落下寸前の衛星を撮影

中国の実験衛星「天宮1号」が、月末から来月頭にかけて地球に落下する予報です。早朝、予報サイトに従って、見えるかどうか確認してみました。(場合によっては落下の瞬間をとらえる可能性もあります。)


Pentax K-5、対角フィッシュアイ10-17mmを10mmで使用、F5.0、ISO800。露出は「15秒開け・5秒閉じ」の繰り返しで、そのうち4コマを比較明合成したものです。

コントラストをだいぶ上げてあります。右側のオレンジ色はナトリウム灯によるカブリです。下端真ん中やや右に明るい星が二つ並んでいますが、土星と火星です。


衛星は肉眼でも0〜1等級くらい。かなり早く動いて見えました。(落下寸前で軌道が低いせい?)
土星とあまり変わらない明るさでしたが、見かけの速度が速いので暗く写っています。上の画像では小さくてわかりづらいので、部分拡大してさらにコントラストアップ。これでどうにか線状に写っているのがわかります。


ここ数日で「地球に落下」とのニュースになる見込み。最後の姿を見ることができてラッキーでした。