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とらねこ日誌

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2013-09-23

「白砂糖は危険な魔薬?」トンデモ食育の罠

| 17:06 | 「白砂糖は危険な魔薬?」トンデモ食育の罠 - とらねこ日誌 を含むブックマーク 「白砂糖は危険な魔薬?」トンデモ食育の罠 - とらねこ日誌 のブックマークコメント

(この記事は2008年11月に今は無き旧ブログどらねこ日誌に掲載したものを元に新規に書き起こしたものです)


■砂糖の食べ過ぎやめさせたいけど

砂糖は甘くて美味しいですよね。ですけれど、食べたあとに口をゆすがなかったり、そればっかり食べれば虫歯になる危険性が高くなりそうです。また、砂糖を食べた後の満足感から食事を控えてしまえば、身体を成長させるための栄養素が十分にとれなくなってしまう可能性もある事でしょう。

何事もほどほどに・・・なのですが、美味しいがゆえについつい手が伸びてしまうわけで、子供の健康を心配する親御さんとしてはビシッと明確な理由で子供の砂糖摂取を止めたいと思うのはごく当たり前な心情なんじゃないかなと、どらねこは思います。そうしたニーズのせいか、砂糖については危険性を過剰に煽る系の言説が未だに教育現場や子育てママさんの間に出回っている現状があります。

学校で行われる食育にも、砂糖の危険性を訴える授業案が存在します。


TOSSランド「砂糖は体も心もぼろぼろにする」

http://www.tos-land.net/teaching_plan/contents/7706#


授業案「砂糖は体も心もぼろぼろにする」より

イギリスに、「マイケル」という小学生がいました。この子は、すぐに喧嘩をする子でした。兄弟や学校の友達をつねったりひっかいたりなぐったりしていました。勉強や遊び等を集中してできず、落ち着かず手が震えていました。いつもイライラして怒りっぽく、 自分の爪をよくかんでいたそうです。お母さんが心配してお医者さんに相談しました。お医者さんは、その子が毎日食べているものを調べました。すると、毎日、アイスクリーム、ケーキ、チョコレート、お菓子、甘い飲み物をご飯代わりに食べていました。お医者さんは、お母さんと相談して「甘いもの」を全く食べさせないようにしました。数週間すると、マイケルは前とは全くちがった、穏やかな「よい子」になったそうです。

関連エントリ→http://d.hatena.ne.jp/doramao/20121212/1355308178

子供を怖がらせることで食べ過ぎの歯止めになるかも知れませんが、教育の現場で栄養学的に根拠のないデタラメを教えるというのは問題があると思いますし、不必要な不安を煽り、おやつの時間を楽しめなくさせてしまうというのもどうかと思います。

今回の記事はこうした主張の中でも極端な事例を紹介し、砂糖有害論のオカシサを伝えてみたいと思います。


■真弓先生の食育冊子

一時期はてな界隈で話題になった、美健ガイド社刊の真弓先生監修食育漫画シリーズの『白砂糖は魔薬!?』引用*1しながら砂糖有害論を見ていきたいと思います。

最近イライラ気味の主人公「仁くん」カッとなって友達に暴力を振るおうとして自爆してしまいます。ママは病院に行ったら?というのですが、そんなママのほっぺも虫歯で腫れております。ケガを心配して訪問してくれた担任の先生も最近太り気味でニキビが気になるそうで、忘れ物を届けに来てくれたクラスメイトもカゼをひいてばかりだそうです。

みんなの不調の原因はいったい何? そんな時は真弓先生に相談だ!と、みんなで「真弓小児科医院」に向かいます。


p11より

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「それは白砂糖の摂り過ぎだ!」


皆の不調の原因を一目で看破してしまいます。


p14より

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砂糖は太るだけじゃ無くて様々な病気の原因になるんだよ、と真弓先生。こんな病気もそうなんだ〜と皆びっくりです。


そうした問題点はちゃんとデータにも現れているのだと砂糖の害が一目瞭然なグラフを示す真弓先生。


p16より

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やっぱり砂糖摂取量が増えると生活習慣病で死んでしまう人は増えるのかしら・・・

と、心配してしまう前に、こうしたデータの切り取り方は特定の食べものや習慣を悪者にするようなお話しの中で使われる典型的な方法なので、こうしたデータが出てきた時にどういうところをみたら良いのかマスターしておくと良いでしょう。

一つ一つの統計そのものはおかしくなくても、関係ないデータを2つ並べたり、都合の悪い部分を切り取って貼り付けたりと、統計だから正しいだろうと考えてしまいがちな心理を利用して両者に関係があると思わせてしまうテクニックがあるのです。

この元データでいうところの生活習慣病が示す範囲は不明ですが、「悪性新生物」、「脳血管疾患」、「心臓病」を生活習慣病の死因に含めていると考えます。これらはつい数年前まで日本人の3大死因となっておりましたが、特に悪性新生物については寿命が長くなるほど、死因に占める割合が大きくなります。また、生活習慣病自体、若い人ほどその割合は少ないわけですから、人口の高齢化が起こればそれに伴い増加するのは当たり前の事です。

こうした人口構成の違いによる影響を除外するために、「年齢調整死亡率で見る」という事が行われます。逆を謂うと、こうしたグラフを示すときに年齢調整死亡率で見るグラフを持ってこない時点で「誠実でない可能性が高い」と考えてしまって良いかも知れません。


平成7年 都道府県別にみた死亡の状況 図7年齢調整死亡率(三大死因)の年次推移より

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真弓先生の示したグラフで見られる昭和35年頃からの急激な上昇は、年齢調整したグラフでは見ることができませんね。つまり、砂糖摂取量と死亡率にはどうやら関係はなさそうだ、ということがわかります。

さらに、マンガで右側に示したグラフを見ると、一年間の砂糖摂取量が数百キログラム単位になっている事に気がつきます。g単位では少なすぎますし、kg単位では毎日1kgほど食べていることになりどちらにしてもオカシイですね。もう一つおまけに、2006年発行のマンガで引用されてるデータが昭和58年のものというのもちょっと古すぎますね。

このように色々とヒントがありますので、わぁ〜こわ〜いとすぐに納得してしまう前に、ちょっとびっくりするような主張については批判的に検討するクセを持っても良いと思います。


■砂糖の陰謀?

