『鉄コミュニケイション(1)(2)』(秋山瑞人/メディアワークス)

良かった。どうしてもこの方の作品って先が気になるから急いで読んでしまうんです。細部というか文章を味わっていないというか。もう一度じっくり読み直します。
もう一度じっくり読み直すとして、オチはともかく、話が進んでいく方向は想像できるんですね。想像通りのところ、想像が裏切られる(?)ところ、その両方とも著者の思うとおりに私はコントロールされていたなぁと思います。それが心地良いんだけど。とにもかくにも、今回もまた心を大きく揺さぶられてしまいました。凄いよなー、文章の力って素晴らしいってつくづく思い知らされます。『イリヤ〜』ともども夏の終わりっぽい話なので、夏休みにはフェアをしたいなぁ。
あと、軍用犬の話は『MASTERキートン』を思い出しました。以上。