大阪へ2012その3 (行き ドリーム321号ヨンケーレモナコ、帰り ギャラクシー号 近鉄2号車)

珍しく、大型連休は全部当直がない。5月2日、仕事を終えて出発したいと思っていたが、ギャラクシー号は4列車が一席空いているのみ。5月1日の時点で空いたドリーム号をおさえようと思ったが、なんだかんだやっているうちに取り逃がした。
5月2日朝、何となくネットを開いてみると、最終のドリーム321号の一階席が一席だけ空いていた。いわゆる足が伸ばせない地雷席の上に、2列席なのだが、この繁忙期そんなことは言っていられない。早速購入した。
 仕事を終えて、1000m泳いだ後に18:21発の黒磯行きに乗車。須賀川で空いて座れる。お弁当を食べながらくつろぐ。新白河までは結構混雑することを知ってビックリした。黒磯からはラッキーなことにボックス車。これまたまったりしていたが、西那須野、矢板、氏家とどんどん乗車があり、結構な混雑で宇都宮に到着した。目の前の上野行きは大層混雑していたので、一本見送り通勤快速に乗車。14号車のボックス席におさまる。雨が激しくなってきた。小山で少し乗ってきたが、古河で降りてしまい、途中駅を通過するので本当にゆったり出来る。勉強もはかどったが、ぼーっとしていて赤羽で途中下車してしまった。駅前のイトーヨーカドーで夜行バス用の兵糧を買おうと思ったのだが、この駅は東京都区内。切符が回収されてしまった。しかも、スーパーは閉店していた。失意の元、駅前のコンビニでビールなどを購入して、あらためて上野行きの快速に乗車。京浜東北線を乗り継いで、23:20に東京に到着した。東京駅構内のお手洗いで夜行バス乗車前の身支度をし、駅ホームでビールを一本空け、その後ドリーム号の乗車口へ行く。
 東京駅八重洲口はバスでごった返していた。エコドリーム号にドリーム号が入り乱れていた。ドリーム321号の1号車は一席だけキャンセルがあったらしく、しかも8Cというかなり良い席。交換したいくらいだった。しかし、自分の乗る2号車を見てあっという間に気が変わった。ヨンケーレだ。いわゆる、昔のドリーム号の車両だ。座席などは古くさいだろうが、もう乗れる可能性が非常に低いバス。ラッキーだった。乗車改札は23:55位から始まり、0:13に東京駅を出発。1階の目の前が壁の狭い座席。通路に足を投げ出すか、目の前の壁に足をもたせかけるか。後ろの座席は無いので、リクライニングはし放題。意外と楽だ。22Aのシートは目の前の壁がグンと遠くにあるので相当楽だろう。ビールをもう一本のみ、マイスリーを飲んでお休みなさい。大橋ジャンクション手前の渋滞に引っかかるところまでは覚えていたが、そこからは寝てしまった。ふと気付くと、足柄に到着した。妙に熟睡した感じがあるので時間を見るとなんと3時半近い。3時間以上かかっている!恐るべし、大型連休。トイレで気分転換し、SAのお茶を飲む。車内に戻ると、また寝てしまった。次に気がつくと、牧ノ原に止まっていた。5:20。ここまでも結構かかっている。三ヶ日で乗務員交代のはずだが、まだ其れも終わっていない。乗務員さん、お疲れ様です。牧ノ原を出てしばらくは快調だったが、三ヶ日の手前でまた渋滞。ようやく乗務員交代できたのは6:24だった。三ヶ日インターから東名に乗ると再び大渋滞。止まっては動きを繰り返す。6時間熟睡したので、流石に眠れなくなった。トイレのあるデッキで外をみて楽しむ。2階から女性が下りてきて、今どこですかと尋ねるので、豊川の手前と答えた。大阪にはいつ頃着くのかしらと言うので、5時間以上遅れるのではと答えておく。まさか、それが現実になろうとは。
