第464回 MCU『MCU in WONDERLAND e.p.』

MCU in WONDERLAND e.p.

MCU in WONDERLAND e.p.


前回(id:dmworldhh:20060922)、KREVAの話をしましたが、MCUのニューシングルについて何も書いてなかったので書くことにしました(といっても、リリースから3ヶ月以上経っていますが)。


MCU in WONDERLAND e.p.』もソロアルバム『A Peacetime MCU』の流れをついで、ロックやパンクの色が入った作品集です。
3曲目の「手のひら re-birth」のオリジナルは『LAST DAYS~tribute to Kurt~』に収録されています。この『LAST DAYS~tribute to Kurt~』はアメリカのロック・スター、カート・コバーンのトリビュートアルバムなのですが、そこに”HIPHOP”アーティストのMCUがエントリーされているとは凄いことです。


MCUもRadical Freaks→KICK THE CAN CREWを経てソロ活動の現在に至っています。もともとロックが好きということですし、宮沢和史浜崎貴司らとも共演しているので、自分の好きな方向性に進んでいると言っていいでしょう。


KREVAMCUもソロになって自分の好きな道を突き進んでいるのは大変結構なことですが、よく考えてみると、そんな三人がよくKICK THE CAN CREWとして活動できたなということです。でも、これは三人がバラバラだからこそ、うまく混ざり合って良いものができていったのかもしれません。


三人それぞれのソロ活動を見てみると、KICK THE CAN CREWにいちばん近かったのはLITTLEだったのだなと感じていますが、そんなLITTLEも昔は…、という作品を次回紹介しましょう。