真弓先生の教えに従い、白砂糖は敵だ!もう食べないと誓った仁くん一行。そこにスイーツの魔の手が忍び寄ります。


p20より

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次々とせまりくる巧妙なワナに、さっきの誓いはどこへやらママをはじめ全員が謎の美女集団(笑)スイーツの前に屈してしまいます。

砂糖を食べたことにより仁くん達は体調を崩し、真弓先生の元に駆け込みます。


p26より

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さて、「スイーツ」の陰謀というのはともかく、砂糖販売を促進する団体が行う、砂糖の良さをアピールする冊子*2には行きすぎた宣伝が見られるのは確かです。「脳のエネルギー源はブドウ糖だけで、効率よく摂取できる砂糖を食べてアタマが働く」*3みたいな事を宣伝していては逆に信用を失いかねないと思います。厭くまで砂糖は嗜好品なのですから、健康に良いみたいな事を謳うのはどらねこは望ましくないと思います。

この冊子に登場する「スイーツ」はおそらくそれら団体のパロディで、だからこそ変に信憑性を与えているように思います。


つづいて砂糖の恐ろしさは、?潜在性 ?習慣性 ?増量性 にあると述べる真弓先生。そして飛び出す決めぜりふ!

p28より

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p29より

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なんと砂糖は化学方程式で現すことのできる薬品なのだそうだ

いや、食べものだって・・・としか謂いようがありませんが、試薬瓶を持ち出されてしまうと説得されてしまうのかも(そうか?)しれません。

というか、化学方程式ってなんぞ? 化学式ならまだわかりますが・・・というツッコミも無駄になるぐらい変なところがこの絵には存在します。

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この化学方程式(?)の計算結果(?)はC12H24O10となると思うのですが、砂糖(ショ糖)の構造はブドウ糖と果糖が2つくっついたもので、両者ともC6H12O6と同じ化学式であり、これが脱水縮合という形で結びついて、この2つの合計から水のH2Oが抜けた形になるのですね。

つまり、C12H22O11がショ糖であり、真弓先生が持っている試薬は砂糖ではない別ものという事になります。

もしかしたら本当に恐ろしい魔薬である可能性*4は否定できません。だから、仁くん達は具合が悪くなってしまったのかも知れません*5

架空の物質を持ち出して危険性云々というのはいただけませんね。


■本当のところはどうなの?

本性を現したスイーツ達は真弓先生と仁くんたちを分断し、全員砂糖漬けにされてしまいます。スイーツ達が語る恐ろしい砂糖のヒミツとは?

p49、51より

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危ういところで真弓先生に助けられた仁くんたち、これからはもう砂糖は食べないでごはんをよく噛むから大丈夫。これからはおにぎりがおやつだよ、めでたしめでたし・・・なの?

ここに挙げられているような有害性は、食品(食品成分)の1つとしての砂糖を日常口にする程度で現れるとはとても考えられないものです。これらについて、考察した記事がありますので、興味のある方は参照して下さい。


砂糖についてちょこっと語ってみた

http://d.hatena.ne.jp/doramao/20120608/1339122588


とはいえ、こうして詳しい解説を見なくても落ち着いて考えればオカシサに気がつくことは可能ではあります。

砂糖は何からできているといえば、ブドウ糖と果糖であり、真弓先生が推奨するような、黒砂糖やはちみつの主成分もほとんど同じです。少しだけ別の物質が含まれているから性質がまるっきり変わってしまうというのなら、砂糖を料理やお菓子に入れるのは全く問題ないと謂う事になります。そうならないで、砂糖自体がどんな使い方をしていてもダメというのは信憑性の乏しい話と判断することも可能でしょう。こうした判断を妨げてしまうようなインパクトを如何に相手に与えるのか、これが長けているからこそ、このようなトンデモがある程度広がってしまうのかも知れません。なので、簡単な話ではありません。

不安を煽る典型的なヤリ口というのを学ぶ機会をもう少し用意した方が良いのではないかと思います。

もし機会があれば、トンデモ食育マンガで学ぶ、健康不安商法の手口、みたいなカフェをやってみたいですね。モフモフっ!!

*1:真弓定夫監修 白砂糖は魔薬!? 美健ガイド社

*2:こういうのhttp://www.sugar.or.jp/book/

*3:脳のエネルギー源は基本的にはグルコースであるが、不足する場合には脂肪酸からつくられるケトン体も利用できる。また、脳による情報処理に糖質が必要とされるのは当然だが、それが砂糖である必要はなく、消化吸収の良いデンプンであってもよい

*4:実際のところ、よく性質が知られた物質でこの化学式のものはなさそうです

*5:勿論冗談だが

abdallahabdallah 2013/09/24 07:51 ,,((( アッラーのほかに神はなく、ムハンマドはアッラーの使者である)))


(私はアッラーのほかに崇拝に値するものがないことを証言します。)

( そして私はムハンマドがアッラーの使者であることを証言します)

イスラムの紹介

http://alslamjp.blogspot.com

Doraneko1986Doraneko1986 2013/09/24 09:53 初めましてこんにちわ。初めてコメントさせてもらいます。
へぇ〜、そうなんだ。砂糖の取り過ぎって身体に悪いんですね。
でも、今は砂糖より合成甘味料の方が医学的には危険だって証明されてるのにすごい漫画ですねw
ところでこのブログのタイトル、驚きました。
以前は「どらねこ日誌」だったんですね。わしは今、一字違いで「ドラねこ日記」を書いています。パクったわけではないんですけど、同じようなタイトルになってしまってすいませんm(_ _)m
もしよろしければ一度覗いてみて下さい(*´∀`)

マナスルマナスル 2013/09/24 16:35 「砂糖摂取量と死亡率にはどうやら関係はなさそうだ」

これは上記の分析からは帰結できないんじゃないですかね。
砂糖摂取量と死亡率の関係を示す上記グラフは無効であるっていうことが言えるだけであって。

doramaodoramao 2013/09/24 18:21 >Doraneko1986さん
いえいえ、とんでもありません。
素敵な旅行写真が盛りだくさんですね。

doramaodoramao 2013/09/24 18:25 >マナスルさん
はい、そう思います。帰結できないと思います。
元主張の述べるような関係はないという意味で用いておりますが、そうした誤解を招きかねない表現ではありますね。

mimonmimon 2013/09/27 23:20 あまり知られていませんが、実は砂糖を摂ると、体内でフルクトースという、怖い「化学物質」になるんです。

doramaodoramao 2013/09/29 19:03 その片割れのブドウ糖は体内で利用されるために、これまたオソロシイ名前の化学物質、焦性ブドウ酸になることもあまり知られておりません。まさに陰謀です。

スクロース/DHMO溶液スクロース/DHMO溶液 2014/03/12 02:19 スクロースの赤字の部分が最後11じゃなくて10になってまする

doramaodoramao 2014/03/12 13:27 謎の物質を展開するとこうなるという赤字部分なのでスクロースでは無いためです。

はなはなそうるはなはなそうる 2014/03/14 21:04 つい4日前に砂糖は麻薬と言われました。どうやら某健康食品を勧める時にツカウようです。その場の空気、洗脳されてましたね…(笑)食育については善行とされるので反すると人でなしのような扱い受けました。でもその健康食品の成分自雑草レベル(笑)ちょっと調べればわかることなのになぜ疑問を抱かないのか…とても参考になりました。ありがとうございました!

青い猫青い猫 2014/03/22 02:14 なんでも過剰摂取すれば毒だし、少量なら問題無いですよね。砂糖依存症でイライラするのは、医者があまり気に留めない低血糖(血糖値の乱高下)の症状の一つであるとは思います。
教育マンガはヒステリックでつまらないのが特徴で、その馬鹿さ加減がむしろ面白い。

カイカイ 2014/04/15 04:04 とりすぎな程はとってないのに、ほとんどの症状が当てはまるので、恐らく関係してますね。自分は偶然に某動画サイトで知りましたがまた参考になりました!

oioioioi 2016/05/08 12:47 こういう怪しげな医師の監修本を見かけるといつも思う。
医師免許は1年毎の更新制にすべきだよねー。

nanashinanashi 2017/05/14 15:48 半年に一度でもいいくらいでは?

