文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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大鶴基成検事が「東京地検次席検事」へ昇格。

2010.3.1付の「法務省人事」によると、あの、悪名高い「大鶴基成」検事が、小沢事件における「検察の暴走」の責任を取らされて、地方へ飛ばされるのではないかという予想を覆して「東京地検次席検事」へ昇格した模様である。「最高険検事」から「東京地検次席検事」へというこの人事異動は、一見、降格人事のようだが、「東京地検次席検事」は、事情通によると、そうではなく、「本社勤務」から「地方副支店長」へというような意味での異動であって、一種の昇格人事のようである。さて、この人事異動が何を意味しているかは不明だが、いずれにしろ、無謀な小沢事件捜査で責任を取らされ、左遷されるはずであった検察急進派が、捜査の現場にとどまるということであり、小沢事件関連の捜査が今後も継続していくと思われるわけで、この人物の動向を、これからも監視しておいた方がいいだろう。もう一人の話題の人物である谷川恒太(東京地検次席検事)は、大鶴とは逆に「最高検検事」へ異動のようであるが、こちらも「最高検副部長」に就任が予定されているらしいから、これも昇格人事だろう。「小沢不起訴」で、「検察の完敗」と言われたが、現場の検事たちは「検察の完敗」どころか、未だに意気軒昂のようなのである。「我こそは国家なり」「我こそは最高権力者なり」と勘違いし、思い上がっている検察官僚、あるいは東京地検特捜部に対する鳩山政権の毅然とした対応を望みたい。鳩山政権が、この問題を放置し、適当に妥協していると、北海道の小林民主党代議士周辺への強制捜査の様子を見てもわかるように、いずれ民主党政権の命取りになるであろう。昨年三月の「第一次小沢事件(西松事件)」が小沢党首辞任で一応の終結を見、それ以後、検察に対す警戒を解き、衆議院選挙圧勝に浮かれて、油断していたことから、検察主導の強引な「第二次小沢事件(不動産資金疑惑)」捜査が再開し、小沢幹事長の政治生命が、そして民主党政権そのものが絶体絶命の危機に追い詰められるに至ったということを、「二度あることは三度ある…」の諺どおりに、肝に銘じておくべきである。前原某や枝野某らのような党内反乱分子とともに、早めに、腐った芽は摘み取っておくべきである。

2010.3.1付 法務省人事
法務省人事】
谷川恒太 最高検検事(東京地検次席検事)
大鶴基成 東京地検次席検事(最高険検事)
新庄健二 東京高検検事(法科大学院派遣(明治大学))
提供:時事通信社 




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