Hatena::ブログ(Diary)

とらねこ日誌

 ただのネコですが、連絡が必要な場合は→へどうぞsherbetapple@yahoo.co.jp(@を半角小文字になおしてご使用下さい)

2016-07-12

「各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと」

| 16:42 | 「各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと」 - とらねこ日誌 を含むブックマーク 「各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと」 - とらねこ日誌 のブックマークコメント

どらも執筆に参加した本が7月25日に発売となります。

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https://www.amazon.co.jp/gp/product/4895958981

こんな豪華な名前にどらが混じっていていいの?なんて気持ちにもなりますが、編集の方がいいのだとおっしゃってくれたのでどうどうと紹介いたします。

校正用の原稿で読ませていただきましたが、とても良い本です。子供のためだけでなく大人にとっても役に立つような項目もありますので、ぜひ手にとっていただければと思います。

個人的には第4章の「教育」がオススメです。どらの項目はブログ読者様には予想がつくと思いますが、「砂糖」、「玄米」、「マーガリン」です。これも畝山さんが書けばよかったのでは?というのはいってはいけません。


■目次


第1章 育児

自然分娩が一番いいの?

母乳じゃないとダメ?

体罰って必要でしょうか?

ホメオパシーをすすめられました

紙オムツやナプキンは有害?

コラム1:保育の安全

第2章 医学

薬は飲ませないほうがいい?

ワクチンは毒だと聞きました

フッ素って危ないの?

発達障害はニセの病名?

整体カイロプラクティックは必要?

コラム2:日常生活での子どもの事故

第3章 食

砂糖や牛乳はよくないの?

玄米菜食が一番いいって本当?

マーガリンはプラスチック?

残留農薬が気になります

食品添加物は危険なもの?

コラム3:国産と外国産の安全性

第4章 教育

「誕生学」でいのちの大切さがわかる?

「2分の1成人式」は素晴らしい?

江戸しぐさを学ぶみたいですが…

親学」ってなんでしょうか?

水からの伝言」って本当?

コラム4:数字で語る学校のリスク

番外編

放射能って大丈夫なの?

EMって環境にも体にもいい?

発売はもう少し先ですが、感想をいただけるととても嬉しいです。

みなさまよろしくおねがいしますね。

itohitoh 2016/07/21 00:52 ついさっき、Amazon.co.jpで予約注文してきました。
今から読むのが楽しみです。

doramaodoramao 2016/07/24 23:21 ありがとうございます。
いよいよ明日発売ですが、率直な感想をいただけると嬉しいです。

養生サバイバー養生サバイバー 2016/09/16 04:03 マーガリンはプラスチック?で<油というものはもともとカビたり腐ったりしません。>とありますが、古い灯油を使ったら石油ストーブが故障やしばらく単車を使わないとガソリンが腐るというのは水分のせいなのですね。http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen206.html

2015-04-09

スクリーニング

| 13:09 |  スクリーニング - とらねこ日誌 を含むブックマーク  スクリーニング - とらねこ日誌 のブックマークコメント

この記事は旧ブログどらねこ日誌に2009年4月28日掲載した記事を体裁を整えほぼそのまま転載したものです。

最近さっぱり更新していないくせになぜ今頃?と疑問に思われそうですが、言及先の人が最近牛乳有害論の本を出したそうなので、こういう人ですよと紹介するための再掲でした。表現等稚拙なところもあるかと思いますがご了承下さい。

■佐藤章夫さん

この方、牛乳有害論の老舗で牛乳だけでなく現代的生活は体を害するというスタンスで独自の健康情報を配信し続けていらっしゃいます。

貴重などらねこ日誌読者のMAMORUさんから、彼の運営する「生活習慣病を予防する食生活http://www.eps1.comlink.ne.jp/~mayus/index.htmlというwebサイトを斬っていただきたい」というご要望を頂きました。どうやら高糖質食で糖尿病が良くなるという主張もされているようです。当該ページをチラッと見てみましたが、かなりの香ばしさがただよっておりました。さて、どうしたものでしょう。※本記事の引用文は佐藤氏のウェブサイトからのものです。

メタボリックシンドロームを予防する食生活

肉・脂肪の摂取量が多くなるとインスリンの効き目が悪くなって、身体がインスリンの分泌を増やせと要求します。このインスリン分泌の増加によって肥りはじめやがて糖尿病へ。糖質(炭水化物)の摂取量を多くすると、「高炭水化物食」→「インスリンの効き目がよくなる」→「少ないインスリンで心身が活動する」→「インスリンの分泌が少なくなる」→「肥らない」というサイクルが回転してメタボリックシンドローム(内臓肥満症候群)を予防します。もちろん、糖尿病患者の食事は穀物中心の高炭水化物食にすべきです。その証拠をご覧ください。