2013-09-02

「ニワトリって錬金術師なの?」とある医師の元素転換

| 20:31 | 「ニワトリって錬金術師なの?」とある医師の元素転換 - とらねこ日誌 を含むブックマーク 「ニワトリって錬金術師なの?」とある医師の元素転換 - とらねこ日誌 のブックマークコメント

布施純郎さんという医師の方がツイッターで発言した内容が最近よくTLに流れてくる。

天然のビタミンCと合成のアスコルビン酸は全く別であるとか、グルタミン酸ナトリウムは甘みを呈する物質であるなど色々と興味深い内容の発言が多い。

微生物で元素転換?

最近は、微生物による放射能除洗関連で元素転換がおこると述べたところ*1、について、そんな事は起こらないとの反論があり、原素転換*2が起こることについて徐々に認められつつある*3と、再反論を行っている。

その論拠として示した例が、どらねこにとってとても馴染みのあったもので、思わず「ギョッ」としてしまったのだった。


https://twitter.com/Drponchi/status/374478191110262784より

@tasketss こういう実験が明らかになりつつあります。「ニワトリにカルシウムを全く与えないと、殻のない卵を産むようになったが、カルシウムは遮断したままカリウムを与えると、カルシウムの殻に包まれた卵を産むようになった。ニワトリの体内で原子核融合が行われている。」

■無双原理

この「」で囲まれた部分は、どらねこが再三にわたり批判してきたマクロビオティックをうみだした桜沢如一氏の著作に酷似したエピソードを見ることができる。

桜沢如一著 無双原理・易 p198より

その実例(一)カルシューム不足のため、カラのない卵しか生まなくなり、ノイローゼになったニワトリに、雲母を少し与えるとニワトリは生まれて初めてお目にかかつた雲母をまたたく間にたべつくし、二十四時間後には立派に固い殻のある卵を生む。ニワトリの血液が原子転換能力をもつている証拠である。雲母の主成分たるKやCaに転換したのである。

これは桜沢氏が世紀の大発見として非常にプッシュしたルイ・ケルブラン氏の生体内元素転換エピソードの一つであるが、ケルブラン氏の業績を日本語に翻訳したのもまた桜沢氏である。

彼の主張が本当であれば、エネルギー問題や資源の問題など全て解決する物理学の根底を揺るがす大発見であるが、その報告から数十年経った今でも、まともに再現された事もなく、一部界隈で散発的に話題になるぐらいである。しかしながら、「明らかになりつつある」*4としつつも数十年ぐらい前に既出の例を持ち出してくると謂うのも少し寂しい話ではある。

これについては、拙エントリトンデモ化学方程式の謎で言及しているので興味のある方は参考にして欲しい。

一般論ではあるが、常識をぶち壊すような驚くべき発言については、発言者にソースを求める事が大事であるし、そのソースが何処から持ちだされたものかも吟味する必要があるだろう。もし、それが十分に検証できないような場合には、常識と外れているものほどそのまま信用せずに判断を保留*5することが大事になるとどらねこは思うのです。

これも一般論だが商売の鉄則は、早く早くと急かせたりするところにあるのだから・・・

*1https://twitter.com/Drponchi/status/374465194946097153

*2:元素か原子と思うが氏のツイートではこう表記

*3:こちら参照https://twitter.com/Drponchi/status/374477426971000833

*4:ソースは船瀬さんだから、自分が確認したわけでは無いと述べるかも知れないが

*5:例えば、誰かからきいたエピソードとして、それが誤りであると指摘された場合、自分の発言じゃないからと述べるのは自由であるが、誤りである事が分かったのなら、そうした誤りが多い人の発言を信用しなくなる若しくは周囲に広めなくなると謂うのが誠実な態度と謂えるでしょう。そうした慎重さは情報の発信受信者双方に求められるものなのですね

mimonmimon 2013/09/02 22:15 カリウムがカルシウムになるのは、さほど珍しいことではありません。
ただし、元のカリウムが放射性40Kの場合で、大半がβ-崩壊を起こして40Caになるという意味です。
半減期は12億年ほどだそうです。

doramaodoramao 2013/09/03 20:42 崩壊せぬなら崩壊するまで待とうニワトリ・・・
長いきなことですね。

2013-08-15

カット野菜は便利だけどダメなの?と葛藤しなくてよいワケ

| 13:21 | カット野菜は便利だけどダメなの?と葛藤しなくてよいワケ - とらねこ日誌 を含むブックマーク カット野菜は便利だけどダメなの?と葛藤しなくてよいワケ - とらねこ日誌 のブックマークコメント

※8月15日16:15追記。栄養素が残る事を客観的に示していないと、ツイッターなどで意見がみられましたので、気になる方は追加したこの脚注*1を参照して下さい。



「It Mama」というウェブサイトに掲載されている

野菜不足を感じても「カット野菜」だけはやめた方がいい理由

という記事を読んだ。


記事より

フードプロデューサーの南清貴さんは、著書『じつは体に悪い19の食習慣』で「カット野菜は、もはや野菜にあらず!(中略)たとえ野菜不足のときでも、私は食べない方がいいと断言します」と主張しています。

南さんのプロフィールはご自身のウェブサイトに掲載されております。

最新の栄養学を徹底的に学んだそうですが、どこでどのように学んだのかは気になるところではあります。


■どうして食べない方が良いの?

南さんがカット野菜は食べない方が良いとする理由はどのようなものなのでしょうか。


記事より

南さんが「カット野菜は野菜不足のときでも食べない方がマシ」と言う理由。それは、“薬品漬けで栄養がちゃんと摂れないから”だそうです。


「カット野菜は、野菜を切った後、次亜鉛素酸ナトリウムという消毒液やプールの消毒液に使う塩素水に何度も繰り返し漬けて殺菌しますにおいを嗅いだだけで、食べたら危ないとわかるはずですが、そのにおいを消すために、何度も水で洗浄します。



野菜に含まれている栄養素は水溶性のものが多いですから、殺菌剤液に浸けたり洗浄したりする間に流れ出てしまい、ほとんど何も残っていません。あえて言えば食物繊維くらいでしょうか。そんな野菜を、お金を払ってまで食べる意味があるでしょうか?」

なるほど、栄養素が殺菌やすすぎの間に流れ出てしまって、野菜からの栄養摂取を期待して食べてもそれは無意味だよ、という主張のようです。

まず気になるのは「薬品漬け」という表現ですが、この作業は生で食べる野菜による食中毒(特に腸管出血性大腸菌によるもの)を予防するために必要な操作です。そして、その方法は安全性にも配慮され基準がつくられているものであり、身体への影響を消費者が心配する必要はありません。寧ろ、採れたて野菜の汚れをはたいてそのまま食べる方が明らかに危険な行為と謂えるでしょう。それに対して「薬品漬け」という食品に対する言葉としては負のイメージを与えるような表現は、印象操作と謂われても仕方が無いでしょう。

また、食中毒の原因となる微生物が付着している食べものは大抵の場合、臭いも味にも影響を与えないため、外観からその安全性を判断することはできません。臭いを嗅ぐだけで危険という文言については、実際は逆の事もある事は知っておいて良いでしょう。


■本当に栄養素はほとんど残っていないの?

