「ボトルネック/米沢穂信」

>二年前に死んだ恋人を弔うため東尋坊に来ていた僕は、バランスを
>崩して崖から落ちてしまった……はずだった。が、気づけば見慣れ
>た場所にいた。不可解な想いを胸に自宅へ戻ると、存在しないはず
>の「姉」に出迎えられる。どうやらここは、「僕の産まれなかった
>世界」らしい。新鋭が容赦ない筆致で描く、等身大の「青春」ミス
>テリ。
新潮社サイトより)



パラレルワールドを題材にした作品です。
“違う世界の自分は、こうなってんのかな?”なんて、昔、考えたこと
ありません?
そういう作品です。


ミステリー作家が書いているけど、ミステリーというわけではないかなぁ。
問題(事件)が解決されたわけではないし。


エンディングに好き嫌いが生まれるかもしれません。
でも、作品としては、この終わり方にすることで、成功しているとも思います。


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