証拠をご覧下さいとの事です。

早速読み進めてみました・・・が、すぐに頭が痛くなってきてしまいました。面倒くさがり屋のどらねこは既に検証意欲が失われてしまいました。


メタボリックシンドロームを予防する食生活より

http://www.eps1.comlink.ne.jp/~mayus/lifestyle2/metabolic.html

日本人の食生活の基本は古来、「穀物+大豆+野菜(+魚介類)」でした。日本人は、過去1000年以上にわたって、コメをはじめとするデンプン(糖質あるいは炭水化物)が主成分の穀物に支えられてきたのです。

日本人が何世代にもわたって自らの身体で安全性を確認してきた食事が安全な「日本人の食事」です(上図)。この食事に見合うように日本人の身体が変化・適応してきたのです。穀物を中心とするこのような「日本人の食事」を「粗食」と呼ぶ人がいます。この食事はたしかに質素・素朴でありますが、決して粗末な食事ではありません。「日本人の食事」は「素食」(基本的な食事)であって「粗食」ではないことをご承知おきください。この「素食」を続けていればメタボリック症候群にはなりません。

1000年前には何人の祖先がいたか

1000年という時間の長さはなかなか実感できません。そこでつぎのように考えてみましょう。

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私たちひとり1人に2人(2の1乗人)の親がいます(両親)。その母親と父親にもそれぞれ2人の親(祖父母)がいました。すなわち祖父母は4人(2の2乗人)です。その祖父母にもそれぞれ2人の親がいました。曾祖父母は8人(2の3乗人)、曾々祖父母は16人(2の4乗人)になります。ヒトはだいたい30歳位までに子どもをつくりますから1世代を30年としましょう。30年毎に祖先は倍々に増えます。1000年は33世代に相当します。したがって、1000年前には2の33乗人の祖先がいたことになります(約86億人)。1000年間に存在した私たちの祖先は[2の1乗+2の2乗+・・・+2の33乗]人になります(2の34乗-2=172億)(上図)。

日本人の食生活の原型が1000年前に成立したと仮定すれば、この食事は172億人の祖先が食べ続けてきたものです。日本人はこの食事で考え、遊び、働くようにできているのです。この食生活は、明治維新によって西洋文化が導入されても基本的に変わることはありませんでした。それが過去40年という短期間で一変してしまったのです。私たちは、今、172億もの先祖が食べ続けてきたものを捨てて、祖先が全く知らなかったものを食べるようになりました。

172億人が食べてきたそうです。すっごいインパクトですねぇ。

おもわず信じちゃいそうになります・・・ってなるか!!

これを持ち出す時点で、この人は情報を有効的に取り扱えない人であることを宣言しているようなモノです。だから、どらねこは他に書かれたことを批判せずに済むのです。全部デタラメの可能性が高いですからね。あ〜〜良かった。

え、何がおかしいかですって?

算数も満足にできないアホな猫でもわかりますよ。

172億人でも十分おかしいのですが、その一世代前、借りに1030年前を想定してみましょう。先祖さんはさて何人でしょう。

ええと、約354億人でございますね。

たった30年で172億人も増えてしまいました。

この計算をあと2世代もさかのぼれば、過去に存在したであろう人類の数を軽く超えてしまうことでしょう。

この計算には様々な問題点があるのですが、一番の問題点は血縁関係が全く存在しないことが前提になっている事です。分かり易い例を考えてみましょう。

ある人は両親がいとこ同士だったとします。この人の4代前の祖先は何人いるでしょう?

4^4−2^(4−2)=12

 

この場合は両親が非血縁者であった場合の16人より4人少ない12人になります。

昔の日本では生まれた場所で生涯を終える、という生活が当たり前であったと考えられます。その地域に住む人は遠い近いあわせて、皆が親戚同士であった事でしょう。祖先を手繰れば、色々なところで絡まり合った網目になります。だから祖先の数はそのような莫大な数字にはならないのです

さて、あなたは彼の主張を信じられますか?

