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どらまん。

2015-12-22

[]このマンガが(個人的に)すごい! 2015

年末なので、今年もマイベスト漫画20作品を発表していきますよ。上半期のランキングはこちら。

20位 少年ラケット

中学卓球を描くチャンピオン期待の作品。単行本2巻のあとがきによれば12年間練りに練り続けられたというだけあって、お話の密度が凄いです。キャラがやたら多いのに破綻してないし。チャンピオンの新たな看板になりうるのでは。卓球経験者でもないのにトンデモ卓球ラノベを書いて賞に応募した身としては、読んでて敗北感を覚えるよ!

19位 アンゴルモア 元寇合戦記

元寇における対馬での死闘をじっくり描きます。本物の「このマンガがすごい!2016」オトコ編でも14位にランクイン。描かれることの少ない時代であることに加え、あの伝承やあの伝承を積極的に取り入れていることもあり、読むと「歴史って面白い!」と改めて感じます。

18位 ゆとりノベライズ

ゆとりノベライズ (1) (まんがタイムコミックス)

ゆとりノベライズ (1) (まんがタイムコミックス)

新人女性ラノベ作家が主役の4コマ漫画。ラノベの賞に応募してるワナビとしては読まないわけにはいきませんぜ。デビューしてもラノベ作家は大変だと噂ではいろいろ聞いてましたが、漫画で読むと余計にクる! 一方で4コマとしての完成度も、安定の渡辺伊織先生だよ!

17位 将棋の渡辺くん

プロ棋士・渡辺明竜王の奥様によるエッセイ漫画。本格的に漫画を描くのが初めてだとは思えないほど絵がうまい&面白い。将棋をよく知らなくてもまったく問題なく、棋士の生活を興味深く読めるはず。魔太郎と呼ばれる渡辺竜王がかわいく思えてくるのが、漫画の力です。

16位 ガールズ&パンツァー リボンの武者

戦車アニメのスピンオフ作品。本編には登場しない高校の歴女・鶴姫しずかが主役なんですが、このキャラが強烈。すごい悪い顔で兵は詭道也とか叫んじゃう。本編とは異なる戦車野仕合での暴れ振りを楽しむべし。絵の荒っぽさもまた魅力かと。アニメのキャラたちもばんばん出てきます。

15位 とりきっさ!

とりきっさ! 1 (リュウコミックス)

とりきっさ! 1 (リュウコミックス)

半人半鳥の「トリビト」姉妹が営む喫茶店のお話です。キミキスやアマガミのアンソロジー本でのシュールなネタで異彩を放っていたノブヨシ侍先生を知っているので、ハートウォーミングな方向に舵を切ったなあ…という印象。でも常連さんのリアルなすね毛描写なんかもあるから一安心(なにが?)。

14位 パレス・メイヂ

パレス・メイヂ 1 (花とゆめCOMICS)

パレス・メイヂ 1 (花とゆめCOMICS)

明治時代っぽい日本の皇宮が舞台のお話、ただし帝は女の子。歴史の流れ等はほぼ史実通りの中で、1つ大きな嘘をぶちこむ「一点ずらし」の作劇ってやつですね。帝のキャラが魅力的でなければすべて台無しになってしまう設定だと思うんですが、そこはまったく問題なし。皇族らしさが素晴らしいです帝。

13位 マネーフットボール

マネーフットボール 1 (芳文社コミックス)

マネーフットボール 1 (芳文社コミックス)

レンタル移籍で2部リーグの金欠クラブへやってきたサッカー選手のお話。「オーレ!」はクラブ運営視点だったのに対し、こちらは選手視点です。データやお金が重視されてるストーリーの割に主人公・カジがバカなのがいいですよね! 好感が持てるバカが中心だとやはり話が面白く転がって行く。

12位 軌道の鎧 レイルゴースト

天界から全裸の女神が落ちてくるところから始まる、人類の存亡をかけた戸田節全開バトル。全裸の女神オネイロスが傲慢でお茶目で神様らしい性格なのが良いです。そして敵も味方もデザインが知恵の輪チックで凄いので一見の価値ありですわ。

11位 紡木さん家の場合

紡木さん家の場合 1 (バンブーコミックス)

紡木さん家の場合 1 (バンブーコミックス)

末っ子の結ちゃん(8歳・天使)をめぐり父親と兄が殴り合う4コマ漫画。碓井尻尾作品はラブコメ的なものもありますが、こちらは過剰なまで家族愛。隣人の女子大生・菊池さんのそれに対するツッコミも冴えわたる。バイオレンスに抵抗さえなければ、現時点では碓井作品で一番笑えるのでは。

10位 有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。

太宰から漱石、トルストイまでの名作を、水木しげるの絵柄を完コピして描く。帯の宣伝文句にも書いてますが名作の主人公ってかなりろくでなしが多く、それが水木タッチと絶妙に合ってます。バッドエンドが多い分、「五重塔」「イワンのばか」「恩讐の彼方に」がまぶしいぜ。水木先生が亡くなった今、これからの活動が最も気になる作家さんでもありますドリヤス工場さんは。

9位 或るアホウの一生

プロ棋士になるための最後にして最大の関門、奨励会三段リーグで苦闘する将棋バカたちの物語。BLも書いてる作家さんですがそれっぽい雰囲気はほぼなく、BL苦手な方でも問題なく読めます。プロになれるかどうかの瀬戸際にいる奨励会員たちのリアルな生活と心理。「誰も君たちがプロになることなんか望んでないのに?」という師匠の言葉はかなりのインパクトであります。

8位 高台家の人々

高台家の人々 1 (マーガレットコミックス)

高台家の人々 1 (マーガレットコミックス)

