文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

竹中平蔵は、何故、「かんぽの宿」疑惑追及を恐れるのか?

小泉純一郎首相とともに「小泉構造改革」を主導し、日本経済を奈落の底に突き落とすことになった前経団連会長で、トヨタ元社長・会長の奥田碩氏の関連で、まず最初に僕が思い出すのは、トヨタによる「ミサワホーム」乗っ取り事件であるが、小泉政権時代に起きた、この政治権力を悪用した乗っ取り事件でもまた、その裏で暗躍したのは竹中平蔵氏という稀代の詐欺師であったことは忘れるべきではない。経営危機に陥っていたミサワホーム社長・三沢千代治氏は、ある日、突然、竹中平蔵氏から電話を受け、経団連会長の奥田碩氏と会うように進められ、経団連会館で奥田氏と会っているが、この時に、奥田氏はミサワホームへの資金援助と提携を申し入れている。いかにも政商・奥田碩らしく、公私混同もいいところだが、この時の会談は喧嘩別れに終わったらしい。しかし、これがトヨタによる「ミサワホーム乗っ取り事件」のはじまりであった。奥田氏等は、東海銀行の後進であるUFJ銀行を通じて、「ミサワホーム苛め」を開始し、やがて三沢社長追放、再生機構入り、そしてトヨタによる乗っ取り、トヨタホームの誕生…という筋書き実行していくのである。しかも、このミサワホーム乗っ取り事件には、竹中平蔵氏の実兄までもが「ミサワホーム社長」として登場するというオマケまでついている。いずれにしろ、「民間に出来ることは民間に…」と奇麗事を並べながら、その裏では不当な政治権力を行使して、銀行をはじめとして、民間会社の数々を、次々と経営危機や倒産、あるいは吸収合併に追い込み、同時にその倒産と吸収合併を「利権化」して、「焼け太り」してきた竹中平蔵氏とその一派の政治的犯罪性は、今こそ、徹底的に解明し、告発していくべきだが、同時に、「かんぽの宿」疑惑追及に危機感を抱き始めた竹中平蔵氏らの、「ポリシーウォッチ」を拠点にしたマスコミ・メディア対策としての情報操作、あるいは情報工作に対しても、思想的に、あるいは理論的に追求し、その政治的犯罪性を告発していくべきだろう。ところで、竹中平蔵氏は、「かんぽの宿」疑惑追及を、異様に恐れているように見えるが、何故なのか? 「かんぽの宿」疑惑が、小泉政権時代の政治的犯罪性の解明の突破口となることを恐れているのか?  竹中平蔵という稀代の政治的詐欺師は、実に多弁・饒舌であるが、その「多弁」「饒舌」の中身はというと、思想性や学問的裏づけには乏しい。しかし、竹中平蔵氏の場合、政治権力や警察・公安権力と結びつき、それらの怪しい権力を駆使することによって、その多弁・饒舌の中身の思想性や学問的裏づけの欠如を隠蔽し続けてきたと言っていい。ところが、小泉純一郎氏が総理総裁の座から降り、引退宣言までした今、「小泉・飯島一派」を通じての政治権力や警察・公安権力との結びつきは薄れ、それと同時に竹中平蔵氏の「言葉」は、その「多弁」「饒舌」にもかかわらず、いや、まさに「多弁」「饒舌」であればあるほど、ますます空回りし始め、その矛盾と弱点を露呈し始めた。これから、小泉政権下において、政治家・小泉純一郎を騙し、そしてやがては、日本国民を洗脳し、騙し続けた稀代の詐欺師・竹中平蔵氏の発言と言葉に注目し、検証してみたいと思う。








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