2012-01-03 brightest little firefly

あけましておめでとうございます。2012年ですね。今年で俺も28歳、高校を卒業して10年が経ちます。ということはつまり、今年の4月には、『ABOVE & BELOW』が開設10周年を迎えるということになります。口が裂けても10年間「続けてきた」とは言えませんが、現実に10年という歳月が「経過した」ことは事実なわけで、10周年という表現は間違ってはいないでしょう(笑)。
10年一昔と言いますが、正しくその通りで、開設当時とは内外共にあらゆることが様変わりしました。あの頃にはYouTubeなんてものは存在していなくて、気になるアーティストがいても気軽に試聴なんてできる時代ではありませんでした。とにかく聴いてもらわないと始まらないという思いが、当時のあのスタイルでのサイト開設の動機でした。Twitterもなければmixiもない、blogすらもない、個人ホームページというものが唯一の表現手段だった時代に、ああいうサイトが存在した意義は、少なからずあったのではないかと手前味噌ながら思います。何より俺自身が楽しかったしね。もう節目節目で何度も書いてきた気がしますが、初めて自分の趣味を共有できる人たちに出会えて、共感、反発などありながらも交流を深められたのはとても価値のある体験でした。
その後の紆余曲折を細かくなぞることはしませんが、激動の10年間でした。8歳から18歳の10年間と比べても、18〜28の方が中身が濃いんじゃないだろうか。休学、中退、編入学、大学院入学、博士課程進学、そしてポスドクへ――その間にバイト生活を送ったり、恋人ができたり別れたり、新しい恋人に出会ったり。どれも一言で表すには大きすぎる出来事でした。そろそろ安定してもいいところなので、28〜38は落ち着いた10年間にしたいな。結婚して子供を授かり、大学教員になり、研究をしながら家庭を大事にして幸せに過ごす。これでいい。一時は想像もできなかったけれど、今はそんな未来が現実味を帯びて感じられるってことが、今の生活が充実している証なんだろうな。
Copeland "Brightest"
この歌が、今の自分には凄く沁みる。最小で最大の幸福感。The brightest little firefly in her jar――彼女の小さな世界の中で、最も光り輝く小さな蛍でありたい。
今月は学位論文の締切があるので、かなり忙しくなりそうです。無事に博士号が取れた頃に、また日記を書こうと思います。それでは。

俺は、「生まれてきてよかったよ」と返しました。