No.10「call me call you」劇団6番シード結成20周年公演第一弾 吉祥寺シアター 2013.6.27(木)〜7.4(木)

★★★★☆

http://www.6banceed.com/

「本物の交渉人…現る」

とある雑居ビルで起きた「人質立てこもり事件」。
犯人の青年はダンススタジオの生徒を人質に取り、警察やSIT(特殊部隊)、
科学捜査班の説得にも耳を傾けず、事件は膠着状態に陥っていた。
そんな中、事件現場に「交渉人」として派遣されたのは、
所轄で定年間近の老婦人、遠山弥生だった…。

「今忙しいから後でね」
犯人、三月隼人からかかってきた電話をすぐさま切る、
犯人の要求を完全に無視、など、
遠山弥生の破天荒な言動で現場は大混乱となる。
しかし、それらもすべて遠山の長年の経験に裏打ちされた
型破りな「交渉術」だった。
こうして少しずつ事件の全容が浮かび上がってくる。
しかし隼人は立てこもった本当の理由を明かそうとしなかった…。

「突入まであと90秒!」
   事件発生から6時間・・・暴走するマスコミの報道
人質と犯人の以外な接点など、事件は二転三転するが、
ついに捜査一課課長の大楽は突入の指示を出す。
警察、SIT、マスコミが見守る中、最後に遠山は三月隼人に、
そして意外な人物に向け、最後の交渉を行うが…。

感想
以前、お手伝いをした時に知り合った役者さんに誘われて、観に行きました
劇団6番シード、初見です
いやぁ〜、面白かった
最近は、そのお芝居が求めている事を受け取るような、受け入れるような観方をしていたんです
でも、元々は脚本重視で、物語が進み中で、先のストーリーを考えながら、展開を楽しむって観方をしていました
そういう観方をしながらも、その話に引き込まれると、その物語にどっぷりつかって、楽しむことがたまにありました
今回の「call me call you」もそういうお芝居でした
細部まで考えられた脚本、効果的な演出、少しのミスも許されない(タイミング的に)演技
まだまだ自分が知らない演劇ってあるんだと、骨身にしみました