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2016-11-01

すごいぞ!やさいーズ

| 20:45 | すごいぞ!やさいーズを含むブックマーク すごいぞ!やさいーズのブックマークコメント


どうも久しぶりです、どらねこです。

最近は管理栄養士成田崇信としての活動が多いのですけれど、心は今でもどらねこです。

先日、どらも共著に名を連ねる「各分野の専門家が伝える子どもを守るために知っておきたいこと」がでたばかりですが、今度は監修本が発売となりました。

「すごいぞ!やさいーズ」とはどんな本なのか、どらの目からみたやさいーズのヒミツを紹介しようと思います。


■どんな本なの?

幼児から小学校低学年までをターゲットにしておりますが、野菜嫌いに悩む親御さんにもオススメです。

なぜかといいますと、大人ページも巻末に用意されているからなのです。

−一例を紹介しましょう−

Q 好き嫌いがある子となんでも食べられる子の違いは?

A 個性です

もちろん、本文では丁寧に説明し、親の責任でもないし、子どもが悪いわけではないのですよと説明をしています。

子どもページは、食卓に登場することが多いけれど、苦手な子が多い野菜をかわいいキャラクターにした図鑑になってます。

こういうの類書あるよね?

と、思う方も多いと思いますが、この本は一味ちがうんですよ。

食育でよくあるのですが、野菜の健康効果をうたって、食べるとこんなに良いことがあるよ、だから食べようねという黄金パターン。この本も一見そのタイプなのですが、なるべく誇張表現は避けて、栄養学的にも妥当な野菜パワーを紹介するようにしております。

例えば、リコペンとかポリフェノールとかを紹介するときよくあるのが、抗酸化作用とか病気を予防する効果が!という説明ですが、本書では、きれいな色だね、というだから何(?)という説明がついていたりします。

子どもが抗酸化作用を期待して野菜を食べるというのは意味不明ですし、抗酸化作用が健康に結びつくかどうかも疑問だからです。

栄養学的になるべく誠実に、でも子どもが読んでも面白いものを、と説明文にも気を配りました。

その他、野菜の色素で実験とか親子で料理を楽しむ工夫など、野菜を好きになるきっかけになりそうなお話を盛り込みました。


■次のステップへ

野菜の栄養成分の説明ではウソは無く、誇張もなるべく少なくなるよう配慮しておりますが、これは子どもが次のステップに進むときに混乱させたくないからです。

特定の食品成分をとると病気が治るとか、アレルギーが改善する、といったような食品成分などに薬のような効果を期待する人は多いと思います。テレビをつけると、いわゆる健康食品のCMがたくさん流れ、それをとることでもっともっと健康になると思わせるような内容が説明されています。ドラッグストアの店頭には、そのような商品が大量にならび、健康志向の人の戸棚には健康食品がずらりと並んでいたりします。

こうしたものを違和感なく受け入れてしまう理由の一つに、野菜のビタミンミネラル、微量成分をとると健康になるというような、誇張されたお話に小さい頃から親しんできたというのがあるのかなと、どらは思ってます。

本書で野菜と栄養の面白さを感じていただき、将来、栄養学にも興味を持っていただけたら、なんて夢想しております。

「管理栄養士パパ」や「各分野の専門家」といった本のように当ブログの読者が読んで学ぶところは少ないと思いますが、同業者の方や食育にかかわる方には結構ヒントになるのではと思います。

店頭で見かけたら、ぜひぜひ手にとって見てください。

では、よろしくお願いします。

B4B4 2016/11/11 08:17 2016年の青森県りんご 黒星病大発生で検索してましたら、このブログに出会いました。

こんにちは。

長野県北部でりんごを栽培しています。

2013年のHさんの圃場におけるインタビューは大変良い記事でした。

あれから3年、全国に自然栽培は広まりましてお米と野菜での無農薬、無肥料は当たり前に栽培され供給されています。
果樹は、常緑樹である 温州ミカン、レモン、 そしてキウイ、柿は既に定番化しています。

