文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

理研の研究者や東大教授たちは、Twitterでの情報発信に熱心のようだが、おそらく「長い文章」(笑)が、書けないのだろう。これって、研究者や東大教授の思想的劣化のいい見本だろう。

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新書か入門書しか書けない人文系の研究者や学者の思想的劣化の現状は、アマチュアも研究現場に参入可能なので、一目瞭然だが、なかなか理科系はその思想的劣化は見えにくい。が、「小保方事件」の経過とその反応を見ていると、次第に見えてきた。理科系の方が、小市民的な俗物だらけだ。研究や学問に命を賭ける人は一人もいない。


小保方博士の再現実験参加に賛成の人が一人もいないことが、それを示している。「詐欺師=捏造犯=改竄犯」であることが確定しているから、即、懲戒解雇するのが当然だ、というのが多数意見のようだ。世間の常識人が、小保方博士擁護に奔るのは仕方がないだろう。どう見ても、「詐欺師=捏造犯=改竄犯」説は、科学業界では常識かもしれないが、確定してはいないからだ。


科学研究レベルの競争(論争)なら多いに歓迎すべきだろう 。しかし、スキャンダル暴露合戦に夢中になっている研究者って、どんなものだろう。そもそも、他人やライバルの研究内容の揚げ足取りに全精力を注ぎ込む研究者って、何物なのだろう。自分の研究は、どうなっているのだろう。「他人やライバルの研究内容の揚げ足取りに全精力を注ぎ込む」ことが、自分の研究にとって不可欠なのだろうか?


柄谷行人が『遊動論ー柳田國男と山人』で、「遊動性」という概念を提出し、その重要性について書いているが、そこから、言えることは、「定住化」によって遊動性を失い、その結果、貧富の格差や権力関係 、階級分裂が発生し、人間社会も思想生活も、堕落しはじめたということである。言い換えると、大きな組織や建物の中には、本当の学問も思想もないということだ。イエスソクラテスも、ブッダ孔子も、そして親鸞日蓮も、大きな組織や建物を拒絶し、各地を遊動して歩く「遊動民」であった 、と柄谷行人は言う。


理研の研究者や東大教授は、明らかに遊動民ではない。大きな組織や建物の中に閉じこもり、学歴差別や身分差別など、様々な差別のシステムで護られている定住社会の定住民である。そこには、ホンモノの研究者も思想家もいない。彼らが、小保方博士という存在を、様々な差別のシステムを駆使して嫌悪し、悪罵雑言を投げつけ、早く懲戒解雇にしろ、と騒ぐのは、自分たちの既得権益を護るためであろう。


人文系の学問や思想の世界は、アマチュアが参入可能な遊動社会的要素を持っている。たとえば、文学や文学研究の社会で、学歴差別や身分差別などのような様々な差別のシステムは、通用しない。18か19の女子学生が芥川賞を受賞する社会である。「文学研究には東大博士号を持ってないと・・・」などいうことは、ギャグにしかならない。たとえば、蓮實重彦とその弟子たちの文学研究といえども、お笑いのネタにしかならないのである。


僕は、理科系の学問の世界も「遊動化」が始まっていると考える。小保方事件はその現れである。「小保方博士」を潰しても、つぎつぎと新しい「小保方博士」が現れ、「東大博士」や「京大博士」を尻目に、どんどん活躍していくだろう。いずれ、「東大や京大の博士号を、せめて旧帝大の博士号ぐらいを持っていないと・・・」という話が、ギャグにしかならない日がくるだろう。


(続く)


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日本人の「思想的劣化」の見本がここにいる!!!

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曽野綾子が、 某週刊誌で、夫の三浦朱門と、夫婦対談をしていた。健在であることをアピールしたかったのだろうか?それとも?夫婦円満な老後を自慢したかっただけなのか?そうではないだろう。尻に火がついていることを知らぬはずはない。曽野綾子よ、「夫婦漫才」をやっている場合じゃないだろう?大江健三郎を批判=罵倒したように、『曽野綾子大批判』に反論出来るなら反論してみよ!!!いつでも、受けて立つぜ!!! それとも、嵐が過ぎ去るのを待つつもりか?喧嘩を売られて沈黙するようじゃー、「作家」じゃないだろう。



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