 

■間違えたくないから

なぜ本題ではなくてここに注目したのかというと、既に検証済の周回遅れの理論やトンデモ解釈ばかりで、一つずつ採り上げるのは面倒な割には益があまり見あたらないからという事なのです。

どらねこはアタマがおかしいので、普通の人だったらしないようなミスを連発します。それでも何とかやっていけるのは、でてきた数値なり、結果なりが妥当なモノかどうかを確認しているからなんです。いや、すごく当たり前のことであらためて語るようなものでは無いのですけれども。大抵の人は行っていると思いますし、俯瞰した後、細かい項目を点検するのですよね。(どらねこは細かいの苦手)

家計簿付けてて、今月の出費は150万円なんて結果になったら、計算ミスを疑うのは当たり前の話ですよね。ところが世の中にはまともな肩書きを持つ人でも出来ない人がいらっしゃる。

普通の人だったら「オイ、オイ」と思うような結果がでてきても普通に採用してしまうところです。トンデモデータをなぜか疑わず、これは誰も知らなかった事実であるようなぶっ飛んだ結論を導き出してしまうのですよね。そういう人はデータを適正に扱えない。だから、論文を引用していても参考にならない。例え、その元論文はしっかりしたモノでもトンデモ解釈を駆使して自分の考えを支持するデータに造り替えてしまう。

常識的理解を覆す理論を提唱している文章を目にしたときにそれがトンデモ解釈か否か判別したいわけですが、元論文に当たろうと思っても、ネット経由では手に入らなかったりすることも多いので、そこまでして検証するに値するモノなのかどうか本文を読んで判断するわけです、論理の導き出し方とか、提出されたデータが常識的な数値なのかどうか・・・そんなに時間もありませんし。

突飛なデータや解釈をまともに採用する人は、理論の裏付けとして採用した引用がトンデモか否か判断できる能力は無いとも考えられるわけで、そんな人の話は参考にする必要もないし、労力を掛けて検証する必要も無いわけです。科学リテラシーはもちろん、高い方が良いのですけれども、そういった知識が無ければ判断できないというものでも無いのです。厳密には切り分けられないのですが、実生活では十分役に立つと思います。どらねこも専門外についてはこんな感じで流し読み、アレ?どうなんだろうと思ったら、キーワードを入れて検索するわけです。

うだうだ書いてきましたが、落とし穴はそこかしこに有るわけで、自分も気をつけなければな、というオハナシでもあったりします。 

少なくとも、こんな人が書いている牛乳有害論の本ですよ、とわかればお金を出して買うのをためらって下さる方がいればと思います。

blaoodyblaoody 2015/04/21 11:53 高糖食が良いのではなくカロリーオフよりは高糖食がよいだけでしょう。

2014年9月17日のネイチャーオンライン版に、人工甘味料が腸内細菌叢に与える影響を研究した論文が発表されています。

人工甘味料が糖尿病の前段階とされる状態を引き起こすという結果です。

他にもマウスが人工甘味料の摂取で血糖値が上がったり(乳酸菌が代謝できるように変異する)そのマウスの腸内細菌を死滅させるとその変化が無くなる(腸内細菌の変化が糖尿病の前段階を引き起こすことを示唆)という論文もありあmす。
高糖食は10害1利で人工甘味料が100害0利といったところしょう。

blaoodyblaoody 2015/04/21 12:01 リンク先を閲覧しましたが、間違っていること・部分的に間違っていること・合っていることが混在しているようです。

ご飯がよいというのは、パンやパスタに比べてです。
パンやパスタは粉を固めたものなので吸収が早く、ご飯は吸収がゆるやか。
吸収が早いと血糖が乱高下しやすくなり、パンを食べる>血糖が急上昇>インシュリンの過剰分泌から血糖の低下>アドレナリンの分泌で血糖を上げる・・・といった事が起きます。

アドレナリンは攻撃性や集中力を高めますが、体内のストックに限りがあります。
食事のたびにアドレナリンが分泌されるとキレやすくなったり必要なときに集中できなくなります。

ですのでご飯のほうがパンやパスタより10倍良い。
ただし炭水化物は制限したほうが良い。

2014-07-13

「ニセ医学に騙されないために」を読みました(書評の名を借りたリンク集)

| 16:25 | 「ニセ医学に騙されないために」を読みました(書評の名を借りたリンク集) - とらねこ日誌 を含むブックマーク 「ニセ医学に騙されないために」を読みました(書評の名を借りたリンク集) - とらねこ日誌 のブックマークコメント

メタモル出版刊行本書評シリーズの最後は予想通りだと思いますがNATROM本です。


小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK

http://d.hatena.ne.jp/doramao/20140608/1402205507

産婦人科医ママの妊娠・出産パーフェクトBOOK

http://d.hatena.ne.jp/doramao/20140625/1403676922


「ニセ医学」に騙されないために-危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!-


■紹介するよりも

当初は前の2冊と同じように書評を書いて皆様にもおすすめですよぉ〜と、しめようとおもっていたのですが、それってあんまり意味がないんじゃないかな? とも思うようになりました。

