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書痴の歳時記

2009-06-21

水無月 丁酉  暁月

ゲゲゲの鬼太郎』5−劇場版    19:16

劇場版『ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂』のDVDが出たので購入しました。

昨年十二月に公開された『鬼太郎』史上初の長編アニメですね。

当時、六エリア別のご当地バージョンが公開され、各地域毎違った映像が楽しめると大々的に宣伝がされていたのが記憶に残っています。

このDVD版においては、そのご当地別の六パターンすべてが収録されています。

地域限定発売などといったことはありませんので、全国を行脚して見るといった苦行はありませんのでご安心を。

もし六本出ていたら、すべて購入してえらい出費になっていたでしょうから、全パターン収録されていて一安心です。


さて、折角ですから、六エリア別公開のパートの部分の感想を書いていこうかと思います。

本編に感想は以前書いたので割愛します。本編の感想を読みたい人がもしいれば、2008年12月20日分を見てください。

北海道・東北エリア

伊達政宗の鎧兜を身に着けたねこ娘が印象的でした。

個人的には、秋田県なまはげが良い味を出していたと思います。

四十七士入りしたものの、テレビ版でも今回の劇場版でもほとんど見せ場の無いなまはげですから、こう少しでもスポットが当たるとほっとします。

福島県いわき市スパリゾートハワイアンズは、第三十五話「死神の極楽ツアー」を思い出してしまいました。もしかすると、あの話の舞台はここだったのでしょうか?

死神のマヒマヒを探したのですが、残念ながら出てきませんでした。きっと彼はハワイに帰ったのでしょう。


*関東・甲信越エリア

横浜市長の中田氏が登場するのがこのエリアでの一番の肝でしょう。

声も市長自らが当てているのは高評価ですね。

また、テレビ版の放送局、お台場フジテレビが観光名所ということもあって、フジテレビと局の看板番組「めざましテレビ」の司会者たちが登場しています。ねこ娘がただ通り過ぎるだけで、絡まなかったのは勿体無かったですね。

また、千葉鴨川シーワルドで、ねこ娘が持っている千葉ウォーカーの作りこみが細かいところも素敵です。

あと印象に残っているのは、群馬県で達磨が沢山出てくるところですね。

第九十三話「おばけビルの妖怪紳士!」を思い出します。あの素敵な紳士は今どこにいるのでしょうか。


*中部・北陸エリア

ここはなんといってもドアラの存在感が一番印象に残っています。後ろで流れるBGMが「燃えよドラゴンズ」なのがまた良いですね。

映像特典で本物のドアラにインタビューしているところが収録されていますので併せて楽しむと良いでしょう。

個人的に気になったのは、石川県金沢市兼六園でおしろい婆が登場するところです。おしろい婆が登場すると、三期最高傑作のひとつ三期第百三話「純愛ヌリカベとおしろい娘」を思い出してしまいます。あの話はすごく好きだったので、是非とも五期のリメイクを見たかったのですが、残念ながら叶わぬ夢に終わりましたね。


近畿エリア

忍者姿のねこ娘が登場します。近畿忍者なら甲賀(滋賀県)かと思ったら、東映太秦(京都府)でした。

「くノ一おにゃん」というネーミングは、『水戸黄門』及びそのスピンオフ作品『かげろう忍法帖』に登場する由美かおる演じる「くノ一お銀」から来ているのでしょうね。

個人的に一番気になったのは、奈良公園にいたべとべとさんです。水木先生の素敵なデザインが光る妖怪として結構人気があるような気がしますが、映像作品では殆どお目にかかることは叶いません。

べとべとさんは実写映画(ウェンツ主演の一作目)には登場していましたが、アニメでは初登場になる筈です。べとべとさんの主演エピソードをいつか見てみたいものです。


中国四国エリア

広島県の代表がデオデオになってるのが非常に気になりました。いや、確かにデオデオ広島に本拠を構えていて、全国展開もしている家電店ですから広島代表の企業と考えるのは間違いは無いとは思います。でも広島県の代表にするのはどうかと思います。

他に紹介するところがあるでしょうに。例えば、安芸の宮島とか原爆ドームとか。広島県民はあの内容に納得するのかとても疑問です。

それとも個人的に、デオデオには非常に厭な思い出があるためそう思ってしまうだけでしょうか?