このような主張をするためには根拠を示して・・・となるのですが、記事中にはそれがありません。引用元にはあるのかもしれませんが、その根拠の提示を待つまでも無く、そんな事はありませんと謂ってしまって良いでしょう。

今回は簡単にその理由を説明しましょう。


【野菜の栄養素は水溶性のものばかりではない】


ビタミンAやビタミンKなどは野菜から補給が期待できる重要なビタミンですが、これらは脂溶性成分です。


【ある程度は栄養素が残っている】


カット野菜を食べてみれば分かるのですが、確かに水っぽさは感じてしまいます。つぶれた切り口から細胞内の栄養が流れ出ますし、浸しておいた水が細胞内に入り込みます。これにより、それぞれの栄養素は損耗してそのままの野菜よりは少なくなると謂うのはその通りです。

ですが、ほとんど流れてしまうかというとそんな事はありません。その証拠に、カット野菜であっても噛みしめればちゃんと味がするはずです。味がすると謂う事は、味の元となる栄養素(食品成分)が味覚で感じられるほどちゃんと残っているという証拠なのです。

カット野菜がぱりぱりしていると謂う事は、野菜の細胞がちゃんと生きている証拠です。生きている細胞を水に浸しても、細胞が崩れていなければ栄養素がほとんど流出してしまうなんて事はほとんどありえないんですね。


■あくまで代用品として

カット野菜でもある程度は野菜としての栄養摂取を期待できます。安心して食べて下さいね。

とはいえ、厭くまで仕事が忙しくて調理時間を確保できない人や、出先でも生野菜を食べたいという場合の代替的なものである、そうした認識はもっていただきたいと思います。

時間のとれるときは、美味しそうな野菜を選んで、新鮮なウチに調理して楽しんでもらえればと思います。

*1:この記事は化学的に考えて、あ〜そりゃそうだ、と納得していただけるように簡潔に反論するというテーマにして書いたものですが、思った以上に注目されましたので、一つだけソースを示す事にします。女子栄養大学出版部刊調理のためのベーシックデータ第4版p90および91より。生で5分間水さらししたときの人参(千切り)ビタミンC残存率70%、千切りキャベツを冷蔵保存した場合(5℃)のビタミンC残存率、2日後89%。条件は違うものの、流出しやすい水溶性ビタミンですら簡単には抜けきらないことが分かります。コチラの本は市販されてますので別の調理による損耗なども参照できると思います。また論文については、ブックマークコメントで示していただいたhttp://ci.nii.ac.jp/naid/110001171858/を参照すると良いと思います。

いちのせいちのせ 2013/08/15 15:57 市販食品のどうのこうのより、ビタミンCが豊富な食材はたんぱく質が少なくて、たんぱく質が豊富な食材はビタミンCが少ないという、相反した特徴をよくココロした方が栄養バランスはとれると思うのだけどね。ま、ビタミンCが不足した野菜を食べるのは、実に無駄が多くなるとは思うけど・・・。で、米のように、糖質多目で一応たんぱく質もそれなりにあるっていうのを主食にするっていうのも、バランスを摂るのを難しくしているかも。

aa 2013/08/15 21:40 カット野菜と生の野菜カットし、同じように空気に晒しておくと痛みやすい方は矢張り生の野菜ですよね。カット野菜は薬品や保存料のおかげでいつまでもシャキっとしてる。
この事実だけでカット野菜を食べる理由は見当たりません。
多少手間でもお店で生野菜を買ってきてそれを新鮮なまま調理した方が身体の為になりますね。
カット野菜の接種は野菜ジュースを飲んで野菜を摂った気になってしまうのと同じだと思います。

通りすがり通りすがり 2013/08/15 22:29 新鮮な野菜にギョウ虫がいたら病気になるだろ。新鮮な野菜より処理されたカット野菜の方が病気になる確率は低い。
さらに安全を求めるなら、火を通しましょう

よく読もうよく読もう 2013/08/15 22:56 >>aさん

>とはいえ、厭くまで仕事が忙しくて調理時間を確保できない人や、
>出先でも生野菜を食べたいという場合の代替的なものである、
>そうした認識はもっていただきたいと思います。


あなたにはその必要性がないだけで、食べる理由が見当たる人もいるのです。

いちのせいちのせ 2013/08/16 05:40 栄養のバランスさえとれれば、どんな食べ方をしてもいいはずなんだけど。保存処理とか、添加物とかに、意識集中して、それを理由に、食べないとかいっておいて、肝心な栄養バランスまで崩れるなら意味がない。あと、都会なら、自動車の排気ガスを吸って生活しているわけだし、だからこそ、食品の毒性や不合理性を気にするんだというのもおかしい。だいたい、食べて、心おだやか、元気はつらつでがんばれるなら、なんでもありでしょ。個人の体は、遺伝子もみんな違うのだから、食べ方も違う、みんな共通な食べ方をめざすのも、ぞっとするほどおかしいよね。

いちのせいちのせ 2013/08/16 05:44 そもそも、あれは毒だ、これは悪だというなら、ネットそのものが一番、悪だよねw。とくに、オレのコメントも毒にしかならんと思うよ。どこの誰だかわからないわけだし。無保証だし。で、商売の方は、無責任商法はできないように法律でしばってあるんだから。販売会社をみて決めるでいいんじゃないの?

doramaodoramao 2013/08/16 08:00 >いちのせさん
そうですね、個々人がツール(など)をどう用いるのか、という問題だと思います。
有益なものとして利用できるか否かは自分たちの運用次第という。

RomaRoma 2013/08/19 19:53 >カット野菜は薬品や保存料のおかげでいつまでもシャキっとしてる。

これ、本当ですか?
今日の帰りにコンビニで見てきた限りでは、カット野菜、ドレッシングや調理済みのもの(ポテトサラダとか)がついていないサラダの場合、原材料に保存料は書いてなかったです。書かなくて良い抜け道でもあるんでしょうか?

doramaodoramao 2013/08/19 20:29 表示についてはこうしたルールがあります。
http://www.caa.go.jp/jas/hyoji/pdf/0717_1qa.pdf
問17が参考になります。
鮮度が維持される理由については、薬品処理というよりも、包装内にある気体の種類や温度、殺菌することで細菌等による分解が抑えられる事など様々な要因が関係します。
次の資料も参考になるでしょう。
http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/syokuhinyou/5-1-1.pdf
好みの問題や味の問題などもありますが、鮮度や安全性の確保に対する取り組みについてはかなり気を配っていると考えられます。

takasakikentaroutakasakikentarou 2014/06/03 14:24 いまさらな書き込みですが、たまたま流れ着いたので。
薬品が有害なら、水泳選手はみんなとっくに病気になっている。
でもそんなことはない。むしろ消毒しないほうが有害だからやっぱり次亜塩素酸ナトリウム等を使う。
カット野菜に保存料が使われているなんてデマもいいとこ。そんなこと言う人はコンビニやスーパーに訴えられるといい。

