人工栄養も気になる

つぶやきのようなモノです。
母乳の栄養価と人工栄養の栄養価は比較されることが多いと思います。
実際の処、どらねこも基本的には母乳って素晴らしいと思うのですが、人工栄養もどんどん進歩していると思うんですよね。
なんでこんな事書くのかといいますと、母乳と人工栄養比較の根拠とされる引用データって、案外古いモノが使われていたりするんですよ。しかも、外国のデータだったりする。
簡単にできるもので無いから沢山データは集まりにくい。まあ、しょうがないと思う。
例えば、日本人の食事摂取基準で、母乳と人工乳の鉄分吸収について参考にしている論文は1980年代のものと1990年代のものだ。
ちらっと(ほんのちらっと)読んでみたところ、鉄吸収率は母乳で21%くらい、人工乳で約7%となっていた。
やっぱり母乳は凄いんだね・・・そんな感想も確かにあるんだけど、実は母乳の鉄分は少なくて、1リットル当たり、0.45mg位だったりする。
母乳に比べて吸収率の劣る人工栄養だが、そこら辺は計算していて、最近の商品は昔に比べて、鉄分含量が多くなっているようで、先程の文献中の人工乳は1L当たりの鉄分が約4mgであったのですが、日本のM社の乳児用人工乳は1L当たり6mg程でした。そうなると、吸収率7%だとしても、母乳よりも多くの鉄分を補給することが出来るでしょう。
また、ビタミンCも十分に含まれているため、昔の商品よりも吸収が良いかも知れません。よくわかりませんが。
結局何が謂いいたいのかと申しますと、泣く泣く母乳を諦めた親御さんに、人工乳もそんなに悪いモノじゃあないですよ、といいたいのですよ。どらねこはそう思いますよ。
大切なのは赤ちゃんに如何に愛情を持って向かいあえるか、個人的にはそう思ってます。