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文芸評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』 このページをアンテナに追加 RSSフィード

哲学者=山崎行太郎の政治ブログ
『毒蛇 山荘日記』

2012-10-16

「小沢検察審査会」メンバーは存在しない???ー「小沢裁判」と「最高裁スキャンダル」(5)

検察審査会」は、11人の一般市民からくじ引きソフト」で選ばれた審査員によって構成される。検察起訴しなかった案件でも、市民団体などの申し立てがあれば、「検察審査会」に回され、「検察審査会」が始まる。そこで、11人の一般市民による「検察審査会」での議論を通じて、「不起訴相当」「不起訴不当」「起訴相当」などの議決が下される。そして、検察審査会によって「起訴相当」の判断が二回くだされると、検察による「不起訴決定」にもかかわらず、「強制起訴」となり、裁判が始まる。「小沢裁判」は、こういう経過を経て、裁判が開始されたものである。つまり検察審査会によって一回目の起訴相当の判断がくだされると、再度、検察に回され、検察で、「起訴するべきかどうか」が論議される。そこで再び「不起訴」の決定が下されても、再度、検察審査会によって議論される。そして二回目の検察審査会におても「起訴相当」の判断が下された時、その時のみ「強制起訴」となる。繰返して言うが、「小沢裁判」は、一般市民からなる「検察審査会」が、二度にわたって「起訴相当」の判断を下したことになる。

 さて、「検察審査会」のメンバー(審査員)や彼らの議論内容に関しては、「秘密厳守」「非公開」が義務付けられている。それに違反した者は罰せられることになっている。したがって、「検察審査会」の内情は、国民から遮断され、完全に秘密ベールに包まれている。検察審査会で、どういう人物らが、どういう議論をしたかは、原則的には、まったく分からないことになる。言い換えれば、「検察審査会」は、検察審査会を統括する「最高裁事務総局」によって「意のまま」になるという、いわゆる「最高裁スキャンダル」「最高裁の犯罪」が発生する余地が、限りなく存在することになる。

 検察審査会に関して、例外的に公開される情報の一つが、検察審査会メンバーの「平均年齢」である。「最高裁スキャンダル」は、この「平均年齢」公表から始まった。「小沢一郎陸山会事件」を審査した東京第五検察審査会での、一度目の「起訴相当」を議決した時の審査員の平均年齢は、34.3歳と発表された。一般市民、つまり有権者から「くじ」で選ばれた審査員の平均年齢が、34.3歳とは、少し「低すぎる」のではないか、つまり「若すぎる」のではないかという議論が起こるのは当然だろう。つまり現在日本国民の中の有権者の平均年齢を計算すると、約52歳である。70歳以上は審査員を断ることが出来るという制度があるらしいので、70才未満の有権者(都民)の平均年齢をから見てもおかしい。「34.3歳」という平均年齢の審査員が選ばれる確率は、統計専門家計算によると「0.89%」だそうである

 ここから、何が言えるか。推測の枠を出ないが、「小沢検察審査会」においては、「くじ」による検察審査審査員の「選びだし」が行われていなかったのではないか、という疑惑が生じても不思議ではないだろう。あるいは、検察審査会メンバーを選び出す「くじ引きソフト」に何らかの仕掛けがあり、都合のいい人だけが選ばれるシステムになっているのではないか、という疑惑。そして、最後は、「小沢検察審査会」メンバー、つまり審査員そのもの存在しないのではないのか、という疑惑。さらには、「小沢検察審査会」そのものが、実際は開催されなかったのではないか、という「架空議決」疑惑。

 繰り返すが、これら「検察審査会疑惑」に関する問題の責任担当は、「最高裁事務総局」である。つまりこの「検察審査会疑惑」は、「最高裁疑惑」であり、これらが、「最高裁スキャンダル」の原点に他ならないのである。(続く)



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