−燧ヶ岳へ

平ヶ岳が大雨でダメになり、埋め合わせにしては神々しいが燧ヶ岳を申込んだ。結構きつそうなので「みっちゃん」を後見人に追加の申込。結果的にこれが功を奏したかたちになった。
22日の深夜〜24日の明け方、御池に着くまでバスのワイパーが動きっぱなしで気をもんだが、雨は明け方に止んだ。「4時間をメドに登ります」の声で出発(5:25)。体力不足を自覚し、リーダーのすぐ後についたが、ズルズルと後退しまたたく間にどん尻。昨夜来の雨で足下はぬかるんでいたが小一時間で広沢田代へ。
熊沢田代手前の樹林帯で風よけの防寒具を着用。熊沢田代から一望できるはずの燧ヶ岳は雨雲の下。この辺で先頭から10分遅れ(?)。
再び歩き出し樹林帯の中で今度は合羽を着る。2100m(下山時の沢迷い注意看板)あたりで、足が重くなり立ち休み・水分補給・外用鎮痛消炎薬のお世話になりはじめる。ガレ沢をだまし騙しよじ登る。先頭から頻繁に“いまどこ”の無線が入る。サブリーダーの添乗員が“元気に四人で向かってます”と返信する度に恐縮の思いがよぎる。しかし、ここまできたからには俎ぐらまでは行きたい。
間もなく“我々は柴安ぐらに向かう。俎ぐらで待っているように”の指示が来る。了解して四人組(サブリーダー、私たちを「おとうさん・おかあさん」と呼んでくれるお姉さんと「みっちゃん」、それに私)は粛々と登り続ける。
たどりついた俎ぐら(2,346m=9:20)は強風が吹き荒れ、立っているのがやっとだが、次々と押し寄せる登山者で超満員。風よけの岩陰も順番待ちだ。岩陰で軽食をとりながら先頭の帰還を待った。
程なく合流し順調に下山。広沢田代で昼食となったが、周辺のオオカメは紅葉し実は真っ赤だった。ノギランも根生葉ともども黄金色に染まっている。間もなく尾瀬は草紅葉に被われるだろう。みなさんお世話様でした。

燧ケ岳に向かう日、Bフレッツが開通した。だが、しばらく使っていなかったノート側のランポートがいかれていて思いがけずに手こずりようやくさっき開通した。ワンテンポ遅れの情報だが悪しからず。