Hatena::ブログ(Diary)

とらねこ日誌

 ただのネコですが、連絡が必要な場合は→へどうぞsherbetapple@yahoo.co.jp(@を半角小文字になおしてご使用下さい)

2014-12-30

来年もよろしくおねがいします

| 16:05 | 来年もよろしくおねがいします - とらねこ日誌 を含むブックマーク 来年もよろしくおねがいします - とらねこ日誌 のブックマークコメント

どうもこぶたさんしておりました。

すっかり更新しなくなっておりましたが、元気です。

来年もしばらくはこんな調子と思いますが、どうぞよろしくお願いします。

記事をアップしない分、別の場所でコツコツと何かをやっているようですので、そのうち報告できるのではないかと思います。

では、みなさま良いお年を。

新年カルシウム新年カルシウム 2015/01/04 17:17 太っても、25%は健康というニュースがありましたが、たぶん、自分に合うカルシウムがとれていれば、代謝異常が起きないのではと思いました。ま、その前に、日本人はカルシウム不足なのと、フランス人はカルシウム過多なんではとか。ちなみに、カルシウム不足している人が塩分が多いとさらにカルシウムが減ってしまうのだけど、塩分が減ると、糖質過多になっていき、結局、代謝異常にとかも。結局、日本人の場合、軟水好きな上に水道からも軟水というジレンマでしょうね。

新年カルシウム新年カルシウム 2015/01/04 17:22 ああ、フランス人のことをだしたのは、日本の少子化は、若い人のカルシウム不足が大きいのではと疑っているからです。と、日本人には日本人に合うカルシウムの取り方もあるのではとも。

山田山田 2015/01/13 16:29 運営者 様

初めまして、山田と申します。
様々な分野でのメディア運営や大手企業様のWebプロモーションなどのサービスを提供している会社で勤務しております。
このたび、貴媒体から有料で広告リンク掲載して頂けないかご相談をさせて頂きたくご連絡差し上げました。(相互リンクが難しいため)

弊社は現在、クライアント様のウェブプロモーションをしております。
現時点ではクライアント名を述べることはできませんが、世間一般に名の通った大手企業様です。

そこで、有料契約にて貴媒体からの広告リンク掲載をお願いしたくご連絡差し上げました。
貴媒体は有用な情報を掲載されており、是非広告リンク掲載をお願いしたいと考えております。
クライアントも、貴媒体からの広告掲載・タイアップを熱望しております。

是非、掲載位置や料金等のご相談をさせて頂ければと考えておりますが、ご意向をお知らせ頂ければ幸いに存じます。
誠にお手数ではございますが、ご返信は下記連絡先にご連絡頂きますようお願い致します。
E-mail: yuki.yamada.1985@gmail.com  山田
(メールアドレス自動収集ロボットなどの対策のため、上記メールアドレスには全角の「@」を記載しております。
 お手数ですが、お返信の際は半角の「@」に変更してください。)

何卒宜しくお願い致します。

アトピーっ子の母アトピーっ子の母 2015/02/27 18:51 こんばんは。どらねこさんのブログのファンです。
うちの子はアレルギーとアトピーがあり、小学校に入る前までは卵も食べると皮膚の状態が悪化するので、かなり気を使ってきました。成長とともにだいぶ症状も落ち着いてきたような気がします。

ところで、ここにとんでもない?栄養関連のセミナーのご案内を見つけてしまいまして、なんとかならないものかと思い書き込みました。

http://www.beanzdesign.com/jasna/JSN326ad150126-2.pdf

一般社団法人 日本アレルギー専門栄養学協会 だそうです。
相談役のドクターにクラクラします(もちろん、賛成の意味ではないですよ)。
理事の方は「ゆるベジ」なる料理教室を開いていて、お恥ずかしながら私も通っていた時期がありました。「ゆる」とつくだけあって、肉や野菜を食べちゃだめ!という主義の方ではなく、野菜の美味しく簡単な料理や子供に食べやすくするための料理を教えてくれる方なので、今でもレシピは活用しています(ご本人は、週末以外はベジ生活だったそうですが・・・)その彼女がついにこんな地位についてしまったのか、と思うとまたもクラクラします。