 三ヶ日ジャンクションからの渋滞で1時間ぐらいロスし、その後も音羽蒲郡付近の渋滞にかかったが、快調に走り出した。名神は一宮あたりの渋滞、東名阪は伊勢湾岸道との合流地点の渋滞。バスは、名神に進路をとった。しかし、一宮付近の渋滞が半端無かった。そこを抜けるのにやはり1時間たっぷりとかかった。乗務員交代後、4時間以上運転してようやく養老に到着。ここで、臨時の開放休憩となった。10:25の到着。10:40まで休憩。周りには、ドリーム319号や、青春エコドリーム号が止まっている。4列車でこの渋滞はきついだろうな。
 養老で、朝ご飯を買い込み美味しくいただく。予定では、3時間遅れで京都について朝ラーメンだったのだが。養老を出発し、再び関ヶ原付近の渋滞につかまる。事故渋滞。車線規制されてしまうので、交通集中の渋滞と比較して通過速度が極めて遅い。多賀を11:30に通過。ようやくスピードに乗ってきた。ヨンケーレで12時間以上乗っていられるという体験はなかなか出来ないので、楽しめる。少し勉強をしたら、お昼寝モードになってしまい、起きると京都東を出るところだった。湖西道路に行く車で大渋滞の中、京都市内方向は空いていた。京都駅烏丸口に12:23に到着。予定の5時間6分遅れだった。このバスが京都駅に入っていくときに、数人のバスヲタがカメラを構えていたから、ヨンケーレが運用されていることはバスヲタ内では有名だったのかもしれない。
 京都駅から七条まで歩く。七条駅横のマクドナルドで昼ご飯を食べようとしたが、コンセントのある座席が無く、ハンバーガーを一つ食べただけで残りを紙袋に入れて出てきてしまった。駅に降りると、ちょうど特急が入ってきた。ナイスタイミング。座席も適度に空いており、まったりと座って京橋まで。木曜セールのダイエーで野菜を買い込んで自宅に帰った。
 たっぷりと子供と遊んだ5月6日、郡山へ向けて出発。出がけに、下の子供が泣く。20:15に出発。フラフラと目の前の各駅停車出町柳行きに乗ってしまったが、これが大失敗。途中で特急に抜かれ、急行に追いつかれ。守口市で急行に乗り換えて、樟葉で特急に乗り換えるという面倒なことになった。予定より10分遅れで七条に到着。21:18。京都駅八条口まで歩き、夜行バス用のお酒を買い込みバスを待つ。仙台行きが出た後に、福島行きの一号車がやってきた。ハーベストツアーはどこですかと近鉄の係員に尋ねる人がいたりと、八条口も大変な賑わいだ。しかし、福島行きの二号車に乗った人はごくわずかだった。
 10人しか乗っていない二号車はまったりと出発。一番後ろの座席を福島交通の窓口でアサインしたのでゆったり出来る。2階建て車両よりゆったりしている。ビールを飲んでいると、前の方からおっさんが移ってきた。しかもカーテンを開けて、読書灯を点けたまま。最低。むかついていると、ビールをこぼしてしまった。バスは、前面のカーテンが開いているので走行しているところがわかり楽しい。賤ヶ岳で休憩とのこと、1時間半くらいだろうと考えて到着20分前くらいにマイスリーを内服。日本酒は殆ど飲めなかった。23:20に賤ヶ岳到着。乗務員さんが夜食を食べていた。23:35に出発し、直ぐに消灯。こちらも瞬く間に寝てしまった。途中起きることもなく、朝の日差しで起きてみると、既に猪苗代付近。定刻通り走っていた。磐梯熱海を通過し、郡山ジャンクションから須賀川へ。須賀川で2人降ろし、4号を郡山へ。郡山駅には7:21着。所要時間は新幹線乗り継ぎと変わらず、極めて快適だった。