だって、とらねこ日誌を読んでいる人でNATROMの日記を読んでいないという人はあまりいないでしょうからね。

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というわけで、NATROMさんの事を知っているというのを前提として、気ままに書くこととしました。


■おおまかな内容

第1章現代医療編では、「このクスリは怖いよ」、「キケンがいっぱいだよ!」というような現代医療批判に対し、根拠を示しながら反論をしていきます。

続いて第2章代替医療編では、現代医療編で示したような有害論で不信を与えたところで、代わりにコレをやってみましょうと勧められる事の多い代替医療とはどんなものなのかを解説しております。

第3章健康法編では、個人で出来るような手軽な健康法などのオカシサ、危険性などについて指摘を行います。

本書には専門用語やちょっとした前提知識が求められるような記述や説明もありますが、健康問題などについて興味のある人ならきっと、ネットなどで意味を調べながら理解を深めていけるようなレベルと内容だと思います。


■本だけではもったいない

こうした医学的な内容を含む素材で一般向けに本を書く、というのはとても難しい事と思います。ページ数や表現方法など制約がいっぱいあるからです。用語の説明や問題の背景に文字数を割きたくても無理があり、どこかは削らなければならないでしょう。

なので、本書を手にとって興味を持った方には、この機会にNATROMさんのブログであるNATROMの日記を読み、理解を深めていただくことをオススメしたいと思います。

NATROMの日記は記事数も多いので、どこにどのエントリがあるのか分からないという事もおこりそうですので、本に対応しそうな記事をこの機会に紹介してみようと思います。(あと、一部論文や他サイト、とらねこ日誌の記事も便乗して紛れ込ませました、やめてもの投げないでぇ)


■現代医療編

p12【日本人は薬漬け?】


日本の薬の使用量はケタ違いなのか?

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20120831#p1

医療における顧客満足

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20090522#p1


p18【万能薬は存在する?】

この項目を読んだときに、あるおいしゃさんの名前とアイコンが思い浮かびました!・・・と思ったら後でまた出てきたという。

万能薬は効かない

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20110214#p1


p24【ステロイドは悪魔の薬?】


喘息に対するステロイド治療を否定するホメオパシー

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20090201#p1


p54【ワクチンは有害?】


シートベルトは死亡を防がない?

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20090925#p1

非典型例の恐ろしさ

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20121217#p1

さらばMMRワクチンと自閉症の関係性そして残されたモノ(とらねこ日誌)

http://d.hatena.ne.jp/doramao/20110112/1294753587

だれがとくをするのだろう(とらねこ日誌)

http://d.hatena.ne.jp/doramao/20120322/1332398491


p66【病院での出産は不自然?】


本文p68より

助産所は代替医療と結びついていることも多い。


これはどらねこもホント実感してます。


「非常に感染力の強い方のお産」を扱う助産師

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20120518#p1

信仰と狂気〜吉村医院での幸せなお産

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20070707#p1

吉村医院の哲学

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20100209#p1

出産施設関連統計から助産所での出産などを考える(とらねこ日誌)

http://d.hatena.ne.jp/doramao/20120927/1348740438

ちょい昔の事情(とらねこ日誌)

http://d.hatena.ne.jp/doramao/20090731/1249041209


■代替医療編

p80【ホメオパシーは安全?】


本文p80より

「由緒正しいニセ科学

批判の歴史は数十年とたいへん長いのに未だに・・・というのはたいしたものだとは思いますね。・・・と、思ったら19世紀からでした(笑)


ナイチンゲール曰く、「ホメオパシー療法は根本的な改善をもたらした」

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20090810#p1

ホメオパシー(Skeptic's Wiki)

http://sp-file.qee.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%A5%DB%A5%E1%A5%AA%A5%D1%A5%B7%A1%BC


p90【瀉血でデトックスできる?】

例えば、危険性のある伝統療法などを批判するときに、ついつい、そんなものは何のメリットもないとか、効果を認めたくないという心理状態に陥りがちだとおもうのですが、NATROMさんのいいなぁと思う点は、そうしたものでもかくにん!、検証をおこなうところだと思います。

瀉血なんてやばんよ〜と、どらはいいたくなりますが、肝疾患で鉄が過剰な状態を緩和するためや真性多血症では適応である、というような事をキチンと書いております。また、ブログやツイッターでも指摘された内容については検証している姿を何度も目にしております。



瀉血と降圧(論文)

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/4046500


p120【がんに炭酸水素ナトリウムが効く?】


癌は真菌であり、重炭酸ナトリウムで治療可能だったんだよ!