りんごは、商業的に供給できているのは、木村彰記さんと対馬正人さんのみです。
対馬さんは20本ぐらいを限定的に、慣行栽培園の一角でなさっていると思います。
50%減農薬栽培は全国でりんごは10−20名ぐらいはおりますでしょう。
私もその一人です。

昨年から20本の畑を自然栽培転換を目指して取り組んでおります。

余剰の肥料分=肥毒=主に窒素・亜硝酸態窒素 が抜けるまで、無肥料期間として最低5年。

下草・雑草を伸ばしたままにすることで、微小昆虫を招き、微細な蜘蛛の巣ができることで、蛾を主体とする害虫の生息を現象させる=つまり、蜘蛛が殺虫剤の代わりです。

私のその園の周囲は慣行栽培園で通常12回 農薬カウントfで30程度毎年散布しています。
殺虫剤は以前は月2回の散布のうち1回使用でしたが、近年は桃などに転作する園が増えた関係で、月2回の毎回使用へと増えております。

殺虫剤で根こそぎ殺傷されるのは、微細な昆虫です。
トビコバチ、小さな小さな巣を張る見えないサイズの蜘蛛=葉の間に絹のような巣を張ります・・・など。

昨年1年目にそれら極小さい虫が多数現れました。
周囲の園の散布にフリーライド・・・というのは、このことからも的を射た分析とは言えません。
周囲の定期散布の園には、全くこれら虫はいないのです。
園を歩いても顔に蜘蛛の糸がシーズンを通してかかる・・・といういことも、定期散布の園では起きません。

さて、大きな害虫である蛾はどうするか・・・というと、対策はフェロモントラップ(交信攪乱剤)と ジューストラップを仕掛けます。

黒星病については、当地も発生が増加しつつあり、薬剤の効き目がそろそろ落ちてきていることを実感しています。

そもそも、果樹は剪定と樹形によって 樹勢を弱めて栽培するのが、薬剤多用と病気多発のベースになっております。

私は、今年から講習会に参加して 道法正則式 切り上げ剪定というものによる樹勢強化を学んでおりまして、今年から実践し始めております。

木村さんの園の収穫が安定しないことについては、2014年頃まで講演会や講習指導に全国行脚しておられて、ピンポイントでの食酢散布ができないこともあったのが理由だと推測します。

木村さん自身は、果樹の無農薬栽培はお薦めしない(ご自分の苦労そして、自然に対する姿勢がきちんとしていないと、成功しないから)と仰っています。

また食酢散布による病気や害虫忌避は、発生前に実施しなければ効果は薄い。
被害が発生してからでは、なかなか止められない・・・とも仰っています。

無農薬栽培については、青森の試験場も実験していますし、今年木村さんの園の黒星病がほとんどないことに驚いて、更に研究を進める体制です。

弘前大の杉山教授の研究も進んでおりますし、雑誌自然栽培には土のなかの微生物の多様性が大事だという研究も連載されています。

私は最近 熊本で自然栽培歴10年の 温州ミカンを取り寄せました。

味が全く違いますし、くどい甘さの後味がなく、糖度が高くかつすっきり味という良いものでした。

りんごの無農薬栽培は困難ですが3年しますれば、切り上げ剪定で先行している長野市 芋生地区の 林さんが3番手の名乗りを上げる可能性が大きいです。

以上 ご参考まで

2016-07-12

「各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと」

| 16:42 | 「各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと」を含むブックマーク 「各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと」のブックマークコメント

どらも執筆に参加した本が7月25日に発売となります。

f:id:doramao:20160712164711j:image:w400

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4895958981

こんな豪華な名前にどらが混じっていていいの?なんて気持ちにもなりますが、編集の方がいいのだとおっしゃってくれたのでどうどうと紹介いたします。

校正用の原稿で読ませていただきましたが、とても良い本です。子供のためだけでなく大人にとっても役に立つような項目もありますので、ぜひ手にとっていただければと思います。

個人的には第4章の「教育」がオススメです。どらの項目はブログ読者様には予想がつくと思いますが、「砂糖」、「玄米」、「マーガリン」です。これも畝山さんが書けばよかったのでは?というのはいってはいけません。


■目次


第1章 育児

自然分娩が一番いいの?