うちはうちは 2015/03/25 08:46 共働きで小さい子供も複数いて大変なので、カット野菜はよく買っていました。
でも正直、そんな殺菌剤まみれの野菜なら子供にあげたくはありません。
今後は5分余分に手間がかかっても普通の野菜を買おうと思います。

皇帝くん皇帝くん 2015/04/04 01:58 ↑そして食中毒で死ぬのであった

うーすけうーすけ 2015/07/01 12:31 カット野菜便利ですよね。
僕は一人暮らしなのでほぼ毎日カット野菜食べてます。食べたいもの食べてってゆー生活してますが、体はいたって健康で肌年齢や内臓の年齢は実年齢より5歳以上下ですねー。ちなみに20代後半です。
なんか健康!健康って謳ってる奴ほど見た目不健康そうですよね。笑
ようは適度な食事と運動じゃないかなーって!運動だけは欠かさずやってます。

RIMRIM 2015/10/27 19:33 >>ようは適度な食事と運動じゃないかなーって!
おっしゃる通りですね。私もそう思います。
それに、極端な話しだけど無添加自然派にこだわるオーガニック信者やマクロビ信者の方々って大体心の方は病んでますしね…

さくらさくら 2015/11/05 01:40 >>大体心の方は病んでますしね…
病んでるのは心じゃなくて頭の方じゃないかと思ってみたり・・・
そうでなければ自説にそこまでこだわる理由がわかりませんもの。

ぽっきーぽっきー 2016/03/27 08:02 適度系の言い分って正しそうな気がしちゃいますね
タバコも酒も適度にやった方がいいんだよー!って言う人もいっぱいいるしw
俺こそ適度だ!アピールにはもううんざり

ぽっきーぽっきー 2016/03/27 08:02 適度系の言い分って正しそうな気がしちゃいますね
タバコも酒も適度にやった方がいいんだよー!って言う人もいっぱいいるしw
俺こそ適度だ!アピールにはもううんざり

ぽっきーぽっきー 2016/03/27 08:12 まーって言っても人間の寿命なんてそんな変わらないからな
突然死ぬ人は DNA的なやつでしょう

GG 2016/10/15 00:58 >>ぽっきー

正しそうな気がしちゃう のでなく、正しいのだよ
それが適度ってものだ

自分の考えもさらさずに人に因縁つけて喜ぶお子ちゃまにはもううんざり。

GG 2016/10/15 00:58 >>ぽっきー

正しそうな気がしちゃう のでなく、正しいのだよ
それが適度ってものだ

自分の考えもさらさずに人に因縁つけて喜ぶお子ちゃまにはもううんざり。

 2016/11/07 12:34 匂いで駄目と分かる、なんていう努力も積み重ねも何もない「アタクシの鋭い勘」が栄養学とか名乗っちゃって記事まで書けちゃう世の中だから、栄養学のセンセイってのは信用されなくなるんですよ。ほんとに。

日本猿日本猿 2018/04/10 03:23 そもそも生野菜は日本人の体にはあまり適さない可能性が医学論文だかであった気がします

日本は国民監視の概念がなく、平成江戸時代と揶揄される権威主義土人国家のモンキーとして有名です
食品の安全性はガバガバでオーガニックも手に入りにくい

添加物の危険性は科学的にはまるで分かっていないというのが実情です
というか調べられないんですよね論理的にどう考えても
安全という保証もないし、人によって耐性が大きく異なるだろうことも当然に予測されます
そもそも自然の食品であっても豆類などは毒性があることは有名だし、偏った食事なら何を食べてもアウトで食品の安全性なんてものは誰にも分からない

一つ、確かなのは、みんながみんな添加物を礼賛すれば食害のリスクは上昇するでしょうし添加物の危険性は発覚しても隠蔽されるようになるリスクがはねあがるということです
国民監視の元に安全性を疑い食品表示を企業に徹底させるくらいはやるべきですね
民主主義は国民の権力への監視によって成り立つので
まぁこれができないのが日本猿なんですが

安全を個々人の消費者が気にしなくなれば企業は暴走して終わりです
空気に迎合していてはカネミ油症事件のような事態の温床になります
少なくとも知る権利は、確保しなければ
キャリーオーバーで添加物表記を誤魔化す商品には呆れますね
書ききれないならスマホで閲覧できるようにQRコードくらいつけるか、キャリーオーバーによって添加物や原材料の全ては表記していません、と書くべきです

知る権利を奪うのはフェアじゃない

2013-04-15

米飯至上主義の食育アドバイザーを信頼する新市長に心配すること

| 18:42 | 米飯至上主義の食育アドバイザーを信頼する新市長に心配すること - とらねこ日誌 を含むブックマーク 米飯至上主義の食育アドバイザーを信頼する新市長に心配すること - とらねこ日誌 のブックマークコメント

先日の香川県丸亀市長選の結果、梶正治という方が新市長に当選なさったそうです。この方自身については詳しく存じ上げないのですが、この方が考える教育論には、大塚貢さんという方の影響が大きいようなのでちょこっと気になりまして旧ブログどらねこ日誌の記事からピックアップしてみました。

大塚貢さんというのは、長野県内で教育委員長をなさった方で、現在は食育アドバイザーとして活動を行っている人物です。ざっと調べたところ、新市長は大塚さんの著作に影響を受けている様子がうかがえました。

さぬき市議会議員多田雄平さんのブログに3月3日に丸亀市民会館で行われた「丸亀の子どもの未来を考える集い」において、新市長となった梶さんと大塚貢さんによるパネルディスカッションが行われたと書かれております。


さらに、梶正治さんのブログ前・香川県議会議員(丸亀市)梶正治の活動日記でも、大塚さんの名前を見る事ができます。


ブログ記事より引用

長野県で中学の校長をされ、その後真田町の教育長さんを10年間つとめられた大塚貢先生の実践が紹介された本を読みました。

校長として赴任された中学校は生徒数1200名ほどで、廊下をバイクで走り抜ける生徒やバケツ一杯になるほどの吸い殻が毎日校内で集められ、毎日のように誰かしらが犯罪行為を起こしていたそうです。大塚先生が取り組んだことは3つです。先生の授業を面白くすること。給食の材料から添加物をなくし、ご飯と魚と野菜中心の給食に変えたこと。学校内に子どもたちが世話する花壇を作ったこと。この3つです。これで、非行やいじめがなくなり、結果不登校もほぼゼロになったそうです。もちろん成績も上がりました。

この3つは思いつきでやったわけでなく、子どもたちの意見を聞いたり、コンビニの前で調査したり、親に働きかけたりする中で、試行錯誤の末たどり着いた成果であります。

 こうした努力、工夫こそ必要です。学校で日頃から子どもたちに要求している努力や工夫を、果たしてわれわれ大人はやっていると、胸を張れるのかどうか、反省する必要があります。

大塚さんの活動を評価*1していることがうかがえますね。


■大塚貢さんの米飯給食活動とは

大塚さんは以前長野県上田市教育委員会委員長をなさっていた方で、自身が教育の現場に携わっていたときに完全米飯給食を実施し、その成功体験を著書や講演会などで発信していらっしゃいます。検索エンジンで「米飯給食、大塚貢」で検索すればその活動の様子がわかるでしょう。

