SoltyRei 寸劇

続けて最後まで視聴しました。
ロイとソルティから遠い人物ほど行動がちょっと難なんですが、感情面での盛り上げは、ほんとに見事。
ラストで不覚にも、じんと来てしまったので、力のあるシリーズだと思います。


好みを言えば、メインの登場人物たちの誰もが「(“対立中の身内”を除いた)相手の排除」しか考えていなかったのが残念。
心情面で「家族愛」を押し出す一方で、判断面では「粗末な極論」が目立って、お寒いです。
一人ぐらい「力ずくでねじ伏せたら言うこと聞かせて俺の総取り」みたいに欲張りな“戦後政策”の持ち主が居ると、プラス10点は堅い。(w


あと、一話当たりの情報量“うんちく量”が少なくて、ホームドラマのまったりとした空気が流れているのもプラス。
ヨコハマ買出し紀行』とかに、近い。
SF要素を徐々に開示していくのは心地好かったけれど、最後の解説はまるで駆け足。
「オーロラシェルの落雷」と「ブラストフォール」の説明は、一話掛けてやるネタのような…。
そこを台詞一つで駆け抜けて、畳み掛けてしまうのだから、却って潔いとさえ。


「訳わからないけど、感動してしまうアニメ」
これはこれで、凄いです。



カーシャ。
言いたいことと行動を光の速さで直結できるクレバーなお子様。
ローズと並んでキーキャラだと思うのですが、どうでしょう。


ソルティと「いっせーの」で対戦中。
友達相手に磨いた勘と経験でリードするも、機械の動体視力に押され気味。
ロイは「下らん」とか思いながら、見るともなしに見ていたりするんです。多分。