『マリア様がみてる パラソルをさして』(今野緒雪/集英社)

レイニーブルー』は白黄紅それぞれの姉妹のお話。「ロザリオの滴」は白。志摩子乃梨子が姉妹の契りを結ぶ話。「黄薔薇注意報」は文字通り黄。由乃が令のいる剣道部に押しかけ入部する話。「レイニーブルー」は紅。祐巳と祥子がすれ違う話。表紙の祐巳の表情が全てを物語っている内容です。
パラソルをさして』は「レイニーブルー」を受けた話。まぁ、雨降って地固まる話と言っていいでしょう。こちらも表紙の祐巳を見ればわかりますね。さて、ここでの注目は“雨”の要因として作用した瞳子の存在でしょうか。『めぞん一刻』(高橋留美子/小学館)における八神のような存在かと思われます。これだけ出番と存在感があるのだから、捨てキャラではなさそう。てことは薔薇の館の住人となるのだろうか?となると祐巳の妹か?それはないのか?どうなるのでしょうね。

『まんがタイムファミリー5月号』(芳文社)

  • 「まんしゅう」(唯洋一郎) “宇宙人一郎とまんしゅう”が良かった。
  • 「しあわせねっ」(ともち) ゲスト。良い感じ。現在の私のキーワードが“しあわせ”だし。
  • ラディカル・ホスピタル」(ひらのあゆ) 今回は読書ネタ。『活字倶楽部』でも使えそうだ。ノリノリな景山がちょっと怖いぞ。