Hatena::ブログ(Diary)

読書する Barman

のろまな牛は鞍をほしがり、駄馬は耕作したがる(エセー)
PV  自2010年08月01日
175164
日記の検索

【お知らせ】 ミーナ・マッツィーニをヲチする"クレモナの虎観察記"は引越しました。お手数ですが次のurlへどうぞ。
http://minafan.exblog.jp/

2011-10-25

未来を生きるための教育 / 長岡昇・高橋章子 (著)

←ワンクリックで応援を。


管理人が働くBARのお客さんの著書を紹介します。


硬い話題の中でも、誰でも一家言もてるものとそうでないものがあるのだそうだ。管理人にとって、たとえばTPP参加の是非、反ウォール街デモの話題などが後者であり、意味のある発言をするのは難しい。おそらくは幅広い情報にもとづく現状分析と同時に文化や歴史をひも解く必要があるように思われ、だとすれば酒場の主が取り組むにはハードルが高すぎる。


誰でも参加できる話題のひとつが「教育」であって、そうでありながら日本の狭義の意味での教育が良い方向に向かっているという実感を持っている人は少ないのではないか。皮肉な物言いで恐縮だが、言いたい放題でなんの行動もおこさず責任もとらずに現場はお役所まかせ、で何かが変わるわけもないだろうに。


著者の長岡昇さんは教育の現場に飛び込んでいった。
新聞のアジア担当の論説委員としてアフガニスタン紛争、イラク戦争スマトラ沖地震などの取材に取りくんだ長岡さんが、故郷山形県朝日町の児童88人の小学校長に転職したのが2009年の4月。それ以来2年間にわたって現場で見聞し実感し実践した教育の本音を、ビックリハウスの元編集長である高橋章子さんとweb上でやりとりした(2010年3月から1年間)内容をまとめたのが本書だ。
※長岡さんについて過去の日記はこちら http://d.hatena.ne.jp/oxytonbar/20090203


現職の校長先生がここまで書くのは大変だったろうなあ、と素人にも見て取れる本書が学校教育関係者や保護者だけでなく多くの人の目に触れることを祈ります。
本書の販売収益のすべては長岡さんが2010年の春に立ち上げた地域おこしのNPO「ブナの森」http://bunanomori.org/index.htmlの運営資金に当てる予定、とのことだ。


教育について素人の一言、ですか? 蛇足ですが、
他職種の社会人経験5年以上を公立の小中高の教員採用条件にすること。公立の先生の給料をうんと上げて、20代後半から30代前半の転職先として「教員」が人気の職業になること。「授業」以外の学校運営の様々なこと、たとえば登下校時の警備や放課後の補習・クラブ活動などに地域住民の参加を義務付けること。教育現場が一変すると思うけれど、夢かな。



未来を生きるための教育
長岡 昇 高橋 章子
フリーダム



←投票よろしく!

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/do_dokusyo/20111025/1319547599