マクロビとホメオパシー−共通点や類似点−

危険な代替療法ホメオパシーだけじゃない。似たような構造を持つ代替療法他にもあって、そのようなものを求めてしまうヒトが一定数いらっしゃるわけで、其処には何らかの理由があると思うのです。その理由に目を向けないと、『ホメオパシーは危険だ、ホメオパシー排除・・・めでたしめでたし』で、終わってしまうと思うのです。ホメオパシーがダメなら新たな受け皿となる代替療法などが登場し、そちらに流れてしまうだけでしょう。
今までどらねこはマクロビオティックについて、単なる健康法ではなく体に悪影響を与えかねない危険な代替療法であると指摘してきましたが、利用者の状況を調べる中でマクロビオティックに嵌る方々の考え方や生活スタイルにホメオパシー利用者と共通項が多いのでは?という印象を持ちました。そして実際にどらねこの周りには、ホメオパシーとマクロビを両方実践されている方がいらっしゃいます。
彼らがホメオパシーやマクロビに求めるものは何なのでしょう?ホメオパシーとマクロビの共通項を調べることで何かが見えてくるかも知れません。

■この記事について■
各項目は簡単に纏められる内容であればこの記事に、情報が多い場合には独立のエントリとして掲載する予定です。その場合にもこの記事から飛べるようにしたいと考えております。一度掲載したら完成というのではなく、情報収集が進み次第、アップデートも行っていきたいと思っております。皆様から頂いた情報なども随時追加したいと考えております。サイドバーにリンクを貼り付けましたので、参照いただけると有り難いです。タイミング的にPseuDoctorさんのマネと思われそうですが、ボリュームが大きくなりすぎた為だという事にしておいてください。
また、このエントリや関連エントリでマクロビと表記しているものについては、マクロビや食養など石塚左玄をルーツとする健康法全般を含む意味で用いております。



【マクロビとホメオパシー−共通点や類似点−】

元々は科学であった
ハーネマンの生きていた200年ほど前では科学的な考えとして十分に練られた物であった。そしてマクロビについても考え方の元である石塚左玄の食養は大正時代の当時には食べ物の栄養成分比に着目した栄養学的な考えを採り入れた食事法であった。

呪術的側面を持つ
類感呪術と指摘されるホメオパシー。マクロビは?→(2010/9/19更新)

■善意で広まる

化学物質は危険だ
社会に漠然とひろまっている化学物質に対する不安感はマクロビやホメオパシー利用への切っ掛けになるのでは?というお話し。実際、マクロビオティックホメオパシーも化学物質を体内に入れないようにして、自然治癒力を高めましょうという同じような主張を行っています。

薬物忌避
どれも問題ですが、特にステロイド忌避は子どもの生命にも影響を及ぼす危険な主張だと思います。(2010/9/26更新)

■予防接種忌避

自然治癒力を高める

■たいていの病気に対し効果があると謳う

■資格取得でくすぐる

■ママさんコミュニティから広まる

有名人の○○さんもやっている!と宣伝される
いやさ、結構良い印象を持っていた方がそうだったりすると、なんとも謂えないきぶんになりますよねぇ。

出産育児の現場、主に助産院で用いられている
ふぃっしゅさんコメントも引用させて頂きました。実際の状況についても教えて頂ければ嬉しいです。(2010/10/22更新)

■悪化は好転反応
ホメオパシーではこれが多用されていました。マクロビでは・・・

■不安商売である

こんな共通点もあるよ!『皆様からの意見』
皆様、ご協力ありがとうございます。(2010/11/27更新)



マクロビとホメオパシーは共通項もありますが、当然違いも沢山あります。その中で本質にも関わる大きな相違点を一つ挙げておく必要があるでしょう。
■マクロビとホメオパシーの異なるところ■
ホメの場合、提供されるレメディ自体には何の効果も無いことが容易に予想できますが、マクロビの場合は実際に影響を与えうるという大きな違いがあります。それは良い反応も引き起こす可能性があることも意味しますが、それ以上に体に悪い影響を及ぼす危険性が心配されます。ある意味、ホメオパシーよりも危険性は高いかもしれません。