母乳じゃないとダメ?

体罰って必要でしょうか?

ホメオパシーをすすめられました

紙オムツやナプキンは有害?

コラム1:保育の安全

第2章 医学

薬は飲ませないほうがいい?

ワクチンは毒だと聞きました

フッ素って危ないの?

発達障害はニセの病名?

整体カイロプラクティックは必要?

コラム2:日常生活での子どもの事故

第3章 食

砂糖や牛乳はよくないの?

玄米菜食が一番いいって本当?

マーガリンはプラスチック?

残留農薬が気になります

食品添加物は危険なもの?

コラム3:国産と外国産の安全性

第4章 教育

「誕生学」でいのちの大切さがわかる?

「2分の1成人式」は素晴らしい?

江戸しぐさを学ぶみたいですが…

親学」ってなんでしょうか?

水からの伝言」って本当?

コラム4:数字で語る学校のリスク

番外編

放射能って大丈夫なの?

EMって環境にも体にもいい?

発売はもう少し先ですが、感想をいただけるととても嬉しいです。

みなさまよろしくおねがいしますね。

itohitoh 2016/07/21 00:52 ついさっき、Amazon.co.jpで予約注文してきました。
今から読むのが楽しみです。

doramaodoramao 2016/07/24 23:21 ありがとうございます。
いよいよ明日発売ですが、率直な感想をいただけると嬉しいです。

養生サバイバー養生サバイバー 2016/09/16 04:03 マーガリンはプラスチック?で<油というものはもともとカビたり腐ったりしません。>とありますが、古い灯油を使ったら石油ストーブが故障やしばらく単車を使わないとガソリンが腐るというのは水分のせいなのですね。http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen206.html

2016-01-16

『「健康食品」のことがよくわかる本』を読みました

| 15:15 | 『「健康食品」のことがよくわかる本』を読みましたを含むブックマーク 『「健康食品」のことがよくわかる本』を読みましたのブックマークコメント

食品安全情報ブログでお馴染み、畝山さんの新刊を読みました。

前作「安全な食べものってなんだろう?放射線と食品のリスクを考える」については以前書評をかいておりますが、前作同様読み手をある程度選ぶ本だと思いました。

予備知識がない方がタイトルを見て手にとっても、あーわからないとすぐに戻してしまいそうな印象はあります。

畝山さん自身、薬剤師の方に読んで欲しいとおっしゃってますし、どらねこも栄養士の方に読んで欲しいというような、それぞれ食品や体内で生理作用を発揮するような成分と健康についてお話しする立場の人に読んで欲しい本だといえるでしょう。

なので、「健康食品のお話をする機会のある人が健康食品のことをわかるために読んでおくと良い本」といえるでしょう。


■本の構成

第1章では医薬品の安全性はどのように担保されているのかを解説します。ここでの解説は、後にでてくる食品の安全性に対する検査は医薬品に比べてどうなのか?という問題点への解答になります。

第2章では安全な食品とはどんなものかを考えます。完全にはわからないけれど、それでも食べないと死んでしまうわけですから、負担がかかりすぎない方法でリスクを管理していくことが提案されます。結果、いつもの解答にはなるのですけれど。