会長の女性は、アロマセラピストみたいですが、自民党の党員でもあるのか?区議を目指しているような感じもします。
こんなメンツが区民会館でセミナーを開く・・・どうして誰も止められないのでしょう?今後この協会は「アトピー栄養学士コース」なるセミナーを開くそうです。まっとうな医療関係者や栄養士の方の日々の努力を無にして、こんなトンデモばかりはびこって・・・いったいどうなってしまうのでしょうね?

doramaodoramao 2015/03/06 13:34 >アトピーっ子の母さん
ほんと、クラクラしてしまうような内容ですね。
参加している医師の人を見ると、とても危うい方向にどんどん引っ張られるのではないかと懸念されますね。
  
私もこうした催しが開かれることに対し、いつも歯ぎしりをしている状況なのですが、文句をつけてやめさせることもできませんので、広まっていく事を少しでも防ぐぐらいしかないのかなぁと思っております。  
そのためにはアレルギーへの理解や子どもへの食事療法の実際について、なるべく正しい情報を発信し、それをなるべく多くの人に広まるようにすることが大切と感じております。
  
ブログは更新止まっておりますが、現在はそっち方面で貢献できるよう裏でごそごそやっておりますので、その際は協力頂ければと思います。

まるもったんまるもったん 2015/03/07 09:49 お久しぶりです。最近更新が無くて心配でしたが、ブログではない所で活動されていると知り、陰ながらガンバレーと声援をお送りします。
話は変わりますが、Wikipediaの「日本型食生活」の項目がおかしな事になっています。ある人が、農水省等の公的文書や様々な記録に基づいて「日本型食生活は一汁三菜でも玄米食でもない。洋食を含めて多様な食事を取ることだ。」と正確な記述を書いているのですがそのたびにマクロビっぽい人にサクっと差し替えられて「一汁三菜と味噌汁が正しい日本型食生活だ」という、事実ではない話に書き換えられています。しかも、このマクロビっぽい人は陰謀論まで引き合いに出して、マクガバン報告には玄米食が身体に良いと書いてあったのに業界の陰謀で消されてしまったとまで言っています。気味悪い動きだと思うので、この場を借りて、紹介しました。doramaoさんや多くの読者がこの欄に気をつけて下さって、できれば読者の皆さんのご協力で、正確な記述に直してもらえればと思って投稿させていただきました。どうか多くの人のお力が結集することを願ってます。

doramaodoramao 2015/03/24 20:31 早いところ報告できるまでなりたいところですが、もう少しお待ち下さいね。
Wikipediaの編集はしたことがなく、知識も乏しいので新しいことをする労力を割けない現状ではちょっと厳しいです。
なので、ツイッターにてそのような和食や日本型食生活のオカシナ話題について言及するようにしております。

まるもったんまるもったん 2015/03/28 23:18 お返事ありがとうございます。早くご報告を聞きたいですが、焦らせてしまっても悪いので気長?に待ちます。
wikipediaの件は僕も不慣れなんで、投稿できないのが歯がゆいところ。でも、doramaoさんがツイッター等で言及してくださっていると聞いて、心強いです。ありがとうございます。これからも陰ながら応援しています。

2014-08-23

医療機関でがっかりしないために?

| 15:02 | 医療機関でがっかりしないために? - とらねこ日誌 を含むブックマーク 医療機関でがっかりしないために? - とらねこ日誌 のブックマークコメント

しばらく更新しておりませんでしたので生存報告的に何か書こうと思います。思ったのですが、グチしかでてきませんでした。

小児のアレルギーなどを調べていると、専門書などではこんな表現をよく見かけます。

「残念ながら医療機関により対応がまちまちであるというのが現状です」

たいていの病気の対処法はそれほど急激に変化はしないと思うのですが、中には昔の常識現在の非常識というような分野もあって、そうした分野ではこのような事が起こりやすいのだろうと思います。・・・思うのだけど、その言葉を受けた親御さんはどう振る舞えば良いのよ、と悩んでしまうことはありますよね。

何というか、そんな悩みをちゃんと解決してくれるような本が不足してるのかなぁとも思ってしまいます。

ウイルス性疾患に抗菌薬は必要ない・・・だけど処方する医療機関がある、といわれ、出さない医療機関を受診したいといつも思っているのだけど、子どもが具合悪くてハァハァいってる時に、近所の医療機関受診したら、「ソレ飲んどいて」と抗菌薬処方されるわけ。じゃあ、遠くても抗菌薬を処方しない病院を探せばいいじゃない・・・とうのは現実的じゃないし。

ホント、どうにかならないのかしら?

