−浅間隠山

少しばっかり冠雪した浅間山

山頂から浅間の冠雪がクッキリ見えたが、05年の山行録にあえて加えるものはない。
今回の山行は表向きドンピシャの10万アクセス記念だが、為さんの「ことの葉」もほぼ二順したから阿吽の思いが重なってのこと。
問題はその晩の、何人かの犠牲者を巻き込んだ晩餐会の会場のことである。北軽井沢の「まほうのじゅうたん」はドンピシャ登山を立ち上げて間もなくリンクして戴いたが、なかなか訪ねる機会もいまま経過した。
驚いたのはこのペンションの立地である。何故だかここだけが背後に2300坪もの紅葉樹林の庭園を従えている。オーナーは「お庭」と呼んでいたがそんな生易しいものではない。
歩き始めるとすぐに、「なめこ」がカラマツの葉をまとってびっしり生えていた。「また出てきた」とオーナーはさり気なかったが、為さんは必死にキノコ狩りにいそしんだ。その先にはしいたけの穂だ木が横たわり、今年それそれなりの収穫があっと言う。山野草も豊富だ。イワカガミの葉など今もって水みずしい。その先にはベニバナノイチヤクソウの花穂がドライフラワーになっていた。
コゴミやわらびなども芽生えると言うから雪解けの頃が楽しみだ。

境内の先には1000坪以上もの山野林が続く。その境界でツリバナを見つけた。古刹の「吊り灯篭」のような雰囲気は、ついさっき訪れた浅間噴火の犠牲者を祀っているかのようで思わず襟元を合わせた。