは長く、『NITRO MICROPHONE UNDERGROUND』前に、ソロ作品『WATER PROOF REMIX』をリリースしたり、MUROの「三者凡退」にゲストで参加したりしています。「三者凡退」はアナログで発売されたもので、CDではMUROのベスト盤『BACK II BACK(2)-MURO BEST ALBUM VOL.2-(CCCD)』で聴くことができます。1996年の作品で、さすがに声は若いですが、その後のダミ声は想像できる声です。
キャリアは長いのですが、『NITRO MICROPHONE UNDERGROUND』後のソロ作品リリースは遅く、2004年の下半期にようやく『RELOAD』を出しました。それまでは、NITROのメンバーとの客演作が多く、やはり特徴あるラップを武器にして、十分に実力を発揮しています。
なお、「GORE-TEX」ではない名前で参加していることもありますが、たいていは似たような名前なのですぐにわかると思います。「ガッツ藤原」はさすがに本名を知らないとわかりませんが、このような”センス”がリリックにも見られ、常人にはちょっとわかりにくいところもあります。


GORE-TEXの作品は、インパクトでたいていおいしいところを持っていく曲が多いのですが、今回挙げた曲は、KAANAとの共演作。女性ボーカルとの作品は非常に珍しく、しかも、案外真面目なラブソングになっています。
違うVersionではDABOが参加しているのですが、私はGORE-TEXのVersionの方が好きです。