子どものアレルギーで悩んでいる親御さんが、必死にガイドラインなどを読んで勉強した内容と、地元の小児科での指示がずいぶんと違っていたらどんな気持ちになるでしょうか。たいていのお医者さんはとっても頑張っているとは思うのですが、実際にはこんな現状があって、医療不信などの煽りに変なリアリティを持たせてしまっているように思います。(本当は単に不勉強なのだろうけど)

病院を変えてみよう、こんな病院を受診すれば良い、でもトンデモ治療法に引っかからないように、そんな風に悩みを解決してくれるようなハウツーが欲しいなぁと思いました。

通りがけ通りがけ 2014/09/14 14:38 ◎上杉鷹山公
山形県にある日本古来古武術空手道場和道流「崇武館(そうぶかん)」館長飛鳥宗一郎老師がHP内ワンポイントレッスンで日本古来忘己利他菩薩武士道の鑑碩徳上杉鷹山公について修身の奥義に触れてその真髄を説き明かしてくださっています。
1.15歳襲封のとき
『受けつぎて 国のつかさ(司)の身となれば 忘るまじきは民の父母』
http://homepage2.nifty.com/sohbukan_karatedo/lesson/lesson2013/lesson201301.pdf

2.35歳隠退のとき「人君の心得三箇条」(伝国の辞)
一、国家は先祖より子孫へ伝候国家にして、我私すべき物には無之候。
一、人民は国家に属したる人民にして、我私すべき物には無之候。
一、国家人民の為に立たる君にして、君の為に立たる国家人民には無之候。
右三箇条遺念有間敷候事
http://homepage2.nifty.com/sohbukan_karatedo/lesson/lesson2013/lesson201302.pdf

大和魂大和民族常民にとって飛鳥老師のワンポイントレッスンは上杉鷹山公のページばかりでなくすべてのページが必読と思います。
http://homepage2.nifty.com/sohbukan_karatedo/

2014-06-17

しょぐうこうじょう

| 14:15 | しょぐうこうじょう - とらねこ日誌 を含むブックマーク しょぐうこうじょう - とらねこ日誌 のブックマークコメント

このぶんしょうはふぃくしょんです。


■ドコカノゲンバ

「この業界、人がていちゃくしないよねぇ〜、募集しても来ないし」

「やっぱり仕事内容の割に給与がやすいからじゃないですかね」

「処遇改善を国に求めていかないといけないよな」

「そうですね、ホントに」

・・・


■カンケイソシキ(?)

「という要望が現場から来てますけどどうでしょう」

「サービスの受給者が増えるのは間違いないし、このままだとまわらなくなっちゃうなぁ」

「これは各分野からユウシキシャを集めて議論する必要がありそうですね」

「うん・・・あつめておいて」

・・・


■ユウシキシャカイギ

「という要望がきてるんだけど」

「うん、マズイと思うよ」

「やっぱ給料あげないとな」

「でも、財源ナイヨ?」

「ほら、この国この業界には厳しいからさ」

「でも、待ったなしとかその人たちもいってるし」

「ううん、加算で対応がいいんじゃね」

「すくなくとも報酬上げるなら今よりも資格取得条件厳しくないとな」

「あと、ちゃんとやってるか書類の整備も今以上にチェックしないと」

「実績に応じる形にしたいから、報酬増は加算方式がいいんじゃね?」

「よその業界はもっとレベルが高いよ、キャリアアップできるシステムをつくらないと」

「じゃあその方向で」

・・・


スウネンゴ

「相変わらず人定着しないなぁ〜」

「ホント、資格取得も難しくなったので学生も集まらないみたいっスよ」

「業務量も増えたよなぁ、報告しなきゃならない書類は昔の3倍くらいあるよ」

「加算のためだからしょうがないっスよ」

「給与増加は5%、で要求されるレベルは30%増」

「やっぱり、やっぱり仕事内容の割に給与がやすいと人定着しないですよね」

・・・

こうした風潮には業界団体自体が積極的に首をつっこんでいくようなケースが多いように思います。さて、皆様はどう感じたでしょうか。

ふぃっしゅふぃっしゅ 2014/06/18 11:08 ふぃくしょんのつづきです。
「ざいげんがたりないから、しゅうやくかして『ゆうしゅうなじんざい』だけをのこしてはしごをはずしましょう」
「こくみんのみなさん、たたみのうえでうみたいでしょ?たたみのうえでしにたいでしょ」
あーーー書いていて黒い自分だ。
しつれいしました。

