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世代論の続き

 昨日、帰りの新幹線で酔っぱらいつつこんなことを書いた。

■[moblog]世代論をぶってみる
世代論ってのは個人のもろもろをすっとばすもので、あまり好きではないけど、hamazoさんのコメントに触発されて、あえてぶってみる。
おっさん世代は、ロードレースが超マイナーな時代にロードレースに魅せられ、人生を捧げた世代。世間の無理解、無関心の中で競技を続け、人によっては苦労してヨーロッパで活動してきた。つまりは苦労人の世代。
若造たちはシャカリキ!世代。テルやユタやエル・コンドルに憧れた多くの才能ある選手がおっさんたちの築いたレールやおっさんたちが導入したトレーニングプログラムに乗って力を伸ばしている。執念とか根性とかもおっさん世代から受け継いでいる。
20代後半はその谷間じゃないかと思うんたけど、どないでっか?
10年後に理解不能なオーバードライブ世代が現れたらいややなぁ。せめてヘルメットはかぶってくれ。

 でこんなコメントが。

hamazo 『なぜ谷間の世代ができたのかが気になりますね。10年後、20年後、今日活躍した若者達が今の谷間世代のようになるのか、オッサン世代のようになるのか、興味深いです。』 (2007/06/24 20:46)
comradekino 『今20台後半の選手ってちょうど就職氷河期だった、とか関係ないですかね。
自転車の道と就職の道と考えて、確実性を選んだんじゃないかと。
学生のうちなら体育会という看板で就職がありますから。
高校生で有望だったら競輪に向かうとか。
確かにヨーロッパ等への遠征環境が整ったのもあると思いますが、学連で強くても普通に就職する選手が多かった気がします。』 (2007/06/25 00:53)
takashi 『はじめまして。ひゅ〜ずさんところから飛んできました。DVDボックスにもなってるNHKのTDFあたりで、ロードレースを知った世代のジュニア世代のアタマが今の20代前半ではないでしょうか。最近はテレビでヨーロッパのレースもLIVEで見られるし、去年の別府、今年の新城、続々と谷間などとならないように強い選手に出てきてほしいものです。』 (2007/06/25 15:26)

 就職難、というか、長引く平成不況との関係はあると思う。平成不況は「社内の帰属意識の醸成とか知名度の向上のために、社員がスポーツをする」という旧来の実業団の仕組み(自転車の世界の実業団ってのは少しおもむきが違っていたけど)が崩壊していった時期で、実業団からクラブチーム(これも自転車の世界とは意味合いが違って、Jリーグbjリーグのような存在のことをここでは想定)への試行錯誤がおこなわれていた過渡期だといえそう。ということはレースを続ける環境や将来の展望が十分ではなかったわけで、そうなると層も薄くなるし、トップのレベルも上がりにくい。ショップベースでも企業でもないようなチーム、たとえばエキップアサダ、マトリクス、キナンCCD、さらにはコムレイド、京都WP、タクリーノとかが出てきた意味は大きいと思う。企業チームでも今や実態はクラブに近づいている。
 テレビ中継については、私個人はいまだにBS導入してなくって、BSの放送がどの程度影響力を与えたかはあまり実感はできないんで、NHKからフジテレビに放送権が移って無料でみられるようになったことの方が影響が大きいんじゃないかとか思う次第。いずれにせよ、それまでほとんど見られなかったレースがテレビで見られるようになった影響は大きいように思う。
 ということで、まとまりはないけど、そんなことっをつらつらと思ったということで。