あと、水木ロードを疾走するねこ娘は必見です。原作の怖い顔をしたねこ娘ブロンズ像の横を、同じ表情をした五期のねこ娘が通り過ぎるのを見たときは、思わず笑ってしまいました。

他には、島根県のスポットがとても気になりました。「ねずみ男岩」「ぬりかべ岩」なんてものがあるとは全く知りませんでした。


九州沖縄エリア

なんといっても宮崎県知事の東国原が見所でしょう。個人的には、映画本編よりも特典映像の収録風景とインタビューの方が圧倒的に面白かったと感じましたが。

何しろ、今でも時の人として各メディアに引っ張りだこですからね。宮崎を代表する人としてなら知事をおいて他にはいませんからね。

福岡県の名産ふくやの明太子はおいしそうでした。各地域ともに名産品が出てきますが、一番食べたいと思ったのはこれですね。



六地域すべて見て一番気になったのは、各地域ともに、実在の名所だけでなく、実在の商品・企業・プロスポーツ団体が沢山登場していたことです。あれは、スポンサーなのでしょうか。本編では「マクドナルド」が登場していたのも気になるところです。マクドナルドは当時ハッピーセットで『鬼太郎』のグッズをおまけにつけていましたから、スポンサーとして出資していたと思います。とすると、ご当地に登場した面々もそうなのかな?

どの地域もそれぞれ特徴が出ていて面白いのですが、個人的には本編を再生するときは中国四国エリアで見ることをお勧めします。『鬼太郎』色が一番強く出ているので、見ているとしっくり来ます。

また、水木先生の出身地の境港が登場するので、原作とアニメの違いが見比べられるのが面白いですね。


ご当地別だけではなく、映像特典として収録されている他の映像も楽しめました。

個人的にお勧めは、五大鬼太郎のインタビューと、アフレコ収録の風景でしょうか。

特に、アフレコ収録風景では、地獄の十三王のキャスティングが決まった場面に驚きました。オーディションとか、スタッフ会議によって決まったのではなく、その場のノリで決まったとは思いもしませんでした。


五期劇場版は「史上最大」のキャッチコピーに偽りの無い傑作ですから、まだ見ていない人は是非見ることをお勧めします。

勿論、既に劇場で見た方も楽しめると思います。



さて、最後に不満点をひとつ上げます。

この劇場版は本編は勿論、おまけについてきた「ゲゲゲまつりだ!!五大鬼太郎」もとてもすばらしい出来で、往年のファンとして納得のできるものになっています。

特に、本編の鬼太郎ねずみ男を主軸にしたストーリはこれぞ『鬼太郎』と言えるものに仕上がっていて大満足でした。

では、何が不満かといえば、とある妖怪のデザインがおかしかった点です。

その妖怪は誰かといえば、第九十九話「都会の天守閣妖怪亀姫」で華々しくデビューして、とても雅な姿を披露してくれた猪苗代城の城主亀姫様です。

テレビ版での亀姫様はこちらです。

f:id:dodomeki:20090621185722p:image

とても可憐なお姿に大勢の視聴者が虜になったことは記憶に新しいですね。

では、問題の劇場版亀姫様はというとこんな感じです。

f:id:dodomeki:20090621185939j:image

劇場版を見ていない人で、テレビ版を見て今回初めて劇場版を見たら卒倒するんじゃないかと思えることになっています。

作中の時系列で言うと、劇場版はテレビの100話の後の話になります。黒鴉が群馬で父と対面している間に、整形に失敗してこんなんになってしまったのでしょう。

さよなら私の亀姫様。

この緑髪の亀姫はテレビ版登場前にデザインされたもので、劇場公開後では大幅な修正がありました。ところがDVDでは修正前のデザインでの登場になっています。DVD版では修正が入るものと信じて疑わなかったのですが、まさか直さずに収録とは思っても見ませんでした。

しかも、特典の妖怪図鑑でもこの姿がしっかりと載っています。

チョイ役で台詞も無く、ほんの数秒程度しか移らないのですが、それでもこれは無いだろうと思います。

亀姫修正版のDVDを出してくれないものでしょうか?また新しく買いなおしますから。本当に。

メル友メル友 2009/11/03 15:09 ここで彼女出来ちゃいました。

人妻人妻 2010/03/18 10:40 初めて読ませていただきました。非常に興味深かったです。また来ます。

スタービーチスタービーチ 2010/03/18 11:19 初めて読ませていただきました。非常に興味深かったです。また来ます。

miximixi 2010/03/21 18:42 初めまして
これからも拝見させて頂きますね。
楽しみにしています。

童貞卒業童貞卒業 2010/05/23 15:25 いつも楽しみにしています。

脱童貞脱童貞 2010/05/29 14:46 素晴らしいサイト!
いろいろ楽しみにしています。

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