どらねこは大塚さんの主張がよく分かる文献を引用し、適宜コメントしながら紹介しようと思います。引用文中の強調や体裁の変更はどらねこによるものです。


子どもたちをよみがえらせる 「長野県上田市・前教育委員長の実践 」

対談:大塚貢 (上田市前教育委員長)櫻井よしこ 致知 2008年5月号 より引用

大塚:先ほど櫻井先生がおっしやったように、朝礼で子どもたちが貧血でバタバタ倒れたり、遅刻したり、登校しても保健室にいるので、これはもしかしたら食と関係があるのではないかと思いました。平成4年の頃で、まだ「食育」などという言葉もなかった時代です。


櫻井:私が先生のお話で感動したのは、子どもたちの食の実態を把握するために、朝早くからコンビニエンスストアで“張り込み”をされたと。


大塚: はい。陸上競技大会などの朝は、5時から会場の近くのコンビニエンスストアに車を止めて様子を見てみました。すると母親が車に子どもを乗せてきて、お金を渡して好きなものを買わせているのです。

そういう子どもの日常生活を調べてみると、やはり非行・犯罪を繰り返す、キレる、無気力など、指導に手を焼いたんですね。

たとえ親を呼んで「お宅のお子さんはこういう状況だから指導してもらいたい」と言ったところで、そういう子どもは親の言うことなんて聞きませんよね。大会の日ですらお弁当をつくってくれないのですから、親と子の心の絆は完全に切れてしまって、親はお金をくれる人としか思っていません。


どらねこであれば、食に関係があると疑う前に、家庭での育児放棄や暴力などの虐待、交友関係など別の背景を先に調べてみようと思うところなのですが、大塚さんは違うようです。おそらくなのですが、大塚さんが参考にしている図書に、砂糖や食生活の乱れがキレる子供の原因である、という大沢博さんの著書がある事が関係しているのだと思います。大沢博さんの主張については、科学的根拠に乏しいことを此方の記事で指摘しております。→http://d.hatena.ne.jp/doramao/20121212/1355308178

また、農薬が子供の成長に悪影響を及ぼすという主張*2を信用し、講演会などでもお話しをしていることがよく知られております。さて、続きを見ていきましょう。


櫻井: 母親の愛情弁当を持たせるという概念がないわけですね。


大塚: ないですねえ。また、並行して全校生徒の食の調査もやりましたが、朝食を食べてこない子どもが38%。その子たちもやはり非行や犯罪まがいのことをしたり、いじめなどに加担していたりする。あるいは無気力な生徒が多かったです。


櫻井: 朝食を食べてこないということは、前日の夕食以降、給食までのおそらく16〜18時間はまともな食事を摂れないわけですね。それでは授業に集中できないばかりか、精神的にも不安定になるでしょう。


大塚: ただ、朝食を食べていると答えた生徒にしても、実態はほとんどがパンとハムやウインナ、それと合成保存料や着色料、合成甘味料の入ったジュースです。

そして夜はカレーや焼肉が多かったですね。こういう食事ばかりではカルシウムやミネラル、亜鉛やマグネシウムといった血管を柔らかくしたり、血をきれいにする栄養素はまったく摂取できません。

だから子どもたちの血液がドロドロで、自己コントロールができない体になって、普段は無気力でありながら、突如自分の感情が抑えきれなくなってしまう。いくら「非行を起こすな、いじめるな、勉強を本気でやれ」と言ったところで、体がついていかないのです。


パンとハムとウインナー、カレーや焼き肉・・・、なぜか洋風な料理ばかりがやり玉に挙げられておりますが、どうして問題なのでしょうか? カレーなどは様々な野菜と一緒に煮込む料理ですし、カレーと謂えば定番の牛乳を足せば、かなりバランスの良い食事になるはずです。

また、確かに偏った食事やソフトドリンクの飲み過ぎは問題ですが、それが非行と直接結びつけてしまうのはオカシナ話だといえるでしょう。


【米飯給食の驚くべき効果】

大塚: はい。なるべくお腹にたまる米飯に切り替え、野菜や魚を中心にしたバランスのよい献立の給食にしようと考えました。しかし、先生方からも親からも反対の嵐でしたね。


櫻井: 先生たちはなぜ反対なのでしょうか。

大塚: 結局、先生たちも揚げパンとかレーズンパンのような菓子パン、あるいはソフト麺とか中華麺が好きなんですね。そういうものは一つひとつが袋に入っていて、配膳も楽なのです。米飯は一人ひとりのお弁当箱によそわなければいけないから、手間がかかるんですよ。「国際化社会の時代に米飯に偏るのはおかしい。国際食にすべきだ」とか、いろいろな理由をつけて反対されました。


大塚: はい。鰯の甘露煮とか秋刀魚の蒲焼きとか、非常においしくつくってくれましてね。根気強く試食会を重ねながら、「青魚には血液をきれいにするEPAやDHAが含まれています」と、いかに栄養的に優れているかを教え、まずは先生方を説得し、保護者を説得し、特別授業を設けて生徒たちにも教えていきました。

そうして、赴任した翌年の平成5年からは、週6日のうち5日間を米飯給食に切り替えました。米飯もただの白米ではなく、血液をきれいにし、血管を柔らかくしてくれるGABAが含まれる発芽玄米を10%以上加えたのです。


櫻井: 生徒に変化が表れたのは、切り替えてどのくらいたってからでしたか。


大塚: 7か月後あたりから学校全体が落ち着いてきましたね。

いまでもよく覚えているのが、4月のPTA総会の前に私が1時間ばかり校舎のタバコの吸殻を拾って歩いたところ、スーパーの大きなビニール袋かいっぱいになったのです。それを総会で見せたところ、保護者たちから、「大塚校長が来てから風紀が乱れたんじゃないのか」と言われましたがね。米飯給食を始めてから7か月後には、吸殻が1本もなくなりました。


櫻井: それはすごいことですね。


GABAは血管をきれいに柔らかくしてくれるそうです。ミネラルでも同じ事を仰っておりました。

因みに、GABAこと、γアミノ酪酸にはそのような効果は認められておりません。また、米飯給食に変えて7か月で行動面で効果があらわれたと、両者に因果関係があるように述べておりますが、パン給食群を対象としたデータを示しておりませんので、実際に効果があったのか検証できておりません。どらねこには食以外の他の取り組みが功を奏したように見えるのですが、大塚さんには違って見えるようです。


櫻井: やはり青少年の犯罪と食生活というのは関係があるのでしょうか。


大塚: と思います。私は少年犯罪でも、特に凶悪な犯罪を起こした子どもの学校や町に行って話を聞いているのですが、例えば平成9年の酒鬼薔薇聖斗事件がありましたね。近所の皆さんの話では、お父さんは一流企業に勤めている穏やかな方で、お母さんは非常に教育熱心だったと。肉を食べさせれば元気が出て頑張って勉強するということで、肉を多く与えていたようです、とおっしやっていました。