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20100219#p1

トゥーリオ・シモンチーニのがん治療についてのまとめ(幻影随想)

http://blackshadow.seesaa.net/article/155335894.html

どうして日本は癌大国になってしまったのか?

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20090718


■健康法編

p146【水で体が変わる?】

医師の裁量権の大切さについても言及されておりますが、これを盾にインチキ商売をする人がいれば、本当に卑劣としかいいようがないですよね?


何でも治る超ミネラル水。野島尚武博士が熱い!

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20100708#p1

NATROM氏のツイート

https://twitter.com/NATROM/status/25265647953

NATROM氏のツイート

https://twitter.com/NATROM/status/100483872466280449


p170【米のとぎ汁乳酸菌で健康に?】


p172より

雑菌を含む食べものをとるのは「想定内」なので身体の防御機構も働くが、点眼や吸入はいわば「想定外」なので、より危険である。

消化管を除くと一般に粘膜は感染に対して弱いと考えられますので、そうした部分にどんなものがいるのかわからないものを接触させるのはとても危険なんですね。なので、おそらく起こらない食中毒の文脈で批判するよりもスジが良い話と思います。


とぎ汁で予防に個人的に思うこと(とらねこ日誌)

http://d.hatena.ne.jp/doramao/20110810/1312962833


p196【タバコでは肺がんにならない?】


武田邦彦氏の過去の発言を検証してみる

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20110415#p1

「タバコを吸うとガンになる可能性は3分の1以下になる!」。何が何だか分からないよ!http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20120318#p1

武田邦彦氏によるトンデモ発言まとめ

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/00110510



■とにかくオススメ

やたらと長いエントリとなってしまいましたが、ここまで読んで下さり有り難う御座います。

本当に読んで欲しい人には届かない、というような悩ましさはありますが、既にNATROMの日記を読んでいる人もこの機会に読み直し、本の記述と見比べてみるのも面白いんじゃ無いかと思います。

最終的に判断をするのは個人ではあるけれど、判断をするために必要な情報にたどり着けない事は多いように思います。「○○が効く!」という本ばかりが本屋に並んでいる状況から、こうした本の横に並んでいるような状況にかわれば少しは届く機会も増えるかも知れません。今はまだはまってしまっていない人や、心身共につかれた人を守れるように・・・というのは予防接種の考え方にも似ているんじゃないかな、と思います。なので、この本が売れると良いな、その助けになれば良いな、そう思ってます。

IzumiMihashiIzumiMihashi 2014/07/14 02:55 こんばんは。新生多血症→真性多血症です。

いしづかいしづか 2014/07/14 05:15 病気になると、自分では冷静に判断できなくなるっていう、当たり前のことを無視すぎじゃぁ、ありませんか。なんだか、病気じゃない冷静な人が、病気で混乱している人に、科学は正しいんだから、前もって知ってれば大丈夫って力説しつつ、ごく一部の人は、科学を信じず混乱している人をバカ扱いしたり。伝わらないんじゃないんですよ。人として信頼されていないだけです。信頼されていれば、伝わります。

doramaodoramao 2014/07/14 07:49 >IzumiMihashiさん
ありがとうございます。修正しました。

doramaodoramao 2014/07/14 07:52 >いしづかさん
そうした方に配慮のある本だと私は思いました。
信頼されていれば伝わってしまうので根拠のない善意が怖いのですよね。

はるかはるか 2014/09/02 16:53 doramaoさん、ちょっと前にコメントさせていただいたものです。
マクロビにまつわるドラマが放送され、賛否両論にぎわせています。
24時間テレビで放送された「はなちゃんのみそ汁」です。
原作とも言えるブログ、本もありますが、若年性乳がんの患者さんが初発では抗がん剤治療を受けたものの、再発後に代替療法への傾倒が始まり、またホールフード、マクロビに目覚めていきます。
そして5歳の娘を残して亡くなってしまうのですが、彼女は生前に娘に食べることの大切さを伝え、娘は鰹節を削るところからみそ汁を作り始めるのです。
家族の絆の裏に代替療法、マクロビがひそんでいる?!と書くと意地悪すぎるでしょうか・・・患者さんのブログ、として存在していた時は「自己責任でマクロビを選択した患者さん」で済んでいたと思いますが、ブログをまとめた単行本の出版、ドキュメンタリー、そしてドラマ化と進みました。
ネット上での反応は、代替療法にはまってしまう危うさを指摘する一方で、感動した、号泣した(そして正しい食生活のすばらしさを知った)というようなものも多いです。がん患者さんの中でも「玄米を食べれば・・・」という声が聞かれていて、それによってエビデンスに基づく治療を自ら選択しなくなる患者さんが増えるのでは・・・と知り合いのナースは憂えていました。子どもへのホメオパシーやマクロビと違って、大人の患者さんの場合「本人の選択」になるから、そこも難しいのですが。
また、こちらの原作とも言えるブログを読むと、ある助産師さんの影がちらついています。あからさまなトンデモ医療をしている方では無いようですが、そちら方面への親和性は気になります。

