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2010-03-03

じこちかく

| 17:25 | じこちかくを含むブックマーク じこちかくのブックマークコメント

寄生獣は中学生くらいに読み始めて嵌ってしまった大好きな漫画の一つなんだけど、コレも感情萌芽モノだと勝手に思ってる。

ストーリーの初めの方で、寄生生物の頭に何者かから、この種を喰い殺せという命令が来たことを明らかにする。

命令→プログラム

行動原理はプログラムによるというのは、コンピュータを連想させる。

この種を喰い殺せという至上命題と、それを達成するための生命維持というのが、行動原理として与えられているのだろう。

ところが、擬態を巧妙にする為にヒトの振る舞いを身につけ、ヒトの行動を予測するためヒトの外的行動から感情というモノを推察する行為を繰り返しているうちに、至上命題を達成する為に採るべき行動と相反する行動を選択してしまう・・・

これは感情なのだろうか?

行為を行った後に観察された自己の変化、それはヒトの楽しいという感情を検出する際に収集したデータと一致していた。

どらねこが寄生獣の中で一番印象に残った場面をあげるとすれば、パラサイト田宮 良子が死を迎える瞬間、鏡に向かって大声をあげて笑ったことを回顧し、感情の断片を吐露したところ。まぁ、寄生獣の場合は最初から意識もあるし、感情描写も見られるけどね。(彼ら自身の自覚はあまりなかったみたいだけど)

もし、ロボットが意識を持つことが有るのだとしたら、それは作られた瞬間ではなく、ヒトとの相互作用を通じて生まれてくるんじゃないかなぁ。

デッドゾーンのカークは同じ設計図に基づき、キャリーと寸分違わぬロボットを作り上げた時に気づくのだと思う。

キャリーは二度と戻らないことを。

どらねこの妄想でした。

黒猫亭黒猫亭 2010/03/04 12:28 一つ前のエントリも含めて、このテーマのSFの大古典と言えば誰しもエドマンド・クーパーの「アンドロイド」を挙げるだろうと思っていたんですが、ブコメを含めて誰も言及していないのでちょっと驚きました。

doramaodoramao 2010/03/04 12:57 お久しぶりです!!
もし、お時間がありましたら、黒猫亭日乗で「アンドロイド」について語って欲しいです!
(図々しくてスミマセン)←うさぎ林檎さんの入れ知恵

うさぎ林檎うさぎ林檎 2010/03/04 21:06 こんばんは。
私は読むものが無ければ薬の効能書きを端から端まで読んだりしましたからね、長文はドントコイなんですよ(微妙に無礼者発言をしてみる)。
中学生の頃に図書館で半村良の妖星伝の中断される前の部分を読みました。中学生には刺激的(エッチチー)な表現もありましたが、「緑や生きものに溢れる世界」が殺戮に満ちた残酷な世界で「月のように無生物のみが存在する世界」が平和な世界、のような表現を読んで考え込んでしまった事があります。

黒猫亭黒猫亭 2010/03/04 22:27 >どらねこさん

>>もし、お時間がありましたら、黒猫亭日乗で「アンドロイド」について語って欲しいです!

たしか前にもどらねこさんに「アンドロイド」のお話をしたような記憶がありますが、自分で何度も言及しているうちになんだか無性に読み返したくなりました。実際に読んだのは大昔の学生時代のことで、手許に書籍がなかったので速効で古書を発注しましたから、そのうち内容についてもお話し出来るかもしれません。

この作品は一連のエントリで吐露されているどらねこさんの「感情萌芽モノ」に抱くリリシズムにもハマっていると思いますので、今は絶版ですが是非古書を漁って読んで戴ければ、と思います。そうすれば、なんでこの手の話題でオレが必ずこの作品を一種の古典的オリジンとして挙げるのかおわかり戴けると思いますし。

>うさぎ林檎さん

あなたが蜘蛛だった…いやさ、あなたの入れ知恵だったのですね(笑)。

>>私は読むものが無ければ薬の効能書きを端から端まで読んだりしましたからね、長文はドントコイなんですよ(微妙に無礼者発言をしてみる)。

ウチのブログはそんな重症活字中毒患者を狙った隙間商売ですから(笑)、そう言って戴けると嬉しいです。この言質を逆手にとって、今後うさぎ林檎さんに対するレスがもっと脱線に次ぐ脱線で長いものになっても責任はとれませんが(笑)。

>>中学生の頃に図書館で半村良の妖星伝の中断される前の部分を読みました。

オレが読んだのは高校生くらいの頃ですかね。ですから「刺激的表現」にもがっぷり喰い附いちゃったりしましたが(笑)、あの当時のSFが与えてくれた懐かしき「センス・オブ・ワンダー」の感覚はもうすぐ五十路に足を踏み込むオッサンの物の考え方や感じ方に大きな影響を与えていると思います。

妖星伝については、流石に読んだのが昔すぎて細かい内容は覚えていませんが、一番考え込んでしまったのは、遠未来の人類が今の感覚で考えてグロテスクで不気味な存在に進化してしまうとしても、それでも人類は生き延びるべきなのかと謂う超長期的なイメージの提起ですかね。

これには、物凄く世俗的でちっちゃな尺度(ファッションとか生き方とか)で「自分はどうあるべきなのか」と謂う問題をくよくよ考え込んでいた高校生にとっては、物凄く衝撃的で遠大な視点を提示されたような記憶があります。

doramaodoramao 2010/03/05 07:50 >うさぎ林檎さん
半村良読んだこと無いんです。
でも、エッチチーと聞けば読まないわけにはいきますまい。
関係ないんですが、中学生の自分は、今で言うラノベの魔獣戦士ルナヴァルガーがエッチチーで、ドキドキしながら読んでいた記憶があります。
>「緑や生きものに溢れる世界」が殺戮に満ちた残酷な世界で「月のように無生物のみが存在する世界」が平和な世界、のような表現を読んで考え込んでしまった事があります。
中学生の少年にはピリピリ、チクチク来てしまいそうですね。自分を取り囲む風景、周囲のヒトの発する声などが今までと違って響くようになるのもこの時期ですからね。

doramaodoramao 2010/03/05 07:53 >黒猫亭さん
いやぁ、いろいろと巻き込んで仕舞い申し訳ありません。
辺境(?)の地に住んでおりますので、なかなか古書は手に入らないのですが、東京へ帰る際に探してみようと思います。
ワクワクドキドキを忘れたくないですね。

黒猫亭黒猫亭 2010/04/12 06:37 かなり遅くなりましたが、お約束通りレビューをアップしました。

doramaodoramao 2010/04/12 20:26 >黒猫亭さん
レビュー読ませて頂きました。
す、素晴らしい・・・
じっくりかみしめつつ、後ほどコメントさせて頂きます。

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