どらまん。

2010-01-04

[]信長協奏曲 1巻

信長協奏曲 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

信長協奏曲 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

「ゲッサン」連載。歴史嫌いの高校生・サブローが戦国時代にタイムスリップ、実は病弱だった織田信長と瓜二つだったおかげで信長として生きる羽目になるというお話。各所で評判なので年末に読みました。

サブローは一言でいえばバカです。でも明るく元気でいい奴。戦国時代への適応力すげえよw 深く考えないサブローの言動を周囲がいいように解釈して事態が上手く回る、というのはよくある話ではありますね。

竹千代に立った超ロングパス死亡フラグとか、秀吉をそういうキャラにするのか!とか、帰蝶かわいいよ帰蝶とか、いろいろ見所はありますけれども、とにかく妙な漫画です。

絵は今風じゃないし(作者は18歳らしいですが)、すごい面白いかと言われればそうでもない気がするんですよね。しかし、どうにも目が離せない。なぜかワクワクする。たぶん僕のこの感情は、作中で池田恒興ら尾張の若者たちがサブローに対して抱くそれに近いのでしょう。なんかすごいことをやってくれそうな予感がするというか…。

うーん、うまく表せない。まずはだまされたと思って読んでいただきたい作品であります。

[]雲の上のドラゴン なつこの漫画入門

雲の上のドラゴンなつこの漫画入門 (少年マガジンコミックス)

雲の上のドラゴンなつこの漫画入門 (少年マガジンコミックス)

ずっと前から気になってはいたんですけど、偶然発見して購入。「オフサイド」「Jドリーム」等、スポーツマンガの名手である塀内夏子による漫画の描き方入門書というか、エッセイ漫画というか、そんな感じ。

一言で内容を書けないのは、あまりにも充実しているからです。週刊少年マガジンへの投稿作品を実際に掲載しての添削あり、連載を勝ち取るまでの回想あり、森川ジョージ・小林まこと・島本和彦へのインタビュー漫画あり。

特に興味深いのは「スポ根」を語るくだり。実際にそのスポーツを経験してなくても描けるか?という質問に対して塀内さんは断言しております。

経験の無い者はそのハンデを補おうと日夜努力する!

偏見なくスナオな視点で見つめられるし読者(素人)の立場になれる

想像力を120%フル回転させるし

憧れをもって少しでも競技者に近づきたいと思っている

「知らない」ということだって「力」に変えることができる!

「憧れ」は「経験」に勝るとも劣らないりっぱな武器だー!!

登山・バレー・テニス・サッカー・ハンドボール・駅伝・ボート・フィギュアスケートとあらゆる競技を描いてきた塀内さんが言うからすごい説得力だ!

漫画を描く側でなくとも、スポーツ漫画好きは必読です。

余談ですが、この本の中で塀内さんは「テニスは漫画向きじゃないかも」と描いてます。スコアがわかりにくい、サーブを時には3回以上まで打てるので時間(ページ)を食う、などの理由で。んー、そのテニスを題材に、かつて塀内さんが活躍した週マガで「ベイビーステップ」を成功させている勝木光はやっぱり塀内さんの後継者的存在になっていくんじゃないかなー。ていうかなってくれ!

ベイビーステップ(1) (少年マガジンコミックス)

ベイビーステップ(1) (少年マガジンコミックス)