doramaoさん、お時間がありましたらこちらの問題についても多くの人を惑わせない情報を発信していただけたらうれしいです。

はるかはるか 2014/09/02 17:08 doramaoさん、上記の件、既にツイッターでたくさんつぶやいていらっしゃいましたね。自分がツイッターやらないので、見逃していてすみません。

doramaodoramao 2014/09/05 16:07 いえいえ、お気になさらないで下さい。
余裕があれば記事にしたいところなのですが、ツイッターだけで済ませてしまいました。
こうして言及して下さるのはありがたいです。
この場では過去記事としてマクロビ関連カテゴリから、


マクロビオティックは肉食を禁じていない?
http://d.hatena.ne.jp/doramao/20110723/1311387453


繰り返される不幸
http://d.hatena.ne.jp/doramao/20111207/1323244642


を読んで頂ければ・・・と、記事をアップしないかわりにオススメしておきたいと思います。

hayahaya 2014/09/12 00:11 以前のHN忘れてしまいました…
最近、猫を飼い初めまして、初めて獣医のお世話になったのですが…人間界のみならず、動物界の医療の現場でも代替医療?なるものがあるようですね。
設備もすごく整ってて、腕のいいお医者様なんですけど、トリマー兼奥様の方の趣味らしく、バッチフラワーレメディがノミ取り薬と同じようにおすすめで置かれいたのには目が点でした。
ペットも人間と同然に手厚く医療にかかわる時代ですから、藁にもすがる思いにつけこんでるのかな〜と、残念な気分になった次第です。
食事もこだわる方は、1キロ数千円のオーガニックの外国産のフードとか、人間界の縮図です。

doramaodoramao 2014/09/12 08:31 本当にそういうのは多みたいですね。
おっしゃっているような数千円の健康志向フードなどが次々と手渡されていく様子を待合室で目にしていたりします。
また、家から一番近いペットクリニックにはホメオパシーの文字が書いてあったため、少し遠いいところをかかりつけ医にしております。
ほんと困ったモノですね。

2014-06-23

おかしな酵素サプリメント

| 15:04 | おかしな酵素サプリメント - とらねこ日誌 を含むブックマーク おかしな酵素サプリメント - とらねこ日誌 のブックマークコメント

個人的にもうんざりですが、また酵素のデタラメ話の件です。


■でたらめロジック?

先日、ドラッグストアーで買い物をしていて気になったのですが、酵素を名前に冠した食品がやたらとプッシュされていたりました。販促ビデオを流して、目立つような手がきポップもいくつかつけられてて、売れ筋商品なのかなと感じました。

あ〜あ、と思ってスルーをしようしたら、そのあまりの減量効果メカニズムのデタラメさにあきれかえってしまいました。過去エントリで酵素話はある程度掘り下げて説明をしたのでもう十分と思っていたのですが、それ以前のナカミでしたので、ちょっと採り上げてオカシサに言及してみようと思います。


■それ消化吸収をよくしてるだけだから

酵素栄養学はありもしない理論を元にくみ上げられたものですが、今回の酵素減量サプリメントは、実際にはある理屈で、その通りになれば逆に太るんじゃね?というものでした。


説明概要

○○酵素は生きている酵素の力で、体が太る元である糖質や脂肪をみごと分解します。

(映像)炭水化物に酵素を入れてかき混ぜると、しだいに炭水化物がどんどん分解されていることがわかります。

酵素の力で分解してしまうので、高カロリーのものを食べてもこれなら安心です。


何も安心できないし、ソレじゃ。

例えば、デンプンを分解する酵素をつかうと、酵素にもよりますが、α-限界デキストリンやマルトース、グルコースなどが生成します。これらの物質は元のデンプンと同じように体内でエネルギーとして利用できる物質であり、