doramaodoramao 2014/06/18 18:58 ええ〜〜、ぜんぜんくろくないですよ〜
だって、はしごなんてこれまでになんゴフンゴフン

2014-06-02

和食(?)の持続可能性

| 12:36 | 和食(?)の持続可能性 - とらねこ日誌 を含むブックマーク 和食(?)の持続可能性 - とらねこ日誌 のブックマークコメント

今回は雑談レベルで、最近考えている事を気分に任せて書いてみようと思います。


■和食は優れている(?)

最近ではユネスコの無形文化遺産に登録されたなんてニュースも聞きましたが、食育では「和食」というものは栄養バランスに優れた健康食であると語られたりします。昔ながらの日本食というのは欠点も多いものでしたが、戦後の流通網の整備と冷蔵技術の発達により、季節を問わずに魚を入手できる環境ができてからの日本の食事はなかなかに良いものである*1とどらねこも思います。

魚を採り入れた食事というのは栄養学的にも良いもので、和食の良さというのは魚の良さであるといっても過言ではないかもしれません。

魚の良さにも色々ありますが、良質のたんぱく質源であるだけでなく、不足しがちなn-3系の脂肪酸の有力な摂取源になることでしょう。人間が生きていく上では脂質は重要な栄養素ですが、牛肉などでは飽和脂肪酸の割合が多くなりすぎる傾向があり、魚を採り入れることでその問題点を軽減したり、循環器系疾患のリスクを低減できることが期待されます。


■どうなる和食

そんな魚を採り入れた食文化である和食ですが、現状はけっこうピンチなんじゃないかなと、どらねこは心配しております。やっぱり食の欧米化のせいで・・・いえいえ、そんな話ではありません。

日本人の食事と栄養を語る上では最も大切な物である食事摂取基準の最新版には次の様な記述が掲載されます。


「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書 p119より

世界的な魚資源の不足により、将来、α-リノレン酸の摂取が重要になる可能性がある。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/syokuji_kijyun.html


α-リノレン酸もn-3系の脂肪酸で、これは植物から摂る事ができるものです。現状の日本では魚から摂る事を前提に考えているn-3系脂肪酸だけれど、将来はどうなるか分からないと、資源について言及するような本ではない筈の食事摂取基準に書かれているのです。これって相当深刻だと考えませんか?


■うなぎとか

報道をきくと、今年はシラスウナギ漁が前年に比べて豊漁みたいです。しかしながら、それは空前の不漁であった昨年に比べての話で、10年以上前の水準には全然及ばないようです。

今後の事を考えるのであれば、せっかくシラスウナギが増えてきているのなら、これをチャンスにと捕獲しないで、資源を温存し親世代を増やそうという方向に進まなければならないはずでしょう。

こうした動きに進まなそうなのは、やはり「共有地の悲劇」的なものが漁業には起こりやすいという事なのだと思います。数が少なくなりつつある誰のものでもない資源だったら先に獲らないと自分が損してしまうという心理に陥りやすいものですから。それを実証するようにカツオの不漁が起こってますし、獲らなくても良いような大きさの魚が店頭に安い値段で並んでいる事を見かける事が多くなっております。


■大切な文化なら

和食は日本の大切な文化である。食育でもユネスコの件でも政府は積極的に和食の素晴らしさをアナウンスしてきました。本当に素晴らしい文化であり、後世に残そうというのなら、それを担う大切な「魚」をも後世に残す努力をするべきでしょう。

「魚」という資源は政府が漁獲制限を行わなければならないぐらい非常に危うい状況であるとどらねこは思います。

他省庁管轄の食事摂取基準でも心配されるレベルなのですから、農林水産省には是非とも資源を維持できるような規制を含めた対策を行って欲しいなぁと、どらねこは思います。また、食育分野についても、資源管理の大切さについても優先的に伝えていくべきでしょう。和食推奨が単なる過去を賛美のスローガンでなければすぐに取り組まなければならない問題でしょう。

*1:様々な欠点はあるというのは過去の食育カテゴリの記事でいくつか指摘してます

2014-02-21

トランス脂肪酸とメディアからの情報

| 13:07 | トランス脂肪酸とメディアからの情報 - とらねこ日誌 を含むブックマーク トランス脂肪酸とメディアからの情報 - とらねこ日誌 のブックマークコメント

おまけ的な趣味のエントリです。解説記事ではなく「どらねこの考え」を述べていくものですのでご了承下さい。


■アメリカはトランス脂肪酸禁止?

