第385回 嶋野百恵「Roots」

Roots

Roots


前回(id:dmworldhh:20060705)アツくなってしまったので、INNOSENCEについてもう少し紹介しておくと、今RATHER UNIQUEで活動しているSOHJINは、かつてMCのCHANNELとともにINNOSENCEというグループを組んでいました。
INNOSENCE名義としてのリリース作品は少なく、それこそ前回紹介した『スーパーツーカー』くらいしかありません。ただ、客演作品やオムニバス作品は結構あります。
現在はINNOSENCEとしては活動していませんが、KICK THE CAN CREWRIP SLYMEと同じFunky Grammar Unit(FG)ですから、そのまま活動していたら、J-POP人気アーティストの仲間入りを果たしていたかもしれません。それに近いかもしれませんが、SOHJINはRATHER UNIQUEで活動し、一方、CHANNELはソロとして『デリバリー』をリリースするなど活動しています。


さて、今回はINNOSENCEの客演作品から、嶋野百恵「Roots feat. Kick The Can Crew & INNOSENCE」を紹介します。アルバムのタイトル曲で6分もありますが、キャラの立つ5人の男MCが6分に収まるわけがなく(しかも、それぞれ2ヴァースある)、嶋野百恵の曲だというのに、完全に嶋野百恵が裏方のコーラスに徹しています。嶋野ファン泣かせの曲です。
ただ、澄んだバラード系のトラックなので、過剰な男らしさは感じさせず、想像よりはさっぱりと聴けます。他の曲でしっかりと嶋野百恵のボーカルを堪能できるので、一曲くらいこういう曲があっても許してください。