それから一昨年の6月に奈良の名門・東大寺学園の男の子が母親と弟妹を焼き殺しましたね。成績が下がって、翌日の懇談会に母親に来てほしくないという単純な発想からの凶行でした。両親とも医師で、お母さんは継母だったのです。近所の方の話では、お母さんは子どもとの関係もあり、子どもの好きな肉も多かったようです。それからもう一つ、昨年の5月に会津若松で母親の首を切って、ショルダーバッグに入れてインターネットカフェで遊んでいた高校生がいましたね。彼の地元はコンビニが1軒もない人口2800人の町で、出身中学は全校生徒で25人です。

それで近所の人たちは、「お父さんは穏やかな方で、お母さんは教育熱心だ」と、これは誰もが言いました。私は父方のお祖父さんに会いましたが、「確かに肉が好きで、母親は多く与えていましたね」と言いました。


櫻井: 少年犯罪と食生活の関係を考えさせられますね。


基本的に凶悪事件を起こした犯人について、事件を識っている人に人物像を尋ねれば、大抵は「犯人」という色眼鏡で見た事による偏った評価が返ってくる事を懸念*3しなくてはなりません。

特に最初の二つの事例については近所の人伝聞にすぎません。実際の食生活はどうだったのかを近所の人が詳しく知っていたとは考えにくいですね。

それ以前に、肉の多い食生活であったとしても、青少年の犯罪との因果関係の説明にならない事も申し添えておきます。

これだけ学校を挙げての大きな取り組みであるわけですが、その根拠が単なる本人の確信であるというのは問題であるといえるでしょう。教育委員会というのはいったいどういうところなのでしょうか。周りの人から反対意見は出なかったのでしょうか。


■市長に期待すること

新市長は個人的に大塚貢さんを信用していらっしゃるようですが、上記は厭くまで、大塚貢さんの主張であり、梶市長がそのまま同じような取り組みをなさるとは考えておりませんが、部分的にではあっても、根拠の無い言説が子供の教育や給食などに直接反映しないことをどらねこは願います。信用する大塚さんの意見であっても、それをキチンと各部署の専門家と議論をすすめ、是は是、否は否で対応して頂きたいと思います。

市政に根拠の無い食育や農薬有害論が広まらないことを願いながら記事を終わりにしたいと思います。

*1:というか、かなり懇意にしているかもhttp://www.facebook.com/events/208163209326450/permalink/213160145493423/

*2http://www.ruralnet.or.jp/ouen/meibo/421.htmlなどを参照

*3:犯罪者であるというステロタイプイメージや属性からの推定の割合が大きいことにより生じる対応バイアスなど認知に関係することや、質問者が自身の求める答えを用意して質問してしまうようなワーディングの問題などが心配されます。例えば、「よく食べていた食べものを知りたいと考えているのですが、もしかして肉が好きでありませんでしたか?」という質問であれば、「どんな食べものを食べているのか知っていましたか」という質問に比べて肉が好きであったと答える人の割合は大きいことでしょう。肉類は若い人に比較的人気のある食材であるわけですからね。

ふぃっしゅふぃっしゅ 2013/04/15 20:58 doramaoさん、こんばんは。
この米飯給食と非行の話、先日偶然聞いていたNHKのラジオ深夜便でやっていました。
この大塚貢氏だったのですね。今つながりました!
私のブログの1月24日の記事のコメント欄に書いたのですが、ラジオ深夜便では、医心方を現代訳した人の医療批判と民間療法賛美を放送していたり、ちょっとびっくりです。
こういう話がするっと通ってしまう世の中、どうしたらよいのでしょうね。
繰り返し繰り返し、それは馬鹿な話だといい続けるしかないのかもしれないですねぇ。

まるもったんまるもったん 2013/04/17 12:15 doramaoさんこんにちわ。

一昨日は、改行が抜けてすき間のない文章投稿してすみませんでした。



大塚さんの「食育」におどろきました。

コンビニ食で子どもが荒れるという大塚さんの論法は「かき氷が売れると溺死者が増えたから、かき氷が溺死の原因だ。」というのと同じですよね(笑)
交絡因子「気温が高い」を見過ごすしたらこうなるわけで。


>どらねこであれば、食に関係があると疑う前に、家庭での育児放棄や暴力などの虐待、交友関係など別の背景を


全くその通りだと思いました。


付け足しですが、親の過労とかも交絡因子じゃないかなと思いました。

過労などから親は料理できずコンビニに頼るし、
過労などから、子どもにしつけする余裕がないかもしれません。


親の食事を批判する前に、非行した子の親たちに「何か困っていることはないですか。手助けできることはありませんか。」と手をさしのべる方が教育者としてふさわしい態度ではないかと思います。


暖かい、血の通った教育者が今の時代に必要だと思います。
物事の表面だけを見て断罪するような方に食育を任せたくないと思いました。


ところで、肉を食べると粗暴になるという論法は食養会の典型的パターンですね。戦時中にも食養会は「肉を食べると凶暴になる」と唱えて人種差別に火をつけて国民を混乱させたのに、
また人種差別が繰り返えされるのはいやです。



ふぃっしゅさん


こんにちは。NHK深夜便は、雑誌でも販売されているのでたまに
目次を見ます。僕も偏った内容だと思いました。


テレビ・ラジオ等のメディアについては視聴率等が重視されることから読者の投稿が放映内容に反映されやすいと聞きました。

多くの読者が「疑似科学はもう飽きた。科学的な教育を受けた専門家のお話が聞きたい」とはがきやメールを送るのはどうでしょうか。僕もはがきを出してみます。


一人一人の力は小さいけど
大勢から手紙が来たら、放送作家も考え直してくれるのではと期待しています。

doramaodoramao 2013/04/17 15:44 >ふぃっしゅさん
NHKもNHK学園(でしたっけ?)などでマクロビ講座なども入れてくれちゃっているのですが、ラジオでも変な言説が紛れ込んでいるとは知りませんでした。
医原病だとか、昔は天国であったかのような脳天気な話が受け入れられるような素地があるから、そうした話が無くならないのだろうと思います。
未だに新聞などではたらい回しとか、因果関係なさそうな予防接種後の死亡を大々的に採り上げている状況ではしょうが無いのかも知れません。
地道に自分のできる事は行っていこうかと思いますので、ブログは細々と続けていくつもりですよ。

doramaodoramao 2013/04/17 15:58 >まるもったんさん
いえいえ、コメント欄の扱いにくさは仕様なので、全く気になさらないで下さい。
大塚氏の主張は、大学生の研究を始める前に気をつけたい事の練習問題によさそうな感じですね。
何か新しいことを主張する場合、主張する側が最低限しめさなければならない根拠というものについても示唆を与えてくれる無いようだと思います。
・・・引用・・・
付け足しですが、親の過労とかも交絡因子じゃないかなと思いました。
・・・ここまで・・・
コレについてですが全く同感で、こうした影響を無視して食事ばかりに原因を求めるような本を栄養士教育に携わる先生が出していたりして、食育というのは本当にダメだなぁと思ったことがあります。
記事にしておりますので、良かったら読んでやって下さい。
→http://d.hatena.ne.jp/doramao/20121222/1356147862