第3章では医薬品と食品の間にあるグレーゾーンについて、各国の実態を紹介しながら考えていきます。実例や対策などは日本でも参考になるでしょう。

第4章では食品の機能性表示の問題点を指摘します。アメリカやヨーロッパの取り組みをみると、昨年始まった日本の機能性表示制度の問題点が見えてくるでしょう。

終章ではそもそも健康食品って何だろう?という疑問を出発点に、畝山さんの考えが述べられます。

FDAかっこいい

私も一般の方へ食と健康の情報を伝える機会が多いので、お話しする際に根拠となる情報がたくさん載っていてとても参考になりました。

アメリカでは食品の健康強調表示について、FDAが評価した科学的根拠に基づいて表示できる文言がとてもシビアで、日本のトクホなどの制度とは大違いであると思いました。

カルシウムと高血圧のサプリメントでFDAが評価し表示できる文言はつぎのようなものです。


p140より

「カルシウムサプリメントが高血圧リスクをさげることを示唆する幾分かの科学的根拠がある。しかしながらFDAはその根拠は一貫性がなく決定的ではないと判断した」


科学的である事を前提とすると、業者が商品の宣伝に利用できないような身も蓋もない表現になっちゃうんですね。

身も蓋もない表現をさけると、科学からは逸脱するともいえるでしょう。日本の消費者行政は果たして科学的な視点と消費者視点を持ち合わせているのでしょうか?


食品表示や公衆衛生行政などに関わる人に読んで欲しい

本を読み終え、書評を書きながら思ったのですが、こうした本は行政で働く人に読んで欲しい本だなぁと思いました。

産学官連携で健康食品や地場食品の推奨を、という事例には本で指摘されているような虚構が前提となっているものが多く存在します。

また、出産育児に対する保健指導などでは、健康食品などに対する質問や利用法などへの問い合わせが多いそうなので、保健所勤務の保健師管理栄養士の方が読んでいただければたいへん参考になると思います。

なんだか魅力的な書評をかけませんでしたが、取っつきにくいけれど骨太の食品と健康の本だと思います。

itohitoh 2016/01/16 16:40 全く、doramaoさんの仰る通りですね。
私としては、特に行政組織で産業振興部門に携わり、「機能性食品表示」制度を活用して産業振興する組織・職員全員に、謙虚な気持ちで読んで欲しいと思います。
無責任行政にも、程がありますから。

養生サバイバー養生サバイバー 2016/01/17 07:23 コウノメソッドで見るサプリメントを活用した認知症治療
フェルガードなど保険薬より確実に効果を示すサプリメントを推奨する
この先生もトンデモ扱いにしていいのでしょうか

att460att460 2016/01/20 20:46 こんばんは。

ご存知かもしれませんが、ニュースを見ていたら、興味深い記事がありましたので。

抗酸化物質は癌に逆効果? | カルチャー&ライフ | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
http://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2016/01/post-4386.php

という記事がありました。

>同センターのショーン・モリソンやメアリー・マクダーモット・クックによれば、「抗酸化物質は体にいいという考え方は根強く、癌患者に抗酸化物質を投与する臨床試験も行われてきた」という。「しかし抗酸化物質を投与した患者がそうでない患者よりも早く死亡する事例が相次ぎ、そうした治験は中止された。なぜか。今回のデータが示唆するところはこうだ──正常な細胞よりも癌細胞のほうが、抗酸化物質のおかげで元気になっているのだ」

だそうです。

先月も、食品安全委員会より「健康食品」に関する情報が公開されていました。
https://www.fsc.go.jp/osirase/kenkosyokuhin.html

一部だけ引用します。
>「食品」であっても安全とは限りません。
>多量に摂ると健康を害するリスクが高まります。
>ビタミン・ミネラルをサプリメントで摂ると過剰摂取のリスクがあります。
>「健康食品」は医薬品ではありません。品質の管理は製造者任せです。
>誰かにとって良い「健康食品」があなたにとっても良いとは限りません。


ご紹介の本を私も読んでみようと思います。

itohitoh 2016/01/20 22:34 > att460さん
それは、約20年前に得られた知見です。確か、ビタミンAをサプリメントで摂取させたところ喫煙者において有意に肺がんの発症率が高かった、というものだったかと。かなりの大規模疫学調査で欧米別個に行われた2例でほぼ同様の結果が得られたはずです。
それでも、巷では抗酸化物質が健康に良いと宣伝されいるんです...。