昨年の11月頃からトランス脂肪酸について危険性などについて検証する報道をみかける事が増えたように感じるのだけど、これはアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)が11月7日に発表した内容が関係しているのでしょうね。

「FDA Targets Trans Fat in Processed Foods」

(FDAは加工食品のトランス脂肪を標的とする)

http://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm372915.htm

これは一般に向けたアナウンスで、詳しい内容は上記のURLや食品安全情報ブログに邦訳*1も載っておりましたのでそちらを参考にしていただくとして、簡潔に要約をするとこんな感じじゃあないかな。


・FDAの役割は食品の安全性を確保することなので、危険と考えられる食品は規制していかなければならない。


・FDAとしてこれはもう安全ではないよ、という予備的な決定が部分水素添加油脂(マーガリンやショートニングなどが含まれる)に対して行われた。


・この予備的決定がそのまま採用されれて、水素添加油脂は安全ではないという事になればFDAの事前認可が必要な食品添加物となる。それを含む食品は未承認添加物を含むもので異物混入扱いとなり合法的に販売することはできない。


・食品企業が水素添加油脂を段階的に中止するためにどれぐらい時間が掛かるのか意見を求めてるために、60日間の期限でパブリックコメントを受け付けている。*2



■日本のメディアはどう反応した?


「トランス脂肪酸、米で全面禁止へ 健康への悪影響理由に*3

↑は見出しが気になった記事。

中身よりも「タイトル」について気になったのは、これだけを見るとアメリカで全面禁止されているものが日本で野放しというのはけしからん、国は何をしているのだ、と受け取られてしまいそうに見えるから。では、他の新聞はどうなのでしょう?


トランス脂肪酸:米国で禁止の動き 日本では表示義務なし

http://mainichi.jp/select/news/20140117k0000m040025000c.html

毎日新聞 2014年01月16日 18時25分(最終更新 01月16日 23時18分)


こちらも似たようなタイトルですが「禁止の動き」という表現は少し穏やかかなとは思う。この記事では、危険性を心配する内容だけでなく、一律に危険と考えるばかりではいけないとする専門家の意見も掲載されており、何が問題かを考える姿勢もみられるので中身も紹介。


毎日記事より

「以前から脂肪の取り過ぎが問題だった欧米と違い、日本人は元々の摂取量が少ない。通常の食生活をしている限り健康への影響は小さいでしょう」。畝山さんはそう解説する。逆に「脂質はたんぱく質、炭水化物と並ぶ三大栄養素の一つでホルモンや細胞膜の材料にもなる。トランス脂肪酸を避けようと神経質になって脂質を極端に減らせば、かえって健康を損ないかねません」と心配する。


こうした意見を載せる一方、危険性について懸念を示す人の話も並べて掲載。


毎日記事より

 身近な食品のトランス脂肪酸量を05年に調べ、公表したNPO法人「食品と暮らしの安全基金」代表の小若順一さんは「企業が公表している含有量は実測値ではなく計算値かもしれず、正確かどうかは分からない。消費者の利益を考えるならば国が含有量の規制値を設定し、値を上回る商品は排除すべきです」と語る。

 「幼い頃からファストフードやコンビニエンスストアの商品を口にしてきた若者はトランス脂肪酸のリスクを蓄積しており、数十年後に被害が出るかもしれない。学校給食などでは規制すべきです」。環境や食の問題を考える運動に取り組み、東京都調布市で自然食品店「みさと屋」を営む藤川泰志さんは訴える。


このような両論を併記している記事は一見すると公平に見えるのだけど、これらの意見それぞれの信憑性は同じぐらいのものなのかは読者が判断することは難しいでしょう。

こうした情報の判断に専門性が求められるような話題について両論を併記し、読者の判断に任せるというだけで良いのかな。ある程度情報に重みづけをされた記事を読者に提供する事が新聞社に期待される部分だと個人的には思うのだけど、そうした声をあげる人が少ないのが現状で、だから変わらないのかもねとかも思う。

※ちなみに小若順一さんについてはこういう話もありますので、そもそも問題に対し、科学的アプローチをする人なのかレベルで疑問ですね・・・→http://blog.goo.ne.jp/wakilab/e/439d8114a0e5a646e2bcd4429589d4ea


■一般にはどのように伝わる?

