歴史のなかの天皇 (岩波新書) / 吉田孝

歴史のなかの天皇 (岩波新書)
 律令制のもとでキサキが皇后1人、妃が2人とかの定員があったとか、姓と名字は同じじゃないとか、知らんかった話がちりばめられていておもしろかった。
 読んでいて、皇位継承者が男系でなければならないとする理由の一つがわかった。側室の子供が継承しても問題なしとするために男系というのは必要な理論なわけね。側室制度がなくなり、しかも今後も復活することもなさそうな現状にあっては、その部分に関しては必要性が薄れてくると思うんだが。