近い太陽・遠い太陽

明日、地球が遠日点を通過します。地球軌道は楕円ですが、明日が1年の中で最も太陽から遠くなる日なのです。
今は夏、暑い時期ですから、『いちばん遠いなんてウソだろ?』って思いますよね。でも夏なのは北半球だから…です。
太陽からいちばん遠いという事は、見かけの大きさがいちばん小さく見える、ということです。ということで、昨年「同じレンズでの遠近比べ(大小比べ)」を月でやってみましたが、今年は太陽で同様な画像を作ってみました。



うーん…太陽の場合は3%くらいしか変わらないんですよね…。月に比べ、地球の軌道の離心率が小さい(より円軌道に近い)からです。


そこで…大きな太陽(露出オーバー気味)の上に…


小さな太陽(露出アンダー気味)を重ねてみましょう。


画像処理で「減算」すると、こんな感じ。疑似金環食です。


ちょっとわかりづらいので、真ん中をトリミングしてみます。


一応、太陽の見かけの大きさの微妙な変化がわかる画像ができました。