まるもったんまるもったん 2013/04/19 12:25 doramaoさん


ありがとうございます。


>練習問題によさそうな感じですね。

そうですね。できれば高校生の科学や統計の授業の発展授業などで、因果関係の扱い方などについて学習時間を設けてほしいものです。


>コレについてですが全く同感で、こうした影響を無視して食事ばかりに原因を求めるような本


あの有名な、香川先生が残念な本を。

関連してふと思い出したんですが、栄養学学んだにも関わらず、突飛な説に染まる人が特に高齢者に散見されます。

どうして180度変化してしまうんだろうと気になってます。


僕が今真っ先に思い出したのが故川島四郎先生なんですが。(若い頃は食養批判の中心人物で、晩年に食養信奉者に変化した方です。)

doramaodoramao 2013/04/20 09:25 川島さんの名前がでてくるとは、色々とお詳しいですね。
私に変わって書いて頂ければと思うぐらいです。



高齢になるとの件ですが、年齢とともに、自身の思いが入ってくる割合が大きくなるから、というようなものと、権力や立場が強くなることで諫めてくれる他者がいなくなるためが大きいのかなぁと思いますね。
だって、若手が突飛な事を述べても相手にして貰えないことが多いですからね。

まるもったんまるもったん 2013/04/23 12:13 doramaoさん

返事ありがとうございます。説明していただいて腑に落ちました。


なんでこんな質問したかというと、たまたま、松崎俊久先生の「沖縄発 爽やか長寿の秘訣」を最近読んだからです。

棡原村の短命説や、川島氏、西丸震也氏、萩原弘道氏らが批判されてたので、調べたら、もともとは権威の方々ばかりで、ぎょっとしたので尋ねました。


もしもまだ未読でしたらこの本、おすすめです。


あとは「病気にならない生き方」のあの先生も医師から晩年に食養に移行した方で、脳裏にありました。



その他の知識はそんなに沢山ある訳じゃないので
これからもdoramaoさんのブログで勉強させてもらいます。

doramaodoramao 2013/04/27 08:23 松崎さんの本は未読ですね。メモしておきます。
「病気にならない生き方」については、多くの方に影響を与えた点ではピカイチでしょうね。
あれを切っ掛けにそういった食事健康法に目覚めた方もいらっしゃると思います。
あと、あの本のせいで、日本人の腸が長いという話にも信憑性を持たせてしまったのかなぁと思っております。

NyankochanNyankochan 2013/07/26 17:23 適切な比較対照群の設定や、ダブルブラインドテストの実施を避けている研究にありがちな落とし穴ですね。
複数の要因や誘因の可能性が検証されることなく、提唱者の我田引水で見せかけの因果関係がでっち上げられ、権威に助けられて一人歩きを始める。

分野が違いますが、6月に京大が発表した10ヶ月児の同情的態度についての研究にも同様の傾向を感じました。
解釈についての議論は多いけど、それ以前に実験手順に隙がある気がします。「算数ができる犬や馬」と同じオチだったりして。

doramaodoramao 2013/07/29 07:58 これを本気で調査しようと思うと膨大な手間と予算が必要になると思いますので、お手軽に・・・となるのでしょうが、そもそもの調査以前に思い込みが先行しすぎていて研究の体をなしていないんですよね。
ですが、何となくやっぱりと思う人がいて採り上げられるものだから頭が痛いです。

kanauchikanauchi 2015/10/19 18:31 何と申し上げたらよいか。異論反論は沢山あります。しかし、私の実際の体験から言っても、大塚さんの主張は間違った方向ではないと実感しています。検証するのが一番良いのです。シンプルなことです。癌になるには、急激にはなりません。真綿手頸を締めるようにジワジワと健康な細胞が癌細胞へと変体してゆきます。それは時間を掛けて。例えば、風邪をひきやすいとか、もらい物ができやすいとか、これらは自分の体からのサインです。で、ここで、薬に頼りすぎず、食の改善をしてみるのです。日本古来からの伝統食を取り入れ、一つでいいので、現代食を取り外してみるのです。食の改善をすると一挙には変わりません。しかし、確実に体調がと言ったらよいのか体質といったらよいのかが変わります。ご自身の身体で体験されるのが一番です。

2013-02-12

きのこでうつ

| 16:02 | きのこでうつ - とらねこ日誌 を含むブックマーク きのこでうつ - とらねこ日誌 のブックマークコメント

(この記事はどらねこ日誌2009年4月25日掲載分に加筆・修正したものです)

■どらねこの野望

Doubletのちょっとピンボケという、知的好奇心を満たしてくれる素晴らしいブログ*1に、『バナナで釘を打つのに最適な温度』という記事があります。昔懐かしモービルオイルのCMで、「−40℃の世界ではバナナで釘がうてるのだよ」みたいな事を言っていた例のアレを実証してみせるという内容です。しかも至適温度がCMで述べたとおりの−40℃であることも突き止めております。たいへんお見事です。

このエピソードに痛く(誤字ではなく)感動してしまったどらねこは、その日以来ある野望を胸に抱き続けておりました。

「きのこで釘を打つ!!」

題して、「カチンコチンのきのこで釘が打てるのか?」をお送りいたします


■キノコ登場

実験サンプルは3種類*2、きのこ界から選ばれし勇者でございます。

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とっても冷たい冷凍庫*3に入れてあげます。写真の通り、−80℃です。あ、誰だかの顔が写ってしまっておりますが見なかったことにしてください。

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エントリーナンバー1・・・『エノキダケ』

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冷凍庫から出したところ、ちょっと触っただけでぽろぽろ崩れます。早くも嫌な予感がして参りました。


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予想通りというか、なんというか、これぞ、まさしく「脆くも崩れ去りました」というヤツです。ご冥福をお祈りいたします・・・って、予想通りの咬ませ犬じゃないか!あやまれ、えのきさんにあやまれ!!




エントリーナンバー2・・・『しいたけ』

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日本きのこ界の誇るスーパースターの登場です。果たして、エノキタケの無念を晴らすことができるのでしょうか。


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「ボフっボフっ!!」

多孔質の彼には釘を打ち付けるほどの重量と硬度が絶対的に不足しておりました。無念の表情をみせる、しいたけさん。味噌汁の具としてよみがえってくれることでしょう。




エントリーナンバー3・・・『エリンギ』

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誰がどう見ても本命は此奴です。他の2名様申し訳ございませんでした。


f:id:doramao:20130212155926j:image:w575

重量級ならでは破壊力、緻密な肉質は釘をものともしません。このように表面は少しずつ崩れてしまいますが、見事に釘を打ち込むことに成功しました。


■結論

「−80℃の世界ではきのこ(によっては)で釘が打てるんです」


恐るべし、−80℃の世界。わるい子も絶対にマネしないでね。

*1:最近は美しい鉱物写真を紹介する結晶美術館https://sites.google.com/site/fluordoublet/の館主としてのご活躍中です。

*2:実はもう一つ、コフキサルノコシカケも用意していたが、冷凍するまでも無く深く釘を打ち込むことができたため除外となった

*3:メタノールのバスで冷やせば簡単なのですが、バラバラになったエノキタケの回収が大変そうなのでやめました