妄想が趣味の地味なOLと、人の心が読めてしまうテレパスイケメン社員のラブコメ。ただメイン2人以外のエピソードの分量も多くて、どちらも笑えてほっこりできるいい話がそろってます。ヒロイン・木絵の妄想が本気で笑えるのがすごい。2016年に実写映画化も決定済み。森本梢子先生の作品は本当よく実写化されるし、成功してるよなあ。

7位 軍師姫

軍師姫 (1) (まんがタイムKRコミックス)

軍師姫 (1) (まんがタイムKRコミックス)

「お姉ちゃんのためなら私、幕府だっておこせるよ!」お姉ちゃん大好きの歴史オタで自称軍師の女子高生が、兵法を駆使してお姉ちゃんの日々の充実を目指す。やべえ、あらすじだけで頭おかしい。多数の女子がキャッキャウフフする、いわゆる萌え4コマでかわいい絵柄なんですが、話の展開がいちいち破天荒で狂気を感じます。それでいて歴史ネタはしっかりしてるのがイイネ!

6位 アンの世界地図

ロリータ家出少女ミーツ着物少女(?)イン徳島。苦い現実を描きつつも、いい話だな……と思ってたら2巻にして第1次世界大戦のドイツ人捕虜の幽霊と出会うという展開により早くも過去編へ突入、そして3巻では読んでてリアルに腰を抜かしました。表紙だけ見るとほんわかストーリーみたいに思うかもしれませんが、そう単純な話ではありません。グイグイひきこまれます。

5位 イチゴーイチハチ!

漫画ではなぜか強大な権力を持ってたりすることが多い生徒会という存在ですが、こちらは高校の生徒会活動を現実的に、丹念に描いたお話。そして怪我により夢を失った野球少年と、彼を応援する少女の青春物語でもあります。ゆっくりゆっくり近付いていく彼らを末永く見守っていきたくなるねえ……。

4位 でぃす×こみ

ここ数年流行っている漫画家漫画というジャンルにゆうきまさみ先生が参戦。エッセイ的なものではなく、「少年漫画を投稿してきた妹の名前を使い、兄が初めて描いたBL的少女漫画を応募したら新人賞を受賞」というひねりにひねった設定でもう興味を惹きますよね。業界ものコメディーとして気楽に読める一方、毎回冒頭がオールカラーのBLだったり、さらに着色を別の漫画家さんが担当してたり…という挑戦的な仕掛けも楽しいです。

3位 ダンジョン飯

本当の「このマンガがすごい!」で1位だし、今さら僕ごときがあれこれ言うのもどうなんでしょう。正直料理自体がおいしそうとはまったく思わないんですけど、そこまでの過程がめっちゃ面白いのがいいんだ。あとマルシルがエルフなのにすごい人間臭く、かわいらしくて好きです。

2位 吸血鬼すぐ死ぬ

タイトル通り、すぐ死んじゃう最弱吸血鬼と吸血鬼ハンターの同居ギャグ。順位高い!と思いますけど面白いんだから仕方ない。主人公2人の掛け合いのテンポ、セリフのセンス、意外と凝った設定、アルマジロのジョンのかわいさ、と良いところをあげていくときりがないです。けっこう女性人気も出そうだし、これはアニメ化狙えるでチャンピオン……! 「ウアアアア!!」「ワアーーー!!」がホント好き。

1位 淡島百景

淡島百景 1

淡島百景 1

もともと好きな漫画家さんの作品はなるべく低い順にしようと心がけているにも関わらず、どうしても1位にせずにはいられませんでした。歌劇学校を舞台にした連作オムニバス。舞台は同じでも様々な角度、様々な時代の人間ドラマが描かれます。短編の切れ味と長編の読み応えをあわせ持ち、今のところ志村貴子先生の作品で一番好きかもしれません。


こうして見るとわりとバランス良くいろんなジャンルから選んでいる感じでしょうか。このほか「空想少女」「響 小説家になる方法」「虚構推理」なんかも良かったです。しかし順位では7位にしているものの「軍師姫」はホント衝撃だったかも。万人にオススメはとてもできないんですが、歴史好きな人は騙されたと思って手に取っていただきたい。

(関連)

このマンガが(個人的に)すごい! 2014

2015-09-13

[]祝アニメ化! まどかマギカと魔法少女育成計画の違い

特別編集版 魔法少女育成計画

特別編集版 魔法少女育成計画

祝! 魔法少女育成計画アニメ化! ドラマCDになった時から期待していましたが、ホントにきた!

詳細はまだ不明ですが、楽しみです。シリーズは続いていますが、1巻目の「魔法少女育成計画」を1クールでアニメ化というのが妥当かなあ。

で、各所では「まどかマギカのパクリじゃないの?」などという未読者のコメントをよく見かけます。

まあ、あらすじだけ見るとそう思ってしまうかもしれないけど、そうじゃないんだよ!

まじめに語りたいところではありますが、ここは小ネタっぽくまどかマギカと魔法少女育成計画の違いをまとめてみようと思います。

微妙にネタバレ含みますので注意。


主人公が最後に魔法少女になるのがまどかマギカ

主人公が最初から魔法少女になっているのが魔法少女育成計画


男の子で悩む魔法少女がいるのがまどかマギカ

男の子の魔法少女がいるのが魔法少女育成計画


マスコットが感情の無いクズなのがまどかマギカ

マスコットが感情のあるクズなのが魔法少女育成計画


友人がクレイジーサイコレズなのがまどかマギカ

師匠がクレイジーサイコレズなのが魔法少女育成計画


音楽が怖いのがまどかマギカ

音楽家が怖いのが魔法少女育成計画


中学生が首チョンパされるのがまどかマギカ

小学生が首チョンパされるのが魔法少女育成計画