−鍋割山

荒山高原。ツツジの喧騒が過ぎ今は静

「みっちゃん」の靴がいかれ、持込修理のお供をした。案の定「ミイラ取りがミイラ」のたとえよろしく、オリジナル登山靴を手にする羽目になった。価格が破格だったから悔いる余地はないのだが、耐用年数が10年〜20年の品は、登山暦9年の身にはいささか荷が重い。
話は変わるが春先に赤ヤシオだの白ヤシオだのをご案内いただいた「気まま…」さんが7月1日、谷川岳主稜線の日帰り縦走をやりとげた。“あっぱれ”の一語に尽きる。私など、主稜線の両端(谷川岳と平標山)をそれぞれ一日がかりで訪れ、「苦労して稜線に登りあげ真ん中は抜かすんですか」などとからかわれた、無念の空間を繋いでくれた。まさに壮挙であり、同年代の誇りである。心から、おめでとうと言いたい。今夏の引き続くをご健闘をお祈りする。
ところで靴の履き初めだが、後ろから靴底が見えなくなったから蹴らなくなったんでは、が「みっちゃん」の感想である。特別に痛いところは無かった。あと何回か履けばそれなりに靴は馴染んでくれようが、よほど節制しないと本体の寿命が持つまいと思う。
箕輪→荒山高原→鍋割のコースも、山野草がスタンバイし来訪者を待ち焦がれているようにみうけた。気づいものをいくつかご紹介する。