その辺のことも、畝山さんは以前から指摘されていますね。

養生サバイバー養生サバイバー 2016/05/29 05:57 適度な飲酒ってどれぐらいなの? 飲酒と健康の関係のお話と
アルコールはエンプティカロリーだから太らないって本当?
アルコール記事関連で
鹿児島県民は本格芋焼酎を飲むと血糖値が下がり健康になるという画期的な論文が出回る(山本一郎) - Y!ニュース http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20160527-00058136/

2015-12-13

「産婦人科医ママと小児科医ママの らくちん授乳BOOK」は妊娠中の方にオススメです

| 13:50 | 「産婦人科医ママと小児科医ママの らくちん授乳BOOK」は妊娠中の方にオススメですを含むブックマーク 「産婦人科医ママと小児科医ママの らくちん授乳BOOK」は妊娠中の方にオススメですのブックマークコメント

メタモル出版の「専門医ママシリーズ」待望の新刊を紹介したいと思います。

産婦人科医ママと小児科医ママの らくちん授乳BOOK

産婦人科医ママと小児科医ママの らくちん授乳BOOK

とらねこ日誌では同シリーズのロングセラーである森戸さん、宋さんの本をそれぞれレビューしております。


「育児の不安」解決BOOKはオススメよ(書評)

http://d.hatena.ne.jp/doramao/20140608/1402205507

「妊娠・出産パーフェクトBOOK」はやっぱりよいね(書評)

http://d.hatena.ne.jp/doramao/20140625/1403676922

このシリーズのテーマとして「お母さん、お父さんはもっと安心して良いんですよ」、「お母さん頑張りすぎなくて良いのですよ」というメッセージがある(と思う)のですが、今回も同様というか、頑張りすぎてしまう人が多い母乳の問題であり、本領発揮といえるでしょう。


■シリーズらしい授乳本

本の帯にはこうあります。

「母乳信仰」でも「粉ミルク信仰」でもない初めての偏りのない授乳本です!

 そうそう、母乳も粉ミルクも赤ちゃんを育てるための手段であって目的ではありません。手段が目的化してしまう変に無理をしてしまったり、結果的に子どものためにならないということもあり得ます。大事な子どものための栄養として母乳や粉ミルクについて考えるというのは本当に大切なことだと思います。

 現状を考えると「粉ミルク信仰」というのはあまり見かけませんので、どちらかというと母乳に偏っていることで生じる問題点についての言及が参考になると思います。母乳のことは悪くいってはイケナイ、という雰囲気が一部にあるという話を先日耳にしました。しかし、実際には母乳にはメリットも多いもののデメリットも存在します。赤ちゃんの栄養としての母乳、という観点で冷静に分析をして、対策を考えることはなによりも赤ちゃんのためになることです。

 本書は現役の産婦人科医、小児科医が自身の体験も参考に書いた極めて実用的な本に仕上がっております。栄養学的にみてどうなの、ということについても根拠を示しとても分かりやすく書いてありますので、その点でも今までの授乳本にあった不満点が解消されております。(母乳は完全栄養食なので栄養素が不足する心配が無い的なことを書いてある本があったりするのです)


■赤ちゃんにやさしければ母親にはやさしくなくてもよいの?

 母乳育児をキチンと達成するためには母親が苦労するのは仕方がない、これは「赤ちゃんにやさしい」産院で出産することを選んだ場合には「赤ちゃんにだけ優しく」て「母親には優しくない」こともあるので「赤ちゃんにもお母さんにも優しい産院」なのかは施設を選ぶ目安にすると良いですよ、と宋さんは述べています(p37)。

 お母さんやお父さんも大変すぎて追い詰められた状態になれば子どもに優しく向き合うのも難しくなりますし、つらすぎて病気にでもなってしまえば、本人だけでなく赤ちゃんにも良くありません。お母さんやお父さんの健康も赤ちゃんのためには大事な要素なのです。