ところで、前項で記事の「タイトル」にどらねこがやたらと拘っているなぁと思われた方もいると思うけど、それは「トランス脂肪酸」と「その危険性」について元々悪い印象を持っている人が多いと予想しているからなのね。

例えば、新谷弘実さんの著作「病気にならない生き方」はベストセラーになったけど、そのp98にて「マーガリンほど悪い油はない」としてトランス脂肪酸の問題点やマーガリンは完全なトランス脂肪酸になっているという趣旨の説明をしていたりするの。また、この同時期には週刊誌*4等でもトランス脂肪酸の害について話題となっていたため、健康問題に興味のある一般の人では「トランス脂肪酸は危険なものである」という空気がもうできあがっちゃっているように思うの。

そうした下地のある状況で「アメリカではついに規制される」というタイトルや、一見公平に見える両論併記は誤解を誤解のままに温存してしまうのではないかと懸念をもってしまうわけ。おそらく危険と考える人は「早く日本でも対策を!」と感じたでしょうし、なんとなく不安な人はその不安をより強くしたのではないかと思う。

食品に対して不安な情報がでたらここを見て判断すれば良いというような、信頼度の高いメディアやウェブサイトなどに誰でもアクセスできるような環境をつくっていくことが必要だろうと個人的には思うわけ。


■どこを見れば良い?

それじゃあ、どこをみたら良いのかなという事になるのだけど、一般向けの雑誌記事でもくわしく検証をしているものはありました。


日経トレンディネット

連載:医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ

日本も都市部の女性は摂取量が多い!? 米国、その後のトランス脂肪酸

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140128/1054781/


著者の大西さんは著者プロフィールを見ると、東京女子医科大学卒で日本でのキャリアの後、ハーバード大学で食事や遺伝子と病気に関する基礎研究に従事し、現在もボストンで研究を続けている方のようだ。

詳しい内容に興味のある人はリンク先を参照頂くとして、トランス脂肪酸とはどのようなもので、どこに存在しているのか、海外での評価はどうであるのか、日本での摂取状況やここ最近の動きなどをキチンと追いかけた記事でありました。重要な情報は網羅しており、短時間で要点を掴むのにはいいなあと思いました。まあ、「製品ごとに表示の必要性を感じます。 」という大西さんですので、どらねことは結論は違いますけど。

ただ、この記事には気になった部分もあって、それは本題ではない後半部分です。引用しながら言及してみましょう。トランス脂肪酸だけではなく食べている脂質の内容にも目を向けようという文脈です。


記事より

では質のいい脂質って何でしょうか?

脂質は私たちにとって、細胞膜やホルモンを作るための材料となり、主要なエネルギー源として貯蓄され、とても重要な栄養素です。脂肪酸は脂質をつくっている成分で、その科学的構造から、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つに分類できます。

はい、とくに異論はないです。


記事より

飽和脂肪酸はバターやラードなど、肉類や乳製品の動物性脂肪に多く含まれていて、常温では固体で存在するため体の中でも固まりやすく、しかも中性脂肪やコレステロールを増加させる作用があるため、血中に増えすぎると動脈硬化の原因となります。

身体の中で固まりやすいので動脈硬化の原因となると読めてしまうのですが、誤解を与えそうな表現ですね。つづいて、多価不飽和脂肪酸に対する解説があります。


記事より

一方、大豆油やコーン油など一般的な植物油に多く含まれるリノール酸を代表とするオメガ6系脂肪酸も、体に必須で悪玉コレステロールを減らしますが、半面、摂りすぎると善玉コレステロールも減少させてしまいます。

オメガ3系と6系の摂取バランスは「1:2」〜「1:4」程度が適切であると言われ、伝統的な日本人の食事ではこれが保たれていましたが、昨今の欧米型の食生活でオメガ6系の摂りすぎが問題になっています。

