12時間の軌跡 ふたたび

一昨日の成功に気をよくして、もう一度撮ってみました。12時間の日周運動の軌跡です。

今回の方が雲が少なくて、気象的な条件は良かったです。ただ、満月一日前というのがネックでした。通常、これだけ月が大きいと、星の光が月明にかき消されてしまって写らないはず。でも撮ってみたらこれだけ写るのですから驚異です。
今回は焦点距離を12mmにして、前回より広角にしてみました。ベガが沈んでまた上ってきています。カペラの方がベガより北にある、というのがこれ1枚でわかります。また、左右の角に月が直接入ってしまうというオマケ付き。月の赤緯最北の夜でしたからねぇ。でもでも、「月齢14の月も入った12時間の軌跡」って、誰も撮ったことないかも!


動画です。
まず、普通に動かしたもの。


次に、比較明合成の動画。


撮影後、朝になってからの、撮影風景のスナップをご覧ください。庭の片隅です。
うっかり三脚をけ飛ばさないようにベンチでガード。ベンチの上にある黒いのはACアダプターです。そして、小さな扇風機。お茶畑なんかにある「防霜ファン」をヒントにした「霜よけ扇風機」です。


扇風機の威力。
今朝は、車のフロントガラスなどは霜でガチガチでした。


でもカメラのレンズはこのとおり。扇風機作戦、大成功です。

レンズは、SMC PENTAX DA fisheye 10-17mm。F3.5-4.5です。


こんな感じで2回目のトライも無事成功。今夜は天候が崩れるのがわかっていたので、ゆっくりしています。いや、ゆっくりベッドで寝るつもりだったのですが、疲れからコタツ寝してしまい、気がついたら03時だったというオソマツ。昨夜とあんまり変わりません(笑)。