 こうした有用なアドバイスは妊娠中にこそ求められますから、授乳で悩んでいる人だけでなく現在妊娠中の人にもオススメです。


■おわりに

 本のあとがきにもありますが、母乳ではなく粉ミルクを与えていたり、併用していることに後ろめたい気持ちを持ってしまう人がいらっしゃいます。母乳の良さを伝えたいあまり、母乳でなければならないと思い込んでしまいつらい思いをする人がでてしまうのは不幸な話だと思います。

 森戸さんの「みなさんと大切な赤ちゃんがなるべく笑顔で楽しく過ごせることを願っています。」というメッセージが形になった一冊です。授乳指導をする行政保健師さんに読んで貰いたいなぁ。

五條五條 2016/01/02 16:34 最後の「本で貰いたいなぁ」は「読んでもらいたいなぁ」ですよね?

doramaodoramao 2016/01/11 10:16 ご指摘箇所、修正しました。
有り難うございます。

2015-10-02

イベントのお知らせ

| 18:18 | イベントのお知らせを含むブックマーク イベントのお知らせのブックマークコメント


どうも、どらねこです。

管理栄養士パパの親子の食育BOOK



朝日新聞の書評欄に取り上げていただいたり、購入してくださった方がお友達に紹介してくださったりと、どらねこの宣伝力不足を補っていただいております。


さて、出版を記念イベントとして、毎日メディアカフェにてトークショーを行うことになりました。

えるかふぇとコラボ企画で、かわいいイラストで知られる小児科医の森戸先生や翻訳者のナカイサヤカさんとわいわい楽しい話をさせて頂く予定です。どらに興味のない人もきっと楽しめると思います。

申し込みは下記の告知を参照してください。

モフニャン!



f:id:doramao:20151008122724j:image

まるもったんまるもったん 2015/10/03 15:51 遅ればせながらご出版おめでとうございます!
読ませてもらいましたが、悩める親の心にすっと入ってくるようなわかりやすい文章で、実にいいですね!絵もかわいいし、早速友達にも勧めています。
朝日新聞の書評も読みました。大好評で、ホント嬉しくなりました。これからますます話題になることを願っています。

そうそう、この本を読んで涙がでそうなほど感激した、というブログを見つけたので紹介します。「タミアのおもしろ日記」http://blog.goo.ne.jp/ptamia というところです。「食の欧米化で沖縄の寿命が縮んだ」説の批判なども載っていて、結構おもしろいです。

それに限らず、あちこちのブログでもこの本が話題になっているようで、嬉しいです。これからも陰ながら応援しています。

doramaodoramao 2015/10/04 14:00 >まるもったんさん
読んで頂き、有り難うございます。
このコメントを、苦しんで書いていた頃の自分に聞かせてあげたいです。
ご紹介頂いたブログも先ほど読ませて頂きました。本当に嬉しい感想を沢山頂いて感激です。
有り難うございました。

arrowarrowarrowarrow 2015/10/24 22:58 本日の講座に参加させて頂きました!大変興味深い内容であると共に、子育てまっただ中の人に沁みる言葉をたくさん頂き「また明日から頑張ろう」と思いながら帰路に着きました。駄文で申し訳ないのですが、本日のブログの感想を記載しましたので修正点がありましたらご連絡いただけましたら幸いです。お手数をお掛けいたしますが、どうぞ宜しくお願い致します。本日は貴重なお話をありがとうございました。http://blog.arrowarrow.org/entry/2015/10/24/223629

doramaodoramao 2015/10/26 12:53 >arrowarrowさん
記事読ませて頂きました。
大変嬉しい内容で、東京行ってよかったなぁと思いました。
とても美味しそうなお弁当の仕込みで、羨ましいかぎりです。
どうもありがとうございました。

モグモグ 2015/11/09 09:08 偉大なる学者 新谷弘美博士が東洋経済オンラインに
「死んだ食品があなたの老化を加速させる」(11月6日付)
という記事を書かれたのを読んで
毎日毎食、白魚の踊り食いにしていますが
お財布にもお腹にも結構きついです

どらねこさんは「生きた食品」として何を食べてますか?