もしかしたら大西さんは脂質栄養学についてはあまり得意ではないのかも。

オメガ3系(n-3系)とオメガ6系(n-6系)脂肪酸の比率について、日本人が参考にできる栄養摂取量の基本である「日本人の食事摂取基準2010」では食事からの脂肪酸摂取の目安量としてエネルギー比で、オメガ3系(n-3系)を1%オメガ6系(n-6系)を5%としているのね。比率としては「1:5」*5であって、「1:2」という基準がどこからでてきたのかちょっと分からないのね。FAO/WHOの目標値でも、そんな数字にはなってませんし。*6

f:id:doramao:20140210142212j:image:w580


もう一つの誤解は、伝統的な日本人の食事ではこれが保たれていたという部分。これはいつの時代の日本の事なのでしょう?

日本国民が平均的に魚を多く食べるようになったのは冷蔵設備が普及し、道路整備が進み流通網ができあがった後の時代の事です。過去記事で用いた表を再掲するけど、明治や大正時代の魚類摂取量はけっこう少ないというのはおぼえておいて欲しいなぁ。

f:id:doramao:20100511200758j:image


昔ながらの日本食=望ましいバランス食・・・という誤解が蔓延*7していると思うの。少なくとも昔の日本人が食べていたような食事では十分なた脂肪酸量を確保は難しいということね。

食事と健康の話というのは食品や栄養についての深い知識だけでなく、文化や社会構造、環境などなど様々な分野の知識が求められる正解の存在しない難しいものだと思うのね。なので、一般紙や雑誌から望ましい情報を選び取るというのは一般の人には相当厳しいんじゃないかと思う。

その中では、ちょっと専門っぽさがあるものの「FOOCOM.NET」はオススメできるかな。


いつも参考にするにはハードルが高いと思うので、気になるニュースがあって判断に困っているときに読んでみるというのは良いんじゃないかな。

他にもこれは良いよ!というものがあれば紹介下さいね。

*1:詳しい内容はhttp://d.hatena.ne.jp/uneyama/20131111#p13で要約を日本語で読むことができます

*2:その後2014年3月8日まで延長

*3:朝日新聞デジタル2013年11月8日10時09分記事見出しhttp://www.asahi.com/articles/TKY201311080009.html

*4:例えば「週刊朝日」2005年8月5日増大号の記事「マーガリンで心筋梗塞が増える!?」など

*5:食事摂取基準では比率だけでなく量で考えようという趣旨の説明も有り

*6:強引にみれば「1:4」と解釈できない事もないけど・・・

*7:少なくとも日常の食事ではない。昔ながらの素晴らしい日本食が欧米化で破壊されたと思い込んでいる人が一般の方だけでなく専門家にも多く見られるというのが現状。これは昔は良かった、近頃の若い者は・・・的な物と同根の心理なのかなと思う

uneyamauneyama 2014/02/21 18:13 その記事の記者さんは後半部分を誰に取材しているのか教えてくれませんで、バランスの良い食生活のほうが大切だというようなことを言っていたのですよ。でも記事を読んだ読者はそうは思わないだろうという仕上がりになっていたのでなんだかな〜と思いました。他社ですが不安を煽るような記事を書いている記者さんが自分は全く心配してないけれどそういう記事が求められている、とか言っていたりするのを複数経験しました。なんかおかしいですよね。

doramaodoramao 2014/02/21 19:26 興味深い話、有り難うございます。
取材対象に話を合わせる部分もあるでしょうが、記者は分かっていても読者の望むだろう形式の取材をするんですね。
自分を殺すこうした小さな積み重ねが、だんだんと平気にできるようになり、更に積み重ねれば深刻な話題でさえも、同じように求められるままに記事にしてしまうようになるのかもしれません。
私は、一人一人の記者さんの能力って高いと思ってますし、元々正義感の強い人が多いと思うんですよね。でも、状況のチカラや一人ではどうにもならないという無力感などがスポイルしてしまったり・・・慣れって本当に怖いです。