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というのは誤解だということです。

それ以前に、カプセルや錠剤タイプのサプリメントでは食べた食品と混ざり合う機会も少ないので、酵素が食品に反応する時間もあまりないはずで、色々な意味で効果が期待できないサプリメントだとわかります。

ホント、こんなのばっかりで困ってしまいます。食べた物をチャラにできるなんて話は基本、信じちゃイケナイですよ〜。


■巧妙(?)なのもある

酵素により分解すればチャラ、みたいな同じような理屈のものでも、なんとなく説得力がある巧妙な酵素サプリの宣伝もあります。

酵母の力で糖質を分解! 余分に食べすぎた糖分をお腹の中で酵母が分解します。


ああ、なるほど、酵母か。確かに酵母は糖を分解してアルコール発酵をしますね。しかし、これにも色々と落とし穴があります。一つ目は、サプリメントでとった酵母が生きたまま腸内に到達して作用するのかという問題。もう一つは、酵母が糖質を分解してできるのはアルコールと二酸化炭素であるという問題です。

本当であった場合に問題となるのは後者の方で、食べた糖質が体内でアルコールになればスイーツ(笑)を食べた後には酔っ払ってしまうという大変な事態を招きかねません。また、アルコールにもエネルギーがあり、摂りすぎれば肥満の原因(それも脂肪肝のリスクに!)になるのは変わりありません。

とまあ、あれこれ書きましたが、それらサプリメントを摂っても問題になることがほとんど無いように、謳っているような有用な効果も、それが本当だった場合の危険な作用も実際には起こるようなものではないという事ですね。

そんなものにお金を費やすぐらいでしたらその分をどらねこに回していただきたいものです。


■こちらも参照してね

酵素を食べる事が良いことだ、みたいな話の元は、栄養学的に明かにオカシナ主張である「酵素栄養学」であると考えられますが、これについて詳しい話は、とらねこ日誌の過去記事でも何回か言及しておりますのでどうぞこちらを参照下さい。



食品と酵素

http://d.hatena.ne.jp/doramao/20110306/1299405916

朝の生ジュースは健康に良いって本当?

http://d.hatena.ne.jp/doramao/20120625/1340615700

酵素栄養学ってどこまで正しいの?

http://d.hatena.ne.jp/doramao/20121011/1349947839

その他「謎解き超科学」という本の中でも詳しく解説をしております。


酵素は生命活動に必要不可欠な物質ですが、食べたり飲んだりして摂る必要のあるものではありません。

わんこわんこ 2015/10/04 15:10 新聞や雑誌の広告で酵素をとろうみたいなのがあって、それを医者が書いてたりするから、えぇ?? たんぱく質消化されるじゃん。なんで?と思ってましたが、
あぁ良かった。まちがってませんね。

2013-10-24

謎解き超科学が発売されました

| 23:32 | 謎解き超科学が発売されました - とらねこ日誌 を含むブックマーク 謎解き超科学が発売されました - とらねこ日誌 のブックマークコメント

ついに「謎解き超科学」が発売となりました。どらねこも道良寧子(みちよし ねこ)として、どんな反響があるかしらとドキドキしております。24日の夜現在、都内の大型書店を除くと入手しにくい状況(ネット書店も)にあるようですが、問い合わせをして頂ければ店頭にも並ぶ可能性も増えますので、ニセ科学対策的にも協力頂ければ嬉しいところです。勿論、どらねこの売れて欲しぃ〜という卑しさも含まれております。

まだ手にしていない人がほとんどと思いますが、今回は本の中身にもすこし言及した感想などを書いてみようと思います。


目次や各項目についてはASIOS公式ブログを参照していただければと思います。

http://asios-blog.seesaa.net/article/377956190.html

購入については出版社のページからオンライン書店へのリンクがありますので、よろしくお願いします。

http://www.saiz.co.jp/saizhtml/bookisbn.php?i=4-88392-957-3

ASIOSメンバーによる本の紹介は「『謎解き超科学』でニセ科学に騙されないための足場をつくろう 」という記事を参照して下さい。

http://lets-skeptic.hateblo.jp/entry/2013/10/24/113503


■読んでみての感想

いつものASIOSの謎解き本の色は残しつつ、日常生活との距離の近い疑似科学やニセ科学にもクローズアップした意欲的な一冊であると思いました。各項目については、過去の謎解きシリーズで言及されたものや、ネット上ではすでに検証されているなど、新規性が高いとは謂いがたいものですが、これが一冊の本にまとまって出版されたのは大きな一歩だと、ニセ科学批判(批判)をネット上で行って来た身としては感じております。

この項目は広く読まれて欲しいなぁと思ったものを幾つか挙げてみますとこんな感じでしょうか。

p34 「磁気がコリをほぐす」は本当か?

p68 万能細菌「EM菌」とは?

p225 ホメオパシーで病気は治るか?

