たんけんすわのまち 御柱デビュー篇

10/10、御射宮司祭に関連して岡谷十五社の小宮祭里曳きに参加しました。
紅楼夢行かないのでのんびり御柱曳いてきましたよ
まずは7時に岡谷駅前集合。これでは朝食なんぞ食ってる暇は無いのですが、
かといって肉体労働するのに朝抜きはきついのでパンを腹に収めた後、1時間早めに
駅に移動。ロッカー確保しておかないと厳しいので。まあ早く出る必要は結局無かったんですが。
一、四之御柱と二、三之御柱のどちらかのルートに分かれるという事だったので一、四のルートを選択。
道の途中で岡谷十五社の入り口が見えました。ここがゴールか

曳行開始地点は結構山の上の方でしたが、最近は毎日歩いていて
鍛えていたので余裕。決して健康診断の結果が悪かったから鍛えていたのではない(ぉ
まずはお酒の振る舞い。朝から日本酒というのもなかなか。天気も良かったので今日はなお美味しい。
さてもう少し登ったところに曳行予定の御柱が。うん?津島神社って書いてあるぞ。何故だ?

別の神社の御柱だったようです(笑
岡谷十五社の御柱はもっと上にあったようですが氏子の方々でいっぱいのため近づけず。
綱渡り神事終了後さっそく来た曳き綱に小綱をセット!
一之御柱からと思ったら四之御柱が先行するようで、そのまま四之御柱を曳行することになりました。
御柱は下り坂こそ楽々で動くものの、人が乗ったり上り坂になるとかなりの力が必要になります。
これでも春宮四(下社最小の柱)よりずっと小さいんだけどなぁ…
さすがに2kmの道のりでは疲れますが、ポイント毎に休憩したり、場合によっては休憩所も設置されてました。
大社の時もそういうのあったな確か。
休憩所ではお酒等飲み物の他お菓子、豚汁やおにぎりが振る舞われました。補給には事欠かない。
お酒と言えば曳行中にパックを持ったおじさんが来て何度もお酒を注いでくれました(減らしたかった?)
勧められると断らないタイプなのでたっぷりタダ酒頂きました!ありがとうございます。
おっと文章ばかりで写真無いのかと言われそうですが、曳行中はカメラ構えてる暇なんぞありません。ひたすら曳き、
木遣りにあわせて「ヨイサ!」と叫ぶのみです。力を合わせて岡谷十五社を目指します。
というわけで岡谷十五社到着。



岡谷十五社は
建御名方神八坂刀売神、さらにその御子神十三柱の計十五柱の神様を祀った神社です。
上社の若御子社、若宮社と同じですね。十五社は諏訪地方の各地にあります。
御子神は本来二十二柱ですが、信濃国建設に特に功績のあった十三柱を特に祀っているようです。
しかしこの十三という数字、何か聞き覚えが……
全ての御柱が到着するとここで解散と鳴りましたが、大阪に向かう人以外はそのまま残って一之御柱の建御柱を見学することに。

大社では人垣で見えなかった冠落しもこちらではしっかりと拝めました。運良く御柱の欠片もゲット。
御柱の先端は大社は三角錐ですが、小宮は四角錐にするという決まりがあるようですね。
岡谷十五社は三角錐でした。あれー?

御柱は1時間くらいかかるかと思いましたが、準備こそゆっくりでしたが、
いざ建ち始めると早かったです。20分くらいかな?

建ち終わるとお待ちかねのセレモニー

しかし本当の戦いはこれから。参加者に向けて餅やお菓子を投げる宝投げです。
激しい争奪戦の中、紅白餅をゲット!引換券は無かったので
豪華賞品は当たりませんでしたが……
御社宮司祭の御柱里曳きも今度こそお開き。何故かみんな集まってると思っていたら
前日取り置きしていた商品を販売する「闇市」が行われていました(笑
せっかくなので諏訪湖豆買っておきました。まだ食べてないけど。
岡谷を後にし、上諏訪に泊まる予定でしたが、時間が余ったので茅野へ向かいました。昨日見逃した達屋酢蔵社を拝むため!


まだ小宮祭やってましたけどね。社殿は遠目に確認し、看板もチェック。
ここの御柱は御小屋山から伐採しているということですが、
あそこの木を使えるのは大社と達屋酢蔵社だけということですね。
ていうか今は大社は別の土地から御用材を調達しているので実質達屋酢蔵社のみ?
隣に古ぼけた看板があり、こちらは達屋社、酢蔵社と分けているのでより詳しい説明が書いてありそうですが
文字が風化しており判別できずorz

ところで茅野駅前のベルビオ裏、達屋酢蔵社に至る道の途中に上蟹河原遺跡がありました。


夏に訪れた武居畑遺跡と同様、太古の集落跡のようです。守矢史料館のしおりにあった武居の長者、蟹河原の長者とは
そこに住んでいた人達のことでしょうか。
まだ時間があるので前宮方面へと向かいます。目的地は宮川河川敷の川越し会場


ここにも古御柱が。さて、時間も少なくなってきましたが、一つ気になるポイントが。
千野川社、行ってみるか?
千野川社または亀石大明神と呼ばれる神社があります。石祠だけの神社ですが、高嶋城にある亀石は元はここにあったとか、
大社摂社上十三所の一つであるとかかなり重要なポイントです。
マップを頼りに杖突街道を通り宮川を渡ってすぐに左折。土手をひたすら南下していきます。
すぐ横は藪になっている上時刻は夕方というか夜。だんだん雰囲気がやばくなってまいりました。
鎌倉街道と書かれた看板を通り過ぎると木で出来た鳥居と看板がありました。


鳥居には千野川社の文字が!千野川社発見(暗いので夜間モード+フラッシュを使用しております)
看板にはカタクリの群生地とありますが、秋真っ盛りの上暗がりじゃ分りませんって。
鳥居を潜って坂を登ると石祠発見。千野川社です

夜間モードが使えるとはいえ撮影は結構厳しいですな。かなりぶれるし。
周りは真っ暗で恐いし。まともな写真が撮れたら早めに脱出。時間も押していたので上諏訪へ。
次回は上諏訪駅周辺の神社を見て回ります。