へいべいへいべい 2014/02/21 22:55 こんにちは。あるときこのサイトに入ってしまい、そのままずるずる・・ではなく、楽しく拝見しています。
ちょうど昨日、これもたまたまこういう記事を目にし、どらねこさんだったら一刀両断だろうなぁと思って読んでました。
http://biz-journal.jp/2014/02/post_4177.html

doramaodoramao 2014/02/22 08:30 この記事は私も先日読みまして、結論ありきで書いているなぁというのを感じました。
共産党系はこうした加工食品などの添加物や輸入食品、農薬などについてのトンデモに弱い印象があります。

へいべいへいべい 2014/02/22 21:56 ありがとうございます。
なるほど、わたしの感じた違和感と少しの悪意の理由がわかりました。結論ありきでは、科学的な検証は必要ないですもんね。
ダメなものはダメっていう思考停止が一番ダメなんだと思いますが。

グラスフェッドグラスフェッド 2014/02/24 19:42 私はマーガリンやショートニング、加工油脂表示などのものは出来るだけ抑えている。biz-journalの記事は全くその通りだと考えております。駄目なものは駄目思考が駄目だと言われそうですが。

プラスチックプラスチック 2014/04/27 16:10 このコピペを貼れと言われた気がした


1880年 アメリカ 安くておいしい改良型のマーガリンが開発される
 ↓
乳製品業界「にせバター死ね!規制しろ!税金かけろ!」
農業「せ、せやな・・・よくないな・・・」
 ↓
政府「マーガリン1ポンドにつき2セントのマーガリン税を導入するわ」
政府「あとマーガリンの卸と小売を認可制とし、認可料が徴収するわ」
乳製品業界「ざまあ!」
お客さん「マーガリンください」
 ↓
政府「マーガリンはバターと同じ値段で売ること、安売りしちゃダメ」
乳製品業界「ざまあ!」
お客さん「マーガリンください」
 ↓
マーガリン屋「これからは国産(アメリカ産)の植物油を使うよ!油売って!」
綿花農家「ありがてえwww」
大豆農家「ありがてえwww」
 ↓
農業「マーガリンいいやつだったわ 誤解してたわ」
政府「酪農は大事だけど、もうマーガリン差別をやめざるをえないわ」
乳製品業界「・・・」
 ↓
医者「正直、バターは心臓ぶっ壊す毒です。マーガリンのほうがマシ。」
乳製品業界「・・・」
 ↓
医者「トランス脂肪酸っていうのもある」
乳製品業界「っしゃああああああああマーガリンは毒!マーガリンは毒!プラスチック!」
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マーガリン屋「製法変えてトランス脂肪酸減らしたよ」
お客さん「マーガリンください」

かずこかずこ 2018/01/24 10:06 はじめまして。1/21のヤフーニュース「発達障害を食事やミネラルで改善しましょうというお話には気をつけて」を拝見してこちらにやってきました。子供のADHD、自信の不安障害のため分子整合栄養医学に基づいた食事栄養療法を行なっています。妊娠中の食事のことも目にしましたが、潜在性鉄欠乏症や質的栄養不足が共通していると思っています。発達障害や精神疾患をお持ちの方を血液検査すると、フェリチンの値が極端に低く、BUNの数値からもタンパク質不足が多く見られます。アメリカのフェリチンの基準は100以上。一度のお産で失われるフェリチンは50といわれ、40以下では妊娠の許可すらおりません。また小麦や粉ミルクに鉄を添加したり、キレート化された鉄剤が流通するなど、対策がとられています。日本の基準値はあまりに低く、栄養不良が見逃され発達に遅れがでたり、精神病がついてしまっていると思っています。脳内の神経伝達物質に鉄やビタミンが関わっていることからも、精神疾患に関わらず暴力的な子供や不登校に食事栄養が有効です。血糖値の乱高下による精神不安定も有名ですね。今では私は薬も飲みませんし、子供もADHDと思われる困りごともほとんどありません。周りもストラテラやコンサータなどの減薬断薬に成功しています。管理栄養士だからこそ、食事栄養療法の必要性、有効性にも耳を傾けていただけると嬉しいです。

かずこかずこ 2018/01/24 10:12 補足。

うちは細胞やホルモンなどの材料であるコレステロールが高くても気にしていません。心配なら頸動脈エコーを受ければいいかなと。酸化LDLは避けたいので、トランス脂肪酸は極力摂らないようにしています。バター、ラード、ココナッツオイル、MCTオイルは積極的に摂取しています。