これら情報は、どらねこにとって以前から馴染みのあるものですが、普段の生活にも影響を与えかねない身近な問題として多くの方に知ってもらいたいものだからです。

次に、読み物として面白かった項目を挙げてみます。


p96 隕石落下はどれぐらい危険か?

p111 動物の地震予知はあてになるか?

p201 人間は真空中で破裂する?


そのウチ二つが横山さん担当項目でした。文中で気に入ったフレーズをネタバレにならない範囲で引用させてもらいます。


p204より

バラバラになった後でバラバラになる心配をしても仕方がないだろう。

こうしたちょっとシニカルだけど的確な指摘というのはシブくて格好いいのよね。


■みどころ

各項目、その真偽の検証こそが見所なのは当たり前ですが、もう一つ注目して欲しいのが、最後の締めの部分ではないでしょうか?

科学的な手法で根拠を求めて真偽を探る本書ですが、その締めについてはそれぞれの著者の「考え方」や「願望」などが現れてくる面白い部分です。

「ボクはこう思いますが、アナタの価値観に照らしてみるとどうですか?」というように、読者にも考える事を求めたりします。

検証のスタイルについては差はありますが、担当項目をシャッフルしても真相部分はそれぞれ同じような結論が導き出されると思うのですが、締めの部分はきっと大きく違ったものになるように思います。それぞれの項目について、どらねこだったらこうやって締めるなぁ、と想像しながら読んでみると、考えの近い人やそうでない人がいて、これもまた面白く感じました。

例えば、EMや水からの伝言等の締めを見ると、著者の蒲田さんとどらねこは考え方や興味の対象が似ているように感じられました。それとは逆に、サプリメントについて考察された石川さんの記事については、社会と個人の関係性についてその重きの置き方が違うのでは?と思わせてくれるなど、また興味深かったりします。勿論、これはどちらが正しいというような問題ではありません。

検証とそこから導き出される評価は同じなのに、その先に個人の価値観や立場さらには文化的背景(やそれに伴うバイアス)などが対象への関わり方、取り扱い方などについての考えに違いをもたらしているのだろうと考えると面白いしとても楽しく感じられます。優先順位問題などもこうした心理から生まれてくるんでしょうね。


■結論はみんなクロ?

ところで、こうした本は批判の為に疑似科学やニセ科学を集めたのだから、検証する前からクロにきまってるんじゃないの?という風に思われているかも知れません。

基本的には、これはオカシイよね?という意見があるものを選んでいると思うのですが、はじめから全てクロと決めつけるのではなく「実際に検証をしてみて部分的であっても正しいところがあればそれは正しい、結論が不明であれば、不明である事を述べて下さい」という趣旨で原稿を依頼されました。

どらねこはこの事に注意を払い「母乳神話」の項目については特に配慮を行いました。結果的に「クロ」一辺倒では無い検証本というスタンスに貢献できたのでは無いかと思ってます。個人的にもイチオシの項目ですので、是非よんで欲しいと思ってます。


■おわりに

とはいえ、ここまでの書評擬きは内集団贔屓から完全に自由になれないだけでなく、自身の利益も関係するバイアスが心配されるものであります。筆者の一人としては、そうしたバイアスから自由な立場の人からの評価を頂きたいと考えております。

書評や内容や手法についての建設的な言及を頂ければ幸いです。どうぞ宜しくお願いします。



■おまけ

横山雅司さんの記事2つが気に入ってしまったどらねこに、著者からのオススメがありましたので『憧れの「野生動物」飼育読本』を買って読んでみました。

なんと「アライグマ」も言及されているじゃないですか。愛らしい外見とは裏腹に凶暴な彼らの性質と危険性を愉快なイラストとともに紹介しています。

どらねこは【アライグマを『荒威熊』と呼びましょう】委員会会長ですが、この本は委員会の課題図書として水洗推薦したいと思います。

委員会についてはコチラ参照→ http://d.hatena.ne.jp/doramao/20110716/1310801950

個人的には、飼うまでの準備に続き、実際の飼育中に気を配る点など実用的なところを増やしてくれたらなぁと思いましたが、ボリュームもあるから仕方が無いのでしょうね。