2012-02-14
■[日々の雑感]★大病院は虚しかりけり

歩き方が変てこりんなためか足指が痛みだし、やむなく病院へ行った。
かなり前から足の親指が少し内側にかしいでいて、何となく違和感があったのだが、その付け根あたりに鈍痛を感じるようになった。おとといの夜などは、寝ていてもその鈍痛で何度か目を覚ますほどだったから病院に行くことにしたのだ。
他にも足指にいろいろ不都合がある。爪が黒く変色して浮き上がってきているし、魚の目を抱えている指もある。不都合のデパートみたいな感があるので、これらを全部いっぺんに治療してもらおうと考えた。
車で大学病院に行った。というのは、近くの町医者にはどうもいまひとつ信用がおけないからだ。以前、具合が悪くなって近くの大きな病院に行ったのだが、そこは私立の、全国展開している病院だったが、あろうことか診察後即刻、強引に入院させられてしまった。自分では即刻入院するほど差し迫った状況ではないと思ったから大いに躊躇した。
「出直す」と言ったのだが、先生は「そんな余裕のある状況じゃない!」と怒ってしまった。それでも強引に帰ってしまえばよかったのだが、元来が気弱なたちなのでついつい負けてしまい、入院してしまった。入院してやることと言ったら毎日ただ点滴をするだけ。1週間も病院に閉じ込められた揚句、今度はCTだか何だかの検査をしろという。それをすっぽかして別の公立病院に行ったら、何のことはない、投薬治療で済んでしまったのだ。
そんな経験があるので、治療するなら公立病院、というアタマがある。だから大学病院に行ったのだが、ここは紹介状がないと、ううーーんと待たされる。文庫本を引っ提げて、何時間でも待つ覚悟で出かけた。3時間ほど待って形成外科で指の爪を診てもらった。掲示されていた先生の名前が女性だったから、これは優しく見てもらえるぞ、とほくそ笑んで診察室に入った。
マスクの上の先生の目は、大きくてはっきりしていたので、一瞬にして幻想は崩れたように思った。どうも優しげな目ではない。足を見せて爪が変色していて剥がれそうなのだと言うと、「爪の色が変わったって別にどうってことないじゃないの!、剥がれないように絆創膏でも張って置けば!」とのたまうのだった。更に言うことは、「こんなもので大学病院に来て、あたしにどうしろって言うの!」
「こんなもの直らないわよ!、ここは外科よ、なんだったら爪を抜いちゃうわよ!」とまで言われ、もう恐ろしくて生きた心地がしなかった。魚の目のほうは?、と恐る恐る伺うと、「これも直らないの!、痛くなったら、そこをほじくり出すしかないのよ!」と一喝された。もうケンモホロロなのだ。こんなにはっきりモノを言う先生を見たことがない。マスクを取ればすごい美人なのだろうがなあ。
さて、そのあとだいぶ待たされて、痛む指のほうを今度は整形外科の先生に診てもらった。が、レントゲンを見ただけで、「まだ軽いですね、もっと進んだら手術ってこともありますが」「街の薬局にこのかしいだゆびを強制するパットを売っていますから」と軽ーーく言われ、一度も足の指に触ることもなく、かくして診察は終わった。そうして、どっと疲れが襲ってきた。
結局何だったんだろう。延々5時間も待たされ、何一つ治療もしてもらえず、お金だけ払ってすごすご帰ってきた。そこでつらつら思ったのだが、紹介状がなければみっしりと待たせるシステム、先生方のそっけない、というより明らかに拒否の態度、そこから考えられるのは、重症の患者でなければ大学病院などという大病院に来ちゃダメッ、ということなのだろうなあ、ということ。
誰もかれもが大病院に押すな押すなと押しかけては、せっかくの機能もマヒしてしまうということなのだろうが、かと言って、街のお医者はもう一つ信用できかねる。だから、皆が大病院に押し掛けるのではないのか。以前に強制入院させられた病院などは歴然と、医は算術主義だったと思うし、費用の面でも技術の面でも安心できる大学病院や公立大病院に拒否されたのでは、庶民は立つ瀬がないではないか。
もはや病院はこりごりだ。
そんなところへ誰が行くものか
と、言いたいところだけどなあ!。


患者にしてみれば重大な病気だと心配し、藁にも縋る気持ちなのに…。
小生、以前に大学病院に行って、「耳垢」を取っていただいた経験があります。